魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

宮里靜輝日本画展

2016-04-11 | ’16 魚沼市のニュース
里帰りした屏風など展示


明治から昭和にかけて活躍した魚沼市虫野の画家、宮里靜輝の日本画展が4月10日まで同市虫野の伊米ヶ崎公民館談話室で開かれていた。
 宮里靜輝は明治14年、江戸時代から虫野村諏訪神社の神職を務める宮里家に生まれた。同33年に文晁派の田村豪湖の門に入り、雅号を綾湖と称した。34年から1年余り京都・鈴木松年に師事し、その後独立。大正11年に号を靜輝と改めた。東京日本美術協会美術展覧会など多くの展覧会で入選。精力的に創作活動を行い、南北魚沼を中心に多くの作品を残している。
 今回の作品展は、中央の画展で活躍し地域でも精力的に創作活動を行った靜輝の作品を後世に残そうと地域の作品所有者らで4月に発足された宮里靜輝作品保存会が開いた。
 作品展では、十日町市の織物業者が保存していたものを魚沼市内の人が買い受けて里帰りした山水の屏風をはじめ、大黒様や布袋様を描いた作品や山水画の掛軸など、これまで開かれた作品展では紹介されていない作品20点が展示されている。
 保存会では「これまでに地域で所有者66人、255点の靜輝の作品を確認しているが、中には保存状態が悪いものがあったり、所有者の高齢化や生活様式の変化により作品を保存していくことが難しい状況にある。作品展を開催することで靜輝のことを知ってもらい、関心をもってもらえれば」と話していた。
 開館時間は9時から16時。入場無料。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。