カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:青山カレー倶楽部

2005年07月19日 | 隣人(カレー)
『電車男のエルメス流出事件?』

「このまえ電車男テレビ版見たよ」
「おー、どうだった?」
「まあ、なんというか、あんな感じだったんだ。っていうか、ホントの最初のネット版ってどうだったの?」
「あれは、掲示板で展開してたんだよ。知らない人同士がネット上でいろんな意見言ってくれるし、本人が帰ってこない間みんな心配してくれたりするんだよ」
「へぇー」

私は同僚からの情報提供で昨年ほぼリアルタイムでネットで電車男を読んだ。みんなの仲間思いの熱いトークや、なにより精巧な絵文字が圧巻だったことを覚えている。
それから、書籍、映画も上映中、そして私も知らなかったけど今月7日からは、テレビドラマもスタートした。先月中国に行ったときには既に中国語版電車男も書店に並んでいた。すごい勢いだ。
昨年の「セカチュー」のような、いわゆる人気の商品を鮮度の高いうちに固め打ちしとこうという提供側の意図丸出しのような気もするが、とにかくこの青山にある「青山カレー倶楽部」という白地の看板が起用されたお洒落なカレー屋さんもその渦に巻き込まれていた。

最後に隣人達から聞こえてきたのが、
「でも、エルメスって実際そんなに可愛くなかったんだよね。もう削除されたけど・・・」????
う~ん、こんな意味に聞こえたんだけど、間違ってます?
どこかで本物のエルメスの画像が流出したのでしょうか?
もしもご存知の人がいたら情報提供を!
実際に写真を見てみたいというより、その流出事件の真相を知りたい。

≪隣人のしおり 1≫

2005年07月17日 | 隣人のしおり
「しおり」とはちょっと手を休めてみるという感じで、本にしおりを挟むようなイメージで入れてみました。
カレー以外のことやお知らせなどしたいと思いますので、今後ともよろしくです
などなど

本日は横浜花火大会。デザインもちょっと1日限定で変えてみました。

また日本の花火に同調して、面白い本を紹介します。
「英漢字」って知ってますか?
わからない人は書籍のイメージを拡大してみて。


御祝―国重友美英漢字作品集

TOKIMEKIパブリッシング

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於:ライティングマテリアルカフェ

2005年07月16日 | 隣人(カレー)
「郵便屋さ~ん、このへんにカレーの六億茶荘ってあります?」

「あそこの角を曲がってもらって、さらに十字路の角がたしかそうだったな。でも今昼間はあまりやってなかった気がするな~、夜はソウルシスターズっていうバーになるけど」

「う?なんだ、このあやふやかつ意味不明な状況は?」

とにかく言われたとおりの場所に行ってみると、店は閉まっている。そして「ソウルシスターズ」の看板はある。「六億茶荘」なんてものはカケラもない。

ホントにやってないらしい。しかし、ほんとにここがそうなのか?という疑問が残る。

とにかく、カレーは2軒となりの「ライティングマテリアルカフェ」にて、3日間煮込んだチキンカレーを食べる。
写真のとおり、こじんまりした静かなカフェでゆっくりさせてもらった。

しかし、さきほどの疑問はまだ残る。
「ほんとにあそこなのか?」
地図を持ってこなかった私が悪いのだが、「転んでもただでは起きない」とか「次回のために」とか自らを鼓舞しつつ、パソコンを開いて検索開始。

すると、

○場所は間違いない
○ここ2ヶ月くらいは昼はやっていない
○土曜はもともと休み

という情報をゲットできた。

郵便屋さんは正しかった。さすが。


ずいぶんゆっくり滞在してしまったカフェだが、おばちゃんが仕込みのたまねぎを刻みだして、店内に涙エキスが充満しだし、僕の目も影響を受けだしたため、退散しようかと思ったところへ隣人が登場。
会社の先輩(♀)と後輩かバイト(♂)の組み合わせのような立場のカップル。

メニューボードを見ながら、(♂)が、
「カレーは昨日食べたからな」ともらし、別のメニューが注文されてしまった。
残念。連続で全然悪いことないぞ~

於:カヴィアル vol.2

2005年07月15日 | 隣人(カレー)
カレー曜日発足!!

今日は記念すべき「カレー曜日」第一回目。
会社でカレーを食べたい人間を集めて、近所に食べにいく企画だ。

改札を出てきて人間も拉致し、総勢7名で向かった先は、神田の「カヴィアル」
僕はこのブログ立ち上げ直後くらいに一度行っているので今回は2回目。
おそらくそのときと同じ「ポークカレー 甘口」を注文する。

「ポークカレーの人っ?」
「はい、」「はい、」

僕を含め3人がポークに名乗りを上げた。

「おぉ~同士よ~」

僕は常々「いつかおいしいポークカレーを作りたい」と考えている。
そんな夢を支えてくれる隣人だ。
その2名の隣人も、
「やっぱり家でカレーには豚肉だったから」「一番なじみがあるから」
という意見。
そう、
やっぱりカレーは家庭の味なんだ。
私の家もカレーは豚肉だったし、自分のカラーにも豚肉が一番合っていると勝手に解釈している。


しかしっ

先日お会いしたフードプロデューサーで食育も専門にやられている方のお話を聞くと、
なんと、「今子供達の好きな食べ物ランクの中で、カレーは低迷している」と言う。
「カレーは家庭の味」が薄れ、本格的に外食として食される時代が到来かと思いきや、その足元では「カレー=日本の国民食」という文化自体が崩壊しつつある・・・?

隣人だけでなく、より一層広い視野を持たねばならないと勝手に使命感を感じた私であった。

於:カレーのMORI

2005年07月14日 | 隣人(カレー)
名古屋へ営業活動。

名古屋はなかなかカレー文化の高い地域と聞く。
あのCoCo壱番屋も名古屋発祥だ。

独特の飲食文化を生み出すその気風は今も健在で、最近は「あんかけスパゲティ」が席巻しているらしい。

さて、数あるお店の中から選んだのが「カレーのMORI」。
名古屋では老舗のカレー店だ。

開店と同時に入った私達の後から隣人もぞくぞくと入ってくる。
その中にはナースもいる。
ナースの病院の匂いとカレーのスパイスの匂いが融合してしまうと、一体どんなふうになってしまうのか?患者は大丈夫なのだろうか?という要らぬ心配をしてしまう私であった。

於:ガラムマサラ

2005年07月14日 | 隣人(カレー)
「え~ん、怒られた~」

お客なのに怒られる。
一滴残らずきれいにカレーを食べたのに怒られる。
カレー店で2800円も払ったのに怒られる。

「お客さんが怒られる」繁盛店にはよくあることだ。
そう、こういうお店は店内に足を踏み入れた瞬間何かが違う。
そう、まるで「夢想転生を暗流天破で破られたケンシロウのように」完全に相手の作り出した異空間に飲み込まれ自分の位置がわからなくなってしまう。
(やばい、変な例えを出してしまった)

京都北白川の繁盛店「ガラムマサラ」で迎えてくれるのは、永原静恵さん。もう腰がうちの91歳のばあちゃんより曲がってしまっているけど超元気なスーパーおばあちゃん。
店に入るとのっけから、凄まじい京都弁でテンポよくまくし立てられる。

●初心者は、カレーが来るまでの間置いてある雑誌の切抜きを読んで「どんなにすごいカレー」
かを理解しなければいけない

●「お兄さんカレー好きか?」「自分でカレー作らはるんか?」「ほな、このカレー粉買って帰らなあかんわ」私は見事にこの誘導尋問に引っかかって、カレー粉営業に巻き込まれてしまった。その手法は、郵便為替でカレー粉を取り寄せられた人達の封筒の山を見せられる。自分が横浜から来たといえば、「横浜からもこんなに多く来とる」と。う~ん、なんかアジアの土産物屋で見かけた光景だ。「別に無理やりちゃうからな。強制やないで」と挟みつつ。うまい。

●カレー粉を買うと、「カレーあられ」と「カレーピーナッツ」も勧められた。しかももう伝票に書き込まれているし、「あられ 1、ピー 1」と。恐ろしい。

●カレー粉を買うと、カレーづくりのレッスンがマンツーマンで受けられる。少しでもよそ見をしていると、「真剣に聞きやぁ、こちとら真剣やさかい」とカツが飛ぶ。しかもこのレシピの通りに作ってまずかったら「あんたのせいや、字が読めへんかもしれんから中学にもう一度行ったほうがええかもしれん」とまで言われる。悲しい。

●このカレー粉を日清カップヌードルに入れるといいとのこと。しかし味は「塩味」だけ。きつく言われた。他の味に入れたらあかんと。


この愉快なやりとりはもう日常。
店のお客様もニコニコ顔。俺は仕方なく苦笑い。

カレー粉にカレーあられ、カレーピーナッツと大量のお土産を抱えて店を出る。
ゴスペラーズも昨日買っていったから~
きっとうまいよ~
ホントのような嘘のような見送り言葉が流れてきた・・・


<ガラムマサラ>
京都北白川
濃厚なカレーに歯ごたえがたまらない宮崎日向赤鶏のチキンカレー
ゴスペラーズとは確かに関係あり

於:カレー研究所

2005年07月14日 | 隣人(カレー)
通称「カレ研」です。
自分で言ってましたこのお店は。

新大阪駅地下の「味道筋」にある「カレ研」。昼時のせいもありかなりの盛況。
ここになんか惹かれてしまったのは、

①「アボガドと夏野菜のたっぷりカレー」なるこの時期かなり見かける季節物メニューのディスプレイが異常にキレイだったこと

②店員が「いい加減」で元気&丁寧

カレーの力とこのディスプレイにはかなり惹かれる人がいるのか、多くの人が近づいてきてお店を物色している。しかし一部の人は去ってしまう。隣人になってくれない。特にオッサン達。

う~ん。この去っていってしまうオッサン達に食べさせる方法はないのだろうか?
やはり値段だろうか?
ビーフカレーで¥780。とにかく手っ取り早く安く腹を満たそうという人には高いかも?
いや、「かも?」でなくて絶対高い。

今まではこの価格帯(¥750とか)になるとカツカレーとかがあって、「カツ」が付加価値として、「この値段だけどいってみるか」というのはあったと思う。「カツ」という目に見えるわかりやすい付加価値。
しかし今後は「カツ」とかだけでない、カレーの味という付加価値を感じさせる努力が必要かもしれない。
この去っていってしまうオッサン達も、安く早く食べたかったとはいえ「カレー」が食べたいと思ったのには違いない。ならばそのオッサン達の財布の紐を思わず緩ませ、もう一ランクうまいカレーを食べさせてしまうそんな工夫、伝え方を考えていきたい。

於:新横浜

2005年07月13日 | 隣人(カレー)
「空振り」

実は昨日も同じ時間に新横浜から新幹線に乗っていた。
そのとき売店で目に飛び込んできたのが写真の「横浜咖哩」。

当然今日も同じ場所に視線が行き、
買ってしまおうとしたその矢先、
売店のおばちゃんが、
「これあっためないと食べられないよ。レトルトだから。ご飯ないし」
と言う。

「え、まじで」

「くっそー、紛らわしい、弁当のとなりなんかにおいておくなよ。勘違いするだろ」という心境。

それにしても、キャッチコピーが、
「じっくり煮込んだシューマイ入り」

・カレーにシューマイ入れて煮込むとおいしいのか?
・崎陽軒だからって許されるのか?
・そこまでカレーに何から何まで背負わせていいのか?

という疑問が立て続けにわいてきた。

結局カレーは買わずじまい。空振りであった。

於:レストラン木の実

2005年07月12日 | 隣人(カレー)
私は団塊ジュニア31歳11ヶ月

お子様ランチというものを久しぶりに見た。

ケチャップライスの山の上に外国の旗が刺さっているあれ。
日本の旗ではイヤなのである。
もちろんブラジルとか緑のもイマイチ。
イギリスなのかオーストラリアなのかニュージーランドなのかとにかく区別はつかないが、あのいかにも外国っぽい旗がいい。

そんな旗が刺さったお子様ランチが放置されている。
おかずは食べたが山と旗がきれいに残っている。
信じられない!!

さっきのヤンママ二人と子供2人のテーブルには今言った風景が広がっている。

思えば私はろくすぽこの「お子様ランチ」を頼んだ記憶がない。
おそらく一回くらいはあるだろうが明確な記憶はない。
それほど私にとっては憧憬のメニュー、それが「お子様ランチ旗つき」

全然関係ない話かもしれないが、
カラーコピーにどこまで罪悪感を感じるかで年齢がわかるような気がする。
はっきり言って私達の世代は、少なくとも自分用の議事録をカラーコピーしない。と思う。
私よりもっと上の人達は、それこそコピー一枚とるのに課長承認が必要だった時代もあったという話を聞いたこともある。
けれど最近会社でも一部見かけることもあるのが、自分用やチェック用にもカラーコピーをする若手社員だ。

そう、私の偏見かもしれないことはあえて断っておく。
ムダ使い云々の話でもない。
ただ、きっと世代間ギャップってこんなところにあるのかな?

お子様ランチの山が下げるお皿を重ねられ、つぶされていくのを眺めながら、ふっと感じたこんな感じ。

<レストラン木の実>
東急東横線 東白楽駅下車1分
注文してから仕込むカツはサクサク感が違います。
おばちゃんとの会話も楽しい、街の洋食屋さん。
濱カレー100 2004年


於:ダバインディア(ランチ編)

2005年07月12日 | 隣人(カレー)
男7人カレー物語

今日は女性がいなかったが、男7人でカレーの旅に出ることができた。

向かった先は会社からぎいぎり歩いていける距離にあるダバインディアだ。

バナナの葉っぱで食べるミールスを期待していったが、平日ランチではないらしい。

やっぱり舌は十人十色、カレーについても隣人達から様々な意見があった。

・ここ最近で食べたカレーで一番うまい
・辛い
・パンチがきいていない
・揚げパンはいらない(複数)
・なかなか豪勢だった
・ライスがいい

などなど。なかなか全部に対応するのは難しい。

なぜならば、
例えば帰り道にHさんから聞いた大好きなカレーは、
「おばあちゃんカレー」
コーンがたくさん入ったそのカレーはプツプツ感と甘みがあるのだとか。

皆が持っている心のふるさとカレー、これはこれで残しておきましょう。