富士山に登ったことのある人って一体どのくらいいるのだろうか?
そんなに多くはないようでいて、でも結構回りにいたりするのが富士登山者。
私の席の斜め後ろのOさんもつい先週登ったばかり。
他の仕事で一緒になった他部署のTさんも登ったことあり。
でも、登った人の感想はひとそれぞれ、
「感動した~、登山倶楽部を社内に作ろうー」
「よかったけど二度と勘弁」
「カレーがうまかった」
などなど。
でも私が印象に残ったのは、ある人が言っていた
「富士山登ったら自分が大きくなった気がしましたよ。ひゅーっと手を伸ばせばなんでも届きそうな気がして。」
なるほど、
でも私の感じたのは全く反対だった。
「なんて自分たち人間って小さいのだろう。山頂目指して登ってくる人間はまるで蟻のようだった」
さて、あなたはどっちだった?
どちらが正解でも間違いでもないし、それぞれにいい解釈はできると思う。俺も10年前だったら・・・少しは謙虚になったのだろうか???
でもホントに夜中1:00過ぎから始まった山頂へのラッシュはすごかった。
真っ暗闇の中、九十九折につづくヘッドライトの列は、とても悲しい蟻達の行列に見えた。
「一体何のために、こんな雨が降る氷点下の世界を、息を切らしてただひたすら山頂を目指して歩を進めるのか?」
「誰が軍手でいいって言ったんだ!スキー用でなければ指先が寒くて凍ってしまう。雨がしみってきた上着はもう羽織るものも取り替えるものもねーよ」
ただひたすら顔もあげずに自分の足元だけを見つめながら、与えられた階段、上り坂をこなすように登る我々は何かの苦行か、麓の迫害から逃れてきた流浪の民さながらであった。
9合目の鳥居通過!
そして、誰かが叫ぶ「あ、夜明けが近い」
振り返れば東の空が白やんでいる。
確実に夜明けが近づいている。
その白さはみるみる赤みを帯び始め、何かの始まりを確実に伝えていた。
「明けない夜はない」
そんな瞬間に出会った希望を持った人間の心、そしてパワーはすごい。
今までの疲れも寒さも飢え?も吹き飛び、誰もが一目散に頂上を目指し始めた。
「人間には希望が必要なのだ」
さて、下山も順調ではなかったが、どうにか下り、そして五合目から河口湖駅行きのバスに乗るのがまた一苦労。
河口湖駅周辺で温泉につかり、そして名物「ほうとう」は食べれませんでしたが、「ほうとうクレープ」や写真の「味噌カレー」(ほうとうに使われる味噌がかかっている)を食べた。
盛られたご飯はまさしく富士山。さすがにこの富士山には俺も謙虚におののくことはなく、スプーンで一崩し、ばっくり食ってやりました。
そんなに多くはないようでいて、でも結構回りにいたりするのが富士登山者。
私の席の斜め後ろのOさんもつい先週登ったばかり。
他の仕事で一緒になった他部署のTさんも登ったことあり。
でも、登った人の感想はひとそれぞれ、
「感動した~、登山倶楽部を社内に作ろうー」
「よかったけど二度と勘弁」
「カレーがうまかった」
などなど。
でも私が印象に残ったのは、ある人が言っていた
「富士山登ったら自分が大きくなった気がしましたよ。ひゅーっと手を伸ばせばなんでも届きそうな気がして。」
なるほど、
でも私の感じたのは全く反対だった。
「なんて自分たち人間って小さいのだろう。山頂目指して登ってくる人間はまるで蟻のようだった」
さて、あなたはどっちだった?
どちらが正解でも間違いでもないし、それぞれにいい解釈はできると思う。俺も10年前だったら・・・少しは謙虚になったのだろうか???
でもホントに夜中1:00過ぎから始まった山頂へのラッシュはすごかった。
真っ暗闇の中、九十九折につづくヘッドライトの列は、とても悲しい蟻達の行列に見えた。
「一体何のために、こんな雨が降る氷点下の世界を、息を切らしてただひたすら山頂を目指して歩を進めるのか?」
「誰が軍手でいいって言ったんだ!スキー用でなければ指先が寒くて凍ってしまう。雨がしみってきた上着はもう羽織るものも取り替えるものもねーよ」
ただひたすら顔もあげずに自分の足元だけを見つめながら、与えられた階段、上り坂をこなすように登る我々は何かの苦行か、麓の迫害から逃れてきた流浪の民さながらであった。
9合目の鳥居通過!
そして、誰かが叫ぶ「あ、夜明けが近い」
振り返れば東の空が白やんでいる。
確実に夜明けが近づいている。
その白さはみるみる赤みを帯び始め、何かの始まりを確実に伝えていた。
「明けない夜はない」
そんな瞬間に出会った希望を持った人間の心、そしてパワーはすごい。
今までの疲れも寒さも飢え?も吹き飛び、誰もが一目散に頂上を目指し始めた。
「人間には希望が必要なのだ」
さて、下山も順調ではなかったが、どうにか下り、そして五合目から河口湖駅行きのバスに乗るのがまた一苦労。
河口湖駅周辺で温泉につかり、そして名物「ほうとう」は食べれませんでしたが、「ほうとうクレープ」や写真の「味噌カレー」(ほうとうに使われる味噌がかかっている)を食べた。
盛られたご飯はまさしく富士山。さすがにこの富士山には俺も謙虚におののくことはなく、スプーンで一崩し、ばっくり食ってやりました。