北大雪スキー場の下からスタートして、遠軽町を抜け、湧別町まで滑走する国内最長のクロカンスキーレースだ。これで、通算8回目の参加。
最低気温-20℃という予報にビビったが、会場に着いたら、-11℃だった。ほっとする。ワックスも設定雪温の範囲だった。しかし、平地の方はかなり冷えたらしい。
スタート地点では、ビデオカメラ取材のチューリップあばさんと今回は怪我でカメラマンとチームサポーターとして参加した恵庭の旅人さんとも再会できた。
自分では結構滑ったと思ったが、37km地点の丸瀬布のタイムを見たら、これまでにないくらい遅いタイムだった。この時点で7時間オーバーを覚悟した。滑らないなりに、滑走を楽しむことに意識をおき、ゆったりとした大きな滑りを楽しんだ。しかし、それも、遠軽の60kmまで。残りの湧別までの25kmは、疲れとの闘いだ。とくに最後の3kmはへろへろで5人くらいに抜かれた。
チューリップおばさんと旅人さんに迎えられてなんとかゴール。
結果は、タイムはワースト記録の7時間16分21秒。ところが、順位は194位と、昨年より12番も上がっていた。プラス気温で最高に滑った昨年より約1時間以上も遅かったが、優勝タイムも昨年より1時間遅れだったそうだ。自分のタイムも順当なところだった訳だ。
途中のタイムの遅さに愕然としながら滑っていたが、みんなも滑らなかったらしい。順位に救われた感じだ。
この大会は、その時の雪質や雪温、天候などの条件によって、本当にいろいろおもしろい結果が出る。この85kmが再開された2012年からこれで5年連続参加しているが、昨年までは、タイムは条件の関係で、年々速くなっているのに、順位が年々下がっているという具合だった。今回は、タイムはワースト記録だが、順位の落下は阻止できた。ウルトラ系のこの大会で、この歳で、まだ参加者の半分より上にいるのは励みになる、
記録証と荷物を受け取り、楽しみにしていたそばも食べず、ビールも飲まずに、慌てて15時の送迎バスに飛び乗った。これを逃せばスタート地点へ戻るバスは、17時で2時間も待たなくてはならない。
選手が続々集まる朝のスタート地点
スタート前
スタート地点の坂を登ると、数kmはダウンヒルもどきの滑走が続く。
37km地点の丸瀬布給食所。給食所はおよそ10kmごとにある。
前を行く集団。このあと、全部を抜いた。
貴重な滑走中の写真(旅人さん提供)
スタート地点へもどってから、入浴のために寄った、丸瀬布温泉のマウレ山荘。Hoの無料クーポン利用。
山の用意もしてきたが、とてもそんな気が起きない。あすは、紋別まで走って流氷を見に行く予定。今晩は、丸瀬布の道の駅で車中泊予定。
詳しい完走記録は、帰宅後にホームペーシにアップします。
http://sakag.web.fc2.com(アップ完了)
取材する立場の私としては、ゴールで1、3、4位の方々とお話できました。後で5位が「ちから!」さんと分かって、できればご挨拶したかったな、と残念に思いました。
でも、昨年から気になっていた旭川の89歳の方、上富良野の77歳で31回連続完走の方ともお話する機会に恵まれ、興奮するほど嬉しかったです。89歳の方は昨年完走でしたが、今年は惜しくも60㎞の遠軽でリタイア。「来年は短いコースに変えることにする」という、どこまでも挑戦する意欲に感動しました。sakagさんも、まだまだ負けていられませんね。
今年もほかにたくさんの初めての方とお話できて、広がるつながりが本当に楽しい! スキーをはいていなくても、クロカンの1日を満喫しました。
湧別原野の自然に感謝! 選手、関係者の皆様に感謝!
ちから!さんとは朝に会いましたが、今年はかなり練習したそうで、その成果が表れたようです。
89際で…60kmでリタイアとは言え、臥して脱帽です。どの世界にも怪物はいるもんですね。
お風呂に入れば少しは疲れも取れますしたか
Sakagさんは遠方から直前に走ってこられ過酷なHOTEL住まい、やはり我々とは体力が数段違いますね。
明日の流氷 紋別ですか、網走の方が少し条件が良いかなー? 共に28日は流氷沖に出ています 『海氷密接度画像 28日14時ころのデータです、北風なので岸に近づく方向です』
朝に運行会社に電話で流氷に逢えるか^^確認してはと思います、時間があればどちらも始発便は乗らずに様子見がいいかなー
今年はとても遭遇率は低そうです『お逢い出来ればびっくりポンです』
最初に提示された北海道全体の地図に刻まれたトレースを見ても、そのコースがいかに長距離かが分かりますね。
年によって、日によって、自然は刻々とその条件が変わり、今年は滑らない雪質だったようですね。でもそれがまた自然を相手にするスポーツや活動の醍醐味ですよね。
私も今ちょっぴりとその気分を味わっています。明日から一泊二日で石狩川を遡行します。
紋別から一気に函館までのドライブですか?とんでもない超長距離ですね。気をつけてお帰りください。
流氷、Cメールにもいれて置いたのですが、法起坊見習さんの来道に合わせて接岸しましたね。普段のお接待のこ利益でしょうね。
いろいろ情報ありがとうごさいます。紋別はこちらから近いし、前は網走で見たので、考えました。
60歳前後の3回は、いずれも6時間を切っていたのですが、今はいくら条件が良くても無理です。
とくに、遠軽からの残り25kmが年々辛くなります。
でも、それだけに満足感が大きいのが困りものです。
今日は一気には帰れません。途中どこかで泊まり、天気が良ければ、山も考えています。
今年はサポーターで終わってしまいましたが、来年は同じフィールドを負けずに走りたいと思います。
坂口さんのバイタリティにはいつも脱帽です。自分も坂口さんのような山に原野に駆け回る元気な退職後ライフをめざしたいと考えています。
それではまた、よろしくお願いします。
応援と写真ありがとうございました。ブログとHPの方で使わせていただきます。
来シーズンの再会、楽しみにしております。もう敵いませんが・・・。
途中で、立ち止まっていたので心配しましたが、その後、元気に追い越して行かれましたので、安心しました。
ちょうどスマホのカメラを用意した時に追い越して行かれましたので、タイミング良くシャッターを切りました。
下堀さんなら、条件の良いときなら、6時間切れますよ。昔から「札幌」で4時間切れたら「湧別」で6時間切れると言われていました。
私も今から10年ほど前の60歳前後の3年間は、それを実現しています。今はもう彼方の夢です。下堀さんはこれからですので、頑張ってください。