今日は実家でカレーを作る。
多少風邪気味もあり、完全な手抜きカレーを目指し、適当に切った野菜を軽く炒めて後は煮るだけ。もちろん玉葱の刻んだものを飴色になるまでじっくり炒めるなんてこともしないし、味付けは市販のカレールーだ。ただし一応一般家庭同様にルーは2種類を使う。唯一の手間?といえば、最後に入れたトマトジュースくらいだろうか。
隣人は両親。
「今日のカレーどう?」
「いいんじゃない」
家庭のカレーって結局こんな感じなのかもしれない。
よくできすぎた日本のカレールーに席巻されている日本の家庭には、各家庭のカレーの味はなく、バーモントカレーの味が変われば家庭の味も変わり、こくまろが出ればこくまろに変わる。ただしカレールーを2種類以上使用したほうが味が深くなるという言い伝えだけは各家庭に定着しており、それら新しいカレールー同士の化学反応が織り成すカレーの味付けが、時代とともに意識されずになんとなく各家庭のカレーとしてその記憶だけが伝承されていくのだ。
久しぶりの実家で、そんな諸行無常を感じた。
★バーモント×コクまろ
多少風邪気味もあり、完全な手抜きカレーを目指し、適当に切った野菜を軽く炒めて後は煮るだけ。もちろん玉葱の刻んだものを飴色になるまでじっくり炒めるなんてこともしないし、味付けは市販のカレールーだ。ただし一応一般家庭同様にルーは2種類を使う。唯一の手間?といえば、最後に入れたトマトジュースくらいだろうか。
隣人は両親。
「今日のカレーどう?」
「いいんじゃない」
家庭のカレーって結局こんな感じなのかもしれない。
よくできすぎた日本のカレールーに席巻されている日本の家庭には、各家庭のカレーの味はなく、バーモントカレーの味が変われば家庭の味も変わり、こくまろが出ればこくまろに変わる。ただしカレールーを2種類以上使用したほうが味が深くなるという言い伝えだけは各家庭に定着しており、それら新しいカレールー同士の化学反応が織り成すカレーの味付けが、時代とともに意識されずになんとなく各家庭のカレーとしてその記憶だけが伝承されていくのだ。
久しぶりの実家で、そんな諸行無常を感じた。
★バーモント×コクまろ