夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

所得の平準化への流れ。

2010-09-30 10:00:07 | FP
菅総理は経済浮揚のためにはまずは雇用だと言われていますが、パイが縮小している現在、雇用数を増やせば、当然、一人当たりの所得は減ります。ワークシェアリングなどが叫ばれていますが、それはその発想を具体化したものです。事実として、日本人の所得は減り続けているのです。巷間の雑誌には年間所得300万円時代という文字が躍っています。でも、これは日本のことばかりではありません。アメリカでも、所得の減少が続いています。2008年世帯所得の中央値は5万303ドルでした。07年のそれは5万2163ドルでしたから3.6%の下落です。これは何も08年のことだけではないのです。07年~10年にかけて、典型的な世帯で9.3%減となっているのです。一方、中国やインドでは所得の増加が続いています。先日、中国の深圳で経済特区30周年式典がありましたが、その例で言えば、この30年で、一人当たりGDPは935元から9万2770元と約1億倍になっていて、その地の平均年収は5万元にもなろうとしています。現在100円は8元程度の交換比率ですから、年収が62万5000円程度と言うことになります。つまり、世界は従来の先進工業社会がデフレと所得の減少。そして、新興工業国がインフレと所得拡大という緩やかな平準化への道を進んでいるのです。ただ、中国国内にも新たな所得格差のひずみが生まれ、また、アメリカのような武器を手にした国が黙って、この状況変化を見ているとも思えません。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村木厚子さんの涙

2010-09-29 09:56:08 | FP
厚生省の村木厚子さんの無罪が確定して、1週間ほどになる。今は平穏な日々に戻られているものと思う。私は村木さんが逮捕されたとき、この人は犯罪を犯す人の顔ではないと思った。そう思ったうえで、このような人までも犯罪を犯す時代になったのかと悲しくなった。私たちはある人が逮捕されれば、その人は犯罪を犯したのだろうと想像する。たとえ、無罪判決が出たとしても、容疑者は犯罪を隠し通せたのだ推測し、その人は灰色の犯罪人であり続ける。疑わしきは罰せずなどと言う言葉が、逆に、天地神明に誓って、犯罪を犯していない人を苦しめるのである。村木さんのように誰もが無罪を確信する事例などは珍しいのである。これが政治に介入してくるとさらに問題を複雑にする。民主党代表時代の小沢一郎氏に対する特捜の捜査が、今回の日本の首相を決める選挙にまで、影響を与えた。選挙で選ばれていない人がここまで政治的な影響を与えて良いものだろうか。私は心に残る。村木さんの涙である。検事さんから、執行猶予を選べと言われたとき、「犯罪者か、犯罪者にならないかの大きな違いをなぜ、分からないのですか。」と述べたときの涙である。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私たちは常に成長を続けているわけではない。

2010-09-28 09:48:05 | FP
私は思います。なぜ、私たちは生活が困窮し始めたとき、虎の子の不動産を売ることことに、寂しさを感じるのだろう。もちろん、愛着のあるものを手放すのだから、寂しさはつきものだが、それを感じるのは、私たちが常に成長を続けることが当たり前であると思っていることにあるのではないだろうか。成長は年をとれば止まる。だから、成長率は低くなるかもしれないけれど、人生で得たものは目減りすることあってはならないと思っているのではないだろうか。しかし、周りを見渡してください。人生の中で、資産を常に増やし続けている人はそう多くありません。なくなったり、増やしたりしているのです。では、成功者とは誰でしょうか。人生を終える段階で、最も、資産を増やした人でしょうか。そうではないはずです。なぜなら、死の先に、増やした資産を持っていくことはできないからです。私は思います。あの紀伊国屋文左衛門ですが、その晩年は傍から見れば、惨めな晩年を迎えたと見られています。若いときに馴染みであった深川芸者の小さな家に身一つで、世話になっていたと言います。でも、彼の人生を失敗であったと誰が言えるでしょうか。私は思います。彼はその人生を通して、明らかに成功者だったのです。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

資産の売却を考える。

2010-09-27 08:55:52 | FP
常に収入が支出を上回っているご家庭というのは、資産の売却を考える必要はありません。考えるとすれば、不動産ならば、新しい家に住み替えたいとか、自動車をニュウモデルに変えようとか、より良い環境へとステップアップする場合です。ですから、そのような場合には、古い資産の売却もそれほどの未練はありません。けれど、問題は収入が支出を下回ってしまったご家庭で、これまでの生活を維持しなければならない場合です。資産というのは人生の安定的な生活を支える安全弁のようなものですから、本来なら、サッサと不動産なら小さい住まいへ。自動車なら高級車から中古の小型車へと変えるべきなのですが、実は、これがなかなかうまくいきません。先ほどの未練が立ちはだかるのです。さびしさとか、見栄とか、挫折感とかが苦しめるのです。でも、私はいつもそのような人たちに言うのです。「お金で買えたものは、いつの日か、又、買うことができる。」と。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金利や投資利回りを考える。

2010-09-26 10:24:38 | FP
現在、世界は経済停滞期にありますから、どこの政府、中央銀行も金融緩和策を実施しています。金融緩和策というのは、お金を持っている人からお金を使う人に利益を移す政策です。つまり、ただ単に、お金を銀行に預けているだけでは確実に資産は目減りしていきます。それは事実なのですが、だからといって、多くの人達は安全な銀行預金から、不安定な投資にお金をつぎ込むわけにはいきません。このような政策は子供手当てのようなもので、社会全体で、景気を浮揚させようとするものですから、一時的には多くの人達は損をするのです。でも、このような時代だからこそ、金利や運用利回りを考えるべきです。自分に資産として、現金や預貯金があるのなら、その使い道をキャシュフロー表でチェックし、いつ、幾ら使うことになるのかという大まかなプランを作成して、お金を預ける場所を変えてみましょう。例えば、ある40歳の女性ですが、彼女の余裕資金を現状の都市銀行の預金から個人国債に変えただけで、生涯の資産は3000万円も多くなったのです。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする