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地域医療魚沼学校がシンポジウム

2013-12-14 | インポート

医療再編成の理念と意義

Img_5282「地域医療魚沼学校シンポジウム」魚沼医療再編成カウントダウン講座(主催=地域医療魚沼学校)が12月8日、南魚沼市浦佐のコミュニティホール「さわらび」で開催された。
 このシンポジウムは地域医療魚沼学校の3年間の活動の総括として、医療再編成の理念と意義、その仕組みを再確認しようと開かれた。
 シンポジウムではまず、魚沼基幹病院を運営する新潟県地域医療推進機構理事長の荒川正昭氏が「基幹病院ひとつで地域の医療ができるはずがありません。新しくスタートする小出病院、六日町病院などとの連携があって初めて医療が機能すると確信しています。そのために地域医療魚沼学校は有用と思っていますし、ずっと続いて行ってほしい」とあいさつした。
 基調講演では、魚沼基幹病院院長の内山聖氏が「魚沼基幹病院が目指す医療のすがた」として基幹病院の基本方針、「医師等の養成機能」「研究機能」「外傷医療」の3つの特色を紹介「大学病院を除いて、こういった機能を全部そろえている病院は県内に無かった。これまでの病院と違う新しい病院が出来ます」と語り、県立十日町病院院長の塚田芳久氏が「十日町地域の医療再編成」と題して講演した。
 引き続き4氏が講演を行った。魚沼基幹病院看護部長の渡辺礼子氏は看護部の理念や準備作業の状況を説明、「がんばること」として「看護の連携」「救急医療」「職員に明るい笑顔と感謝にあふれる職場づくり」の3点を示し、魚沼地域医療連携ネットワーク事務局の関睦氏は再編を機に魚沼地域に導入される地域医療連携ネットワーク「うおぬま・米ねっと」について説明した。
 魚沼市役所観光課健康増進室長の佐藤洋子氏は、魚沼地域の高齢化の現状や医療再編で住民が不安に思っていること地域医療魚沼学校の取り組みなどを紹介、新潟大学総合地域医療学講座特任教授の井口清太郎氏は医学教育と、小出病院などで行われている新潟大学の地域医療臨床実習の内容などを説明した。
 この後行われたパネルディスカッションでは会場からの質問にも答えられ「基幹病院に患者が集中しないようにするにはどうしたらよいのか」の質問に小出病院長で地域医療魚沼学校の校長である布施克也氏から「住民自身が医療資源として、基本的な健康管理ができたり、救急医療の適正利用を住民から理解してもらうことが大事。そのために地域医療学校を行ってきました」と答えられていた。


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