辛い時を経験してきた人には、共鳴できる和歌があります。 『ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂(う)しと見し世ぞ 今は恋しき』 (新古今集・藤原清輔) 「ながらへば」とはこの世に生き永らえたらということ。 「憂し」とは嫌なこと。 嫌で、つらくて、どうしようもないこの頃だけれども、このまま生き永らえていたら、いつか懐かしく思う日が来るだろうな。 辛かった昔のあの頃が、今は恋しく感じられるように。 私もそう感じます。 古代の人も同じなんだと親しみを感じます。 さあ、今日も辛いこと あるかもしれませんが、懐かしく、恋しくなる思い出だと気楽に行きましょう! 『ながらへば』を思い出して。 乗りきりましょう! 今日の力になれば。
38年振りにローマ教皇フランシスコが東京ドームにやって来ました。 原爆の「残り火」がいまだにランタンに灯されていました。 教皇がその火を吹き消しました。 そして、新たな「希望の火」を灯し日本に残されました。 『おお、主よ、すべての命を守るため、よりよい未来をひらくため、あなたの力と光で私たちをとらえてください』 と述べられました。 ミサの時は報道陣は退席しています。 全国、近隣諸国、カトリックの学校などからも沢山招待されていました。 お坊さんも沢山来ていました。 一緒に讃美歌を歌っている姿は不思議でした。 平和を願う心には宗教は関係ないのです。 「つねに喜ぶこと、たえず祈ること、いつも感謝すること。 三つの姿勢で主の到来に備えること」 聖パウロの言葉を教皇は引用されていました。 皆様もつねに喜ぶこと、祈ること、感謝すること。平穏な日々を送れますようにと沈黙の時間に祈願させて頂きました。 アーメン
頼まれて最近色紙に書いた字に『聖』があります。 (禅の本より参考)
聖とは耳で天の声を聞き、口で伝える。
王は大地に しっかり立っている人の意味があります。
『春よこい
一日一日(ひとひひとひ)と
天の声
聞きてのろりのろりと
地を歩むなり』
平穏な日が来ますようにと祈りながら大地を踏みしめ共に歩んで行きましょう!
そんなメッセージを込めて書きました。 祈願
「健康というものは本当は怖いものなんだ。 だって、いつも病気を隠しているからさ。 平和というものはね 本当は怖いものなんだ。 だって、地獄を隠しているからさ。 笑顔というものはね本当は怖いものなんだ。 涙を隠しているからさ。 生きるてことは本当は怖いものなんだ。 別れを隠しているからさ。 だからね、隠れたものを忘れてはいけないんだ。 何もない今に感謝しなくてはね。」 今日の日に感謝
11月24日 「王であるキリスト」 友よ、こんにちは。 今日、「王であるキリスト」の大祝日です。 いろいろ書けますが フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルト の書いたことだけにしましょう。 彼は流刑中のセント・ヘレナ島で 次ぎのように書き残しています。 「アレクサンドロス大王、ローマ皇帝シーザー、フランク国王カール一世、そして私、みな、それぞれの王国を建てました。 しかし、一体何によって建てたのでしょうか。 それは暴力や武器、そして戦争によって建てました。 世の中、何の暴力も武器も用いずに、自らの王国を建てた人は、たった一人、それはイエス・キリストです。 彼は『愛』によって自分の王国を建てました。 そして、今日に至るまで、彼のために進んで命を捧げる人は、何千人、いや何万人いるでしょう。」 「王であるキリストさま」の祝福があなたに与えられますように。 (ペトロ神父様より) 明日はローマ教皇来日のミサに東京ドームに行きます。 ミサ(ラテン語: missa, 英: mass)は、カトリック教会においてパンとぶどう酒を聖別して聖体の秘跡が行われる典礼(祭儀)。司教または司祭が司式し、信者全体が捧げるものとして位置づけられておりカトリック教会で最も重要な典礼儀式です。 参列できる栄誉に感謝。 皆様の平穏をお祈りして来ます。