スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

ヨーテボリ映画祭 2006

2006-01-29 03:34:17 | コラム
ヨーテボリ映画祭(Göteborg Filmfestival 2006)が金曜日から大々的に始まった。
スウェーデン映画を始めとして、ヨーロッパやアメリカ、アフリカなど、世界中の映画が一本当たり60kr(900円)で見れるのだ。

毎年、日本映画もいくつか登場するので、今年はどんな映画が取り上げられるのか、楽しみなのだが、なんと今年はゼロ!どうした、日本映画!?

昨年は、
・INU-NEKO ~The Cat Leaves home~(2004) 監督:Nami Iguchi
・Hana & Alice (2004) 監督:Shunji Iwai
・About Love (2004) 監督:Ten Shimoyama
・着信あり1・2

などが登場していた。日本のホラー映画も「リング」以来、いくつか公開され、アメリカ・ホラー映画にない新しい“怖さ”だと、話題を呼んでいたけれど、既に熱が冷めてしまったのか・・・? 飽きられたのかな?

日本では近頃は、映画にしろテレビドラマにしろ、漫画の映画化が流行っていて、もちろん日本人としては面白いものもあるけれど、芸術性ということになるとやはり劣るのだろうか。この影響で、日本の映画界も全体として地盤沈下して、海外の映画祭に取り上げられるものも少なくなっているのだろうか・・・?(勝手な憶測)

ともあれ、この映画祭、スカンディナヴィア最大ということで、11日間にわたって、120以上の映画が上映される。無料で配布されるプログラムもかなり厚い。ヨーテボリ市もかなり力を入れている冬のイベントだ。それにしても900円の安さがたまらない。

私も早速、日曜日から、スウェーデン、ルーマニア、ボスニア、セルビア、旧ユーゴ、トルコの映画を見ようと思っている。(多分、一日1本くらいのペースで)

映画祭の公式ホームページ

<追記>
おっと! 韓国の映画「四月の雪」なども公開されるようです。
"April Snow"
"Love is Crazy Thing"