辛い時を経験してきた人には、共鳴できる和歌があります。
『ながらへば またこの頃や しのばれむ
憂(う)しと見し世ぞ 今は恋しき』
(新古今集・藤原清輔)
「ながらへば」とはこの世に生き永らえたらということ。
「憂し」とは嫌なこと。
嫌で、つらくて、どうしようもないこの頃だけれども、このまま生き永らえていたら、いつか懐かしく思う日が来るだろうな。
辛かった昔のあの頃が、今は恋しく感じられるように。
確かに、そう感じます。
古代の人も同じなんだと親しみを感じます。 さあ、今日も辛いこと あるかもしれませんが、懐かしく、恋しくなる思いでだと気楽に行きましょう!
『ながらへば また懐かしく 思い出すことだろう 嫌なことを』。