カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

≪隣人のしおり 2≫

2005年07月30日 | 隣人のしおり
本日は隅田川花火大会!
1日デザイン変えておきました。お楽しみください。

隅田川が20000発ですが、 実家館山の花火大会も10000発ですごいっす。今年も8月8日の予定。海上からの仕掛け花火と普通の花火の組み合わせは、もう視界が花火だらけ。オススメです。

於:エチオピア vol.2

2005年07月30日 | 隣人(カレー)
せっかく神保町に行ったのでカレーを食べる。

現在私的ランキング1位の「カーマ」を尋ねるが、お休み。
今日は一般にはカレー曜日の金曜日、なのに休みなんて、ブツブツ。

というこで、これまた私的ランクで限りなくトップに近い「エチオピア」へ。

17:00過ぎだが、客がポツリポツリと入ってくる。
私のいるうちに10人になった。

隣人の女の子の注文が「ミックスカレー 野菜&エビ 1,230円」
普通のカレーが880円だから、たしかにこれは奮発だ~

でもこれでいいのだ。
彼女の中では何かのごご褒美に違いない。
それくらいここのカレーは素敵で、野菜&エビは私が次絶対食べたい組み合わせ。
おまけにこのクローブたっぷりのエチオピアカレーは、きっと体にもよいはず。
とにかく一度は皆さん食べてみましょう。

於:アジャンタ

2005年07月28日 | 隣人(カレー)
24時間 年中無休

コンビにではありません。カレー屋です。

本日の飲み2軒目にて。

「腹減った~、なんか食ってこーぜ」
「ラーメン?」
「いや、カレーでしょ」と突っ込んだ。

「飲んだあとはカレー運動」を広めたい私としては当然の成り行きである。

しかしそれに乗った隣人もスゴイ!
ちなみに本日の隣人は、ぱるっく星人とビビル大木さんという会社の先輩方です。

「でもこの時間にやってるカレー屋ってある?」
「ココイチはちょっとやだなー」とぱるっくさんが言う。
ときたら、ここしかありません。
24時間年中無休でおいしいカレーが食べられる店、
それが、「アジャンタ 麹町」
さっそくタクシーでゴー

カレー仲間の間でははっきり言って有名な店です。
24時間年中無休、コンビニでは当たり前になった現代ですが、まさしくアジャンタを見つけたときの安心感は、
「セ○ン・イレブン、いい気分。『開いててよかったっ』」当時の気持ちがよみがえります。

於:マンダラ(神保町)

2005年07月26日 | 隣人(カレー)
台風一過?の確認もしないまま、とにかく風雨が弱まったその機に乗じて、普段は順番待ち必至といわれる人気店神保町マンダラに隣人達と乗り込んだ。

うちの会社では社員に早期退勤勧告メールが総務より発せられた本日、台風のせいか店内は7分入り?逆にそれでも7分というべきだろう。

今日は痛風に負けないCEOとカレープレジデントに同行させて頂く貴重な機会だ。

パパドからインディアンサラダ、シシカバブー、タンドリーチキンをついばみながらアジアビールで国巡りをしていると、「4本飲んでプレゼント」が巡ってくる。
それまでざっと2時間うまいもの談義に話は尽きない。東京のうまいもの、中国の辛いもの、さらにはインド・パキスタン事情まで話は及ぶ。
なんと本日明らかになった超お宝情報は、私がカレープレジデントと呼んだその方は何を隠そうパキスタンで小学校時代を過ごした本場仕込みだったことである。前から思っていましたが単なるカレーが好き!なんていうプレジデントではなかったのです。これは私にとっては非常に心強い、なぜかとってもうれしいハッピーニュース。

以前にもカレープレジデントには講義を頂いている。
そして本日はここマンダラの成功条件を語ってもらってしまったぁ~

その極意とは、

1、信頼できる外国人スタッフをスカウトしてくる眼
2、本場の味を日本風にモディファイする調整力
3、そしてその味を一貫できるマネジメント

この3点がポイントである。
皆さんこの講義は貴重ですよ。やはりカレープレジデントの洞察力はすごい!!
さらにこの3点を支える様々な工夫と知恵とノウハウがこのお店にはあるのでしょう。

カレープレジデント様、この場を借りて「ごちそうさま&ありがとうございました」

於:カリカリ

2005年07月26日 | 隣人(カレー)
お土産つき。ピーマン

地下に広がるカレー王国。そんな表現が似合う。しかも王国といっても巨大な帝国って言う感じではなく、どちらかというとアリの巣のような細くてくねくねした部屋がたくさんつながる洞窟のよう。
よくアリの巣を断面にした図が百科事典なんかにあるじゃないですか。まさしくあれ。似たような図が店内案内図として張ってあった。

地下にに6メートルの吹き抜けが広がり、カーテンが天井から優雅にかかる落ち着くけど、なんか刺激的なご機嫌な空間だけがこのお店の特長ではない。

①健康安心志向
②和と印の融合
③野望ある若きインド人シェフ集団

がざっと僕が考えたこの店のコンセプト。

①はとにかくカレーに野菜が多い。そしてその野菜はホール担当でオーナーの故郷から有機栽培で直送されてくる代物。さらに築地という立地から、市場からの新鮮感を感じてもらいたいと、店内の壁には「TSUKIJI FISH MARKET」と書かれている。

②はインド料理でありながら、和のテイストを重視。器は美濃焼だとか。

③は店頭にインド人コックが写真つきでかく張ってあり、腕組みをしているようなその雰囲気がK-1やプライドの対戦写真のようで気合いはいりまくり。彼らの若さが伝わってくる。

そして何より驚いたのは、
「今日限定!エレベーターで帰れる特典1」
レジをすますと、「お客様、よろしければこちらにエレベーターがございますが・・」
「えっ、どこですか?」って、入ってくるときは何もなかったですから。
最初は階段で降りてくるところも好きだったので、「階段上がっていきます」と言ったが、
「今日だけ」という言葉が加えられ、
「それじゃあ」ということで。

「こちらです」と言って開いたのは、壁についたわかりにくい扉。あの忍者屋敷の壁が」回ったり、洋館で本棚がくるりと回り奥へいける感じがした。
「おぉ~」
有名人が、「さっ、裏口へ」といわれて秘密の出入り口が逃げていく雰囲気もあった。
奥に入ると、エレベーターがあったが、その前に気づいたのは野菜、そうピーマンのにおいだ。そこに充満してしまっている。なんだと思うと、ダンボールいっぱいにはいったピーマンとしし唐?
「家で」料理とかされますか?」と聞かれ、「やりますよ、たまに」と答えると、「じゃあ、どうぞよろしければ持って帰ってください」とビニール袋につめてくれた。
なんでもその故郷から送ってこられたのがあまりにも多く使い切れないそうだとか。

銀座からピーマンを提げて地下鉄で帰社する私は、途中何度か周囲の目を気にしてしまう。
しかしその度に、袋から染み出てくる新鮮な有機ピーマンのにおいに酔い、今日はツイテた、と感じ幸せに浸っていた私であった。

於:カレーステーション

2005年07月25日 | 隣人(カレー)
速っ!

たしかに速い。
「すぐ食べられる、速さです」がキャッチコピーのとおり、滅茶苦茶速い。
私が席について、テーブルの上に置かれている福神漬け類を写真に撮ろうとしてスイッチを入れたときにはもうカレーが出ていた。
カメラの起動時間より速い!と言ったら言い過ぎだろうが、そのくらいのイメージだ。
私の隣人サラリーマンも、カウンターの下に鞄を置いて、顔を上げたら机の上にはもうカレー。

東京駅八重洲南口の改札内にあるこのカレーステーションにとっては、
「速さ」
この一点に絞った店作りもありかもしれない。

なぜかマギー審司も応援していた。

於:ナイルレストラン

2005年07月24日 | 隣人(カレー)
おぉ~行列だぁ~!

ラーメン屋に比べるとまだだまだ少ないカレー屋の行列。交差点の信号待ち状態から通りの向こう側に人だかりが見えると
「なぜか嬉しい。その対象はよくわからないがなぜか嬉しい」
(最近うちの会社の後輩が発した意味不明な名言である)

土曜日の13:40分。ここは銀座。天気もよしとくれば行列も当然であろうか?
しかし私が並んでからもすぐさま5人が後ろに並び、私が帰る14:30ごろにもまだ5人くらいが並んでいた。

みんながこぞってビールを飲んでいる。そう「マハラジャビール」を。男も女も。あ~うらやましい。
私の隣人のじいさんは、パパドをパリパリいわせながら食べて、読書にふける。
とても喧騒なこの店で、ビールを飲みながらパパドを食べる。「これだけは譲れない」といった感じだ。

ご存知の方も多いと思うが、ここナイルレストランの有名なムルギーランチは、「とにかく混ぜて食べてください」と言われる。店員から言われるのに加えて熱心な信者客が連れてきた友達にも言う「混ぜて食べないと駄目よ」。
「いちいちうるさいな」と思わず、ここでは皆さん従いましょう。
とはいいながら、天邪鬼な私は「混ぜ」半分でしたが・・・

於:麻雀サロン要

2005年07月23日 | 隣人(カレー)
満貫、倍満、役満、天和、大三元に、おまけにチョンボ。

これ全部カレーの名前。

麻雀サロン要は、以前偶然にも発見したカレーを出す雀荘。前回はたまたま麻雀大会をやっていてカレーを食べられなかったので、今日はお昼時を狙いすまし、浜松町WTC1階に向かうが、そこは多くの飲食店がランチ合戦を繰り広げる飲食街。そんな戦場で雀荘要は臆すことなく、いやむしろ攻勢姿勢で存在感を表わしていた。

ファザードには、メニュー表にサンプル、A看板にのぼりを掲げ、完全武装といった感じ。

店内に入ると既に席待ち状態。
店内は40席。もちろん10卓、そう、ここは雀荘。2人席なんてありませんから。あるのは4人がけの雀卓のみ。そして卓上には照明がぶら下がっている特有な景色だ。

・満貫カレー・・・いわゆる普通のビーフカレー
・倍満カレー・・・ラム肉を使ったネパールカレー
・役満アレー・・・辛口のビーフジャワカレー
・ちょんぼカレー・2種類のあいかけカレーにコロッケ付き
・天和カレー・・・激辛のインド風チキンとナスカレー

さらに、季節限定で

・雀満(ジャーマン)ポテトカレー・・・コーンビーフとポテトのカレー

という変な駄洒落カレーまで出している。

というふうに、全種類味が異なるこだわりカレーを作っていて、それはもはや雀荘の域を超えている。さらに単にふざけた名前をつけたこだわりカレー屋であるだけでなく、実は接客の高さも私の心を捉えた。

雀荘とはもともと接客レベルの高い場所なのだろうか?

支配人らしき人はきっちりネクタイを締めてサーブしているだけでなく、雀卓の間を白い服を着たコックが走り回っているのも奇妙な景色だが、なかなか彼らがどうしていいサービスをしてくれるのだ。
カレーが運ばれれば、スプーン籠やソースをそろえて「どうぞ」と言ってくれる。レジでは「どのカレーが一番出るんですか?」と聞けば、忙しい時間帯にも関わらず真剣に悩んで答えてくれた。なんとも落ち着きと丁寧さを感じるのだ。

隣人達もお気に入りなのか、容易に席を立とうとはしない。クールビズ姿でタバコを吸っている彼らが座っているのはソファー付きの雀卓。とてもビジネスタイムであるような気がしなかった。

カレー屋を超えた雀荘の出現!まさしく異業態混合競争の時代だ~!

於:きりん屋

2005年07月21日 | 隣人(カレー)
知り合いに「麻布十番にテイクアウトだけでやっているカレー屋があるよ。あそこがうまいんだ」と教えてもらってから、はや2ヶ月が経過していた。
今回ようやくそのオススメのお店「きりん屋」に行くことができた。

「なんでテイクアウトしかやらないんですか?」
「だってそのほうが回転がいいじゃない、当然でしょ」
回転率のほかに人件費や家賃経費、坪効率といった言葉まで飛び出て、「お~、このおばちゃん、メッチャ商売人や」と思ったが、店のオーナーは誰でもそうかもしれない。

「オーナーはロマンとソロバンをバランスよく持っていなければいけない」

なんでもゆきこさんがお店を始める衝撃を受けたのは、海外での経験からだという。
「ロンドンって、たくさんのカレーをはじめとしたテイクアウトのお店があるでしょ。すごい勢いで売れていくのに感心してしまってっ」
とか、
「マレーシアには私の好きなやきそば屋台があったの。おじさんが一人で手早くやってるんだけど、その味は絶品で常時何人も並んでいるの。それにその人達って1個だけ買って帰るわけではなく、一人が5個、10個と買っていくでしょ。
そのシンプルさ、手早さ、テンポのよさの3拍子がたまらなくて」
「そして近くの住宅地には立派なお家とベンツが止っていて、そしてその駐車場脇には例のボロい屋台があるの。そう、あのおじさんは屋台と中華鍋だけで成功しているのよ。すごいでしょ、中国人」
「私が商売やるならこれだって思った。とにかく単品でも味がよければお客様は来てくれる。思い切って味が全てと言っちゃってもいいかも。もちろん味ではなく雰囲気を重視する人がいるかもしれないけど、やっぱり味よね。私も2万円のフランス料理コースとか食べることもあるけど、たまに『何、この消しゴムみたいに硬い鹿肉?ぜんっぜんおいしくない』」

「それから・・・」と話そうとしたところへ、「チャリンッ」隣人が来た。
「ごめんなさいね、ベラベラと」「いえいえ、また来ま~す」
とは言え、私は一体このテイクアウトしたカレーをどこで食べたらいいのでしょう?

それはさておき、今日の隣人はさっき入ってきたお客さんではなく、この人。
「昔広尾ガーデンヒルズでフレンチ屋台をやって一世を風靡した『よっちゃん』」
ゆきこさんの会話に出てきた幻のフレンチ屋台で、同じ小規模スタートのスタイルに共鳴したと言う。
マスコミにはやされ、大人気になったが、その人気がたたり、うるさくなってしまったのでマンション前から立ち退きを余儀なくされたという。どなたかこの『よっちゃん』の今をご存知の方は教えてください。

於:プルメリアティリーフ

2005年07月20日 | 隣人(カレー)
童心に帰ろう!

「ママの野菜カレーで。」かわいい。
「ん?」と思って、その方向を見れば、禿げオヤジが発していた。
一瞬吹き出しそうになった。
あの顔で「ママ?」
このオッサン確信犯的に発したのではないかと疑ってしまった。
プルメリアティリーフ
ハワイアンな雰囲気とあの例のハワイの花が売りモノ。
カレー自体は、ノーマルが¥490でスタンド並なのですが、花が一房つくだけでこんなに付加価値を上げられるのかということと、丁寧というか年季の入った落ち着きのあるスタッフの接客が印象的でした。(カレーはハンバーグ入りのロコモコカレー)

連休は実家の祭りに参加してきました。
実家は千葉県の館山です。
田舎ですが、手前味噌で立派な祭りです。
特に祭りでなくてもいいんですが、実家に帰ると年月の流れを感じます。
自分の知り合いに会うと、老けていたり、子供がいたり。
それに比べて自分達が小さな時から引いていた山車は、昔と変わらぬ太鼓と囃子、自分達が折ってしまった彫り物はそのまんま。
人生の短さを感じてしまう一瞬でした。

どの地方でも同じだと思いますが、最大の課題は人手不足です。
私の地区は狭くて新しい家を建てる余地がないので、新たな所帯が増えず人は流出していく一方です。
今年山車の土台を交換したときに、重量が200Kg増えてしまったそうで、少ない人手で引き回しの途中にある坂を突破することができるかというのが喫緊の課題でした。
どうにかその坂はクリアできましたが、太鼓の叩き手が不足して長時間叩くことになったりとまだまだ問題があります。
そこで「祭りの助っ人募集」というのが最近の必須課題です。
しかし、

・その助っ人に日当を払えるのか?
・助っ人が事故を起したらどうするのか?
・助っ人が柄が悪くマナーを乱したらどうするのか?
・従来の地区の人間と仲良くやっていけるのか?

などなど。

課題は山積みです。

日本も来年以降は人口減少時代に突入。(カレー人口も減少
外国人も増えて似たような問題が起きてくるのでは~?