山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

フジッコワイナリー シャルドネ樽発酵

2017-05-30 12:23:09 | 新商品インプレッション

フジッコワイナリー(勝沼)のシャルドネ樽発酵が入荷。

フジッコワイナリーは、日本ワインコンクール2015で、甲州種辛口部門金賞3つを受賞(金賞ワイン5つのうち3つ)したレベルの高いワイナリー。

シャルドネの樽発酵は、山梨では珍しく、当店では奥野田葡萄酒のシャルドネ以来2本目。

山梨の白ワインは甲州種がほとんどで、シャルドネの単品は貴重です。

生産本数が少ないという事で、フジッコワイナリーのHPには掲載されていません。

樽貯蔵より、樽発酵の方が樽香が強いといいます。

シャルドネは、葡萄風味も強いので、樽とのバランスが難しいですね。

そこがフジッコさんの技の見せどころ。

山梨のシャルドネを是非お楽しみください。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#fujikko


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シャトー酒折 キュベイケガワ 赤白 入荷

2017-05-29 14:46:33 | 新商品インプレッション

シャトー酒折(甲府)の最も高い価格のワイン、キュベイケガワの赤白が入荷です。

イケガワは、池川仁氏のことで、葡萄栽培家で、葡萄栽培集団チームキスヴィンを率いている方。

「畑でワインをつくっている」というほど、醸造用葡萄栽培の卓越した情熱、技術のある方と聞いています。

栽培された葡萄は、シャトー酒折やワイナリーのキスヴィンでワインになります。

シャトー酒折での池川氏のワインの最高値がキュベイケガワです。

赤白とも3600円(税込)

白は、甲州種100%でビンテージは2012年。

甲州種ではかなり瓶熟が長いです。

10カ月の樽熟も経ています。

詳細は裏ラベルに詳しくあります。

赤は2014年のマスカットベイリA。

白同様、樽熟をしていますが、期間の明記はありません。

 http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#sakaori


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蒼龍葡萄酒 契約ワイン 入荷

2017-05-27 13:45:16 | 新商品インプレッション

以前よく売れていた蒼龍葡萄酒(勝沼)の契約ワインが再発売、入荷しました。

甲州種100%の辛口。

契約ワインの契約は、葡萄栽培農家とワイナリーとの契約の事です。

山梨では、葡萄栽培農家がワイナリーに葡萄を持ち込み、ワインにしてもらう文化があります。

昔は全てのワイナリーがしていました。

勝沼では、各地区にワイナリーがあり、農家が持ち込むワイナリーが決まっていたとか。

今でも菱山中央葡萄酒さんや日川中央葡萄酒さんはそのシステムがしっかりあります。

さて、蒼龍葡萄酒の契約ワインは、数年前に原料の甲州種が不足し、終売になりました。

今年から復活です。

写真は裏ラベルではありません。

写真のラベルがすべてです。

一升瓶の白ワインのみの発売、1782円です。

720ml換算では713円です。安いですね。誰でも購入できます。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#soryu

 


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登美の丘 2015 入荷と値上げ

2017-05-26 20:06:52 | 新商品インプレッション

サントリー登美のセカンド、登美の丘の赤2015年が入荷しました。

登美の丘は裏ラベルに葡萄品種が詳しく記されています。

2014年と比べると、

メルロー52%→60%、カベルネソービニヨン20%→17%、カベルネフラン5%→12%、プティベルト23%→11%の構成になっています。

どうでしょうか。

ボルドーの日常ワインレベルでは、カベルネソービニヨンの比率が高いと価格も高くなりますが、日本では、前年のワインと同レベルにすることがまず求められます。

大幅に増えたメルローとカベルネフランの出来が良かったと推測します。

登美の丘は、2013年が日本ワインコンクールで金賞を受賞し、即品切れをしてから、2014年、2015年と熟成期間が少し短い気がします。

価格は1割弱の値上げで、税込4320円になりました。

日本ワインを代表する赤ワインです。


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シャルマンワイン 一升瓶ワイン入荷

2017-05-20 17:07:01 | 新商品インプレッション

山梨県北杜市にある江井ヶ嶋酒造のシャルマンワインの一升瓶が入荷です。

シャルマンの一升瓶は、「山梨のわいん」から「シャルマンワイン」に名称変更になりました。

これは、「山梨」が地理的表示の保護で、山梨のぶどう100%使用などの条件をクリアしないと使えなくなったからです。

シャルマンワインの一升瓶は、輸入ワインがブレンドされているので、山梨は使えません。

シャルマン以外のワイナリーも、表示変更したワイナリーはたくさんあります。

輸入ワインがブレンドされているからといって、味が落ちることはありません。

むしろ美味しくなって、安くなると言っても良いと思います。

輸入ワインは安くて旨い、というのはチリワインで証明されています。

ただ、山梨は葡萄の産地なので、ワインの原料も山梨の葡萄を100%使う、という考えもあります。

ワイナリーによっては、720mlサイズは県産葡萄100%、一升瓶は輸入ワインのブレンドとしているところもあります。

大和葡萄酒や麻屋葡萄酒、アルプスワイン、白百合醸造など、たくさんあります。

さて、シャルマンワインの一升瓶ですが、白ワインは主に自社の甲州種と少しの自社のセミヨン、シャルドネ種で55%、主にアルゼンチン産の葡萄果汁を自社でワインにしたものが45%。甘辛中間です。

赤ワインは、自社の主にマスカットベイリA種と少しの自社のカベルネフラン8%、主にチリ産葡萄果汁を自社でワインにしたもの50%、主にチリ産赤ワイン42%です。程よい渋さのミディアムボディです。

シャルマンの山本醸造責任者が言うには、ワインのブレンドで、ワインの完成度を高めるのが難しく、やりがいがある、との事。

山本氏が誇るワインの醸造とブレンド技術をお楽しみください。

シャルマンの一升瓶の赤ワインは、地元のスーパーで、ワイン部門売上1位だそうです。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#eigasima


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