怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ギョウジャニンニクを採りにいく

2012年05月27日 | いろいろ
ギョウジャニンニクとよく似たにんにく臭い植物採取に誘われて付いていった。
湖の近くの森にたくさん生えているのだそう。
ギョウジャニンニクについてはこちらラムソン、熊ねぎなどとも呼ばれるそうで、ここではベアラウフだ。


目的地まで歩く。太公望はどこでも健在。いったい湖でどんな魚が釣れるのか?

岸には死んだ魚が・・・。       釣った魚でバーベキューか??



カワカマス、という魚だそう。すでに内臓を取り除いてあるのだが、ヒクヒクと動いていた。
鋭い歯があるところを見せてくれた、うわわ、怖い魚・・・
スープにするとおいしい、と言っていたが、私は食べたくないなぁ。
義母はこうした魚を食べたことがないのだろうか?彼女にとって生魚を料理するなんて、とんでもないのだろうなぁ。

と、寄り道した後で再び目的地へずんずん歩いた。

これは湖でなく、ドナウ川。
   
この日は5月17日。ギョウジャニンニク採取には2週間ほど遅いのだそう。周囲のほかの草が生長してしまっている。
足元が悪い森の中を友人はどんどん入っていく。私はどちらかというと、自然やアウトドア活動が嫌いだ。
どんな虫や植物がニンゲンに悪さしようとしているのかって考えてしまう。
彼女はサンダル姿、私は厚い靴下にしっかりした運動靴だ、待ってよ~。

およそ半時間ほど摘み取り作業をした。
これがベアラウフ。
義母にはこの植物を採りに行くことを内緒で出かけた。よく似た別の毒性のある植物を採ってしまう可能性があるとかで、去年は「行ってはいけない」と禁止されていたからだ。
また、義母はにんにくが大嫌いで、にんにくの家への持込を禁止している。にんにく臭いこの植物を積極的に摘みに行くいくことに賛成するわけがない。
我家はいろいろ規制があって、本当に大変だっ。

袋いっぱいに詰まったベアラウフは、すべて友人に持って帰ってもらった。
後日、彼女に料理してもらう約束をした。いや、料理があまり上手でない彼女だ、私が何か作ってやろうかぁ、知らない食材だけど・・・







雨天決行バーベキュー

2012年05月25日 | 交友関係
すでに数ヶ月前から計画されていた知人宅でのバーベキューの日の天気は最悪だった。
当日の朝は義母に「こんな天気では中止だ」と何度も行くのを制止されていたくらいだった。
が、夫と私はわかっていた、絶対決行ということを。

そう、屋内でやるってことは容易に想像できたから。
ビアガーデン用テーブルを3台も置いていた。(5名の急なキャンセルで一台は無用に・・・)

たくさんのお客さんにも余裕の態度のにゃんこ。


ケータリングを料理人付きで利用したこのパーティ。ホストは準備でへとへとになったり、付きっ切りで肉を焼くことで来客の接待に手抜きをする、という醜態を晒さなくて良い。

バーベキューコンロは屋外、サラダやパンは室内に設置されていた。外で働いていたコックさん、寒い中でちょっとかわいそうだったけど。
ケータリング会社自家製と思われるパンは日本によくある真っ白でふわふわの柔らかいものだった。
「これはドイツ人は嫌がるだろうな」と思っていたら、夫が「このパン、凄くおいしい」と言うではないか。
かなり大きいこのパンはすぐに無くなってしまったので、他のドイツ人たちにも好評だった様子だ。よし、私も焼こうか、白くてふわふわパン!!


ホストは飲めない私にも「アルコールなしのビールもありますよ」と持ってきてくれた。
周囲への気遣いの仕方、いつもの事ながら彼と彼の奥さん(書類上の婚姻関係はない事実婚カップル)は素晴らしい。私にはとても自宅パーティはムリだ。
にゃんこは子供たちにも人気。嫌がってるのか喜んでいるのかわからない動きを撮影っ!

腹がいっぱいになると、それぞれ飲み物を手にして立って雑談。ドイツ人の好きなスタイル。
このあと、屋根裏の仕事兼趣味部屋で楽器演奏~

そういうわけで、義母の期待を裏切り、寒い中でのバーベキューは屋内で充分に楽しめた。
帰宅は深夜を過ぎるので、義両親の安眠を考え、いつものように外泊。

中級ホテルなのに部屋の印象はいつも抜群!

めったに一緒の外出の機会がない私たち夫婦には楽しい一瞬だった。


残念だったインド料理

2012年05月24日 | 頑張って食べる
地元の単科大学でインドについての催し物があった。

パンフレットにはいろいろ書いてあったが、ドイツ人友人E子さんと私の目的はこれ。

インド料理を食べられる!! しかも、参加料などは無料!!


「Live Talk」なるものは2時間近くも続いたので、E子さんと私はかわるがわるトイレに立ったりして時間をつぶした。
E子「何時に終わると思う?」
りす「話している内容からして、あと5分だな」
などと不謹慎な会話をしていた私たち。あと5分、と予想したがその後1時間も続いたぞ、うほほほほほほ。
語学習得能力抜群なインド人、ドイツ人の英語の質問に流暢なドイツ語で返事をしていた。

婚礼衣装だそう。(クリックで拡大)

講演終了後、100名を超える参加者はいっせいに学生食堂に移動し、料理を待った。



なんだか、皿がいやに小さいぞ。こんな量でドイツ人が満足するわけない、と思った私。

ヒヨコマメのカレーと、なにやらチーズと豆腐の親戚みたいなもののカレー。
鶏肉のカレーや、じゃがいもの煮物のようなものもあった。

これ以降の写真はショックで撮影を忘れていた。
やたら辛くて、食べるのに苦労したからだ。辛いものは得意な私でも辛く感じたのだ。
100人を超える量を作るのは大変だから、ドイツ人に量を食べられないよう、わざと辛くしたのか、と思ったくらいだ。
ところが、周囲のドイツ人の様子を見ていると、結構食べきっている。
ううう、無料エスニック料理を無理して平らげているのかっ!!不思議だっ!!
なんでも食べるE子さんなど、二皿目を取りに行ったぞ、彼女の舌は無感覚か??

米飯まで辛く味をつけられていたので、私は小さい皿のほぼ半分しか食べられなかった。
冬の間に起こった胃腸の不調も考え、辛すぎる食事は避けているし。

去年、ここ在住インド人にご馳走になった手作りカレーは非常においしかった。
そのインド人の彼にこの会場でばったり会ったので、E子さんと私はたくらんでいる。また、彼に御呼ばれされよう、と。
ますます食うことに貪欲になっているドイツ生活である。
とほほ。








秘密の一日

2012年05月20日 | ここの生活
負けるとこうなる・・・



                           (ミュンヘン中央駅にて)

回転寿司コンベアで回っているのはドイツ料理。







みんな作り物・・・

歩いていると、コスプレ集団に遭遇。







同行したドイツ人友人によると、写真左の真ん中のジーンズの男性がこれらのドレスの製作に携わっているものらしい。
名刺をもらったので、お礼がてらホームページを紹介。SWINK


頭の上にお舟が・・・・。この格好は今風の風景に似合わない。馬車を待たなくては、馬車を・・・


これって、海でやるものではないか、かわいそうに、内陸のここでは川でやるのだろうなぁ、と勝手に哀れんでいる私。

いや、川の急流でのこうしたスポーツもあるのかしら。

大勢の通りがかりの観客に観てもらうのが励みなんだろうなぁ。


子連れの遠出はちょいと大変だったけど、お天気は最高のなかで珍しいものをたくさん見ることができて楽しかった。
腕に押されたスタンプと、おにぎりでご満悦さ。

ベトナムコーヒーをドイツ人宅でいただく

2012年05月19日 | 近隣の人たち
日本料理でパーティをしたい、と請われて手伝った。



二人は同じ市内に住む学生カップル。わたしの指導で巻き寿司、焼きそば、焼き飯、みたらし団子などを作った。
男性のほうは非常に料理に慣れていて初めての料理をてきぱきとやってのけた。
こちらの習慣で、味噌汁だけが料理の最初に出されてしまったが、日本料理の海外進出は多かれ少なかれ現地の習慣に溶け込まなくてはならないな、と容認。


食後に出されたベトナムコーヒーが非常においしかった。
この集まりを主宰した彼は1年間のベトナム生活を経験しているのだ。
コンデンスミルクの量、マレーシアの様子を思い出す。他のドイツ人たちは、コンデンスミルクにほとんど馴染みがない様子でスプーンで缶からすくって舐めてみたりしていた。




よく効く日本

2012年05月14日 | ここの品々
近所の韓国人女性にもらった薬。その辺のドラッグストアで売られている処方箋のいらない薬だ。
  
ラベルに「Japan」と読み取れる部分があるが、日本のミント油ってことだそうだ。
どうも、日本のミントは薬用として有名らしい。もしかして、青紫蘇のことか?
「わたしは知らなかったです」と言ったが、「無知な日本人」と評価されたことだろう、うほほ。

頭痛がするときはこめかみ辺りに塗る、
胃腸の具合が悪いときは水に数滴たらして飲む、
風邪のときは鼻の周りに塗ると呼吸が楽になる、
など、使い方を説明してくれた。

数ヶ月間胃の具合が悪いわたしを気遣っての贈り物らしい。ありがたく頂戴して試してみることにした。

この後、ドイツ人と会った。
もらったこの製品を見せると「ドイツ人は『日本のもの』というとよい製品に感じる」のだそうだ。
なるほど、日本人が「ドイツ製」と崇めるのと同じ感覚なのか?

「ミントオイル」と検索してみると、その効能を日本語で確かめることができる。
でも、日本とは関係なさそう
外国の物資にあこがれるのは世界のどこでも同じなのだろうなぁ。
そんなことに気づかされたこの品、大事に使わせてもらうこととする・・・

って、これ、200円以下なのよね。バンバン使っちゃおう


さくらんぼケーキ Sauerkirschkuchen

2012年05月13日 | お菓子

今日のお茶の時間のケーキ。
去年収穫したさくらんぼを冷凍したものを使ったケーキだ。生クリームを添えて食べる。
さくらんぼ採取、洗って二つに切って中の蛆虫を取り除くという手間のかかる作業を思い出す。
あの面倒くささが翌年、ケーキとなって登場するのだ。
ケーキを作った義母が「さくらんぼの砂糖が足りない」と不出来を嘆くと、
義父は「これくらいの甘さでちょうどいい」と反論。
わたしは無言で、義務のふたきれを食べつくすのに努力していた。

夕食には初挑戦となる金針菜を料理する予定なのだが、このケーキですっかりおなかがいっぱいになってしまい、
どうしようか考えている。
明日にしようか・・・



クヌーデルはまあまあ

2012年05月12日 | 頑張って食べる
数日前の昼食。

自家製サヤインゲンときゅうりのサラダ。不気味な組み合わせだが、すでに慣れた・・・
なんと言っても嫌なのは、仕上げに大量に油を混ぜるところ。私は義母が油を注ぐ前に自分の分を取り分けておいて、セーフ。
サヤインゲンは去年収穫したものを冷凍保存しておいたもの。
収穫される野菜や果物のほとんどは冷凍保存される。寒冷な気候のこの土地で、年中食卓に変化をもたらすには冷凍保存は大事な知恵だ。
馬鹿でかい冷凍庫を家庭で所有できなかった頃や、冷凍庫自体が存在しなかった頃の食生活は、とても貧しかったに違いない、ここ、ドイツ。
(っていうか、日本だって戦後しばらくまでは非常に質素な食卓だったらしいではないか)


ソース二種類。左の鍋のど真ん中にあるのは前日の残りのドイツ風餃子。出来合いの品なのだが、これが不味いんだ。どうしてこんなに不味いものを生産して売るのか理解不能。

ソースと一緒に食べる主食がこれ、クヌーデル。

パンから作るものと、じゃがいもから作るものがあって、これはじゃがいも。
私にとっては数少ないドイツでおいしいと思うもののひとつ。
ソースをかけずにそのまま食べていると(すでに塩味が十分付いているので日本人には可能)義母が「ソースがないと味がない」と怒る。
舌の感度が違う民族との食事は大変さ。


この日の午後のケーキ。
たっぷりの油脂を混ぜ込んだ生地の上に刻んだりんごを載せて焼いたもの。
写真では小さく見えるが、約38cm四方の天板いっぱいの恐ろしい大きさだ。
食え食え攻撃が苦しい・・・



ジャージャー麺の親戚

2012年05月10日 | 頑張って食べる
久しぶりに訪ねた中国人友人の家でご馳走になった昼食。


卵をたっぷりの油で炒めて、水で戻した金針菜(キンシンサイ)ときくらげを加える。
金針菜を食べたのは、おそらく私はこの日が人生初めて。見た目が芋がらに似ているので、尋ねたら、筆談になった。
彼女は「黄花菜」と書いてくれた。家で中日辞書を引くと、金針菜と判明・・・
ああ、食べ物を知るには根性が要る。


材料に火がとおったら(ドイツの家庭のほとんどが電気調理だが)豆板醤を加える。


この日はそうめんを使っていた。
肉をまったく使わないのも、柔らかいそうめんを使ったのも、私の胃の状態が悪いことを知っての配慮だったように思える。
卵を炒めるときのたっぷりの油には少々ぎょっとさせられたけど。
いつものとおり、彼女の料理はおいしかった。金針菜もおいしいぞ!今度、自分で料理してみよう。
義母料理で縮んだ寿命が、再び少々長くなった気分さっ






りんご屋

2012年05月08日 | 義母
なぜだかウチは、スーパーでりんごを買わずに時々回ってくるりんご屋から買う。
義母に理由を聞けばそれらしい答えが返ってくるだろう。
「安い」
「安心」
「新鮮」(って、りんごの収穫期は大体どこでも同じだろうな)
のどれかだろうか。

午後2時ぴったりにウチの前にりんご屋がやってくる。
今日は10分ほど遅れてきやがった。盗撮する私も10分待ったぞ、プリプリ。


車体に印刷されたホームページを検索すると・・・APFEL-DIREKT
実に簡単な商売の宣伝。使っている車の写真なども入れたらいいのにねぇ。




ポニーテールの細身の男一人でやっているのかな。
「いやいや、ごめんごめん、遅れちゃって」
聞こえないが、そんな会話がなされていたことだろう。



羽根飾り帽子

2012年05月05日 | 近隣の人たち
先日鷺の頭部の飾り羽がかわいかったが、昨日はおじさんの帽子の羽根飾りを観察することができた。

今見ると、これが羽根かどうか確信を持てない。ま、日本にはない、こちららしい帽子の話題、ってことで・・・うほほ。
白いお髭がよく似合うちょっとおしゃれなおじさん(お爺さん?)だ。
素敵な帽子なので、日本へのお土産にも良いかもしれない。頭のサイズが問題なのだが。一般的に東洋人の頭部は西洋人のそれより大きい。
すぐ近所に住む彼は、ウチと負けず劣らず庭仕事好き。いや、ウチを凌いでいる。見事に細工されたりんごの木の垣根があるのだぞ。
「フジですよ、日本の品種」と私たちに自慢していた。
その彼が、ウチのりんごの木に何か細工をしに来たらしい。義母が私に説明したのだが、10パーセントしか理解できなかった。おそらく、接木したのだと思う。


義父は手伝うこともなく、おじさんの周囲をうろうろするだけだ。
私はりす部屋から盗撮しているつもりだったが、義父が気づいてこちらを睨んでいた。うほほ。

ドイツで鯉のぼり

2012年05月04日 | 近隣の人たち
最近親しくなった台湾人女性の家の庭には年中鯉のぼりがある。

日差しが強くなった最近では鯉のぼりも生き生きと見えるが、暗くて寒い冬には全く似つかわしくない鯉のぼりだった。
写真、右は『鯉のぼりの開き』状態。あまり細かいことはかまわない、という彼女のおおらかさが魅力
鯉のぼりは台湾でも普通なのかと思って尋ねたら、彼女のお姉さんが日本に住んでいるのだそう。
小学校1年生の息子さんのために、お姉さんが贈ってくれた品。部屋にはいろいろ日本の物資があるぞ。
ドイツ在住の日本人たちもこの時期に鯉のぼりを飾っていることだろう。新緑と花々で一気に彩られる5月のドイツに似つかわしく思えるのは、私の目がここに馴染んできてしまったからか??

さて、この台湾人女性、お誕生日を迎えるとのことで日本のカレーでお祝い。

貴重品のハウスバーモントカレー。パッケージを見せると「あ、知っている、台湾にもあります」ですって。
ちょいと残念に思ったけど、まるで知らないものを食べる恐怖感がないからいいかな。
健康を気遣う彼女一家が常食しているのは玄米。私の胃にはちょっときついのだけど、ま、いいか。


これは別の日にご馳走になった彼女の料理。野菜の炒め物三種。料理は得意ではない、と宣言していたが、普段義母料理で鍛えている(!?)私にはもの凄くおいしかった。(中華饅頭は出来合いのもの、おいしかった)
第一、野菜の摂取量がウチと全然違う!
「ドイツの料理は不味くて大変です」同居なんかしていない彼女もそのように表現していた。

台湾人の知り合いはここに住んでからすでに3人もいる。常々思うのだが、台湾人は非常に国際的である。
留学はもちろん、国際結婚、一家揃っての外国移住も頻繁に見聞きする。

これは去年ドイツに留学していた18歳高校生から送られてきた写真。
台北のドイツ料理レストランのものだそう。本物とは少々違うが、雰囲気は抜群。
台湾国内も国際的なのか??

さて、話はウチの隣家。
5月になってから隣の家のプールはきれいに清掃され、新たに水を張った。
こちらではそろそろ屋外プールの季節。関東周辺ほど7,8月の気温が上がらないので一気に暖かくなった今から楽しんでおこうって魂胆らしい!?
屋外プールの水温は結構低くて寒がりの私にはかなりきつい。
だけど・・・お隣のプールにお邪魔してみたいものだなぁ・・・ハウスバーモントカレーを持って。ムリだろうなぁ・・・

鷺が金魚を食べに来た

2012年05月02日 | 動物
以前にもブログ記事にした覚えがあるので探したら、なんと2008年4月のものだった。こちらに移住してから半年もしないときだったのだなあ、とか妙なところで感激してしまった。
2008年4月23日「鷺が金魚を食べにくる」

なかなか用心深い鳥で、近くで目撃するのも写真撮影するのも困難なのだ。昨日はカメラの用意が間に合ったので撮れた!
以前のブログより鮮明かな。かなり逆光なのだろうか?この鳥がこの色なのだろうか?

りす部屋からはレースのカーテンを動かさなくてはならない。そんなことをするとすぐに飛び去ってしまうので、
すばやく一階に降りた。
義両親が近隣の街から来た親族を接待しているところだった。会話に盛り上がっているのに「鷺が来ていますよ」と言うと、喜んで鳥観察をしていた。

これは何という鷺なのだろうか、頭部の後ろにくっついた飾り羽根がとってもラブリー

池の金魚を食べに来たのは明らかだが、私たちが凝視しているのにすぐに気づいて飛んでいってしまって二度と戻ってきてくれなかった

村のマイバウム

2012年05月01日 | 近隣の人たち
マイバウム、あるいはメイポールに関するネットでの情報はたくさんあるだろうから詳しいことはそちらに任せ、私は自分のための記録としてここに写真を残すことにする。
ドイツに移住してから、初めてその行事の様子を観察しに行ったのだ。
予想通り、あまりわくわくどきどきするものでもなかったので、これが最初で最後かもしれない。

ここの集落のマイバウムは、そのほかの地域より質素だ。

全長約60メートル。午後一時に始まるのに、なかなか人は集まらない。


予想通り、開始の挨拶の言葉などなく、わらわらと集まった人たちが何気に始めた。


参加できるのはどうも男性だけの様子だ。
西欧州でいまだに男女が混ざらない物事があることにちょっと驚いた私。
だったら、サウナの混浴をやめてくれよ、と思考が待った区別の方向へ行く私・・・・だめだな、とほほ。


数十センチづつ持ち上げていく。
どうも、休む時間のほうが長い。周囲と会話を楽しみながらのんびりと持ち上げていくことにこの行事の意味があるのだろう。
ビールなどが彼らに提供されている様子からも、それがはっきりわかる。
どきどき女の子が参加している男性に絡み付いているから、ま、いい光景。




民族衣装はこういうときに活躍。
そういえば、義父も夫もこれを持っていない。彼らはビアガーデンもこうした伝統行事にも興味がなさそうだし。
ま、いいか。





おお~、ドイツにもさすまた健在か、とちょっとうなった品が登場。こちらの太い人たちを捕まえるには小さすぎかっ
右、向こう側でビールを飲んでいるお姉さんたちを撮りたかったのに、おじさんが主役になってしまった、ごめんよ、おじさん!!
女性たちは日陰でビールやケーキを楽しんでいる。
そういえば、写真撮影に夢中になっていたおじさんたちのでっかいカメラはみんなキャノンだった。


ここまで、約45分。
不覚なことに、カメラの電池がなくなってしまったので、家に帰った・・・・
ブロガー失格なりす。


一時間後に戻ると、人々はマイバウムのことなどすっかり眼中になく、飲んだくれてる様子だった。
マイバウムの周囲で踊る、という話をよく読むけど、どうもここではそれが行われた形跡がない・・・

要するに、飲みたいんだろうな、ビールを外で。その口実のマイバウム??
いや、違う、ってドイツファンの日本人から忠告がきそうだ、あはは、どうぞ、どうぞぉ。

   
味気ない木片楔が使われているところ、素朴な村のマイバウムにふさわしすぎ。