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生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

十戒と合掌

2017-11-28 04:18:27 | 日々の暮らし
今年も師走にあとわずか。

私共の仕事は休みなどないので、

大晦日も正月もありません。

面会が多い分、何かと忙しくなります。

皆様も身体に気をつけて頑張ってください。

さて、今日は

「十戒と合掌」について再度話したいと思います。

人の心は鬼になったり、仏になったり揺れ動くものです。

それを、両手の指に表し合掌しています。


手のひらを上にしてください。

〈左手(凡人・迷いの世界)〉


①小指を地獄界(人を責め憎む)

②薬指を餓鬼界(欲求不満のかたまり)

③中指を畜生界(弱肉強食の世界)

④人差し指を修羅界(争い好きな世界)

⑤親指を人間界(苦しみや悩みの多い世界)

⑥右手の小指(幸せいっぱいの有頂天になってしまう世界)

右手の小指までを、
迷いの世界で


『六道に迷う』と言われています。


〈右手小指以外を

(悟りの世界)〉

⑦薬指を声聞界(しょうもんかい)。

説法の声を聞いて道理を悟ること。

⑧中指を縁覚界(えんがくかい)。

自然界の動きをみて、この世は縁によって生まれ、縁によって滅びるものと悟ること。

⑨人差し指を菩薩界。

大衆の苦しみや悩みを救い悟りの世界に引き入れ努力すること。

⑩親指を如来界(にょらいかい)。

すべての執着がなくなり、永遠の宇宙の心となること。


人の心は、この10界を絶えず出たり入ったりしています。

迷いの世界にいる左の手である凡人は、

悟りの世界に住む右の手である仏様に近づくために、

いつも心がけ手を合わせて

祈る姿を

合掌というのです。


「右ほとけ


左はわれと


合わす手の


中ぞゆかしき

南無大師(弘法大師空海)」






合掌
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