怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

運転免許証更新

2017年01月31日 | カテゴリー分けするのに飽き
運転免許証を更新した。
今年の10月までが期限で、それまでに再び日本を訪れる可能性が低いと見たからだ。
海外在住者、または正式な更新時期に日本にいない人達にはこうした特別措置がとられるらしい。
実のところ、これから日本で運転する機会が極端に減るだろうと予想し、更新を躊躇した。
しかし、夫が電話で日本でのきちんとした書類を持つことを勧めたので、その意見に従ったんだ。

免許証更新に行われる講習。
私は結構これが好きだ。ビデオでは普段知らないことが流されるし、講師の話も面白い。
1時間もあると疲れるけれど、免許取得以来ずっとゴールドの私には30分だけだ、うほほ。

今回は環状交差点について説明があった。
災害時に信号機がなくても機能する交差点を増やしていくらしい。
環状交差点は普通の交差点より面積を広く必要とされるので日本では百数十箇所しかないのだそう。
ドイツの住まい付近では交差点すべてが環状交差点状態なのを考えるとえらい違いだ。
平らな部分が多いドイツと、多くの山を持つ日本。

日本の免許証を維持する為にはほぼ5年ごとに3000円。
ドイツのは一度作ると一生有効。
日本の免許証を翻訳して、確か3,4千円程度の手数料がかかった覚えがある。
一万数千円で一生分!
ちなみに、運転教習所は、日本もドイツも同じくらい費用がかかる。
何度受けても試験に落ちてしまった知人は、お金がかかりすぎるということで、とうとう免許を取るのを諦めたと話していた。
彼女の場合、母国で教習所に行ったとしてもだめだったかも。
もう一人、ドイツ育ちの外国人女性も何度も落ちていた。
試験を受ける為の講習料金を支払う為に、通常の勤務のほかに掃除のアルバイトをしたらしい。


5年ごとに全員が講習を受け、運転に対する心構えを叩き込まれるのはいいシステムだと思う。
事故を起こす確率は、丁寧に教育されている日本のほうが低いかな?
なんだか興味あるけれど、調べてみる気にもなれない。


やっと届いたパジャマ

2017年01月30日 | カテゴリー分けするのに飽き
12月下旬にマレーシア在住の友人が私にパジャマを贈ることを約束していた。
2016年12月27日記事
あれからしばらく楽しみに待っていた。三が日を過ぎると急に寒くなって、熟睡するのが難しかった。
薄いパジャマを二枚重ねて使っていた。いっそのこと買ってしまおうか、と思ったが、パジャマだらけになるのを避けるために我慢した。
昨日、やっと届いた。

マレーシアから郵送する料金が高いので、S子さんは春節休暇で東京観光に来る近所の友人にパジャマを託したと、1月中旬になる頃に聞かされた。
私は、その見知らぬマレーシア人の宿泊するホテルまで受け取りに行った。
案の定、約束の10時になってもホテル一階ロビーにそれらしい人物は来ない。
フロントで「マレーシアからこういう名前の人が泊まっていて、会う約束をしています」と尋ねたら、部屋に電話してくれた。
私が「S子さんの友人のりすです」と言うと「あなたは間違った部屋に電話しています」と言われてしまった。
面識のない外国人と待ち合わせは難しい。
もう、パジャマを諦めて帰ろうと思っていたら、「間違ってます」と言った彼女の娘さんが私に向かってやってきた。
東京のどこかの大学に留学している娘がいると聞いていた。ちゃんと日本語で挨拶して、パジャマを受け取った。


圧縮された三組のパジャマ。かなり大きくてかなり重い。私だったら、知らない人への贈り物を預かって飛行機に乗るなんて、絶対断るぞ。
S子さんはこれまでにも何度もいろいろな人に私宛の物資を預けている。
みな、断りもせずにちゃんと持ってきてくれるのは、S子さんが彼女らに恩を売っているからだろうな。
 
中国市場向けの中国産の品。
中国からマレーシアへ、そして東京に旅したこのパジャマ。大事にしなくてはいけない。
更にドイツに行く予定だ。地産地消は食品だけでなくほかの物資にも勧めたい。どれくらいの運送の為の燃料や手間がかかったことになるだろう。

ちなみに、中国国内市場向けの中国製品は、日本に入ってくる中国製品より縫製の質が落ちる印象だ。



ジャーマンポテトは義父の夕食

2017年01月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
ジャーマンポテトはドイツに存在しないと思っていた。
日本の居酒屋メニューだと思っていた。
ふと、気づいて、義父が夕食によく食べているアレがもしかしてジャーマンポテトだと知った。
昼食の付け合せ、茹でたじゃが芋が余ると、夕食にジャーマンポテトを作るんだ。
5,6ミリの厚さに切って、油で炒めるだけ。
長い間これがジャーマンポテトと気づかなかったのは、玉ねぎもベーコンも入っていないからだ。

夫が送りつけてきた出来合い食品にもジャーマンポテトがあった。


ドイツ語名はジャーマンポテトじゃあない!直訳すると「焼きじゃが芋」。
 
箱を開けると、このようなアルミの袋に調理されたじゃが芋が詰まっている。
適当な大きさのフライパンで10分ほど焼くだけ。
これにも、玉ねぎやベーコンは入っていない。
ドイツのジャーマンポテトは質素なんだ!
このインスタント製品は普通にその辺のスーパーに並んでいるのを見かけていたけれど、一向に私は興味がもてなかった。
買ってみたところで、きっと義母が「そんなものを買うのは無駄です」と一喝することだろうし。
今回、食べてみることができたのはいい機会だった。
うん、玉ねぎとベーコンを入れたほうがおいしいかも!


日本にいらいらするとき

2017年01月27日 | カテゴリー分けするのに飽き
毎回、日本に戻ってきて1~2週間はスーパーのレジでいらいらする。
丁寧すぎるんだ。
普段、ドイツのスーパーで客を乱暴にあしらう店員たちに悩まされているのだから、日本に戻ってきたらさぞかしいい気分になるのかと思っていた。
実際はその逆の感情がわいてくるのだから始末が悪い。
両手を腹の辺りで重ねてお辞儀をして「ありがとうございました」と言うのはやりすぎなのではないか。その一瞬の時間を次の客をさばくほうが経営的にはお得なのではないか。
いかにもマニュアルどおりで、そう決まっているからお辞儀している、という雰囲気で満ちているのも気に入らない。
「袋はご利用になりますか」
といちいち尋ねるスーパーもある。そこは、昔からレジ袋が有料で、以前はそんな質問をしなかった。
何か客とトラブルになったのだろうか。

コンビニで働いている知人がこぼしていた。
「最近はますます客が高飛車になってきた」と。
お客様は神様です、という態度をもっともっと激しくしなければならないのだそう。

そうした実情から、ますますばか丁寧な接客をするようになったのだろう。
ドイツも少しは真似てみたいと思わないのか。
日本を訪れるドイツ人はこの丁寧すぎるレジの応対に、一般的には非常に感動するようだ。
「ドイツ人は攻撃的です」
と日本が好きなドイツ人がこぼしていた。
「○○はどこにありますか」と店員に尋ねても「そんなの知りません」とあっさり言われることを覚悟しなくてはならない。
「この商品をこんなに大量に買っては困る」とレジで言われたこともあったな。
まったく、日本では考えられない応対だ。

丁寧すぎる日本と、何かあれば客でも攻撃するドイツを、足して2で割れば、私としては丁度いい感覚になるかもしれない。

丁寧さにイラつく感情も、日本滞在2,3週間を過ぎると何とも感じなくなってくる。
それが当然、って感覚になってきて、少しでも応対が乱暴だとむっとくるようになる。
まったく、人間の適応力って、すばらしいなぁ、と思うぞ。


義両親と夫と逢わないこと数ヶ月。
このど田舎の風景が懐かしい今。



おいしくなる義母クッキー

2017年01月26日 | カテゴリー分けするのに飽き
先日届いた義母クッキーは、一人で食べるにはかなり量がある。
彼女がこれらを焼いたのは12月だ。古くなりすぎないうちに、誰かにほとんどを分けてあげよう、と思い、日本在住友人たちの誰が義母クッキーを喜んでくれるか思案した。

去年のクリスマスクッキー作りには、結局私は全く参加しなかったな。
いつも同じだけれど、念のために味見をしてみようと思った。
 
日本に送られてここで見ると、ただでさえ大雑把な義母のクッキーの見た目がますますテキトーに見える。
包装も乱雑だったなぁ。きちんと袋の口が止まっていないものもあった。

ところが、だ。
これらのクッキーが非常に美味しいんだ。
義母と焼きながらいやいや食べているときはぜんぜん旨いと感じなかった。
甘みも抑え目だ。
一般的に日本以外の国のお菓子は甘みが強いものだ。
実家で、市販のお菓子を食べていたら、義母クッキーが甘くないと感じたのは不思議だ。

そういうわけで、もしかして、義母クッキーは日本で売れるのではないか。
本物ドイツ製クッキーだぞ。うほほ!
見た目が悪すぎるのが難点だ。ドイツのほかの知人友人たちはもっと丁寧にきれいに飾りつけるクッキーを作っているものね。

商売にするにはあれこれ面倒なので、実現しないだろう。
誰かにこのクッキーを分けよう、という考えは消滅した。
自分で食べきることができる美味しさだもの。

映画 沈黙

2017年01月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人に誘われて観にいってきた。
先週から公開されている「沈黙」。
もう、最初から最後までおもいっきり陰鬱で、途中から良い展開になるのではないかという期待も裏切られる凄まじい作品だ。
江戸時代の農村の貧しい風景、人々の小汚い服装、前かがみで歩く様子が悲惨さをますます増長していた。

クライマックスと思われるシーンはさすがにうるうるした。
拷問されている村人を目の前に、棄教を迫られるポルトガル人宣教師。その宣教師を説得する棄教した元宣教師の会話だ。
キリスト教の説くところの「愛」がどういうものか確認できると感じた。
わたしのうるうる体験をお勧めしたい。

あまりにも重い内容の作品なので、夫にその報告をするのが億劫に感じた。
毎日二回の国際電話連絡を欠かさない私たちだ。その日、お互い何をしたか話すんだ。
「サイレンスっていう映画をN子さんと観ました」
「え?何?タイレンツ?」
私の英語の発音が悪いのか、Sの音をちゃんと聞き取ってくれなかった夫。

たまげたことに、遠藤周作の原作はドイツ語になっているらしい
日本語の本はそんなに厚くなかったから、では、ドイツ語で「沈黙」を読んでみよう、と夫に買っておくことを頼んだ。

ちなみに、ドイツでは3月にこの作品が公開されるらしい。
日本では英語だが、ドイツではドイツ語吹き替えになってしまうだろうな。もう一度ドイツで観てもいいと思っているけれど、何言っているかわかんないだろうな。


クリスマスクッキー

2017年01月24日 | カテゴリー分けするのに飽き

義母から小包が届いた。
今までの人生でストレス最高の数週間前、私が自分で頼んだんだ。
「クリスマスクッキーを送ってくれ」
自分の感覚が信じられない。いつもは大量に作られたクッキーの山にうんざりしながら付き合いでクッキーを食べているものだ。
その時は本気で義母のクッキーが食べたかったんだ。
また、彼女がこう言ったせいもある。
「みんな、クリスマスクッキーを食べないので余っちゃっているのよ!」
「今、大変なあなたのために、私は何をしてあげられる?」
こんな発言があれば、誰でも頼んじゃうかも。ああ、義母に乗せられた??

手前の丸いのは日本ではまだ販売されているのを見たことがないレープクーヘン。ちょいと慣れが必要な香辛料がいっぱい入っている。
他の手作りクッキーも、ほとんどすべて使用油脂がバターだ。
バターがえらく高い日本では、高級手作り菓子かもしれない。
左のキットカットは頼まなかったのだけれど、ま、いいか。日独キットカット味比べしちゃおう。

心待ちにしていたはずなのに、いざ、実物の義母クリスマスクッキーを目にすると「うっうっ」と思った。
これはもしかして、次第に心労軽減の兆候なのか、と前向きに考えてみることにする。


湿気のある寒さはつらい

2017年01月22日 | カテゴリー分けするのに飽き
関東の冬場には乾燥注意報が発令される。
以前は何の疑問もなく、冬場は空気が乾燥しているものだと思ったものだ。
布団が湿っぽいのは自分が発する水分を吸っているからだし、晴れた日に干せばちゃんとふっくらと温かくなるのは外の空気が乾燥しているからだ、と思った。

ところが、ドイツに住んでしまい、ある程度その気候に慣れてしまうと、冬場の関東の湿気の多いことに悩まされる。
空気が冷えた水分を含んでいて、それがとても冷たいんだ。
もう、ドイツ以上に寒い。

ドイツの家の近所の中国人が言っていた。
彼女は長春の出身だ。気候はドイツ以上に寒冷で冬が長くて厳しい地域らしい。
父親の勧めでドイツ語を学ぶ為に上海の大学入学したそうな。
上海はだいぶ南だ。冬の寒さも長春と比較するとなんてことないだろう、と思っていたらしい。
ところが、そこはやはり湿気を含む寒さで、しかも長春のようなしっかりとした暖房設備もなく、大変つらい冬を経験したそうな。
「ああ、それは東京と同じですね」
と彼女と意見が合ったものだ。

ドイツは今、日中の気温が氷点下の日々が続いているらしい。
ドイツ在住の仲間と連絡すると、皆それを嘆いている。
私も負けずに嘆いてやる。
こちらは冷えた水の中にいるようで、体感的にはドイツと同じくらい寒いぞ、家の暖房はすんごくちゃちいんだぞ、と。

極度のストレス状態にある今現在の私だ。
ここで風邪を引いたらたまらないので、むちゃくちゃな厚着をし、家の中でもマスクをしている。(マスクって、暖かいのよね)

これを書いている今現在、私の背中には強い太陽の光が当って、とても暖かい。
ドイツでこの経験を冬場にするのは無理だ。
関東周辺の冬は晴れが多く、太陽が出ると夏のようだと夫が日本在住中によく言っていたものだ。

先日逢ったスイス人B子さんは、西日本の山の中で農作物を今のところ趣味で作っている。(将来は販売するくらいの規模にしたいらしい)
「スイスではじゃが芋の収穫は年に一度よ。今の住まいでは二度も採れるのよ」
私のドイツの住まいでも、9月から3,4月ごろまでは庭での野菜などの栽培は全くできない。
欧州の大昔は、単純に食べることが日本の暖かい地域より大変だったことが容易に想像できる。
湿気のある冷たい冬だけれど、やはり欧州より暖かく、恵まれている。

そういうわけで、今の背中の太陽を充分に楽しんでストレス解消をしている私。




近所の図書館で除籍になった本をもらった。
「戦場のピアニスト」でチラッと出てくるコルチャック先生だ。
著者は日本人だ。日本はホロコースト関連の書籍に満ちている。ここは自国のことでもないのに他国の悲劇に多くの出版物が出ているのが凄いと思う。
ドイツで日本関連の戦争中のことを書いた書籍がどれくらいあるかしら、と考えてしまう。

中国オーケストラミュンヘン公演その他

2017年01月21日 | カテゴリー分けするのに飽き
去年秋、ミュンヘンで撮影したもの。中国のオーケストラのミュンヘン公演の宣伝。
昔、東京で中国オーケストラの演奏を聴いたことがある。曲は欧州のクラシック音楽だったのに、なんとなく中国音楽風に聞こえた思い出。
もう何年も前の話なので、最近の中国のオーケストラは中国風になっていないだろう。
興味あるな、聴きに行ってみたかった。


アラビア文字入りレストランの看板。
写真には特にアラビア風でもない食べ物が並んでいる。あまりアラビア風の献立を提供しようとすると、食べ物に比較的保守的なドイツ人には受け入れられないのを予想しているのか。
それとも、これが普通にアラビア地域で食べられているのかな。

乱雑な工事現場。
撮影したのはやはり去年秋。
今現在はどうなったかな。見に行ってみたいな。

西洋かぶれ

2017年01月20日 | カテゴリー分けするのに飽き
日本に戻ってくると、うっかり間違ってしまうことの一つ。
日付の読み方だ。
頂き物のお菓子に印刷されたこれを、私は一瞬の間だけだけれど、賞味期限切れと思ったのだ。
平成29年1月17日まで。
この品を頂いたのは18日だ。ありうるじゃあないか!?

欧州では日付は東洋の真逆で「日」「月」「年」の順序で表記する。
個人差があるだろうが、私は帰省時にうっかり欧州式の読み方をしてしまうことがある。
特に、日付が紛らわしいときだ。
「29」の部分はこれは日なのだろうけれど、たまたま今年は平成29年だ。
ドイツにいるときは「今年は平成何年だろう」と考えることしばしばなのに、帰省するとすぐに記憶がよみがえる。
でも、日付の読み方の癖はなかなか抜けない。
間違えたことに気づき、自分を反省すればいいものの、こう考えてしまう。
ちゃんと2017と書くべきだ!省略するから紛らわしい!
・・・ってね。
日本に住んでいる人達にはまるで差しさわりのない表記なのだから、私がこれを訴えたりすれば西洋かぶれした馬鹿な女、としか思われないだろう。


義母の影響で、賞味期限や消費期限にそれほどこだわらなくなった。
彼女は何年も前の食品でも、平気で使うものね。
このお菓子が17日まででも、ちゃんと食べちゃうだろうな、私。
そういうわけで、読み間違えて捨てたりは絶対しないから大丈夫。

姿勢正しく

2017年01月19日 | カテゴリー分けするのに飽き
旅行や長期滞在などで外国から日本に戻ってきたとき、多くの人々は感じることだと思う。
日本人、姿勢が悪い、歩きかたが変・・・
私も帰省で戻ってくるたびに、滞在開始10日間くらいはそのことが目に付いてしまうんだ。
いや、私も姿勢が悪くて歩き方は変なのだと自覚しながら。

人種的に近い人々が住む国や地域から戻ってきてもそれを感じる。
マレーシア・シンガポールなど、みな、背筋まっすぐ伸ばして堂々としている。暖かい気候がそうさせるのか、せかせかと急ぐことも無くゆったりと歩く様子に、人生に対する余裕さえ感じるものだ。

日本滞在もしばらくすると、目が慣れてきて、姿勢が悪いとか歩きかたが変だとか感じなくなるのだから、これもまた不思議だ。
日本で生まれ育った私だ、そのほうが普通だろう。

ドイツの住まいの近所の韓国人に言わせると、日本人の姿勢の悪さは謙遜の態度の表れなのだそう。
そう言った彼女は在独40年超え、ドイツ国籍も取得していて、日本への特別な嫌悪感が全くない人物だ。
彼女の言葉がずっと頭にこびりついていて、帰省時にそう思いながら人々を観察していると、なるほど、と思うことがしばしばだ。
前かがみになって、相手より腰を低くして話すのが相手に対する敬意と表現している場面を何度も見た。
こうやって、前傾姿勢をとる機会が多いと、自然と普段からそういう姿勢になっていくのだろう。

たまに、顔は日本人風だけれど、首から下がいやに威圧的だな、と思う人物とすれ違ったりするとき、彼女らが外国語で話していることに気づいたりする。
堂々としていると、周囲に恐怖感さえ与える日本の生活。

「007は二度死ぬ」で、ショーン・コネリーが日本人になりすましたシーンがある。
肌を染めたり眉毛を切ったり、など当時の日本人の体格とかなり違うコネリーを見事に日本人風にした、とあるけれど、私にはコネリーの演技が上手だったのだと思う。
背中を丸めて前かがみの姿勢。日本人を表現するにはそれが手っ取り早い。

もっとも、日本人も外国在住が長くなると姿勢が良くなってくる。
南米P国に住んで8年目だったT子さんに出会ったときは、彼女の堂々とした姿勢に圧倒されたものだ。
日本を出発する国際線ターミナルで、外国在住が長い日本人女性を見分けることさえ簡単だ。(男性についてはあまりよく観察したことがないのでわからない)
これは、日本人が生まれながらに姿勢が悪いわけではない証明だ。

日本の日本人の姿勢が良くなる可能性はこれからも低いだろう。
東京オリンピックに向けて、来日する外国人たちにはますます腰の低い私たちを顕示したいだろう。
長い歴史で培われた私たちの文化が姿勢にも現れていることを思うと、姿勢の悪さにげんなりするのは違う、とも思う。




 
学校の頃の友人からの頂き物。
どうして私の好物だと知ったのかしら。ブログ記事にしたことがあったかしら?

好物食べ放題

2017年01月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
マレーシアのロティチャナイが大好きな私。
手作りするのはかなり手間と技術が必要なようだ。幸いなことに、ドイツの家の比較的近所にあるアジア食材店にも、実家付近の輸入食材を扱う店にも冷凍のそれが売られているんだ。
ただし。
ドイツの家でこれを食べるのは勇気が必要だ。
義両親たちが、私が何か珍しいものを食べていると忠告してくれる。
「慣れない物を食べると体調を崩すぞ」と。
この言葉にはいつも驚かされる。彼らの意識には、私はドイツ食しか受け付けないとあるらしい。
子供の頃から培われる食の好みを完全に無視している。
もちろん、ロティチャナイは成人してから好きになったものだけれど、ドイツに住む前に経験した味で、しかも食べ物が美味しいマレーシアの品だ。ドイツ食一般よりよっぽど馴染みやすい。
まあ、これからもいろいろ言われながらも好きなものを食べていこうと思う。

実家では、好きなものを食べる自由があるものね。
今のうちにうんとロティチャナイを食べておこう!


五枚入って約200円だったかな。パッケージにはパラタ、とあるけれど、ロティチャナイと同じ意味らしい。
業務スーパーで見つけた。

両面を軽く色づくまで焼いて出来上がり。
マレーシアではカレーソースとココナッツジャムで食べた記憶がある。その二つの食材を揃えるのは至難の業なので、私は何も添えずに食べる。
それでも充分美味しいんだ。
こんなに脂ぎっている料理を食べると具合が悪くなるものだが、どういうわけか、ロティチャナイは大丈夫。
ああ、マレーシアに住んだら簡単に何キロも太ることができるだろうな!



スイス人が作った野菜

2017年01月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
西日本に住むスイス人B子さんから、自家栽培の野菜が届いた。
さつま芋、菊芋、白菜。
菊芋の食べ方を知ったのはドイツだ。義母は毎年菊芋を作っていて、それでサラダを作る。
B子さんに「菊芋知っている?」と尋ねられた。菊芋は欧州人の好物なのか?
白菜は虫食い部分が沢山あり、また、虫も一緒に届いた。安心安全な野菜。


包んであった新聞紙を見て笑ってしまった。
ドイツ語じゃあないか!
これは日本に住んでいるB子さんにとっては貴重品のはずだぞ。いや、いかに貴重品でも新聞や雑誌を取っておくと数年後にはえらい騒ぎになることは私も経験している。
捨てる、あるいはこのような有効利用をどんどんしなくてはならない。


野菜を食べて太る、ってあまり希望がないな。
わたしにとって、肉や魚より野菜を食べるほうが簡単だ。
食べられるものをどんどん食べてあと3キロ増やそう。
再び夫に逢う日に「太ってよかった」と言われるために。

食べまくる

2017年01月16日 | カテゴリー分けするのに飽き
事情で長期帰省中の私に夫がドイツ食品を送ってきた。
かなりストレスの多い生活をしていて、一気に三キロも体重が減ってしまったことを夫は心配したんだ。
日本にいてドイツ食品を積極的に食べようとは思えないものだが、こうして送りつけられると、無理してでも食べなければならないと義務感が沸いてくるものだ。


スナック菓子、チョコレート、缶詰やレトルト食品、お湯を入れるだけのスープ、ハンバーグの素、スープの素など。一人で平らげるには数週間以上必要かな。

 
欧州版ミロの「オヴォ」はいいアイデアだ。牛乳に溶かして飲むものだけれど、粉状のところをスプーンでそのまま口に入れるのもおいしいんだ。
カロリーと添加されているビタミンやミネラルを同時に摂取!
プンパニッケルは微妙。胃腸の働きが弱っていると思われる現在の私に、ちょいと消化しづらい品だ。
それにしても、このパッケージ、どうして男女がいちゃついているのだろう。ドイツではぜんぜんそんなことに気づかないのに、日本では見えてしまう。

 
ちょいと泣けてしまったのが、一箱だけ入っていたティーバッグ。
「緊張緩和」とパッケージに印刷されている。これを飲んでリラックスしてくれ、と夫の声が聞こえてきそうだった。
この小包は夫が作ったのではなく、海外発送用の業者に注文したものだ。
三つのリンツチョコレートはその会社からのおまけのようだ。

注文額130ユーロにチョコ三つ、はかなりせこいとは思うが、ドイツの会社ということを考えると、喜ばなくてはならないのかも?
おいしかった。

さあ、ガンガン食べて、3キロ太って夫に逢うことを目標としよう。

何でもある日本

2017年01月14日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫にもらったシュライヒの動物フィギュア。

 
日本でも人気の商品なのだろうな、と検索したら普通に売られていることを知った。
ドイツを初めとする欧州の物資で、日本の日本人が知らないものってないのではなかろうか。
欧州に限らず、日本人は外国の珍しい品や習慣、言語などが大好きだ。
普通の日本茶を扱う店で、何故か南米のマテ茶を扱って長いところがある。尋ねてみると、単に好きだから輸入販売を始めたそう。

NHKは、半世紀以上もテレビやラジオで語学教育番組を制作して放送している。
英語だけでなく、欧州語、中国語・ハングルまでやっているのだから、日本人の外国への憧れは他のどの国よりも強いのだろうな、と思ってしまう。

外国語や外国の品も好き、お客様としての外国人も好きな日本人。
親しくしているエチオピア人に言われたことをよく思い出す。
「日本人は黒人が嫌いなんだろう?」
彼はそうした体験をしたのではなく、おそらく、日本への移住が非常に困難なことを母国で知り、そのように判断したのだと予想。
日本人一般がネグロイドの人々をあからさまに嫌がる、という態度をするのは考えにくい。

今回の長期の帰省で、いろいろ感じるところがあるのだが、その一つに肌色の違う居住していると思われる外国人が少ないのが凄いと思った。
難民をガンガン受け入れているドイツと比較するのは無理がありすぎだ。
難民たちも、日本の外国人受け入れ状況を知っていて、好んで来ないのだろうな。

リスとウサギフィギュアについて書こうと思ったのが、外れてしまった。
頂き物のリス物資が増えて、とても嬉しいこの頃。