病気の治し方お教えします①

　病気というものは結果であって原因では無いということを、このブログでも何度か私は述べてきております。
　すなわち、この世の中の出来事はすべて、原因があればこそその結果が存在するのです。

　病気という結果を生む原因が解明されれば、原因となりうるものの正体が明らかとなりますから、あらかじめそれらのものを意図的に避けて生活を送ることが可能となります。
　さすれば、病気という結果は、避けることの困難な老化という生理現象による体の諸機能の低下がかなりの程度まで進行しない限り、生ずることが無いということになります。
　このような、人類の夢とも言いうることを可能とするのが、究極の理想の医学である“予防医学”です。

　なお、慢性病については、世界の研究者たちの結論は、“累積的な食生活の誤りに原因はある”というものに収束しています。そして、私どもの研究成果である酸性腐敗便学説によって、その原因となるものが非常に誘惑に満ち満ちている諸食品であることが明らかとされました（その他、消化器の機能低下を招く諸因子も大きな影響を持つものです）。
　したがって、このような性質を持つものが原因であるため、ついついその誘惑に負けて病気の仕掛けた罠に人々が引っ掛かってしまっているのであると私は結論しております。

　大半の人々に病気の原因はいまだ未解明であると思い込まれている現在、人々はこのような誘惑の裏に隠れた病気の罠の存在に気付いておりません。
　実際、食欲という人間の心が持つ基本的な欲望と、生存のための栄養摂取という身体的欲求とが合わさって、好きな食品を取り揃えた料理を満足行くだけ食べるという生活を先進諸国の大半の人々は送られています（近年のこれらの国々の間で、病気の発症傾向にかなりの類似性が見られるのは、同じような食生活を送っていることが原因であるのです）。

　ただ、このような食生活をされていると、とくに現今の日本人の食事内容では酸性腐敗便の産出頻度がかなり高いものになると、『酸性腐敗便学説』の観点からは判断できるのです。
　その結果、慢性諸病の蔓延並びにその症状の重篤化が起こって、病院のロビーは外来患者で一日中混雑するほどにまでなっているのだと私は結論しております。