関東の桜の名所

日本は桜の国なので、樹齢1000-年をも超えるような銘木を楽しむ文化があるとともに、一方で、数多くの桜の木の下で、ドンチャン騒ぎをする文化もある。少し羽目をはずすほどに、春の訪れが喜びなのである。ただ、そのような輩から少しだけ離れて、沢山の花の美しさをめでる人達にとって、桜の名所なるものが古代よりある。特に歌人の本場の近畿地方には。吉野の桜とか、醍醐寺の桜などが全国桜100選として、尊ばれているのである。さて、私は関東人なので、桜の見ごろのほんのひと時に日本全国を駆けずり回るわけにはいかない。それで、関東の桜の名所と言われる10選を紹介しよう。（１）千鳥が淵（東京都千代田区）（２）赤城南面千本桜（群馬県前橋市）（３）上野恩賜公園（東京都台東区）（４）新宿御苑（東京都新宿区）（５）昭和記念公園（東京都立川市）（６）森林公園さくらの里（群馬県下仁田町）（７）小田原城址公園（神奈川県小田原市）（８）太平山（栃木県栃木市）（９）天平の丘公園（栃木県下野市）（１０）隅田公園（東京都台東区・墨田区）。関東の桜の名所が東京に集中しているのは、江戸時代に徳川吉宗が庶民の楽しみのために桜の植樹を奨励した伝統が生きているいのかもしれない。（3月31日）

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関東地方にもある桜の銘木。

3月も末、暖かい気候に誘われて、桜が咲き始めました。東京は靖国神社の標本木が多くの花を咲かせて、今年は長崎に次いで、日本で2番目の早い満開となりました。我が家の近くの墨堤通りの桜はまだ、2～3分咲き程度で、やはり、見ごろはもう少し先かもしれません。さて、日本三大桜と言われる有名な桜があります。これは大正時代に制定された「史跡名勝天然記念物保存法」というものからきていると言われています。（１）根尾の淡墨桜（岐阜県）（２）山高神代桜（山梨県）（３）三春の滝桜（福島県）。淡墨桜と神代桜はヒガンサクラで、滝桜はしだれ桜です。日本は桜の国ですから、これ以外にも立派な桜は数多くあると思うのですが、わざわざ、3大と銘打ったために、桜シーズンのいわずかな期間に、多くの人が桜の銘木を見るために集まってくるのです。さて、ここまでのところ、関東地方には有名な銘木が無いのかと言われれば、そんなことはありません。日本5大桜と呼ばれるものに、石戸蒲サクラがあります。埼玉県の中部、北本市の東光寺という小さなお寺の境内に咲く桜で樹齢は約800年と言われています、エドヒガンとヤマザクラの自然交配によるカバザクラという品種で、世界中を探しても自生しているのはここだけという貴重な桜だそうです。ちなみに５大桜のもう一つは狩宿の下馬サクラ（静岡県）だそうです。（3月30日）

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エレベーター渋滞にイライラする。

高層ビルのエレベーターの待ち時間でイライラしたかことは無いだろうか。特に、3台～5台も利用できるエレベーターがあるのに、なぜか、どのエレベーターも同じ階をうろうろしている。これに腹が立つ。コンピュター制御の時代に、あれは何とかならないものかと思うのである。事務所ビルでは、出勤時間や昼休み、退社時間が重なるので、いわゆるエレベーター渋滞が起こる。その難問に取り組んだのがリクルートの総務である。事務所ビルのエレベーターが渋滞する理由は三つあると言う。（１）同じ時間帯に出社する人数が多すぎる。（２）朝の出勤時間帯などは各階にエレベーターが止まるので、往復時間が通常よりも多くかかる。（３）まだ満員でないのに、エレベーターに乗らない人が多い。この三つの中で、世間的には（１）の解決のために、時差出勤を勧めるかもしれない。しかし、これを推し進めても、結局、効果は薄いそうだ。リクルートの総務が取り組んだのは（２）と（３）である。私が注目したのは（２）である。この問題を解決するためには、止まらない階を増やすことである。一般的には止まる階を高層部分と、低層部分に分けるか、偶数階と奇数階に分けるかの方法がある。総務の実験によれば、偶数階、奇数階に分ける方が効率が良いこのだそうだ。ただし、エレベーターのプログラム変更をするにはおよそ500万円もかかる。だから、リクルート社の総務といえどもおいそれと出来ない。彼らはアナログ的に対応して、止まらせたくない各階ボタンにシールを張って、成果を出したそうだ。（3月29日）

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大韓航空、ナッツ姫の父、チョ・ヤンホ会長はどうでる。

27日に開かれた韓国の大韓航空の定時株主総会でチョ・ヤンホ会長の取締役の再任が否決された。これは色々な側面があって、面白い。まず、大韓航空というのは韓国を代表する大財閥の韓進グループの中核企業である。チョ・ヤンホ会長は1999年に創業者の父親の後を継いで、最高経責任者（ＣＥＯ）に就任してから20年に渡り、同社の実験を握ってきた。その間、歴代政権との関係も深く、平昌オリンピック開催には、大きな役割を果たしたほどである。だが、文在寅大統領になって、創業家一族支配の続く財閥への攻撃が激しくなる。最初の標的はサムスングループのイ・ジェヨン副会長であった。大韓航空については政府の意向を強く受ける大株主国民年金公団を使う。定時総会を前に、国民年金公団はチョ・ヤンホ会長の再任に強く反対したのだ。大韓航空には創業家一族の醜聞が国民の反発を受けている。ナッツリターン事件を起こしたナッツ姫や水まき姫、更には彼女の母親の暴言暴行事件まで明るみ出て、一族の傲慢さに国民の反発は頂点に達していた。そして、チョ・ヤンホ会長自身にも、背任の疑惑が浮上している。これらの国民の反発を背景に、文政権は財閥を事実上、国の傘下にしようと動き出したことは間違いない。政府系の公団などには素人にも近い左派系人物をトップに送り込んでいるのである。ただ、チョ・ヤンホ会長も取締役は解任されたが、会長職にはとどまる意向で、大韓航空の支配権を完全に失ったわけではない。こうして、国民生活の土台である経済を無視した政府と財閥の争いがしばらく続きそうである。（3月28日）

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アメリカの主要マスコミも日本のメデイアも大きく報道しなかったモラー報告書。

大きなニュースだったのだが、アメリカのメデイアも、それにつられるように日本のマスコミも大きく取り上げなかった世界的なニュースがあった。ロシアのアメリカ大統領選干渉疑惑に関するモラー特別検察官の捜査報告書の概要が公表されたのだ。アメリカのメデイアや民主党が大きく取り上げなかったのは、その内容に不満があったからだろう。もしかしたら、トランプ大統領の弾劾まで発展するかもしれないと踏んでいた政敵や政府に批判的なメデイアはがっかりである。更に言えば、トランプ大統領とそりの合わないドイツのメルケル首相や韓国の文在寅大統領、中国の習近平主席までも、落胆したかもしれない。この結果、アメリカ世論は、大統領の支持率が上がって、４３％となり、今年に入ってから最高を記録した。さらに大統領は弾劾されるべき３９％を押さえて、弾劾されるべきでないが４９％と大きく上回ったのである。それでも、この結果が忌々しいのか、アメリカの主要メデイアはトランプ大統領とロシアとのつながりが無くなったと考えを変えた人はわずか９％だと伝えている。（3月27日）

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