怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ちょっと癒される

2012年02月26日 | 怠惰
太陽が出ることが少ないドイツの気候。数少ない晴天時には日の光を浴びるために外出したいものだが、
日曜日などは商店も閉まっているし、第一ここ周辺は田舎過ぎて、外出といえば散歩をするくらいだ。
晴天でも気温は1~3,4度なので長く庭でぼうっと過ごすことも難しい。
そういうわけで、こういうときに役立つのはウチの温室。

居室として冬場をここで過ごすのは寒すぎるのだが、晴れている日はなかなか気持ちがいい。
夏場には外に出す植木の数々がひしめいて、小さいジャングル状態なのもいい。

日本から持ってきたラップトップがいよいよおかしくなってきたので、ドイツ市場向けのラップトップを使うことになった。
オペレーションシステムはドイツ語なので、不安満載でのコンピューターの引越しだったが、使ってみると、日本のものより使いやすく、また、トラブルが少ないことに驚いた。
日本で売っている物資はなんでも一番、と思っていたが、こうした電気を使う製品は電圧などの関係だろうか(ここは250V)それに限らないのだなあ、って過度の日本礼賛を少々反省しているところ。
温室で、そのラップトップを使ってみた。日本からのラップトップを無線ランにしようとしてとうとうだめだったのが、このラップトップはすんなりとネットに接続することができた。
で、日の光を浴びながらネットする私の写真、私は赤いセーターでぶっ倒れているところ。


この室内の気温は18度。暖房設備はあるが、まったく使わない。寒いときはこの部屋は使わないのだ。
ガラス越しに見える池にはまだ氷が張っている。春はまだまだ先の北国。


さて、質問。
新しいラップトップ、無線ランでネット接続をしているのだが、どうもこの日本から持ってきた光学式マウスと相性が悪いらしい。
使っていると、いきなりシャットダウンしてしまう・・・
これって、本当に相性が悪いからなのか、無線ランに問題があるのか、簡単に教えてほしい・・・
っていうか、明日、ほかのマウスを買いに行こうと思っているところなのだけど。




ウチ以外で食べる

2012年02月22日 | 頑張って食べる
このところ食べることについての記事ばかりだが、私は特別に食べることに興味があるわけではない。
日本にいるときは、出されるものは何でもおいしく食べていた。
こちらに住んでからというもの、食べることに苦労連続なので、自然と興味がわいてきたのかしら。

時々招かれたり外食したりする。下は、ポーランド人女性の料理。

食器の中の料理の色が似ているが、左右は別の料理だ。
左はかぼちゃのスープ。冷凍しておいたかぼちゃを使用したそう。
右は七面鳥のシチュー。七面鳥そのものの味がウチで食べているものよりずっとおいしかった。
推定年齢55歳前後か、ドイツ人のだんなさんと知り合ってこちらに移住、大学生の女の子二人のお母さんだ。
ドイツ料理はやはり口に合わないことが多いらしく、めったに外食をすることがないらしい。
なるほど、彼女の料理は塩辛くない。食卓には塩が置いてあって、各自好みに合わせて塩を振るのだそう。
ウチは食卓には調味料が並ばない。義母の味付けを目の前で変えるのは困難だ。って、義母の料理は塩辛いから塩を足すのではなく、水を加えなくてはならないのだけど!

デザートのお菓子、2種。

義母の馬鹿でかいケーキほど圧迫感がなくてよろしい。一切れづついただいた。


ここでは多くのベトナム人がアジア料理、または中国料理、と看板を出してレストランをやっている。
最近よく行く店は「ベトナム・タイ・中国」と宣伝しているが、ベトナム人経営。
生春巻きは有名だが、私はここで初めて食べて、はまった!
これはBi Cuonとメニューに書かれていて、直訳すると「豚巻き」だ。

一皿5.50ユーロ、日本人成人女性にはこの一皿でおなかいっぱいになる。この小皿に入ったソースがおいしい。
前回は大きかったソース皿が、今回はもっと小さい皿に入って出てきた。
空になってからおかわりを頼んだら、店主と思われるおじいさんかおじさんか微妙な年齢の男性が「前にあなたは残したから半分にしたのですよ」と解説。
お客さんの数も多いはずなのに、ちゃんと私がどのように食べたか記憶しているのにびっくりした。
また、母国より高くなりがちな食材、大事にしている様子が伺われ、ちょっと感動。
右写真、私が噛み切った断面、きったなくてごめんなさい~



増量に励む

2012年02月19日 | 頑張って食べる
胃腸の調子が悪く、体重が減ってしまった。
食欲が全く無いときには、無理して食べないほうがいい、という考え方の私に義母は対抗していた。
「何か食べなさいっ」
生まれ持った彼女の怖い雰囲気で何度も迫られると、無い食欲も湧いてくる・・・って、無理やり食べさせられた。


オートミール粥である。約200mlの水に大匙2~3杯のオートミールを入れ、沸騰するまで加熱してしばらく蒸らす。
義母が作ると、こちらの塩辛いだけであまり旨みのない市販のスープストックを入れるのだが、
実を言うと、この粥、醤油で食べると非常においしいことを発見してしまった。
この発見以来、私は好んでこの粥を食べている。
義母は苦々しそうに、私が醤油をたらして食べている姿を見ているけど。

ご飯に梅干。
やわらかく炊飯した米飯に、手作りの梅干(九州在住友人の贈り物)は具合の悪いときの最高のメニューではないか。
と思うのは日本人だけ。
義母は梅干を食べようとする私に言い放った。
「そんなものを食べたら、余計に悪くなります、やめなさいっ!」
これまでの同居生活で鍛えられている私。こんなことくらいではへこたれない。
ふっと横を向き、にんまりと笑う・・・来たかっ。
ここで「日本では梅干は薬の働きをするとされています」などと抗議したところで、義母が聴く耳をもつはずが無い。
ここは黙って、従う振りをしたほうがいい。具合の悪いときにわざわざ義母と戦闘するのはますますよくない。
あとでこっそり、りす部屋で梅干を堪能することにしておけば良いのだ。


夫はガリガリになってしまった私を案じて、高カロリー食品を買ってきた。
キャラメルクリームが挟んである西洋煎餅、とでも解説したらいいだろうか。このキャラメルクリームは南米で好んで食べられているドゥルセ・デ・レチェと呼ばれているものとそっくりで、私は大好きなのだ。
そういえば、以前、日本でハーゲンダッツがドゥルセ・デ・レチェ味のアイスクリームを宣伝していたことがあったが、いまも販売されているのだろうか。おいしいので、お試しをお勧め。
さて、おいしいものは高カロリーである。この西洋煎餅、一枚180カロリーもある。
夫は10枚入りを5袋も買ってきたから、単純に計算すると9000カロリー買ってきた!!
いまの所、一日4枚食べているので420カロリーを余計に摂取中。食事量を普段ほど摂取できないので、もうすこし食べてもいいところかも。でもね、甘すぎでねぇ~

さて、何日でもとの体重に戻るか、よ~い、どん










りす天国の日曜日

2012年02月13日 | ここの品々
昨日の日曜日、義両親は半日ほど外出した。
夫と二人、あるいは一人で家にいる状態のことを「りす天国」とわたしたち夫婦は呼んでいる。
義両親の干渉なく過ごせるめったにない機会である。って、特に変わったことをするわけではないのだが。
よくやるのは、入浴。
浴槽にゆっくり浸るのだ。風呂に入るたびに写真を撮ってブログ記事にしているのだから、読まされる人たちは少々迷惑だろう。
申し訳ない、わたしには重要ななイベントだ。

まず、入浴剤選び。

日本にきょうだいがいる台湾人からもらったのと、実家近所のS先生にもらったのと、そして、最近届いたドイツ在住仲間のアマデウスさんからもらった入浴剤が揃っている~
さしたる意味もなく一袋選んだ。

緑色になった
湯温は40度。30分ほど楽しんだ。めったに浴槽に浸らないものだから、お湯はものすごく汚れる。皮脂で。入浴後の掃除も大変である。
浴槽を使わなくても浴槽が埃などで汚れてきて掃除が必要なのだから、物資というものは所有するだけで手入れが必要なのだな。
なるべく物を増やさないよう気をつけて生活しているのだが、浴槽放棄は無理だろう。


義両親は親族の誕生日パーティーに呼ばれて出かけていったのだ。

これは先月に届いていた招待状。こちらでは30、40、50歳などの区切りの年齢に盛大にお祝いをする習慣があるらしい。
今回、誕生日を迎えたのは70歳の女性。ずいぶん立派な招待状でびっくりしたものだ。
どんな内容の宴会なのか、私も一緒にいってみたかったのだが、残念なことに私は招待されていなかったし。
集まった親族はこちらの方言でしゃべるだろうから、わたしはつまらない思いをしたかもしれないし。
帰ってきた義両親に尋ねると、ご馳走がたくさんの盛大なものだったようだ。
「持って帰ってください」
と残った料理を勧められたそうだが、一切を断ってきた、という義両親。
日頃から「必要のないものをもらってくるな」と私を教育している義両親、自らも実行しているぞ。
ちょっと、味見程度にもらってきて欲しかったのだけど、言わないでおいた、うほほ。








ジーンズだけで大丈夫

2012年02月11日 | 頑張って食べる


バス発車の前の様子。
左写真、左にいるのは運転手。制服が無いドイツ、バスの運転手達も私服姿だ。それもジーンズ。
運転手だけでなく、役所でもジーンズ姿の職員ばかりだ。
日本ではほとんどの職場でジーンズを禁止していないだろうか。
ところで、右の座っている人は推定年齢70歳くらいの女性。彼女もジーンズ。
運転手と顔見知りなのか、あるいは初対面でもここではべらべらと会話が弾むのだが、楽しそうにしている。
こうやって話し込んでいるうちに発車時間が遅れることもしばしばだ。
右写真、颯爽とおねえさんが乗り込んできた。彼女もジーンズ。
ここはジーンズだけで生活できるかもしれないぞ。
パーティでさえ、ジーンズ姿の人がいたもの。(その男性は医師と自己紹介していた、仕事場では白い制服を着ていることを期待するっ)


あれ、ここに普通のスラックス姿の男が・・・
あはは、これは夫だ。
着古した仕事着を家庭着にしているのだ。なんだか落ち着かない気分にさせるのだが、ものを大事にする、という点ではよろしい。
日本の職場ではジーンズだったのに、ここではスーツ姿になってしまった彼、これは例外中の例外






ラプスカウス、永遠に食べない

2012年02月09日 | 頑張って食べる
すでに義母はわたしがラプスカウスを大嫌いであることを知っているので、私には無理強いをしなくなった。
ラプスカウスの過去記事はこちら。
写真を見るだけでもあの、ひどいにおいを感じられるぞ。
げろげろげろ~

驚いたことに、南ドイツ、内陸育ちの義母はなぜか北ドイツ料理を独身の頃から知っていて、しかも好きな料理なのだそう。
私の周辺ドイツ人や、ドイツに長く住んでいる外国人でもラプスカウスを知っている人は少ない。

これは50年位前の料理の本。そうか、ラプスカウス、侮れない・・・・
昔からこちらまで進出していたのね。くぅぅぅぅ
義母はいかにラプスカウスがおいしいものか、私にいまだに講義をするのだけど。
だめ、もう、絶対食べられない、私。

最近見つけたおいしいもの。

行きつけのアジア食材店で日頃から目にしていたけど、やっと試してみた「豆腐乳」。
手元の中国語辞書によると「豆腐を発行させて塩漬けにしたもの」だそうで、これはおそらく、私の舌に合うものだと予想して購入。
結果、大当たり。おいしいのぉ~
自分だけのために(他の家族は食べないから)味噌汁や豆乳を作っていたこともあるが、作ったものの半分は捨てていた、という有様で、ここ半年ほどは双方とも口にしていなかった。
大豆製品を摂取しない、というのは身体によくないのではないか、と不安に思っていた最近だ。

これを1~2切れをご飯の友にしていただくことが決定~。値段も一瓶200~300円程度だ。
日本からの貴重な梅干やふりかけの節約にもつながるぞ、ああ、うれしいな。










汚女 りす

2012年02月08日 | 怠惰
先月勉強したドイツ語講座での学習資料。(こちらはコピーを配ることが多い、著作権大丈夫なのかい?)
環境保護について学んだ。
日本の感覚で言わせてもらえば、稚拙美、とも感じるこのイラスト、一番右はいったい何を言いたいのかちょっとわからなかった私だ。
日常の生活でどのように水を節約していくか話し合った。
右から二番目、これは風呂だ。
指導者が出した結論は「毎日、湯船に湯を張って入らない」だった。
現在の日本の常識から言わせれば、とんでもないことだろう。毎日風呂に入るな、と。
手元にある医師が書いた健康のための日本の書籍には、湯船にゆっくり浸かることの効果について書かれてある。
「若い世代にはシャワー浴が好まれるようだが、そうした人たちは40歳代で発ガンする」とか恐ろしげなことも書かれてあるぞ。
毎日湯船に浸かる習慣のある国が世界でどれだけあるだろうか。日本以外はほとんど無いのではなかろうか。
日本以外は風呂に浸からないから病気になりやすいのだろうか、そうじゃあないだろうな。
国や地域が変われば、生活の一つ一つに常識が違ってくるのもだ、とつくづく思ったものだ。

ちなみに、私は毎日風呂に入らない生活をしている。
義両親の生活習慣を真似ている部分もあるが、低温低湿のこの土地で、毎日の入浴(シャワーよくも含む)が必要に無い様に感じているからだ。

在住日本人仲間に、うっかり、得意気に話してしまった。
「私は3日、風呂もシャワーもしなくて大丈夫よ!」
すると彼女は即座に、
「夫が一日でも風呂に入らないのは耐えられない」
と返事をした。
おおっ。
日本人に対して、得意になる部分を間違ってしまったぞ!!
慌ててフォローの言葉を捜したが、どうにも見つける事ができなかった。
「りすは不潔である」と彼女は認識してしまっただろうか。
次に逢ってもらえるか不安な日々だぁ~
いや、毎日、臭いかどうか、わきの下をくんくんやってみたりしているのだけど・・・?
そんなの、効果ないかぁ~
うほほほほほほほほほほほほほ~




エクレア作り

2012年02月03日 | お菓子
昼食のあと、義母が言った。「これからエクレアを作る」
食事の直後だったので「半時間休ませてくれ」と私は言ったのだが、
「見ているだけでいいから」と強行したがる義母。
まったく、生活の基本体力の違いに圧倒されるぞ。

お菓子のレシピ本が3冊も出てきた。
「20年前にはよく作ったのだけどね」20年ぶりのエクレア作りをする義母は気合が入りまくり。
これは前日に作ったケーキ。毎日毎日お菓子攻め・・・・
おかげで私はすっかり胃腸の具合が悪くなり、3キロ減った。(いや、菓子だけでなく食事も油分と塩分だらけで・・・)


水にバターを入れ、熱して溶かす。小麦粉をいれ、練る。


練りあがってボールに移したところ。右、卵を入れてさらに練る。


練りあがった生地。絞り出し袋に入れ、濡らした天板に絞り出す。今回は長さ5センチくらい。
「次回は手間がかからないよう、もっと大きく作る」と義母はあとから言っていた。


水をいれたカップとともにオーブンで焼く。右、焼き上がり。


少し冷えてから、ナイフで開けて、カスタードクリームを入れる。


粉砂糖を振って、できあがり。赤く見えるのは冷凍保存しておいた自家製いちご。
写真の倍以上の量ができあがった。私は5つばかり皿にとって自室で食べた。
次の日、もう少し食べようかな~ってエクレアの皿を探すと、すでに、全部なくなっていた~!!
夫は一つも食べていないので、私がいただいた5つのほかは、すべて義両親の腹に収まったわけだ!!!
そ、それは、糖分の摂取しすぎなのではないか、って思うのだが、日本の常識がここでは全く通じないことをすぐに思い出して、義両親に健全な食欲があることに感謝、したぁ・・・・・大丈夫なのかい、ドイツ人!?