癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

初心者指導2日間

2012年02月11日 | スキー・クロカン
       

 昨日と今日、グリンピア大沼スキー場で開催された我が母校・北海道函館中部高校(3人の弟妹及び2人の子供すべての母校)のスキー研修のお手伝いをした。

 自分は、まったく生まれてスキーを履く初心者20名の男子を4人で担当した。手は掛かるが、一番伸びしろの大きいこの子たちを教えるのが、一番面白い。本人もできないことができるようになって、上手になったことを実感でき、教える側も楽しい。

 2日間の目標は、プルークボーゲンで、いろいろな斜面を滑り降りれるようになること。

       

 最初は、靴の履き方、ストックの持ち方を教え、スキー靴で歩き回ってみる。その後、スキーの履き方を教え、片方のスキーを履いて歩きながら、片方のスキーに乗り込む感じを覚えさせる。転倒したときの起き方の練習、そして、両方のスキーを着けての歩行訓練・・・・ここで5人ずつ班分けをした。

       

 さらに歩行と登行、ごく緩い斜面での直滑降、そして、プルーク滑降へと進んで、午前の部終了。
        
 これまでの経験から、プルークができるようになるとしめたもの。午後から、リフトに乗せて、一番緩いコースをプルークで下る。スピードに負けてゴロゴロ転ぶ、雪に突っ込む・・・これを繰り返して、1回目より2回目と回数を重ねるに連れて、どんどん転ぶ回数が少なくなるのが凄い。4回目で全員一度も転ばないで滑れるようになって、1日目が終了・・・「めっちゃ楽しい!」・・・この言葉に救われる。

       
 2日目は、まずプルークボーゲンを教える。感じが掴めたところで、リフトへ・・・長い距離を滑るだけで、失敗を繰り返してどんどん上手くなる。

       

 あとは、ひたすら、いろいろな斜面へ連れて行き、「習うより慣れろ」ペースで、どんどん滑らせる。斜度に負けてスピードコントロールができなくなり、転倒して、その原因を考え、次に生かす・・・こうして、2日目はリフトを8本・・・。

 最後は中斜面でも一度も転倒なしで、大満足の内に終了・・・「初めてスキーを履いたときはどうなるかと思いました。こんなに滑れるようになるなんて思いませんでした。とても楽しかったです」・・・こちらもこの言葉に大満足!

 閉会式で教頭先生の話の中にあった「転ばないようにするよりも、転んでも起きあがることが大切です。転んだ原因を考え、次に転ばないようにする・・・これが人生に大きく役に立つはずです。」・・・まさに、2日間の子供たちはこうだった。