陶潜
「読山海経」より
孟夏草木長
繞屋樹扶疎
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孟夏草木長じ
屋(おく)を繞(めぐ)りて樹(き)扶疎(ふそ)たり
【口語訳】
初夏のころ、草や木は成長し、
家の周りの木々も、枝が伸び、葉がふさふさと茂った。
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陶潜(陶淵明)の五言古詩の冒頭。
「孟夏」って、なんとなく「真夏」という感じがするかもしませんが
「初夏」のことです。
「孟」は、「はじめ」の意味。
「子どもを産湯に使わせる」という意味の漢字です。
今、まさに、初夏。
こんな感じですね。