山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

2つのシュール・リー 

2020-02-23 14:51:09 | ワイン四方山話

蒼龍葡萄酒(勝沼)には、2つの甲州種のシュール・リー製法のわいんがあります。

シュール・リー製法は、フランス・ミュスカデ地方のワインの製造方法で、山梨ではメルシャンが導入し、各ワイナリーに、製造技術を公開、指導したことで有名です。

第2回日本ワインコンクールで、丸藤葡萄酒のシュール・リー製法ワインが金賞を受賞し、日本のトップソムリエに、山梨のワインのレベルを知らしめた、と言われています。

現在、山梨のワイナリー20社前後(ざっと推測)が、甲州種のシュール・リーを作っていますが、なぜか蒼龍葡萄酒には2種類のシュール・リーがあります。

1つは、トラディショナルリッチテイスト甲州。1760円。

もう一つは、グラン甲州。1430円。

どちらも前面にシュール・リーとは無く、裏ラベルに書いてあります。

多分、1社で2つの甲州シュール・リーワインがあるのは、蒼龍葡萄酒だけではないでしょうか。

その理由は判りませんが、価格が300円違うので、原料の甲州種ぶどうの価値、価格が違うのではないか、と推測します。

この2つのワインは以前から当店では販売していますが、トラディショナルがシュール・リーだったことに先程認識して、あれ、2つある、という話になりました。

2つの存在理由を、いつか聞いてみたいと思います。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#soryu


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする