癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

釈迦ヶ岳と八経ヶ岳

2009年06月02日 | 登山・旅行
今日の釈迦ヶ岳と八経ヶ岳と明日の山上ヶ岳は、熊野古道の修験の道「大峰奥駈道」の途中のピークである。たまたま横からピークにお邪魔するだけであるが、今日の八経ヶ岳は登山道の2/3は奥駈道だった。

どちらも、登山道がほとんど整備の手が入っていず、久しぶりに山登りの雰囲気を楽しめた。また、どちらも360度の大展望が欲しいままだった。

○釈迦ヶ岳〈1800m〉
 大峰南部の雄峰で、山頂に青銅の3.6mの釈迦如来像が青空をバックに立っていた。これは、大正時代に「鬼まさ」と呼ばれる強力が一人で道を開き、3つに分けて担ぎ上げたという。台座だけで134kgあるという。凄い男がいたもんだ。

山頂一帯に、初めて目にする白いツヅジが綻び出していた。花は下を向いて咲いている。下山途中で出会ったご夫婦に聞いたら、シロヤシオツヅジとのこと。

神戸のAさん情報で、最短コースの十津川村旭口から19km入る峠の登山口から、頂上へ直接繋がる尾根をピストンした。登り、1時間40分。下り、1時間10分。下山後、2時間半の移動で、八経ヶ岳登山口へ。

八経ヶ岳〈1915m〉
別名・八剣山ともいう。大峰山脈の最高峰で、近畿の最高峰でもあり、百名山でもある。

行者還トンネルからピストンした。奥駈道出会いまでの急登がきつかった。1400m~1600m辺りはシロヤシオが満開であった。

頂上標識の上に、逆さ虹のような日輪が出ていた(画像)。明日の後半辺りから天気が崩れる前兆か?

登り、2時間30分。下り、1時間55分。今回の山旅で最もハードな感じで珍しく疲れを感じた。

明日の大台原近くの上北山の道の駅は温泉が休みだったので、さらに南下して、下北山村の「きなりの湯」で疲れを癒し、夕食を摂り、駐車場で泊まることに。

金剛山とハプニングと伯母子岳と護摩壇山

2009年06月02日 | 登山・旅行
〈6/1〉
  久しぶりの爽やかな快晴。昨日の雨で登り残した金剛山を早朝に登り、次の伯母子山への途中で4連発ハプニング発生!それにもめげずに伯母子岳と護摩壇山もゲット。

○金剛山〈1125m〉
大阪府と奈良県を跨ぐ金剛・葛城山脈の最高峰。大阪のどこからでも眺められ、関西人なら知らぬ者はないほど有名な山だとか。また、楠木正成の物語を秘めた山でもある。

5:10にスタートし、伏見峠経由登山道を登り、千早城址経由登山道を下って縦走し、バスで移動した。

山そのものが史跡になっていて、頂上には1500年以上も前に創建された葛木神社や転法輪寺が建ち、国見城址もある。麓近くの千早城址には楠木正成を祀った千早神社もある。

そのような歴史的背景なのか、「金剛錬成会1000回以上登拝者」の名札をずらっと並べた大きな掲示板が立っている(画像)。トップは10000万回以上が一人。その側には登拝証明印を押してくれる建物まであり、そこへ次々と汗を流した人がやってくる。

平日なのに、早朝の5時から車が30台も停まっていたし、下りの最初から最後まで木段の続く急なコースからも次々と登ってくる。ほとんどが空身である。乗ったバスも満員。車もあちこちの駐車場が満杯。バスと駐車場が大儲け?

登り、1時間10分。下り、45分。7:59のバスで、スタート地点の駐車場へ。

○4連発ハプニング
次の伯母子岳へ移動中、崖崩れの通行止めにぶつかる。それがすべての始まり。

1発目~迂回路を勘違いして、カーナビも対応できない林道へ。どんどん狭くなり、戻ることもできず深みにはまって行く。

2発目~狭い橋のコンクリート部分にタイヤをぶつける。その反動でドアをガードレールの端にぶつけ、ベッコリ!(涙)。

3発目~林道の終点でUターンして元の道に戻り、国道を大回りして高野山へ。ところがぶつけたタイヤがパンクしていたことに気付く。

4発目~タイヤ交換しようと思ったら、どうしても外れないナットが1つ。仕方なくJAFを要請。やはり外れない。無理すれば折れるが5本の内の1本なので走行に支障がないとのことで、無理したらやはり折れた。しかし、旅は続けてもよいとのこと。

タイヤの空気が抜けたのが、迷い込んだ林道でなくて良かった。携帯も通じないし、JAFのトラックも入ってこれなかった。

本来なら2時間ほどの移動時間なのに、予定より3時間遅れの13:00に伯母子岳登山口へ。

○伯母子岳(おばこだけ)〈1344m〉
奥高野の中にあって、奈良県に属するこの山の登山道は、金剛峰寺から熊野大社までを結ぶ熊野古道「小辺路」の一部で、昔から歩き込まれた感じの快適な道だった。

なんといっても、この山の魅力は、きれいに刈り払われた頂上からの360度の大展望だろう。大峰山脈、果無山脈、高野山など、累々と連なる紀伊の山並みがすごい。

登り、1時間40分。下り、1時間05分。ここはかなり急いだ。さらに、1時間半の移動で護摩壇山へ。

○護摩壇山(ごまだんざん)〈1372m〉
高野龍神スカイラインが頂上のすぐ下を通過。ごまさんスカイタワーやレストハウスがあり、あたり一帯は森林公園になっている。快適な展望駐車場が登山口で、頂上までわずか500mの距離。

17:00スタート。いくらゆっくり歩いても往復で20分。残念ながら、展望は西側の一部だけ、むしろ駐車場のほうが良い。

明日の釈迦ヶ岳の近くまで移動。予定していた道の駅は携帯圏外。見つけた温泉も然り。入浴後、そこの公衆電話から家へ連絡。そこの駐車場で泊まることに。長い1日だった。