怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

クレープ細切り入りスープ

2019年04月30日 | 頑張って食べる
このスープを初めて食べたのは街中のレストランだった。クレープのような薄く焼いたパンケーキを小さく切ったものが具のスープ。

冗談のような献立だ。きっと、余ったクレープ(パンケーキ)の再利用法だったのだろうな。
いや、ウチのこのスープは本当にあまり物処分献立だった。

義母は自分で作っておきながら「スープの中で唯一嫌いなのはこのスープ」と言った。
自分はほとんど手を付けずに他の三人(週末だったので夫もいた)で平らげた。
ドイツ料理のひとつとして、日本でやってみるのもいいかも。
パンケーキは膨張剤をいれず、砂糖も控えめにして焼く。スープはコンソメスープ。
簡単で結構おいしい。

スープの後の主料理はパン団子。

この団子もパンが固くなってしまったときの処分料理だな。
だいたい、レストランではこの団子は肉料理の付け合せらしい。ウチじゃあメイン料理。
炭水化物ばかりのウチの食卓だ。
あ、この皿はわたしのなので、米飯を欠かせない。義両親たちは黙っていてくれた。

さて、炭水化物抜き食事がついこの前まで凄まじく流行していたものだ。
先日会ったアルゼンチン人は、長いこと股関節痛に悩まされている。
彼女がパンを食べずにハムや野菜・果物ばかり食べていたので尋ねた。
すると、やはり「炭水化物ダイエット」のようなことをしているらしい。
痩せるより、股関節痛をどうにかしたくて炭水化物を抜いてみたのだそうだ。すると、効果はすぐ現れて、現在のところ痛みが軽減しているのだとか。
彼女の場合、すべての炭水化物を禁止しているわけでもないらしく、米は摂取するそうな。ただ、彼女のもともとの食文化は東洋人のように米を常食しないので、めったに口にしないようだ。
果物の果糖などは気にせずに摂取している様子。
要するに、小麦粉を除いた食事をしているのだな。それで痛みが減るのなら、大成功ではないか。
私は炭水化物を極端に摂取しない食習慣を疑問に思っているほうだが、適度なやり方ならば、健康増進に繋がるものなのかと認めざるを得ない。

ウチの炭水化物だらけの食卓では、早かれ遅かれ病人が出るだろう・・・・
って、何十年もこの食事をしている義両親たちがピンピンしているのだから全然説得力はない。
せいぜい、私がウチで一番にあの世行き、なのかもしれない。







多民族他宗教の環境

2019年04月29日 | ドイツ在住難民・移民
別の宗派のキリスト教では約一週間遅れで復活祭を祝うらしく、ウクライナ人難民G子さんからこんな画像が届いた。

文字はロシア語か?G子さんの母語はロシア語だ。
ウクライナ生まれの義父の母語はポーランド語(義父の先祖は古い時代にドイツから東へ移民し、ドイツ国籍を保持し続けた)。複雑な歴史を感じる。

インゴルシュタット中心部にはG子さんの宗派の教会があるので、不自由しないらしい。
もっとも、インゴルシュタットにはバイエルン州では一番大きいモスクさえあるのだからねぇ。
モスクと言えば、来週末から断食月が始まる。
アフガニスタン人難民Sさんが嘆いていた。「去年の断食月も失業していました」と。

ウクライナ人G子さんは就職活動中だ。
先週聴いた話ではロシア人女性面接官で落とされたのだとか。
「同じロシア語母語の人たちだと人間関係難しいのよっ」とがっかりしていた。

仕事が上手く行かない、というのは人が生きるうえでかなりのストレスになる要素だ。
落ち込んだときに、彼らの宗教が助けてくれるのだろう。
子供の頃から親しんだ、彼らを守ってくれるものだ。それを抜きに移民難民たちが外国暮らしで暮すのは難しいだろう。
これからもますますドイツにはモスクが増えるだろう。

外出しなければならない

2019年04月28日 | 風景
フルタイムとかパートタイムでの勤務をしていなくて、家事も任されていない私はうっかりすると、一歩もウチを出ない日が何日も続いてしまう。
義両親たちも外出などめったにしないので(ただし、庭仕事があるので真冬を除く季節は毎日外気に触れている)実際のところ、私の人生は義両親と一緒にいるものとなりつつある・・・ふぅ・・・
更に悪いのは、外出する気分がなくなってきていることだ。来月いくつもの誕生日会に招かれている。
はっきり言って、行きたくない。
行けば、面白く感じることも多いのだが行くまでが嫌でいやで仕方がない。愛想よくしていなくてはならないし、贈り物を選ばなくてはならないし、せっせと食べなくてはならない・・・
また、この住んでいる場所が中心部から離れているのでなおさら外出が億劫だ。食糧の買出しさえ、何キロも向こうにいかなくてはならない。

さあ、いくぞ、と外へ出た。

りす部屋からもみえる菜の花畑だが、外に出てみたほうがよろしい。

訪問先はイラン出身のアフガニスタン人難民宅だ。

独特なデザインの飾り皿。尋ねたら、イランで買ったものだそう。
ドイツの物資にはあまりきれいに感じるものが無いらしい。それはとても面白い意見だ。イラン人やイランに長く住んでいる人々には西洋の物資のデザインは好みに合わないのかもしれない。
ソファにきちんとたたんで置かれていた毛布もここでは見つけにくいと思われる珍しくて美しい柄だった。同じく、イランで買って持ち帰ったものらしい。
北欧のデザイン、などと喜んで買う極東洋人とは違うのかもしれない。
そういえば、夫が昔言っていた。「日本の家電のデザインは子供っぽい」
この意見を聞いたとき、もちろん憤慨したものだが、こちらに来てから数年してそれは正しい感覚だと思った。
可愛らしく見える物資が好きな日本人。それはそれでいいではないかい。
無理して北欧デザインを目指す必要はない。

さて、このアフガニスタン人女性は3歳女児のお母さんだ。
こんな小さい子がいて、凄まじく整ったきれいな住まいだ。彼女自身も言っている。
「きれいにしていないと落ち着かない自分、ちょいと病的、とも思っています」
彼女のイラン在住のお姉さんの住まいははちゃめちゃらしい。
兄弟姉妹は似ることも似ないこともある。
彼女の手作りマフィンをいただいたが、食べているときボロボロと崩れていくのが気になって仕方がなかった。
こんなにきれいにしているのだから、こぼしてはいけないと気をつけてしまう。
「あ、あとで掃除機かけるから気にしないで」
とは言ってくれるけれど、ではそもそも私を招かないほうが楽じゃあないか・・・と思わず言ってみたくなった。
いや、彼女が招いてくれたから外出する気になったんだ・・・ありがたく思わなくては。
きれい好きの彼女の負担になるかもしれないけれど、おたがい面倒を避けていたら、ずっとずっと他人にかかわらない人生になってしまうだろう。

面倒でも、辛くても、外に出てさまざまな物事や人生に触れなくてはならない。
家の中でさえ辛い私だ。外に出ても同じなら、出たほうがお徳かも?







ティーンエイジャーはすでにウサギ型チョコレートを喜ばないおかげで私に回ってきた。

2019年04月27日 | お菓子
義母は孫たちにウサギ型チョコレートを数種用意した。

だが、彼らは全部受取らず、この二点を残していった。
いかにも子供向けという感じのこの商品。ティーンエイジャーには、もうウケが悪いのかも。

だが、私には、チョコレートはいつもウケがいいぞ。残ってしまったこれは私に回ってきた。
大事にとっておくことなどせず、さっそくいただいた。
基本、甘いものは好きな私。ただし、間食として、ね。

ウサギの中にはこれが入っていた。
砂糖でコーティングされているチョコレートなのだろうが、その砂糖の味が強すぎて、はっきり言って・・・これは書いてはいけないと夫に注意されている・・・・そうだな、アレだった。これで、いいかな。

チョコレートは日本を初めとするアジア地域で売られているものより欧州の方がおいしい。
たまに日本のチョコレートを食べると、懐かしい味がして、それもよろしい。
なんでもおいしく食べられるほうがお得な人生。

きのう、スーパーを覗いたら、すでに各社菓子メーカーのウサギ型チョコレートは半額になっていた。
山のような半額ウサギチョコ。
数ヵ月後にはフードシェアリングへの寄贈物になってくることもある。
期待しちゃおう。









雨が降らないので種まきができないと嘆く義母

2019年04月26日 | 庭仕事
義母の魅惑的なお尻で始めよう。いや、もしかして「閲覧注意」?

毎日庭のチェックを怠らない義母。
だが、例年のような植え付け作業はまだだ。

雨が降らないので土が乾燥しすぎているからだそうだ。
窓から見える畑を耕すトラクターはもうもうと土ぼこりをまきあげながら作業している。
ウチのように趣味の園芸と違い、彼らは生活にかかっているから、真剣勝負だろう、もしかしたら雨乞い祈祷さえしているかもしれない。

植え付けはまだだが、庭の各種手入れは進行中。

園芸店のセール品を買ってきたらしい。
「さて、これをどこに植えたらいいかしら」
おい・・・
買う前に植える場所を確保して置けよっ。もし、私がそんなことをしたら義母は絶対私を注意するに違いないのに。

ついでだから愚痴らせてもらおう。
2,3年前だったか、ジャムのビンのふたを緩く閉めておいたら、叱られた。
ふたの部分を持って出そうとしたら、ビンが落ちて割れてしまったそうな。
ジャムのビンの口が、使っているうちにジャムで汚れて閉めにくくなるのは当然だ。そこを無理やり閉めちゃうと開けるときに大変だから気を使って緩くしておいたのに・・・
・・・なんて反論しても10倍くらい言い返されるだろうから止めて置いたものだ。

今朝、そのジャムの棚を観察すると3つのビンのすべてが(全部別種の手作りジャム)フタが載せてあるだけの状態だった。
義両親たちはジャムのふたの件について、数年前に私を叱ったのは忘れていることだろう。
ま、いいさ、これでみんな気をつけてジャムビンのふたをつかんで取り上げることはしないだろう。







おいしそうな日本料理が続々出てくるアニメ

2019年04月25日 | 頑張って食べる
偶然見つけたこの動画。

去年の今頃に「世界同時配信」とか宣伝していたようだ。
世界同時配信って、どういうことなのだろうか。少なくとも、ここの生活で去年の今頃この動画をネットで見つけることができなかった。
言語はどうしているのだろう。日本語学習者は世界各国に多くいるが、アニメを字幕なしで聞き取るほど高度な日本語力を持った人々がわらわらと外国にいる、とは思えない。

ま、細かいことは気にしないで・・・・
もっと重要なこの動画。
おいしいものがたくさん出てくることだ!私の今後の人生には、食べることが不可能なものがぞろぞろだ。
「トリアエズナマ」ってのが笑える。
「トリアエズナマ」はぜったい日本で生産されている日本人向きの味でなくてはならない。そして、冬でもギンギンに冷やしてあるんだ!

この舞台はどうも昔のこの辺り・・・時々出てくるドイツ語みたいな単語がそう思わせるんだ。
「Wurst」など、結構練習しないとドイツ語風にならない。声優さんたちも努力しているのだろうけれど、ドイツ人が聴いたらわからないかもしれないな。
そういうわけで、昔のここが舞台になっているといるのも気に入った。
しばらくはこの動画で人生を楽しむことができそうだ、えへへへへ。





紙ナプキンは何度も再利用するのがドイツ高齢女性たちの習慣。

2019年04月24日 | 節約
復活祭二日目の食卓。
いつもとあまり代わり映えしないような印象。3人増えて、7人分なのでその分手間がかかっている。
義姉もわたしもあまり義母の料理の手伝いをしない。
義母はどうでもいい細かいことまであれこれ自分の方法を主張するので嫌になってしまうんだ。義姉にそれを尋ねたことはないが、きっとそう思っているだろう。

出来合いの料理を使わず、ほとんど手作りだ、と義父は孫たちに自慢していたが、それは義母自身が言わなくてはないぞ。

さすがにハムは手作り不能。
これらは前日の残り。脂身のところばかりあつまっているのは、それぞれが残した部分。
捨てないで取って置くところが凄い。まだ身内の残したものだから大丈夫なのだろうか。

他の皿にもこんなに残っていた。

袋にはまだ塊が・・・・これは義姉に持たせるために買っておいたようだ。

午後のケーキの時間。
今日はロールケーキ。巻く時に割れてしまってあまり見た目は美しくない。

もうちょっと、ていねいに巻けばきれいにできるのにね、と思うのだが義母のやり方に私が口を挟むなどやってはいけない。


そういえば、それぞれに配られた紙ナプキンを、食事後に義姉は集めてゴミ箱に捨てていた。
義母はそれを見つけて驚いて、それらをゴミ箱から拾い上げた。
「うっ」
と、私は思った。
義母と、多くの義母世代の人々は1度だけで紙ナプキンを捨てない。繰り返し使うようだ。
いや、それって、自分専用のものだったらいいけれど、物資の性質上名前を書いて保存しておくわけにも行かないではないか?
そういうわけで、前回誰がつかったかわからない紙ナプキンを、再利用するこの凄まじい習慣。
節約という言葉は相応しくない。
衛生観念のユルさ、と言っておこう。多少の不衛生さを気にしないここの人々、万歳・・・・






いい天気、いいコーヒー、上機嫌で飢えている難民と接しなくてはならない。

2019年04月23日 | ドイツ在住難民・移民
非常に気候のいいこの頃だ。
久しぶりに自転車で近所を散策してみた。いい気分だった。
子供が描いたと思われる上に、いたずら書きがされていたこの風景でさえ、上機嫌で通りかかると微笑ましく思える・・・って、やっぱり品が無いよな。

よく行くカフェで一休み。

ここは普通のコーヒーを注文すると、ミルクを提供されない。
「このコーヒーは何も入れずに楽しむものです」
と私に言った店主の大柄で両腕に刺青を入れた男性。見かけによらず、柔らかい物腰とものの言い方で好感度抜群。

そんな気分のいい一日でも、難民に出会ってぶち壊されることになる。
最近、その気分をぶち壊してくれる難民の傾向がわかった。
子連れ難民母親だ。
難民住居に住んでいる彼女らの生活は非常に厳しいもので、食事はまとめて作られて提供されているものしか口にすることができないのだそうだ。自室での調理は禁止。
母親本人は耐えられるが子供たちは常におなかをすかせているらしい。
母国では食べることに不自由しなかったのに、この先進国で自分の子供たちがおなかをすかせていることにイライラするのは当然だろう。
難民お母さんたちは、無料提供される古い菓子やパンをガツガツ食べていることも多い。
彼女らの体格は私の数倍ほどいい。体重など、私の五割増しくらいあるのではなかろうか。
あまりにも品のない食べ方をするので驚いたものだが、最近は難民住居での食事情、経済事情(月間数十ユーロしか支給されないらしい)を知り、理解をすることができ始めている。

経済的に不安定、その極端な状況として満足に自身の子供たちに食事を与えられない母親のストレスは大変なものだろう。
こうした人物たちと平気で接することができるという心境にはなっていない私だ。
隙あれば、何か盗んでやろうという印象さえあるんだ。これは一緒に支援活動をしている仲間たちが常に私に忠告していることだ。
「彼女らが来たら、目を離してはいけません」
と、日本風に人々に甘い私は厳しく言われてしまう。

食べることがままならないと、人々の心はすさんでいく。
まさか、ドイツでそのような状況の人々と接することになろうとは・・・・
理解をし、ものを盗まれないよう注意を払い、敬意を持って彼女らに応対する技術を身につけなくてはならない、と機嫌よく自転車を走らせながら誓った。





復活祭のケーキ

2019年04月22日 | ケーキ(Kuchen Torte)
復活祭の日曜日の午後はこのケーキを食べる。

義母が作るあらゆるケーキの中で一番おいしいものだ。

甥のM雄くんが8,9歳のころはこの1台の半分ほどを平らげていたものだ。
現在14歳の彼は、一切れだけしか食べない。14歳男子のダイエットとは考えられないので(どちらかというと痩せ気味に見えるし)単に好みが変わっていっているのだと思う。

私はふたきれ食べた。
もう、おなかはいっぱい。夕食はなし、だ。

M雄くん14歳。
身内自慢を我慢して欲しい。
彼の見た目は、古い少女マンガに出てくる西洋男子そのものだ。
金髪の巻き毛、青い瞳、典型的な西洋人。
義父も彼を気に入っているようで、しきりにM雄くんに話しかけるが、すでにおじいちゃん相手にぺらぺらと話す年代ではない。(個人差もあるだろうが)
義父の話も、年よりじみた正義感に溢れる面白くないテーマばかりでちょいとM雄くんがかわいそうになる。
「ミツバチ保護運動のデモには参加しないのか」
と義父が尋ねると、義姉がM雄くんのかわりにさっと答えた。
「学校ではデモにかかわることを禁止しています」
私が母親だったら、義父にもっとイラついていたかもしれない。

違う世代との接触は、その後の人生に好ましい経験となるので、周りがイラつく会話も、M雄くんには損ではないだろう。
M雄くんの人生が今もこれからもいいものであることを願っている。
いや、義姉も姪のP子ちゃんも、義両親も、夫もわたしも!








やはり復活祭のハムは不味い・・・

2019年04月21日 | 頑張って食べる
例年よりかなり遅い今年の復活祭。
春の訪れというより、夏の奇襲を感じるぞ。昔は地球温暖化説を馬鹿にしていたものだ。ここの生活10年で、ドイツの生活体感に限っては温暖化していると言える。

義姉と彼女の子供たちを交えた復活祭の食卓だ。
毎年、全く変わらないこの風景。撮影しないで以前の記事の写真を使っても構わないくらいだ。
過去記事のひとつを見て欲しい。

去年の記事には「10年も一年に一度だけ毎年食べているとそのまずかったハムでさえ平気で食べられるようになるのだから恐ろしい」と書いている。
今年は不味く感じた。飲み下すのに苦労した・・・・

ケーキは1時間後に食べる予定。
その画像は次の記事で紹介しよう・・・・

炒飯はタダではなかったぞ

2019年04月21日 | 奉仕活動
昨日の記事に炒飯を台湾人にもらった話を書いた。
その炒飯は残念ながら完全にタダではなかった。炒飯と引き換えに、私はいつものように彼女の携わる催し物に付き合わされることになった。

台湾からドイツにやってくる台湾人音楽家のコンサートの宣伝をしろ、というのが炒飯の代金だ。

台湾が独立国であることをこのような催し物を通して世界に広めているのだろう。地味な活動だ。(いや、もしかしたら単純に台湾人音楽家を欧州で稼がせているのかもしれない。だが、今までこの近隣台湾人との接触で、台湾がいかに中国とは違う国家であることを主張する行事や書籍などの存在を知らされているので、どうしてもこのコンサートもそのように捉えてしまう)

さて。
このポスターとチラシ、どうしようか・・・

その辺の電柱・・・おっと、ここには電柱がめったにないから貼ることはできない。
炒飯の代金はちょいと高かった。

ここ数日の食事の記録。私のラップトップはそろそろ寿命が来ているのかネット接続が不安定になりつつあるんだ。

2019年04月20日 | 頑張って食べる
親しくしている台湾人宅に連絡無しで訪問した。
「炒飯を作ってあるのですが、食べますか」と彼女に尋ねられ、遠慮することなくいただいた。
「少し持ち帰って、夕食にしたらどうですか」という提案にも喜んだ。

日本人と韓国人以外は米飯についてさほど熱心でないことを確認済みだ。台湾人の彼女の飯も、いったいどんな種類の米を使っているのか、かなり不味かった。
だが、飯が不味くても炒飯は炒飯なのでおいしい。この写真のテキトーな作り方振りからも彼女の料理嫌いがうかがわれるだろうが、それでも、私の子供の頃から馴染んでいる料理に酷似しているのでおいしく感じるんだ。
義母はアスパラガスが嫌いなので、買うことを一切しない。私は出盛り期に1,2度買って、自分のためだけに料理する。
義母が横からしゃしゃり出てあれこれ言うのは書くまでも無い。お前、ほとんど料理したことがないのにどうしてわたしにアスパラ料理指南するんだっ!!

その翌日は復活祭のためのある一日で、ドイツあるいはこの地域では緑色の野菜を食べる習慣があるらしい。もっとも、義母は知らなかったらしいから、どこか遠くから比較的最近始まった習慣なのだろう。
ウチは庭に生えている食べられる草を採取してスープにしている。
これにパンを添える。私は米飯をスープに混ぜて食べた。

そのまた翌日は金曜日で、魚肉を食べる。
べちゃべちゃなポテトサラダ、野菜の煮物、冷凍の魚にパン粉をまぶして焼いたもの。
不味くはないが、特別においしいとも思えない。特に、べちゃべちゃポテトサラダがおいしく思えない・・・
ほとんど、飲むようなサラダだぞぉ

そして土曜日は菓子昼食。

蒸しパンにバニラソース添え。
食事じゃあないよな・・・。

ま、こんな食生活だから太るどころか、まずまず痩せていく。
2年ほど前にひどいストレスで40キロを下回ったことを考えれば、今は安定しているのでそんなに恐れることは無いと思っている。
痩せすぎも太りすぎ同様短命に繋がるらしいから、気をつけなくては。

捨てられない義両親たちのぼろぼろ衣類

2019年04月17日 | 衣類の工夫
二週間に一度ほどのウチの洗濯日。4人家族の2週間分衣類の洗濯だ。一日がかりの仕事になる。
今年初めての外干しとなった。

これはまだ半分の過程。まずは白物を高温水で洗うんだ。どうしてかは、硬水・洗濯、と検索すればぞろぞろとサイトが出てくるだろう。
家事の一切に主導権が無い私の洗濯仕事は、義母が干すとき、籠から衣類を取り上げて渡すことだ。
女王様お付の私、ってイメージだ。欧州の女王様はきっと自ら洗濯をなさることも多いだろうなぁ。
ウチの女王とその配偶者の衣類は、ボロボロだ。
もう、洗濯のたびにそう思う。
義母も義母で洗濯のたびに「これはもう捨てなくてはね」と毎回私に言うんだ。
彼女はわかっているのに捨てられない。
もう、使い込みすぎて、向こうが透けて見えるタオルさえ普通に使っているんだぞ。ウチがどれだけ貧乏か、よくわかるだろう。
新しいタオルさえ買えない!
・・・・いや、新しいタオルは居間のかっこいいタンスにしまわれている。おそらく、相続財産として残しているのだろう要らないっ、そんなもの!

台所の流しで使われている雑巾。これがまた、触った感触がぬるぬるしていて気持ち悪いんだ。
食事を作る場には相応しくないと思って、私は勝手に新しいものに取り替えた。

ああ、写真でも気持ち悪さが伝わってくるなぁ。
「閲覧注意」とでも書いておくべきだったか・・・
もちろん、新しいものになったことに義母は不満そうだったが、たまにはヨメのやりかたも取り入れてくれよぉ~。この布、5枚パックで100円程度だったと思う。数十円にさえいろいろ言われるのはたまったものではない。

当分、義両親たちの節制生活に付き合わなくてはならない。

イスラム教徒用ゼリー初体験

2019年04月16日 | ケーキ(Kuchen Torte)
一度試してみたかったゼリーの素。

トルコ人が経営する店で扱われているこの品。
右下に「牛100パーセント」とあるのがよろしい。普通の品はほとんど豚が材料なのだろう。

裏には各国語で解説が。ちゃんと「ハラール」マークも記載されている。
何か変わった味がしないか、と作ってみた。
撮影するのを忘れたけれど、中身はいたってシンプルで、袋を開けると合成されたイチゴの香り。懐かしいにおい、とも感じた。
自家消費用なのでプラスチック容器にいい加減に流し込んだ。
うん、普通にイチゴゼリーだった。たぶん、日本の同様な品よりひどく甘い。


さて、この日、義母は二種類のケーキを焼いた。
一台目が上手く行かなかったからだそう。
ふくらみが足りなかったこのケーキ。私の目からはちゃんとしているのだけれどね。ムダにケーキばかり焼かないでくれ、と思ってしまう。

これが次に作ったもの。チーズケーキだ。

義母はこれから食べるように勧めた。先日、義母のケーキは市販のものより安全、おいしいなどと書いた。
例外はいつでもある。このチーズケーキ、甘すぎで脂質多すぎ。この薄い一切れですぐに気持ち悪くなった。

一緒に食べていた夫もそう感じたようで、数切れで終えてしまった。

一夜明けた今日、きっと義母はこの残りの食え食え攻撃を仕掛けるだろう。ああ、どう対処しようか。
もちろん、冷蔵庫のわたしのゼリーは目の敵にされている。
「これはなんですかっ?」という質問にイラッと来た私だ。見ればわかるじゃあないか、ゼリーだよっ、何か文句あるのかっ
自分がケーキを焼いたのに、ヨメが余計なデザートを作ったのが気に入らないのだろう。
ケーキよりずっと健康的なゼリーだ、と主張してみたい。




外のケーキより義母ケーキが安全と思った

2019年04月15日 | ケーキ(Kuchen Torte)
親しくしている高齢夫人が「ケーキでも食べましょうか、買ってきますよ」と誘った。
あまり食べる気がしなかったが、いつもいつも義母ケーキばかりなので、たまには市販のものも試してみたかった。
「なんでもいいです」とその夫人に任せたら、こんなケーキを買ってきてくれた。

「一人一切れだと大きすぎるので、半分に切ってもらいました」
それでもかなりの大きさだ。さすがドイツ。ウチでも外でもケーキを大量に食べさせる仕組みになっている・・・
食べてびっくり、おいしい。
白い部分はバタークリームで、お酒が入っていて少々苦かった。酒類はダメな私だけれど、こういったときに楽しみたい。
ドイツの高齢女性と私が半分づつ食べてちょうどいい量のケーキ。
だが、食べ終わる頃に少々気持ち悪くなってきた。やはり、多すぎた。ああ、三分の一にとどめておくべきだったか?
やはり、材料が私に合わなかったのかもしれない。
義母の手作りと販売用に作られているものは違うのだろう。街で一番古いケーキ屋で、田舎街にしてはセンスのある品を提供していると思われる店だ。
ケーキも、外で食べるより、手作りの方が安心だ。
まあ、たまには既製品もいいものだ。今までの経験では、外食でケーキがとてもよかった、というのはあまりない。

そのあと、訪問客があった。
自転車で旅行をしている22歳フランス人学生Z子さんだ。ノルマンディーの自宅を出て、ドイツまでやってきたところだそう。
自転車旅行は昔からよくあった。私にはとても真似できない。日本での夫とのデートで、30キロ先の街へ自転車で行こうと誘われたときは「一緒に暮らせない」と思ったものだ。
欧州人は一般的に日本人より生活体力が倍以上ある、と思っておいたほうがいい。ケーキだって倍位の量を食べるのだからね。
Z子さんは野宿が基本だとか。
それは激しく心配になるぞ。欧州はそんなに安全なのか?不思議だ。
また、知り合った人やネットで知り合った自転車旅行仲間の住まいに泊まることもあるのだそう。それも恐ろしい。
欧州がそれほど安全なら、日本旅行などものすごく楽だろう。
「アジアには興味が無いのですか」と尋ねたら、いつかきっと日本を自転車旅行する、と言っていた。
←右端がZ子さん。
真ん中はケーキを買ってくれた高齢夫人。
「もし、日本に行くことがあったら、私に連絡してね。東京に息子がいるので頼ってちょうだい」と言っていた。
お互いの携帯電話番号を交換して、数十分後にZ子さんを見送った。
事故や問題がない旅行を願っている。

ところで、このフランス人、Z子さん。
フランス人女性は本当に例外なく好感度抜群だ。顔立ちもおなじコーカソイド種なのに、どういうわけか同年代ドイツ人女性より日本人好みの「かわいい」ことが多い。
「フランスでは知らない誰とでも気軽に挨拶を交わすのに、ドイツに入ってからはこちらから挨拶しても、みなむっつりしてるのよ」
と、笑顔で言っていた。
隣の国でこんなに違うって凄いよな。
ま、日本とその近隣国がかなり違うのと同じだろう。