魚沼市小出島の桝山明さん
魚沼市小出島の桝山明さん(24)は青年海外協力隊員として南米大陸のボリビア共和国へ派遣されることになり、出発を前に3月19日には魚沼市の大平悦子市長を表敬訪問した。
これまで老人介護の仕事をしてきた桝山さんは、高校生の頃から貧困や教育を受けられない子どもたちのために何かしてやりたいと考えてきた。「ダメでもともと」と青年海外協力隊に応募、スペイン語の講習など65日間の訓練を経て27日に任地に出発することになった。
桝山さんはボリビアのオルロ県クラワラデカランガス市でホームステイをしながら、村落開発普及員として貧困問題の解決、新しい収入源の確保などの仕事にあたることになっている。派遣期間は2年。
「現地は標高4000メートルの高地であり、空気が4割くらい少ないので、まず体調面が心配」と不安を覗かせる一方で「現地での生活に溶け込みたい」と活動に意欲をみせていた。
ご主人が海外協力隊員の経験を持つ大平市長は「とにかく健康には気をつけて。任務を終えて帰国したら隊員として経験を魚沼で活かしてください」と桝山さんにエールを送っていた。