怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

スモモケーキは当分なし

2014年09月30日 | お菓子
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きれいに晴れた日曜日。庭に出て空を見上げると二機の飛行機が並んで飛んでいる。

撮影して夫に見せると、すぐに「これはあれで、こっちはあれだ」と答えた。まったくわからない分野のことをこんな風に即答されると「この人、天才?」とか思ってしまう。
知らなくても、こののんびりとした飛び方は趣味で飛行機を操縦しているんだろうな、と予想できた。次に思うのは「やはりここはすごい田舎だ」ってこと。あーあ。
 
この赤いクローバーが畑一面にびっしりと生えている。栽培しているのだろうか?これで作るサプリメントは更年期障害によく効くと、そういう年代の台湾人友人が主張していた。そうなると、勝手に摘むと犯罪だな、ふむ。
 
クローバー畑の前には公園。親子らしき二人が卓球をしていた。卓球台は旅館、ってイメージだったがこちらに来てからは公園の設置物。

のほほんと過ごしていたら昼食の時間。メインのおかずは魚棒。魚棒とは・・・こちら。
 
いつものように夫の主食はスパゲティ、私は米飯、義両親たちはじゃがいもさ~

週末のケーキは自家製すももが載ったもの。

夫はこれを食べると下痢になるとかで全く手をつけなかった。
義母によると、今年はすもものできが悪く、このケーキにした分で最後なのだそう。毎年、一年分のスモモケーキを冷凍できる量が採れるのに、不作で義母は残念そう。夫にはこれから一年、下痢ケーキを食べさせられる恐怖から逃れられる良いチャンスぅ~
何事もいい面と悪い面があるものだ、とウチの台所から哲学してしまったりす。



迷い猫預かってます。

2014年09月29日 | 動物
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「また迷い猫かい、かわいそうな飼い主さん」と近寄って読むと・・・

おおー、迷い猫を預かっていて、飼い主を探している人が作ったものだ。
写真の黒猫は推定生後四ヶ月。「何かじゃれてやるぞ」と意欲満々な様子が表れていてラブリィ

このポスター、ちゃんとラミネートして頑丈そうなプラスチックバンドで街路灯にくくりつけられている。
「珍しくドイツ人らしくないしっかりした仕事ぶりだな
と、思って、次の瞬間、そう考えた自分に驚いた。
こちらで生活すると、几帳面さとか丁寧さとかとは縁がなくなるものでね。日本での評判とは違う現地生活。

普通レベルのはこちら。

クリアファイルに入れられて、幅広テープで貼られている。
雨風に対する強度と見た目の美しさに欠ける。なぜ、この色のテープでとめるのかい、って思う。
ちなみに、日本のようなクラフトテープはここにない。つい最近までそれを不満に思ったものだが、これも次第に慣れきた。
ついでに、こうしたちょっとセンスのないポスターの貼り方も慣れてきたところなんで、猫の知らせのきちんとしたものを見て感動した次第。

義母のパスタシュッタ

2014年09月28日 | 頑張って食べる
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米飯を炊いてしまった後に「今日はパスタシュッタよ」と義母に言われた。
 
最初に野菜スープ。ウチは鍋をいつもそのままドンと食卓に置いて、各自が食べられる分量を盛り付ける。
 
パスタシュッタとは、スパゲッティミートソースのことだ。世間一般では(少なくとも日本語のサイト)パスタシュッタはミートソースって意味ではない!?検索して、初めて知った。
ドイツで、あるいはこの地域で使われている意味なのか、それともウチの隠語なのか?
この七年間、辞書でもネットでも探さなかった私。もちろん外食でミートソースを食べることもないので、果たして家の外でパスタシュッタと言っていいのか知らない私。次回の外出時にドイツ人に尋ねよう・・・
飯を炊いてしまったので、それも添えて食べた。もちろん、私だけ。


庭の紫蘇は終盤の様子。花を咲かせている。
 
義母はとうとう全然これを料理に使わなかった。私がちょっと気にしないと『来年は紫蘇を植えない』と言いはじめるので私はせっせと摘み取った。
毎日紫蘇の葉をそのまま口にするのも結構苦しいものだぞ、とほほほ~




義母も食べられそう!

2014年09月27日 | いろいろ
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在独日本人仲間宅でご馳走になった。私は人の家で手料理をいただくのが大好きだ。特に、日本食は普段口にすることが非常に難しいのでなおさらだ。

真ん中のプラスチック容器は私が持参したみたらし団子。最近、みたらし団子作りにはまっている。

主料理は鶏のから揚げ。何年食べていなかっただろう!去年ここのKFCでかなり残念なものを食べたのが最後かな。(あそこのメニューを「鶏のから揚げ」と日本食のように扱ってはいけないか
もちろん、おいしかった。
料理とともに堪能したのが、彼女の住まい。まるで、モデルルーム。

こんなにモノがなくて生活していけるんだ・・・いや、使わないものはいつもしまってあるんだろうな。
私のように、手を伸ばせばすぐ届くような物資の配置を好む生活態度じゃあこうならない!
 
なにより、夫婦二人きりで生活できることがうらやましい。
自分の台所が欲しい。


            
書いているうちに気づいた。鶏のから揚げは義母も食べられるのではなかろうか。肉だしぃ。油まみれだしぃ。
よし、一度、やってみようか。たくさん作ってしまうと、私以外の三人が食べなかったときに大変なことになるので、ひとり2切れくらい。そんな少量作るのは大変かな?
ここは鶏のもも肉を手に入れるのが大変、と聞いている。私自身が肉をあまり好まないので自分で肉を買ったことがないのだ。食糧管理も義母がやっているので、なかなか私が食材を買ってくる自由がないという面もある。
まず、義母にこのようにお伺いを立てる。「日本風の鶏肉料理を作りたいと思います。お義母さんもちょっとだけ試してください」きっと、どんな材料を使うか尋ねられるだろうから、下味に醤油、なんてことは言わずに片栗粉をまぶして多めの油で加熱する、とでも言おう。「そうね、じゃあ、次の買い物日に肉を捜してあげるわ」となればいいのだけれど!

Mangaを本屋で立ち読み

2014年09月25日 | 日本
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行きつけの本屋に置いてある無料雑誌。漫画販売促進のためのものらしい。

様々な作品の冒頭数ページを掲載して「この続きを読みたい方は購入を!」ってやり方の様子。
きちんとドイツ語に翻訳されている。作品の解説なども入っている。
こなみかなたさんの「チーズスイートホーム」を読んだことがなかった。ちょっと試しにぱらぱらめくってみた。
あれ?なんだかわかるぞ、と発見し、この冊子をもらって帰った。

さて、家でゆっくり読むと、簡単なドイツ語でよくわかり、また、面白い。
買うのはもったいないので(一冊1200円位する)いつか、その本屋に立ち読みに行こう、と思ったものだ。

3,4ヶ月前くらいにそう思って、今日やっと実現した。
中国人友人と会うためにその本屋で待ち合わせをした。彼女も日本の漫画が大好きで、しばらく彼女と一緒にそこで立ち読みをした・・・正確には、備えてある椅子に座って読んだ。
お互い言葉の壁がある状況を超えて、本屋で熱心にタダ読みさ!
ドイツでは「チーススイートホーム」は二巻までしか出ていない様子だけれど、日本ではどうなのだろう?
ああ!日本語で思いっきり漫画を読み漁りたいものだ。この先の生涯、それが難しいことを承知の上での外国移住だったことを思い返しては、再び我慢の道を外さぬように決意しなおした

他人の休暇旅行

2014年09月24日 | 交友関係
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遅めの夏休み旅行中の友人から届く写真。旅行先の土産などを贈る習慣がないドイツ人たちに、私はせめて写真くらい欲しい、と思って「たくさん撮って送ってね」と頼むんだ。
 
イタリアの海。「まだ夏です」と嬉しそうな文章が添えられていた。
 
自分たちで改装を終えたキャンピングカー。
 
ヨーロッパ人が大好きな日向ぼっこ。私は今後の人生、日焼けを絶対避けることに決めている。
  
旅先からの絵葉書をくれるドイツ人(欧州人)も多いけれど、携帯電話でさっと送れてさっと受取れちゃう「今のこの瞬間」の贈り物も嬉しいものだ。いい時代になったな~、って喜んでいる私。

                         
いや、本音を言えば私だって休暇旅行に行きたいのさ。
義両親たちは今年は長期旅行をするとか言っていた様な記憶があるのだけれど、もしかして聞き違いじゃあなくて予定変更なのだろうな・・・うううう。
夫も旅行する気などこれっぽっちも無い様子。僅かな余暇の楽しみはテレビ鑑賞。
ま、いいか。
友人たちからの絵葉書や携帯電話に送られてくる休暇先の写真が慰めてくれるぞぉ

小おにぎりは食いつきが良い

2014年09月23日 | いろいろ
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久しぶりに出席したいつもの女性の集まり。
思いつきで、ポンデケージョくらいの大きさの球状におにぎりを作って持っていくことにした。何回かポンデケージョを作ってその大きさに丸めるのに慣れてしまったしね、うほほほ~
もち米を少々混ぜて、粘りを強くしておいた。おにぎりを小さくまとめるのは難しそうだったから。
日本からの貴重なゆかりと、こちらで普通に手に入る白ゴマの二種を表面にまぶしてできあがり。楊枝を刺して出したら、あれよあれよというまになくなりそうになった。

ああっ、事前に写真を撮っておくべきだった、と後悔した。
ほとんどの出席者が欧州人(今日は三人のアフガニスタン人もいたが)で、勢いの良いおにぎりの減り方が嬉しく感じた。
ふふふ、ドイツにおけるおにぎり普及に貢献している自分に満足しちゃっている。

これはブラジルに帰省した人からのブラジルのチョコレート。「ドイツのより味は落ちる」と言っていたけれど、私にはおいしくて、何個も食べてしまった。

               
肝心の我家への日本食普及はほとんど進んでいない。
家に戻ると、義母が昨日の残りのゼンメルクヌーデル(要するにパンで作ったおにぎり、とでも説明できるだろう)を食え、とうるさい中、頂き物の貴重品、日本のホットケーキミックスでホットケーキを作った。
義母の私へのドイツ食普及力の方が強いものでね、しくしく。
無事に日本ホットケーキを食べることができて(もらってから半年くらい経つ)嬉しかった今日の昼食。
一枚目が焼きあがったら手づかみで食べながら二枚目を焼いていたので、当然のことながら写真を撮る暇などなかった。美味しかったんでねぇ


パエージャをご馳走になる

2014年09月22日 | おいしいもの
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スペイン人宅でパエージャをご馳走になった。
 
まず、具に火を通してから米を入れる。米は洗うことなく、そのまま投入~
加熱を終えてから15分蒸らす。
腹をすかせた我々は「まだか、まだか」とオリーブの実やクッキーのような大きさのカリカリのパン(スペイン、南米で売られている)をつまみながら待った。
写真では見えないけれど、肉や魚介類が米飯に隠れてしまっている。
 
ドイツ人、スペイン人、フランス人、台湾人、日本人の六人。世界的に有名なパエージャなので、これを食べられない人はいない。
 
デザートは持ち寄りで三種。チョコレートムースとケシの実ケーキ、私のみたらし団子。
みたらし団子は欧州人たちにはかなり難しかったようで、ほとんど残ってしまった。台湾人には「甘すぎ」と言われてしまった。薄味好みの台湾人向けに料理するのは難しい。
パエージャがここでありえないくらい薄味だったのでびっくりした。塩が用意されていて、ほとんどの人がじゃんじゃん塩を振っていた。台湾人と私は塩無しで食べることができたんだ、うほほ。

美味しく感じたワイン。
その辺のスーパーで3ユーロ(約400円)で買ったものだそう。ちょっと恥ずかしく感じてしまった。安ワインがお似合いの私さ~。
南米ではワインをコーラや他の清涼飲料水で割って飲んだものだが、日本やドイツではそういうことをするのは邪道と感じていた。
ところが、この席でフランス人とスペイン人にコーラ割りを勧められ、喜んだ。アルコールに弱い私、甘くしてアルコール分を低くし、一応アルコールを片手に会話を楽しむことができるじゃあないか!

             

夫はこうした私の交流関係の招待に、ほとんど行かない。
女性だけの集まりでないかぎり、パートナーと一緒なのがほとんどなのだけれどねぇ。
今日は夫の嫌いなパエージャだったし。私のほかに一人だったのは、彼女もいない独身ドイツ人男性。
週末もPCに向かって仕事ばかりしている夫。貧乏暇なし、ってまさに私たち夫婦のためにある言葉さぁ 邪魔しないように私が一人で出かけるほうがいいのかも





注意喚起パンフレット

2014年09月21日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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街のインフォメーションセンターに置かれてあったパンフレット。英語版とドイツ語版がある。
世界中から人々を集めるオクトーバーフェストのためのものだ。
 
「Have fun, stay safe!」という部分でどんな内容なのか容易に想像できるだろう。
「女性と女の子のために」との部分に魅せられ、持ち帰ることにした。オクトーバーフェスト会場での性犯罪防止のための内容なんだから、おばさんりすは関係ないだろう、と勝手に思っていたものだ。
小さい写真はクリックで拡大される。
 
飲料に薬物を混入される事件があるとか、嫌なことにははっきり断れ、とかアトラクションの乗り物に乗るとき知らない人と乗り合わせるな、とか、具体的なアドバイスが怖ろしく感じる。
義母や夫が、私にオクトーバーフェストに行くことを禁止している理由がちょっとだけわかるような気がした。
ドイツを旅行で訪問したときにオクトーバーフェストを見たことがあるのだが、真昼間の閑散とした会場を日本人友人と歩き回って、危険な印象など全くなかった。ほとんどの場合、安全に過ごすことができるのだろうけれど、羽目を外したり泥酔したり、所持品に注意を怠ったりすれば世界中のどこの繁華な場所でも危険だろう。
こちらの生活が長くなるにつれ、オクトーバーフェストに対する興味が薄れてきている。もしかしたら、このままもう一生行かないかもしれない。

                    

 
今日の昼食「クワルクノッカル」を説明するために、グーグルで検索したら私のブログ記事しか出てこなかった。ひゃー    「クヴァルクノッカル」と入力したら他のサイトも混ざってきた。ほっ
まず、スープ。クワルクノッカルが主料理のときは満足な量を食べられないことがわかっているので、スープに米飯を入れちゃう私。
クワルクノッカルはスプーンで食べるのが決まりの我家。うっかり、皆に平皿とナイフフォークを並べてしまった私。夫と義父は席に着いたまま「スプーンがない、スプーンが!」とわめいていた。
まったく、男はダメだな、ってついつい思ってしまう一瞬。
添えられているフライドポテトみたいなものは自家製梨のシロップ漬け。甘いもの昼食も文句言わずに食べられるようになった私。いや、こういうときはスープが食事と思って、これはデザート、と考えるようにして食べるんだ。胃も脳も納得するようになったぞ、うほほほっほ~



チパの作り方

2014年09月20日 | 頑張って食べる
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ブエノスアイレス近郊の街出身の友人にチパの作り方を実演してもらった。チパとはチーズパンのことだ。ブラジルのポンデケージョと同様なものと言っていいのか。
材料。一番上を除きスペイン語表記。
チーズ600グラム、バター300グラム、卵5個、オレンジジュース100ミリリットル、牛乳100ミリリットル、マンディオカ粉(タピオカ粉)1キロ、とうもろこし粉50グラム、塩少々。
 
マンディオカ粉ととうもろこし粉。どちらもアジア食材店で買ったもの。この街のアジア食材店は最近南米やアフリカの品も扱うようになったのだ。

 
チーズは小さく切る。卵とバターをハンドミキサーでよく混ぜ、オレンジジュースと牛乳を加えさらに混ぜる。
チーズと粉類を入れ、手でよく練る。
生地を形作ってオーブンで焼く。
 
驚いてしまったのはポンデケージョのように球形に彼女が丸め始めたことだ。私の知っているチパはロールパンくらいの大きさのものだったからだ。彼女に尋ねると、焼き上げる時間を短縮するために小さくしたのだそう。
かっこいいキッチン、うらやましい。

焼き上がりはこんな感じ。彼女、午後からの用事のため非常に急いでいたのでその場で試食できなくて家に持って帰って撮影した。
食べた感じは・・・うーん、南米在住時に食べたそれとは大きく違うような・・・ポンデケージョとも全然違うし。
母国の生活では、チパを自分で作ることなどなかったそう。買ったものを食べるのが普通だったとか。
ほとんどすべての私の周りの外国人たちは、自分の国ではまったく作らなかったものをここでは食べたいために定期的に作るようになる様子だ。
この彼女の場合、チパを作るのは本当に久しぶりらしい。私がしつこく何年も前から頼んでいたのがやっと実現したんだ。もしかして、チパの味も忘れてしまったのかな。

これも私の好きな南米菓子。アルファホーレス。
  
彼女の親族からの贈り物という貴重品を一ついただいた。クッキーの間にこってり甘いミルククリームがはさんである。ここの甘いだけのお菓子とは違い、こくのある甘さだ。


もらってばかりじゃあない私だぞ、彼女へみたらし団子を作って持っていった。
「りすさんのおにぎり大好き」と言っているので、たぶんみたらし団子も気に入ってくれるだろうな。

            
早速義母が「これ何だ?」と尋ねるので、南米風チーズパンと答えた。粉はタピオカ粉を使わなくてはいけない、と言うと「ここで普通に売っているでんぷん粉でも大丈夫だ」と言い張って聞かない。そのほうが幾分材料費が安上がりだけれど、本物とは遠くなるなぁ。義母はどうせ食べてくれないんだから一度は「あっそう、よかったね」と終わらせてくれたらいいものなのに




田舎料理

2014年09月19日 | 頑張って食べる
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ドイツ在住40年以上の韓国人女性宅を訪問。わざわざ食事の時間を外して約束したのに、到着すると早速食べることを勧められた。
すでにドイツ国籍を取得もしている彼女だが、完璧なドイツ人には到底なれない証明かな、うふふ。二度目の昼食になってしまったが、好意に答えるべく、頑張って食べた。

義母も同じ料理を作るが、見た目からもう、全く違う。義母のそれは田舎のおばちゃん風。肉とザウアークラウトを一緒に煮込んじゃう。当然、形など気にしないから、こんなに美しくない。
ザウアークラウトに砂糖をぶち込むのも田舎風に思える。義両親も夫も砂糖の摂取はよくない、と知りながらも砂糖を使った料理が大好きなのさ~。この彼女のは、ちゃんと酸っぱいのがよかったぞ。
使われている写真の肉は子豚。ウチなど、そんな高級品(よくわからないが、生後三ヶ月までの豚など肉が取れないから高価なのでは?)を口にしない我家だ。臭くないし、軟らかくておいしかった~
 
自家製キムチを試食。私にはとても辛くて、褒めることができなかった。
食後にいただいたエスプレッソは、カップが素敵だった。東洋人は食器にこだわる人が多いのだろうか。
 
自家製トマトスープもあったのだが、撮影するのを忘れてしまった。原材料となった庭のトマトを撮影。
築5年のこの住居に住み続ける予定だったらしいが、家族の都合で100キロ北の街にもう一軒買ったのだそう。
ここからはいずれは引っ越すので、売却の予定だとか。決して小さくはないこの家。ウチの夫には家屋の購入など無理だしね!


           
義母の料理はとっても不味くて食べられない、っていう訳では決してない。それなりに美味しいのだけれど、この日のように同じ料理を別のところでいただくと、義母のがどんなものだかよーく理解できてしまう。いや、田舎料理もいいものだ、あはは、いいのさ~、そうだ、ここは田舎だものぉ~。
凄いな、在独40年を超えるとドイツ料理も洗練されたものが作れるようになるのかな、と韓国人彼女の料理の腕にも驚嘆。









フン袋キャンペーン

2014年09月18日 | ひとびと
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バスの車内にこんな広告が出るようになった。オクトーバーフェストのノリの犬と共に「お散歩行くの?」「袋を忘れないでね!」と書かれている。

左下のイラストで、その内容をドイツ語の知識無しで簡単に確認できる。

そう、犬のフン始末キャンペーンをこの街でも始めたようだ。

古い自分の記事のコメントに「私の住む地域ではフンを始末しないと罰金が科せられる」(ハイデルベルク周辺)とあったのを見つけた。
ドイツも(は?)自治体によって生活の規則(滞在許可の基準さえ・・・)が微妙に違うのが難点。
ウチの周辺ではフン袋の設置がゆるゆるとされている。「犬のフン袋は無料」

ドイツのどの街も犬のフンを踏むことなく安心して歩けるようになるにはまだまだ時間がかかるだろう。
フンを踏んだところで直ちに具合が悪くなるわけでもないしね。どういうわけか、日本の犬のフンほど汚いと感じないのは私がここに慣れてしまったからだろうか。でも、踏んだその靴で、他人の家を訪問してその靴を履いたまま歩くのは抵抗があるかな。ハイキング用の靴など、靴底の凹凸が大きいから取り除くには一苦労だぞっ。
コンクリートジャングルな東京とその周辺地域と違って、欧州の街は緑地が多いから、なかなかフンを始末する意識になりにくいだろうな・・・
などといろいろ思考を巡らせてしまった。

         

このポスターの犬、とっても可愛い。いいなぁ、犬を飼いたいなぁ、と思わせてくれる。
毎日散歩させなくてはいけないし、税金も払わなくてはいけないし、やっぱり犬は大変だな。
犬も猫も一切飼わないと宣言している義両親と同居している限り、まず無理な話だしね。
ウチの池を久しぶりに観察してたまげた。小さい金魚がうようよといた!夏の間にずいぶん繁殖した様子。
仕方がない、金魚をかわいがってやるか~



汚いの見学

2014年09月16日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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普段公開されない展示物や工事現場を、無料で見せる日が毎年9月にある。
 
それらしく着飾った案内人が解説する塔は、14世紀に造られたもの。
 
あまりにも多くの人が集ったので、声が通らず、台に上って解説したお城の裏側。

元ビール工場の建物改修中を公開。
 
足元を見学者のためにきちんと片付けておこう、などという配慮は全くない。
 
配慮がないので、ワイルドさに満ちていてとても面白い。今回二度目の経験だが、毎年来ようと思う。
 
プログラムや解説パンフレットが置かれてある。その、置き方も野性味たっぷり。
 
なぜ、干からびているハエの集団を払いのける、という発想をしないのか不思議でたまらない。「きれい好きなドイツ人」というイメージはここに住んでからとっくに無くなっているが、それでもハエと一緒に並べられているこれを見るとびっくりする。「パン屋にハエ」>食品には生きた昆虫がたかって平気なここだもの、当然かな。

飲料や食品包装などが散乱する工事現場。

これが、日本の近隣諸国だったら「やっぱりな、ここの人たちはダメだ」と、比較的文化や生活様式の多様性を容認できる自信のある私でさえ思う。(マレーシアの小さな滝を見学したとき、そこがゴミだらけだったことにひどくがっかりしたのをよく覚えている。平気で現地の人が泳いでいるのに吐き気がしたものだ)
ドイツの目の前のこの状態にすっかり慣れてしまって「ま、いいか」としか思わなくなったのは、いいのか悪いのか。
こうした部分を意識して探して撮影して公開することに熱心になっている自分も発見。なんだかんだ言っても、わくわくするドイツ生活の一部だもの!








洗濯日

2014年09月14日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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すでにりすブログでは有名な事実、洗濯頻度は2,3週間に一度。
私の調査では、ドイツの平均洗濯回数は週に一度。もちろん家庭によっては毎日、というところもあるのでご安心を。
なぜウチがこんなに洗濯しないのか不思議でならないが、物理的な事情としては、この地域の水質の関係で衣類の色ごとに分けなくてはならないというものがある。それぞれの色分けで洗濯機がいっぱいにならないと、義母は損した気分になるのだろう。田舎暮らしの特典で、洗濯室が非常に広く、家族四人2,3週間分の汚れた臭い衣類を溜めておけるのも原因かな。
 
夏場は外干し、秋から冬、春先にかけては地下室で2,3日干す。乾燥機もあるのだけれど、めったに使わない。
冬場の地下室干しで、ちゃんと乾かない寝具のために時々使っている様子。
もちろん、こうした家事の主導権は義母にあるので、私は観察と服従のみさ!
洗濯機の操作は義母。私がやると壊すとでも思っているのだろう。ちょっとした操作の誤りですぐに故障するのだろうな、ドイツの洗濯機
夏場の洗濯日は一日洗濯仕事になる。洗濯機を回すこと4回か5回。それぞれ1時間半から二時間かかる。
洗い終わった衣類を干し、合間に昼食をとり、また洗いあがった衣類を干すと午前中に干したものが乾いているので取り込んでアイロンをかける。そんな作業の繰り返しで一日が終わる。
この日は、義母が急に誕生日会に呼ばれて私一人で午後の洗濯作業になったときに撮影したもの。(あらかじめ招待がわかっていたら、この日に洗濯しなかっただろう)
もう、膨大な洗濯物を一人で片付けるのは死に物狂い。

窓の外では義父が芝刈りをしていた。
ウチの庭とその芝部分は身分不相応に馬鹿でかく、義父の芝刈り時の表情が年々険しくなっていくのを感じる。
体力の限界に挑んでいる感じ。彼も死に物狂いなんだ、と思うと、アイロンを握る手に力が入る・・・(ウソっ)

        

我家の洗濯事情について何度も書いている。毎回同じような内容なので、ちっとも変化がないことを自分で確認しちゃった。
なんだか、このまま私の人生が終わりそうで、怖いものがある・・・

招き猫

2014年09月13日 | 文化
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以前紹介したキャンピングカーのその後。外観はまったく変化無し。
 
内装は大幅に変更された。入り口からすぐは居間だったのがベッドになった。

以前は奥にあったベッドルームは居間になり、テレビとテーブルが設置された。
 
居間とベッドルームの間には戸が付けられた。トイレは全く変化なし。
 
茶色い部分は白い粘着剤付きシートを貼って明るくなった。ベッド使用時は手前に引き出すと広くなる。
 

床材も全部張り替えたそうな。
こうした仕事が好きなのはドイツ人や、欧州人、またはその子孫が多く生息する北アメリカだろうな。
細かいところに目が行ってしまう日本人のわたし。もちろん、素人なのだからきれいに仕上がらないのは当然なのだけれど、気になってしまうのは仕方がない。
こうした仕事自体が好きな彼らなのだから、いいことじゃあないか!
二年ほど前に大きな中古住宅を買った別のドイツ人家庭の旦那さんは「生涯をかけてリフォーム作業をします」と言っていた。まだ電灯さえついていない部屋がいくつもあったぞ。

運転席には招き猫が鎮座していた。
その金色ぶりに異文化を感じ、窓越しに裏側を見ると中国語の表記が見えた。
招き猫の意味さえわからない彼らも、何かこの猫に感じるものがあったのだろうな。

         

この夫婦は自分たちの住まいと、移動できる住まいも持っているぞ。
なーんにも無い私たち夫婦とは大違いさ。人生は不平等だよなぁ。

来週、彼らはこの改装されたキャンピングカーで、ちょっと遅い夏休み旅行に出かける。
どこにも行けない私たち夫婦とは大違いさ。人生は同じ具合にいかないなぁ。
それぞれ違う人生なのがいいところ・・・うほほほほ~