横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

なぜマクロビオティックは世界に広まったのか?⑩

2007-09-28 17:18:01 | Weblog
 マクロビオティックは、これを自ら体験をされてみれば、かなり短期間の中でその良さを様々な感覚・変化で感じ取ることができます。
 したがって、マクロビオティックを行うことに際して、理屈などはどうでも良いのであって、ただ実践あるのみとお考えになる方が大半であるのかも知れません。

 しかし、これに、もっと科学的裏付けとなる根拠が加われば、より論理的に理解・納得でき、より確信を持っておこなうことができるようになります。そして、そのような条件が整えば、実践しようとする方が一段と増加するであろうにと私は考えるのです。
 何よりも、現在の大半の死亡原因である慢性諸病を医学界は原因未解明としております。
 一方、世界の医学研究者たちの慢性病の原因に関する結論は、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しているのです。
 医療の現場のみならず、食生活という日常生活の現場が慢性病防御の砦として機能することが今求められているのです。
 そのためには、その際の指針として頼りになる“なるほど!”と納得できる情報・知識の発信も、マクロビオティックの組織は行って行く立場にあるのではと私は思うのです。

 なお、大半の日本人の思考は余り論理的ではありませんが(そして、日本人の多くは“科学的”という言葉は好きである一方、“科学”は苦手とする人が多いようです)、諸外国ではもっとより論理的で無いと、なかなか通用しないケースも出てくるのではと私は思うのです。

 3年前に立て続けに3回、私はマクロビオティック関連の講演会で講演をさせて頂きました。そして、その際にも、末端組織の方々からは、自分の所で話をして欲しいという話も出ました。しかし、その後はマクロビオティックの関連組織から声を掛けて頂いてはおりません。なぜなのか? 私にはなかなか理解しがたいものがあります。

 私どもの研究成果は、そもそも私の父が、もっぱら対症療法に依存する治療では、いつまでも埒が明かないことに気付いたことに発端します。そこで、病気の根本原因を明らかとして、遥かに効果ある根本療法の実践を可能とすることを目指して研究を開始しました。私は、その研究成果の形がおぼろげにまとまりつつある段階から父の話を聞き聞きして育った者です。したがって、私はマクロビオティック出身の人間ではありません。
 しかし、到達した結論は極めて近いものがあります。
 共に手をたずさえれば、1+1=2が、5にも10にも100にもすることが可能ではないのかと私は考えているのです。
 これからの時代こそ、マクロビオティックの本格的に活躍できる時であると思っているのです。

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご紹介させていただきました (マクロ美風)
2007-09-29 10:44:39
先生、こんにちは。
素晴らしい記事の連載をありがとうございました。

冷静で、科学的な見地からマクロビオティックを考察された一連の記事は、まさに今多くの人が必要としているものです。

多くの方々に読んで欲しいと思い、本日、私のブログで先生の連載記事をご紹介させていただきました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。
返信する
追記です (マクロ美風)
2007-09-29 17:01:29
度々申し訳ございません。
トラックバックさせていただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
貴方のブログに紹介して頂き有難うございました (ヨコタ)
2007-09-29 20:36:17
だいぶ頑張って書いてきましたが、休んでいた間に書き溜めたものも残り少なくなってきました。
あと3週間ほどしたら、後はのんびりしたペースにしようかと思っております。

一気に述べてきましたので、全部通して読んで頂ければ、私の考えも或る程度お判り頂けるのでは無かろうかと思っております。
今後も宜しくお願い致します。
返信する