カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:トプカ

2007年10月31日 | 隣人(カレー)
『徹底的2』

連日のように淡路町に通うようになってきた。

今日はお昼のトプカに行ってみた。

昨日は「トプカ夜の顔」に驚かされたけど、
今日は二度目のびっくり!

「キャスト、オールインディア(系)じゃん!」

厨房もフロアーも、インド系の人だけでやっています。
昨日の夜の居酒屋ぶりにもの驚いたけど、
昼のカレー屋の顔のときもまさかここまで徹底しているとは!

トプカ、あっぱれ×2


(※後日トプカのランチに訪れた際、日本人スタッフもいたので
毎日がオールインド系ではないようです。補足まで)


注文したのはポークカレー。
ムルギー(チキン)カレーは、一日に2,3羽しか仕込まないらしく夜には既に品切れ。とやけに元気のいいお店のお姉さんが教えてくれた。
でも私は結構ポークが好きなので関係ない。
迷わずポークカレー。

トプカのカレーはサラサラ系ではっきり言って結構辛い。
そこに豚肉、大きめの玉ねぎ、固めのじゃがいも、さらに人参、茄子が入っていた。意外といろいろな味と食感が楽しめるのが予想外の楽しみとなった。

さて、
カレーを食べているとカウンターに雑誌が立ててある。
その中の一冊は「カタログ」って書いてある。
雑誌じゃない。
そう、飲食店用のユニフォームメーカーの販売用カタログなのである。
なんでそんなもんがと思ったが、
それに加え、私が驚いたのはそのユニフォームメーカーは私のお知り合いの会社だったからである。
一旦お付き合いが途絶えてから既に数年が経っているが、
こんなところで再会できるとは。
すごい隣人との再会です。

このカタログ、一般人の目で見てみると結構面白いと思う。
変な通信販売のカタログよりも楽しいと思う。
仲居さんの和服とかは、素人でも着れるように簡易式になっていたり・・・
かなりマニアックだがそのような楽しみ方も可能だ。

なかでも、
板前さんが帽子をかぶっている写真や、魚屋さんのような白い前掛けをした写真のモデルが外人なのには結構笑える。金髪で鼻が高いお兄さんとお姉さんがポーズをとっている。日本の飲食店の中で、このような写真を見て自店にあてはめて考えることができるお店は限られるだろう。
変なコスプレのような感じでした。。。



★ポークカレー850円

於:喫茶・スナックキューピッド

2007年10月31日 | 隣人(カレー)
がんバレー!カツカレー700円


立派な造りと客の多さでいやでも目に付いてしまう神田「やぶそば」

たまたまお邪魔している会社の隣の隣にあったのですが、
こんなに有名なそばやとは知りませんでした。
http://www.yabusoba.net/

庭はないですが、日本式の風情ある店内には外人がたっくさん。
どこかのガイドブックで有名なのでしょう。

ビーフ食べまくったりコーラ飲みまくっている彼らの胃袋を満たすとは到底思えない量のやぶそばをみんな訳わからない顔つきで食べています。
「このあと何出るの?」みたいな。


でも、そう思ったのは彼らだけでなく、
私達も、会社のチームメンバー4人で食べにきたけど、せいろそばしか頼まなかったら、とっても慎ましやかな量のそばが出てきました。

最近食が細くなってきた私ですが、まだまだこの程度ではのりきれません。

したがって、
ランチ2軒目に突入。
入ったのは、地下鉄入口そばにたまたま野草のようにあった「喫茶・キューピッド」
とりあえずカツカレーを食っておきました。

この2軒目カレーにつきあってくれたのはO。

Oはほんといい奴で、今年成長しています。

来年は主任狙い。

この調子でいけば問題ないと思うけど、彼には絶対なってほしい。

彼が主任になれないなら、きっと会社の制度がおかしい。

そんな気持ちです。


★カツカレー700円

於:トプカ夜の顔

2007年10月30日 | 隣人(カレー)
『徹底的』


やっぱり物事は徹底的にやらなければならない。

ご存知有名店のトプカだけど、私も昔一度ランチに訪れたことがある。

そして今回は淡路町のお客様との仕事が始まり、ここトプカを再訪することになった。




時間は20時。

後輩のOとAを連れて、
「たしかこの辺にカレー屋があるんだけど・・・、」
と先導しながら、ちょっと不安気な私。

なぜなら、カレー屋があるべきはずの場所になぜか「赤ちょうちん」がぶら下がっているからである。
恐る恐る近づいてみれば、やっぱりトプカである。
でもそれは完全に居酒屋トプカだった。

昼間と変わらない、いやお酒が入っている分昼間より熱気があるかもしれない店内に入れば、メニューには刺身や串焼き、塩辛みたいな居酒屋メニューが居並び、店内も昼間にはなかったの短冊メニューが飾られている。もちろん枝豆とか、サワーとかそんなの。

極めつけは、
オススメをたずねた女性店員の回答
「うちはカレー屋なんですが、オススメはこれ」
と言って指差されたのが、
なんと「マグロのなかおち」


おー、カレー屋に来てマグロの中落ちを勧められるとは!
とってもサプライズです。



カレー屋にとって、夜の収益は死活問題。
アルコールを重視するお店は多いけど、
赤ちょうちん掲げて、ここまで店内とメニューを大回転させるお店も珍しいだろう。
でもこのくらいの潔さと徹底振ぶりこそ大事なのかもしれない。

トプカ、あっぱれ!


★おつまみカレー(ポークカレー)(キーマカレー)

於:けむり

2007年10月29日 | 隣人(カレー)
「おじさんと仲良くなるそばネタ」

今、淡路町の会社の業務に関わっている。
そこは法律関係の、ちと固めの仕事をしていまして、パートナーとなる先方のメンバーも年配の方々が多い。

前回の訪問時、固~く業務の打合せを終えた後で、固~い感じのAさんに世間話を振ってみた。地下鉄から会社に向かう途中にあるそのひなびた外見がいい味を醸し出している六文そば、「あの六文そばってうまそうですよね」

なかなか仕事以外の会話ができなかった私としては、「せめて」といった感じでそれほど大きなリアクションを期待していたわけではなかった。が、なんとあのAさんが、そう内心私が一番お付き合いしづらいと感じていたAさんの顔がほころび、にわかに笑顔

で語りだしたのである。
「あのそば屋はうまいよ。私なんか毎日365日行ってるよ。いか天なんかがいいんだよね」。まさしくツボを押しあてた按摩師のような快感を味わった。


そして本日。
お昼前に先方に伺い、帰り際に今度はBさんに振ってみた。
これも決して大いなる成果を期待していたわけではない。

「Aさんが言っていたあの六文そばうまいですね。Bさんもよく行かれるのですか?」

普通であれば、適当な相槌が帰ってくるはず。
しかし、彼らにとっての「そば」は異なるものなのだろう。そんないい加減に答えたり,迎合できのないのだろうか?

「いや、私の好きなそば屋は別なんですよ。神田駅のほうに少し歩いていったほうなんですが。これがまた名前のないお店で、説明するのにも困るのですが・・・」
「でも、そこはてんぷらそばが360円。Aさんの六文そばは400円でしょ。40円も安いんですよ。」

そばのどのへんがやっぱり、美味い店とそうでない店を見分けるポイントか聞いてみた。「やっぱりそばですか?出汁ですか?」

「いやあ、両方だよ。あの店は、40円も安くてしかもうまいんだよね」
40円のメリットを繰り返していた。

なんだか、おじさんとの会話には「そばネタ」さえ用意しておけばきっと間違いない!

そんな変な自信がついてきた。

と話しながら後輩のAと偶然見つけたのが今日の昼食「けむり」です。

民家を改装して、落ち着いた内装を活かしたお店は洋食中心のランチメニュー。
その中に「仙台牛カレー」を見つけた。

卵サラダの中に刻んだ沢庵(このお店は実は燻製がウリのお店で、沢庵も自家製らしい)が入っていたり、結構凝っている感が伝わってくる。


そして、運ばれてきた仙台牛カレー、じゃーん!
とってもビーフシチューのようではあるが、スパイシーさとほろ苦さが溶け合った(隣人A曰く、すこししつこいようだが)クセのあるカレーで、そのオリジナリティが気に入った。
そして圧巻はトロトロのビーフ、豚の角煮を彷彿させるこのトロトロ感は、私のカレー人生の中でも会ったことがないくらいかも。

カレーの隠れ家を見つけてしまいました。


★仙台牛カレー 1050円

於:サリィズキッチン

2007年10月25日 | 隣人(カレー)
『判官びいき』


福知山のホテル内にあるレストラン、サリィズキッチン。

部屋にもオススメ手書きメニューがおいてあって、そこには洋食屋さんっぽく手作りに凝った結構魅力的なメニューが載っていた。

チーズの盛り合わせやら、洋食屋さんのコロッケ、クリーミーなーカニクリームコロッケ、ハヤシライスやカレーなどなど。しかもそれらがビジネス単身者用に、コロッケ1個とかピッコロカレーとかを用意してくれているのが嬉しい。
しかもしかも、宿泊者はビール一杯のおまけ付き。

こりゃ行くしかありません。

早速ピッコロカレー400円とカニクリームコロッケ(1個)400円を注文した。
それからビール。

カニクリームコロッケは400円だけあって、カニ味噌とかも練り込んでありそうな濃厚な味わい。おいしい。カレーはちょっと量が少ないけど手作りだ。

頑張って料理を手作り、
心を込めて手書きPOPも描いて、
接客もいいですよ、
さらに泊まってるだけで一杯サービス

なのに隣人はゼロ。

単純な商圏の問題なのかもしれませんが、
こういう頑張っているお店が苦しいのを見ると、
とっても切なくなります。
これも日本人の特長である「判官びいき」でしょうか?


★ピッコロカレー400円とカニクリームコロッケ400円

於:東京カレー屋名店会ITOCiA

2007年10月23日 | 隣人(カレー)
早速活用させてもらっています。

帰り道つまり定期で行けるイトシアの東京カレー屋名店会。

本日は第二回目です。

相変わらず長蛇の列を成しているクリスピードーナツを傍目に、「日本人もほんと物好きだなー」とため息交じりに足早にお店に向かう。

21:00過ぎ、今日もちょっと行列待ち、4人くらいかな。
前回のオープン初日よりもオペレーションが滑らかになったのか、注文からカレーが出てくるのが早くなった気がして、そんな成長するお店を偉そうに眺めてちょっと待つ。

今日の私の頭の中は決まっていた。
トプカも美味しかったけど、やっぱりエチオピアのカレーを食べてみようと。そしてセットは当然デリーのバターチキンに決まり!

席につき、予定通りCセット(エチオピア&デリーのカレー)を頼むと、
隣人から
「俺、バターチキンはとにかく避けるんだよ」
という、まるで私に喧嘩を売っているような発言をしている声が聞こえてきた。
こんなに美味いバターチキンのどこが悪い?
と思っていると、隣人も語ってくれます。
「バターチキンってカレーって感じの名前じゃねーよな」

たしかに・・・・・
私も思わず納得。昔、まだそんなにカレーに詳しくない頃、私も似たような感想を持った気がする。
「バターチキン」ってとにかく濃そう、そもそもカレーなのか?料理なのかわかんねーってね。
「あさりバター」
とはちょっと違うけど、どこがどう違うのかは名前からでは説明不可能。たしかにそんな感じだ・・・

私をそんな初心に戻してくれた隣人の一言だった。

★Cセット(エチオピアチキンカレー&デリーバターチキン)900円

於:自宅

2007年10月23日 | 隣人(カレー)
『悔しさのイノシシカレー』

去る21日に、千葉県館山市の南総里見祭りが実施された。
この祭りは、江戸時代の滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝」にちなみ開催されているお祭りで、今年で26回目を迎えた。

祭りの中身は、小説の当時を彷彿させる多くの甲冑武者による戦国絵巻の再現であるが、それに加え市内各地から山車と屋台がお囃子を響かせながら集ってくる。普通は市内各地で別々に祭礼を行っているので、同じ市内とは言え他地区の山車、屋台と並べるのは貴重な機会なのだ。

今年、ついに私の地元の地区が参加することを決定し、ここ数ヶ月間地元の青年団は準備をしてきた。新しい半纏を作ったり、いろいろな調整、特に同じ町内の壮年会や祭参加に不賛同の人達の調整は私の見えないところで様々な苦労があったと推察される。ご苦労様でした。

そのお祭りに対し、私はというと、なんと「笛吹きとしてのデビュー」を目論んでいました。この夏から師匠のもとで、地道に練習を重ねどうにか簡単な一曲を曲りなりに披露できるレベルになったのです。

そして、いよいよ本番!

前日の夜には飲んだ後に歩いて海まで行き練習をし、当日も朝5時に朝練をして臨んだ本番の本番。
いよいよ、そのときがきた。

「フィー、フィー」

音が出ない!
指も忘れてしまう!
「あ~」

緊張のせいだろう、なんにもできない・・・結局、他の笛吹きが替わってくれたため、私のデビュー戦はわずか10秒で終わったのである。

言い訳ではないが、習い始めてまだ2ヶ月、通常に比べれば早いスピードで習得したほうとは言われるが、でも本番で結果を出せなかったのは自分として非常に悔しい。

「本番までに準備したものが全て」

笛を吹く3つの要素は、
1.唇
2.指
3.息
(4.姿勢)

これらを、練習のときは意識しながら吹くことができる。
しかし、いざ本番になったら、それぞれを唇はこうで、指は指に任せるとしても、息は喉が固まらないようにこうやって・・・とか考えてやっている暇なんてない。
その場では、練習した結果が無意識に出るしかないのである。

悔しいが、その結果が今回のレベルだったということだ。


翌日の今日は、なんとなくショックで、気が抜けてしまったのでイノシシカレーでも食べて元気を出そうと思った。

カレーを食べながら、でも笛がそんなに簡単なことでないことが私にとっては逆によかったと思った。簡単に成果の出せるものは、所詮そのレベルのものでしかない。笛はもっと奥が深いもので、チャレンジのしがいがある!

来年の再デビューを夢に、また一歩一歩練習していこうと思う。





於:どんぶりこ

2007年10月18日 | 隣人(カレー)
田町でどこのカレーを食べようかと迷った挙句入ったのがどんぶりこ。

カウンターのみの店内は、夜のバータイムのほうがメインかも?

壁に掛けられたタペストリーには、
「慶応大学○○ゼミより」
と書かれている。

ゼミのOBか、たまたまそのゼミご贔屓のお店なのだろう。

私はきっとオーナーがゼミOBとみた。

ゼミOB、最近会ってないけどみんなは何をしているのだろう?

店をやったら、ゼミ関係も来てくれるお店になったらいいだろうな。


★タイ式レッドカレー 780円

於:カンチャナ

2007年10月17日 | 隣人(カレー)
九段下に行った。

用が済んだのが11:00すぎ。カンチャナのランチ開店時間は11:30。
喫茶店でも入って少し休むかと思っていたところ、隣人の後輩Aが、
「もう行っちゃいましょう、きっと大丈夫ですから」
と何の根拠があるのかしらない強気で強引な発言!

ダメもとで後からついていくと、なんと本当に入れてもらえた。
(カンチャナさん、すみません、強引な後輩で。。。)

この後輩は、なんだかわからないけど笑顔が大好きのようで、
入社早々の朝礼でのスピーチでは、全社員に向かって、
「キープ、スマイル!」
という、公共広告機構のようなキャッチフレーズをぶちかましていたのを覚えている。それが今私の会社の席の隣にいるのである。

今日も、
「ファイト!」
という、とても懐かしい響きを発していた。

そんなAもちょっと現代風?恥ずかしがり?の一面があるのか、実はブログを書いているのに、ほとんど他の人には教えずに匿名で書き綴っているらしいのだ。人に見られるのがいやなら、自分のハードディスク内でチビチビ書いていれば安心なのに、でも「ちょっと他人にも見てもらいたい、ネットでつながっていたい」今風の願望なのだろうか?


ま、とにかく明日からも「キープ、スマイル!」


★チキンカレー(コロンボ風)950円

於:シェリーハウス

2007年10月15日 | 隣人(カレー)
本日、私の隣人ならぬ一生の相棒に出会った。

彼の名前は「空蝉」

その「シンプルイズベスト」を体現した姿態は見事というほかはない。

そしてその美声は、まだ私の技量不足もあり十分引き出せてはいないが、小さいながらもまとまりのよいその音色に私はハマッた。

彼の名前は「空蝉」

種類は「篠笛」 祭囃子笛の5本調子である。

ここ目白にある、それまた「目白」という和楽器の専門店で見つけてしまったのだ。

久しぶりにこんなに買い物にドキドキした。
とってもスリリング、あーほんと久しぶりだ。このワクワク感。

これから一層趣味の祭囃子の練習に励むとともに、
この「空蝉」の竹が割れないように、しっかりと自分の鼻の脂を刷り込んでやりたいと思う。

そんな彼と初めて向かったシェリーハウス。
思い出のお店になりそうです。



★ダブルカレー(欧風ビーフ&マドラス海老)1180円