カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:夢屋

2007年09月25日 | 隣人(カレー)

浅草の夢屋。

週末の浅草は予想以上の活気を呈しており、平日の賑わい具合はわからないが、商売をやるにはなかなかポテンシャルがあり面白そうである。

さて、
せっかく江戸の心「浅草」に来たのに、快くカレーにつきあってくれるMさんに感謝。

夢屋でメニューを開き、一瞬の間をおいてMさんが即答で注文したメニューは、
「マトンカレー」
カレー屋で、躊躇なくマトンを注文する人は、かなりのカレー玄人を除いてあまり見たことがない。
このあたり、やっぱりMさんは少し変わった人だ。(失礼だが)

しかし、「マトン」という言葉が出たおかげで、
私としてはスムーズに
この夏の思い出「モンゴル」について語り始めることができた。
わざわざ写真を持参してきていた私としては、ここぞとばかりに鞄から写真を出して説明を加えた。

結構写真を忍ばせてきたけど、出しづらい時ってあるじゃないですか?
「なんだか自慢みたいで・・・」
最悪出しそびれて持って帰るなんてことも、引っ込み思案?の私は経験がある。

今日はとってもスムーズ!
マトンカレーとMさんに感謝!
★骨付きラムカレー960円

於:カワシマ

2007年09月19日 | 隣人(カレー)
店内には客席を8割くらい埋めるお客様

一人でカウンターでくすぶっているものもいれば、

男友達の集団でワイワイやっているもの

カップル?と言うには少し歳を召しているかもしれない、そう!「アベック」、アベックという言葉こそぴったりくる。そんな二人はしっとりというよりは、存外賑やかに会話をしている。

「チャリーン」
と入口のベルが鳴り、女性3人組も入ってきた。
「まずカレーでしょ」
一人が口火を切った。そもそも二十数年この場所でやってきたここカワシマののカレーを知っていてリードしてきた感がある。
「そんでもって卵入り」

女性のカレー+卵入り×3は結構聞いているだけでヘビーである。
しかも、これが深夜2時。
窓の外を見て、今が夜だということに気がつかなければ、昼の2時と勘違いしてもおかしくない。

ここは松山一番町(正確には二番町と三番町の間でさらに八坂通りの一本西だから結構離れているけど)、繁華街に息づく喫茶店は、12時間の昼夜逆転が当たり前。
日々こんな日常が繰り返されている。

★カレーセット?900円
正確な名前は知りませんが、サラダもついてきました。

於:高田屋

2007年09月16日 | 隣人(カレー)
高田屋に行くと、やっぱり「そば」、そして海鮮ものの丼にしたほうがベターだよね。

カレーセットがあるのを知ってはいたが、なかなか手が出せずにいた今まで。

でも本日は、「正直とってもカレーが食べたい」と素直に言える一日だった。

一緒に食事をさせてもらっているお客様先の皆さんがメニューを見ながら思考しているのを横目に私の決断は早かった。残念ながら私以外にカレーはいなかったが。


しかし、
その場に遅れてきたYさん、既に運ばれてきていた私のカレーセットの匂いかビジュアルに刺激を受け、「私もカレーセット」と頼んでくれた。カレーの魅力全開だったのだろう。
なんだかちょっと嬉しい瞬間だった。


が、その十秒後、Yさんはあっさり「カツ丼セット」にチェンジしていた。

単にガッツリ系希望だったらしい・・・


★カレーセット700円

於:ラム(水戸)

2007年09月16日 | 隣人(カレー)
水戸で「カレー」を検索すると、意外にヒット率は低い。
もっと「納豆カレー」とかがあってもいいものだが・・・安易か?

駅南口から近い場所には、実は今回の「ラム」の他に、もう一軒インドカレー屋があった。
仮にこの店を「マトン」とする。
口コミ掲示板によると、
『ラムよりマトンのほうがより本格的なインド料理を提供している感じがする』とか、
『今日行ったマトンは、本格的なインド料理で、メニューは○○、辛いのが苦手な人には○○がいいかも、
夜には○○なコースがあって是非行ってみたい。デザートもあって、女性にも受けがいいだろう』
などと、店の回し者もしくは店長が店が言いたいことを余すところなく全部書きました!というような宣伝くさい書き込みがあり、一瞬で冷めた。
そもそも「本格的」って何?

本格的なんて書いてある時点でもうアウトな気がする。
既に本格的なんて言葉が通用する「導入期」は過ぎた気がするし、説明責任を放棄している感じである。
つまり「楽しい遊園地」「おいしいレストラン」「暑い南国」と、言っている類だ。

当然天邪鬼な私は、そんなマトンには行かず、
こちらの「ラム」を選択した。

土曜日の昼だが、思ったよりお客さんが入っている。
家族連れも2組くらい。カレーバイキングを食べている。蛇足だが「子供はいくらの設定なのだろうか?」

さて、
しばらくすると女性の一人客が入ってきて、私同様にカウンターについた。
インド料理屋に女性一人は結構珍しい。こういう場合、カレー好きというよりも「ナン好き」とか「インドやネパール好き」というほうが可能性が高い。
どうやら女性は後者だったらしい。メニューの内容を聞きながら店員との会話が始まった。
それにしても、とってもフレンドリーというか単なる話好きなのか?馴れ馴れしい?というのかわからんが、結構間断なく喋り始めた。
「皆さんはどこの国ですか?インド?パキスタン?」なんて聞いているあたりから察すると、間違いなく常連ではなく初来店に近いお客さんだ。
初来店でこれだけ喋れたらすげーな、という感じ。

話によると「店員は皆インドでなくネパール出身」、女性客はネパールに行ったことがあるそうで、その会話で持ちきりだ。


さてさて、
ネパール出身なのにインド料理店、ラムのわりには羊のカレーはなかった「インド料理ラム」
私自身もそんなにこだわりはないけど・・・そんな水戸のカレー事情でした。


★2種のカレーセット 900円
(チキン辛め、キーマ甘め)

於:リトルスプーン

2007年09月13日 | 隣人(カレー)
芸能人に会うとツイてる気がする。


さっき、飛行機の中で石田純一に会った。
私と同じ列に座っていた。
なんだか飄々としてふわっとした感じの人だった。
本来はスーパーシートに座るはずが何かの手違いかオーバーブッキングで普通席に座らされている感じで、一度スーパーシートが空いたようで前に移動したが、やっぱり空いてなかったようでまた帰ってきた。
そのときもあまり怒っていなかったので、
結構いい人なのかなと思った。

その後途中で正式にスーパーシートに移っていった。

最近あまり芸能人に会っていなかった。

1年半くらい前に、大阪のホテルのエレベーターで司会の小倉さんと二人っきりになった以来であろうか?

今で言うと阿部首相や羽賀研二などは別として、私は芸能人に出会うことはツキのバロメーターだと勝手に信じている。


★チキンカレー S 300円

於:デリー(松山)

2007年09月13日 | 隣人(カレー)
今日行ったデリーは松山で2軒目のデリーである。

何回か行ったことがあるのがJR松山駅にあるデリー、そしてこちらは松山市駅の地下街にあるデリー。念のため、お店に「両店は関係あるのですか?」って聞いたら、全否定の言葉が返ってきた。



さて、私のカツがフライヤーの中で泡を立てて揚がっているのをそっちのけで、
店主が明日の弁当用の蓋にセロテープでスプーンを貼っている。

まずは10枚くらいの蓋をカウンターに並べる。

そして、その上にスプーンを置く。

最後にセロテープでそれを留める。

というのが一連の作業だ。


店主は工夫をしていて、
セロテープを長めに切り、カウンターの端に貼り付け、適度な長さのところに、
鋏で切れ目を入れ、そこからちぎることで作業効率を上げているようだった。

「ふーん」
と関心すると同時に、
「セロテープ台使うのとどっちが早いんだろう?」と考えた。

もし自分が店主でアルバイトが、
「効率をあげるためにセロテープ台買いたいんですけどぉ」
って言ってきたらどうしよう。

むやみに経費を使うのはよくないし、
安いモノならすぐ買うってのもよくないし、
でも、私は明らかにセロテープ台があったほうが効率がいいと思う。
ただ狭いカウンター内に置き場を探す必要が残っているけど・・・

きっと店主もギリギリのところで
考えているに違いない、きっと。

★カツカレー650円
カレーはややサラサラ系で、大阪インデアンカレーに似た甘みを持ったカレーだった。スタンドカレーだけどその微妙な味付けにプロを感じる。

於:スープストックトーキョー

2007年09月11日 | 隣人(カレー)
規則正しく19:00過ぎに夕食だ。

隣人のHは、目の前に座っている後輩だけに最近カレーなる隣人として登場することが多くなってきた。

アパレル業界志望、自らは食べ物よりは服にお金を使ったほうが自然というお洒落H。俺に言わせればミーハーHと今日言ってやった。

いまどきのお洒落は、きつめのシャツやパンツを穿いたり、お腹が出ないように気を使うためHに言わせると、
「お洒落とは我慢である」
そうだ。

しかし、私は「本当に美しいものには無理がないものではないか」
投げかけた。
だって、美しい自然の風景なんかその最たるモノだし、道具や家具、建物なんかも便利で使いやすい機能美と造形的美しさは一致するからだ。

それから、あーだ、こうだHと議論をしたが、答えは出ない。


でも私にはなんとなく答えがある。

それはお洒落とは、そこに人間の「自我」「意識」とか「欲望」といったレベルのものが存在するからだ。
(「楽になりたい」とか「強くなりたい」とか「早く走りたい」は本能レベルとしておこう。これらは追求していくことで美しくなれる)
お洒落をすることは「かっこよく見せたい」「注目されたい」「異性にモテたい」「自分だけになりたい」という意識が存在している。
それは明らかに「自然の秩序を一歩違えてやろう」
という試みであり、
私は世の中「質量保存の法則」?ならぬ「トレードオフの関係」だと思っているから、何かを得た分、どこかに歪みや無理が生じるのは当たり前と考える。

それがファッションなのかもしれない。

もちろんHには伝えきれていない。

★豚肉とパプリカのカレー720円(ライス大盛無料)

於:ベイシア(鴨川)

2007年09月10日 | 隣人(カレー)
「師匠」

皆さんは「師匠」を持ったことがありますか?

まあ広い意味でいえば「先生」もそうなんだけど、男性はなんとなく「師匠」とか「弟子」とか、そういう響きに憧れませんか?

私はつい最近地元の祭囃子の笛吹きに弟子入りしました。
別に儀式とかあるわけではありませんが、「よろしくお願いします」と言って、
可能な限り週末に実家に戻り、1章節ずつ楽譜なんて存在しないそのメロディーを指を見ながら真似て覚えています。
どうやら一人前になるにはざっと5年は必要らしい。

今日はそんなお師匠さんのSさんと、兄弟子にあたらWさんと鴨川の祭を見にきた。
パンフレットに載っていた駅前広場での盛り上がりの時間帯を見学しても、なんとなく釈然としないお二人。仕方なく飯でも食って帰るのかと思いきや、このカレーを食べたあとにも山車を探して市中を走り回ることになった。山車の彫り物や太鼓や笛のお囃子だけでなく、どこに神社があって、どんな山車小屋なのか?
そんなところにまで好奇心が尽きないお二人を見て、一瞬「ここまで好きでないと笛も一人前になれねーのか?」と思い、自分が到達できないのではないかと一瞬ブルーになった瞬間であった。



★ビーフカレー430円

於:京浜東北線

2007年09月06日 | 隣人(カレー)
今日は自社が主催する5000人のイベント当日。

この日のために、1年間リーダーとして準備を進めてきたIさんの1日をカメラに収め、「大イベントの舞台裏、メイキングムービー」を製作するため、Iさんが早朝に家を出発するシーンを押さえにIさん宅に向かう。
時間は4:48

昨晩ローソンで買った「チキンカレーいなり 230円」を桜木町を通過したあとに食べ始めた。味はかなり微妙、よく商品化のための社内審査を通過したな。という感じ。

さて、前日に地図をプリントアウトして確認したIさん宅に伺い「ピンポーン」とマンション1階の玄関ブザーを鳴らす。
すると「もしもし~」と奥様の超眠たそうな声。「やばっ」
とりあえず名前を言い終わった瞬間に、Iさんが階段を下りてきた。


Iさんは、本当この一日のために1年間精力を注いできた。
その集大成である今朝は、家族そろって「パパ頑張ってね」というシーンをカメラに押えようと期待していた私だが、さすがにそんな作り写真をお願いすることはできなかった。

「頑張れ、頑張れ I田さん!!!」


★チキンカレーいなり 230円(ローソン)

於:カレー工房ひつじや

2007年09月05日 | 隣人(カレー)
今日も隣人は後輩のH。
日比谷シャンテ地下2階にある「カレー工房ひつじや」へ。

前にも書いたかもしれないが、私の中では日比谷シャンテというのはかなりのお洒落で近寄りがたいイメージを持っていた場所。
その理由は、幼いときに見たCM「銀座ジュエリーマキ 日比谷シャンテ2F」というコピーというか文句とそのバックに流れていたジュエリーだけに華やかなイメージ映像が頭に刷り込まれているからだ。そのくらいこのCMはなぜか強烈だっただけに、日比谷シャンテ自体の認知度は世代を超えて高いと思っていた。
しかしそこには大きなジェネレーションギャップが存在したのだ。

Hをはじめ、その後輩のAさんに聞いても、そのCMはおろか「日比谷シャンテ」自体あまり知られていないのであった。これは私の中でのプチジェネレーションギャップだった。

さて、
閉店時間が近づいていたため、お目当てであった1000円でカレーやナンをはじめ、タンドリーチキンも食べ放題というバイキングにはありつけなかったが、普通のセットでもナンとライスは食べ放題である。
ナンに加え、ライスもお替りしたH。明らかにカレーが少なくなっている点を危惧したが、Hはライスだけをバンバン食っている。
H曰く「これうまいですよ」
ここひつじやのライスは「サフランライス」
未だに元々のスパイスの違い以上に、ターメリックライスとサフランライスがどう違い、どうカレーにマッチするのか知らない私だが、たしかにこのサフランライスはうまい!

色が薄くムラがあり、見た目は決していいとは言えないのだが、ご飯の中に確かにサフランのカスが入っていて、壁にも「サフランは高いので、サフランライスは残さないでください」と書いてあるところを見ると、昔のヨーロッパで「赤い宝石」として取引されていたというサフランをしっかりと使っていると思ってしまう。
このライス、味はさっぱりしていて、そしてほのかに香りがある。
一食に値する。


★本日のカレー2種セット+単品タンドリーチキン、シシカバブー
たしか1000円くらい。