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ののちゃん復活

 
 作者いしいひさいち氏病気のため、休載していた朝日新聞朝刊の連載漫画「ののちゃん」が3月1日から再会する。小生はこの漫画のファンだから、うれしいニュースだ。朝刊を読む楽しみがひとつ増えた。
 昨年11月に休載の告知がなされ、4ヶ月間朝刊の左上が非常にさみしい状態が続いた。休載直前の回の漫画が意味シンな内容だっただけに、本当に病気なのか、別の理由で休載させられたのか、このまま終了してしまうのか、心配していただけに、ファンとしてはほっとしたしだい。
「ののちゃん」は最初「となりの山田くん」というタイトルで1991年に連載開始。それ以前はサトウサンペイの「フジ三太郎」だった。今年で19年目。朝日新聞の漫画では「サザエさん」が25年。朝日の漫画では2番目の長寿連載漫画となった。
 毒のない四コマ漫画は面白くない。あの「サザエさん」でさえ毒がある。四コマ漫画は毒の強さに比例して、面白さは濃くなる傾向だ。小生は生まれた時から新聞は朝日で、朝日新聞の漫画もいろいろあったが、朝刊いしいひさいち「ののちゃん」夕刊しりあがり寿「地球防衛家のヒトビト」の今のコンビが一番お好みだ。
 それはそれとして、夕刊の前の漫画「Mr.ボオ」はまったくつまらなかった。面白くもなんともない漫画だった。小生、上方落語ファンではあるが、桂文福だけはおもしろくない。「Mr.ボオ」のつまらなさは桂文福のつまらなさに合い通じるのではないか。
 それにしても、いしいひさいちは面白い。小生の知っている限り、今の漫画家では一番毒があるのではないだろうか。「ののちゃん」は新聞連載ということだから、まだ毒性は弱く、これが「ドーナツブックス」などになると、だいじょうぶかいな、これはちょっとヤバイんでは、と思うような猛毒がある。いずれこのブログでレビューしようと思う。

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