入船亭扇蔵
80×18cm
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弁天寄席のためのめくり。
今回も依頼を受けて書きました。
次回の「弁天寄席」は
2017年1月17日(火)
江ノ島の近くの、「カフェ&レストラン girino」にて。
予約(35名定員)は、0467-23-3935藤本、まで。
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久しぶりの寄席文字ですが、
「元の字」(橘右近著「寄席文字字典」)に
それほど忠実でなくてもいいやって
思えてきました。
普通の「書道」の字とは
書き方や、筆、紙などが違います。
筆は「だるま筆」という穂先の短い筆を使います。
紙は、まったく滲まない紙(ぼくの場合は模造紙)を使います。
墨は、「超濃墨」の墨汁を使います。
書き方は
まず、字の輪郭を丁寧に鉛筆で書きます。
つぎに、だるま筆で、その中を埋めていくように書きます。
この時、一度で「決める」必要はなく
いわゆる「ペンキ屋さん」的に、何回かなぞって書きます。
ただし、あんまりチマチマとなぞらないようにしています。
筆は、なるべく穂に近いところを鉛筆を持つようにしっかり持って
手のひらの側面を紙の上に滑らせて書きます。
墨が乾いたら、鉛筆の線を消します。
この字典を使っています。
定価4500円ですが絶版で
古本で10000円しました。