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午前中、京都SFフェスティバル。午後星電社でパソコン買う

 きのう、会社で1時間だけ仕事して、京都へ行く。久しぶりの京都じゃわいな。あいかわらず外国人観光客が多い。京都駅からタクシーに乗る。京大病院の前の京都教育文化センターで降りる。この会場、近郷近在のSFもんにとっては毎度おなじみの会場。星群祭をやったこともある。最近は京都SFフェスティバルがここで行われる。きょうは、その京都SFフェスティバルである。
 午前の部の最初の企画は「海を渡るSF」司会は東京創元社の石亀航氏。出演は作家、藤井大洋氏、編集者ワシントン真澄氏。
 まず、最初に現代のアメリカSF界の現状。少し前のアメリカのSF読者は白人男性が多かった。いわゆるWASP.白人、アングロサクソン、プロテスタントがアメリカSFの供給側も需要側もメインだった。これが大きく変化している。非白人、非プロテスタント。アジア系、ヒスパニック系、イスラム教徒といったSF者が増えた。その代表が中国系のケン・リュウ。この現代の流れを作ったのはケン・リュウ一人の力が大きい。
 それと女性が元気。2016年ヒューゴー賞中編部門の受賞者は中国人女性。また、今年のヒューゴー賞受賞者は全員女性。上に書いた流れがますます顕著になった。
 日本SFも英語に翻訳されてアメリカで出版されているが、まだ数は少ない。藤井大洋氏も著書がアメリカで出版された。藤井氏が強く勧めていたのは、著書が翻訳出版されたら、ぜひ世界SF大会に出席すべき。絶好のPRになり、アメリカSF界で名を売る大きなチャンスとなる。来年の大会はフィンランドのヘルシンキだが、再来年はアメリカのサンノゼ。西海岸だから日本からも行きやすい。いまからがんばってアメリカで出版されるSFを書こう。と、いうこと。
 これで午前の部は終わり。西秋生作品集「神樂坂隧道」を数冊持って行ってたので大森望氏ら何人かに贈呈する。それから、久しぶりにあった人もいるので「やあやあ、久しぶり。お元気」をする。
 これで、このイベントに来た目的の70パーセントはすんだ。いつものレストラン「十両」で秋刀魚定食をいつものSF友だちたちと食べる。午後の部も参加したかったが、昼食後みんなと別れて京都はなれる。三宮へ移動。星電社に行く。
 パソコンが壊れた。ハードディスクがダメになった。うんともすんともいわない。その機械はWindows7だ。しかたがないから予備のWindowsXPをおそるおそる使っている。最新のWindows10の機械を買うことにした。このさいだから思い切って2台買う。メインの8ギガの機械とスペアの4ギガの機械。大散財をしてしまった。

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