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一日一書 1032 入船亭扇蔵・寄席文字

2016-11-10 09:01:28 | 一日一書

 

入船亭扇蔵

 

80×18cm

 

 

 

弁天寄席のためのめくり。

今回も依頼を受けて書きました。

 

次回の「弁天寄席」は

2017年1月17日(火)

江ノ島の近くの、「カフェ&レストラン girino」にて。

予約(35名定員)は、0467-23-3935藤本、まで。

 

 

久しぶりの寄席文字ですが、

「元の字」(橘右近著「寄席文字字典」)に

それほど忠実でなくてもいいやって

思えてきました。

 

普通の「書道」の字とは

書き方や、筆、紙などが違います。

 

筆は「だるま筆」という穂先の短い筆を使います。

紙は、まったく滲まない紙(ぼくの場合は模造紙)を使います。

墨は、「超濃墨」の墨汁を使います。

 

書き方は

まず、字の輪郭を丁寧に鉛筆で書きます。

つぎに、だるま筆で、その中を埋めていくように書きます。

この時、一度で「決める」必要はなく

いわゆる「ペンキ屋さん」的に、何回かなぞって書きます。

ただし、あんまりチマチマとなぞらないようにしています。

筆は、なるべく穂に近いところを鉛筆を持つようにしっかり持って

手のひらの側面を紙の上に滑らせて書きます。

墨が乾いたら、鉛筆の線を消します。

 

 

 

 

この字典を使っています。

定価4500円ですが絶版で

古本で10000円しました。

 

 

 

 

 

 

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