昨年の秋口から、中国では毎日のように長江の洪水のニュースやら、三峡ダムの危険を知らせるニュース、さらにはバッタなど、中国の穀倉地帯を襲う災害の話ばかりだった。だから、中国では、この春先から、食糧不足が深刻化するだろうと予想された。もちろん、危機に対して、穀物輸入を増やしているのだが、それだけでは足りないはずである。それを裏付けるような法律がこのたび、29日に制定されたという。「反食品浪費法」である。法律では過剰な食べ残しや過剰な注文を規制するだけでなく、大食いを売り物位する番組なども規制される。だから、仮に、ギャル曽根が中国で働いていたとしたら、職を失うことになる。とある国では食べ残しを他の客に回すということが日常的になっていたというが、中国ではどうだろうか。法律上ではないことになっていて、客にごみ代の請求ができることになった。中国では長期的な食糧不足に対応するためだと言っているが、短期的な、ある意味、すべてが刹那主語的な対応になっているような気がする。(くちなし亭、2021.04.30)
Y-FP Office Japan トップページ