郵便料金が値上げされる予定であることをご存じだろうか。今年の秋に予定されているのだ。その内容は定型封書(25グラム以下)が現状の84円が110円で31%増。同じく定型封書(50グラム以下)の料金94円が同じく110円で、定型封書の区分を失くしているが大幅な値上げを隠すカモフラージュだろう。もっと深刻なのははがきで、現状の63円が85円と35%増となる。はがきや封書はメールなどに押されて、需要は減っている。それにもよるのだろうが、郵便局のサービスも劣化している。一昔前ならば、年賀郵便などには色々と華やかにおまけもついてきたのだが、今や昔、職員の人の対応も事務的だ。それでも私にとって年賀郵便は、日ごろ、付き合いの薄れた方々の近況を知る唯一の手段になっている。年賀はがきのやり取りがなければ、付き合いのあった方の死さえ気づかない。そんな郵便はがきが85円にもなるのだ。今年の年末は出費がかさむ。年賀はがきがおくられることを迷惑に感じる人も増えるだろう。(くちなし亭、2024.03.10)
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