たぶん、AIというものは私たちが感じている以上に、社会の中に入っているようである。2020年には一部であろうが自動車の自動運転車が街中を走る。空港などでは顔認証に実験も始まっている。小さな電化製品なら、AIはすでに使われているのだろう。そうでなければ、あれだけの情報を処理できないはずである。さて、国際的に見ると、このAI技術は広く使われている。軍事的に使われれば、AIが人殺しをしかねない。いや、しているとされる。AIがどんなに優秀でも、謝った情報が入れば、敵味方関係なく、人を殺す。そもそも、テレビでも宣伝されている顔認識システムだが、ロンドンの警察が試験的に導入している容疑者を特定するシステムでは誤検知率はなんと98%にも達するそうだ。これでは怪しい奴はひとまず逮捕しておけというシステムに過ぎない。誤逮捕で、あとで釈放されるのならまだよい。謝って射殺されでもしたらたまらないのである。まあ、そうは言っても、社会はAIを必要としているので、その活用はますます続く。又続かなければならない。だからこそ、その運用は細心の注意が必要である。まあ、私らしくない結論である。(2018.08.31)