宮沢賢治「岩手山」全文
そらの散乱反射のなかに
古ぼけて黒くえぐるもの
ひしめく微塵の深みの底に
きたなくしろく澱むもの
半紙
●
賢治にしては、短い詩。
ここでは「そら」あるいは「宇宙=微塵」が主体で
「岩手山」は、それを「えぐり」、その底に「澱む」ものとして描かれています。
反転した世界。
賢治ならではの、「自然」のありようです。
宮沢賢治「岩手山」全文
そらの散乱反射のなかに
古ぼけて黒くえぐるもの
ひしめく微塵の深みの底に
きたなくしろく澱むもの
半紙
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賢治にしては、短い詩。
ここでは「そら」あるいは「宇宙=微塵」が主体で
「岩手山」は、それを「えぐり」、その底に「澱む」ものとして描かれています。
反転した世界。
賢治ならではの、「自然」のありようです。