怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

窓拭き皮布、ついに発見!!

2010年08月25日 | ここの品々
ひと月ほど前の記事「窓拭き皮を探せ!」で、窓拭き掃除用の皮布を探したのだが、
反応はいまひとつ悪く、私はすでにあきらめかけていた。

が・・・・
先日、月曜日。
いつも行くスーパーで、何気なく商品を見ていると・・・・
あったぞ。

その名は「本物の窓拭き用セーム革」
値段4.99ユーロなり。(約500円)

これは裏面から。色はこのように薄いクリーム色。

こちらのスーパーマーケットの日本と少々違う点に、常備されている商品と、
季節ごとにしか扱わない商品がある。
日本も多少はそういったところはあるが、ここはある一定の量を売り切ったら、次のセールまで販売しない、という私の日本での発想を超越した販売方法をしている。
売り切れたら、次のセールまでまたないといけない。
日本のように「明日にまた入る予定です」ということはまずない。

すでに窓拭き皮布は掃除用品売り場には常備しない商品になっているので、この機会に買っておかないと、次はおそらく半年後。
ああ、ドイツ。異文化。

さて、こういった偶然の発見が起こると、いつも思うのが
「思考は現実になる」
というよくある教えだ。
ずっとずっと、すでに無意識下でこの布を探していたと思われる私が、ついに探し当てたことに感動している。
こんな調子で「別居」も実現するといいのだが~
ちょっと、ブツがでかいので、なかなか難しいのかなぁ~




インゴルシュタットの歩き方⑨お勧め土産

2010年08月23日 | インゴルシュタット観光案内
今日はドイツのどこでも手に入りそうなみやげ物のお勧め。


スーパーなどに売っている各種ソース・スープの素の中で、このBauerntopfが日本人に受け入れられやすい味だそう。
これは、近所の日本人女性に教えてもらったのだが、ウチでは私が来てから一度も食卓に上がったことが無い。
ウチの食料小部屋の「ソースの素保存コーナー」をごそごそ探すと~
あるある~三袋も出てきたぞ。


そのうちの一袋は賞味期限2008年、もっと古いのは上の写真、2006年。
どうして当分食べる予定も無いものをふた袋も買い込んでいたのか、計画性においては抜群の能力の義母も間違いを犯すのね~

で、彼女にこれを食べてみたいことを伝えると難なくOKが~!

一袋は二人分なので、家族4人分のため、古い二袋を使う。
材料も写真ではそれぞれ倍量だ。

ひき肉250グラム、ピーマン200グラム、ジャガイモ300グラム(注意、写真はその倍量)を切る。
ジャガイモはメークインなどの煮崩れしにくいものを使うとよい。
右:これは義母の方法、袋の作り方には載っていないが西洋料理の基本。まず、たまねぎのみじん切りを炒める。



たまねぎを炒めたあとにひき肉を色づくまで炒め、さらに野菜を加えてしばらく炒める。
ここで、義母は鍋が小さいことに気づき、大きな圧力鍋に変更~



250ミリリットルの水を加え、すぐにBauerentopfの素を投入。水の温度が高くなると、溶けにくくなるので注意。
これが日本のカレーの素などとの違いかな~
右、圧力鍋なので沸騰するまで加熱し、火を止める。普通の鍋の場合、約30分煮込む。


出来上がったら、塩コショウで味を調える。中央に白く見えるのは「生クリーム」。
義母は、いや、ドイツ人は野菜の煮物でも何でも仕上げに生クリームを加える様子。
ま、いいけど・・・・(影で泣くりすぅ)
右:盛り付け例。ご飯に良く合うところが日本人としては嬉しい。夫はスパゲティのソースにしている。義父母はこの粘着ご飯が気に入らない様子。
ぱらぱらのご飯のほうがいいらしい、ごめんよ、今日は私に合わせてくれて申し訳ない!
味は・・・う~ん、少々スパイシーなシチューってところかなぁ。どう表現したらいいのだろう。
ともかく、さまざま売られているソースの素のなかで一番日本人の舌にあう、という点と、ドイツの生活を知る、という点でもいいお土産であることは確実だ。



Bauerentopf 読み方 バウエルントプフ
売っている場所 スーパーマーケット各店。
値段 25セント~80セントくらい(30円~100円くらい)
一袋二人分。




にゃんこ写真

2010年08月22日 | 風景
街中を歩いていると、ときどきにゃんこ達に出会う。
寒い時期には余り外出しない様子だが、暖かくなるとお出かけするみたい。
ヒトと同じで愛想のいい猫、悪い猫、がいて、昨日であったのはいい奴。


「あ、変な顔の猫がいる!」
私が叫ぶと、夫が「カメラをください」。
夫も意外と動物好き。


本当に変な顔。鳴き声も細くてちっちゃい。「ァァァァァァ~」って感じ。
それでも、ヒトをみて愛想を振りまく姿にこちらも和んでしまう。


左、ちょっと牙をしまい忘れ~、かな。怖いぞ、やめてくれっ!長くないかい?その犬歯!
右、ごろごろ言いながら近づくのだけど、その顔はやっぱり怖い。犬歯、しまえないのかい?


左、これは「腹をなでなでしてくれ」前兆体制か?顔は相変わらず怖いのだけど。


おまけ写真。
これは日本からの友人たちとレーゲンスブルクを歩いたときに近づいてきた猫。
呼びかけると、うんにゃうんにゃいいながら私たちについて歩いてくるのだ~
かわいいぞ~
そのうち、小学生のA子ちゃんが「ヤーコプおいで~」などと勝手に名付けていた。
レーゲンスブルク、ヤーコプといえば「オルフェウスの窓」
この作品、意外にも男性やいまの小学生にも読まれているらしく、A子ちゃんは本持参でやってきた~。
ヤーコプって、主人公の家の使用人の名前なのだけど、どうして猫に?A子ちゃん?
彼女に問いただすと「じゃあ、ベートーベンにしよう!」って・・・・
猫にベートーベン、かいっ。
レーゲンスブルクは世界遺産であると共に「オルフェウスの窓」の舞台とされた街なので、普通の日本の観光客と共に池田理代子先生ファンの旅行者も多い様子。
そうかな~って思われる日本人をちらほら見かけたものだ。




もう一度おまけ写真。これも愛らしい。
近所のショッピングモールに住んでいるすずめ家族の一羽。買い物客が食らい付いているパンや菓子のおこぼれを狙って、ヒトの周りをうろうろしているのだ。
気のせいかもしれないが、こちらのすずめって、色が薄いような。すずめまでアルビノが住むドイツ??
(いや、本物のアルビノは真っ白なんだけど)



電話修理

2010年08月15日 | ここの品々
1年ほど前に私の部屋の電話を新しくしてもらった。
一応、電話機の選択は私にもさせてくれた様子なのだが、結局は義父の勧める最低価格のもの。しかも、展示品だったので割引交渉が成立し、1000円ほどで購入。
義父、凄すぎ。

さて、取り付け工事ももちろん義父がやった。
難点は、電話のコードが短く、それを忘れて話しながら移動しちゃうと、ぶっつりと会話が途絶える。


ここが外れるのだ~
なんだかね、これを見ていると、ここって、途上国・・・・かい?って思ってしまうのだが、まあ、義父の仕事だから、これも有りか・・・


Rってのが「赤い線」Schw・・・てのが「黒い線」と簡単に予想が付くので、それぞれを差し込む。


はい、私の修理完了。
簡単に壊れるのだが、簡単に直せるのがいいところか。
ああ、コードレスの電話機がほしい・・・とか、思うのだけど。
なにせ、パラサイトの身分、何事も我慢我慢。
自室専用の電話番号も最近作ってもらったので、これ以上何も言えず。

いままではウチの代表番号(!?)に友人からかかってくると、かならず、義父母が電話を取っていた。
ウチの電話はそれぞれの部屋に独立していて、その部屋に転送することができない。
取った電話に、ニンゲンが移動しなくてはいけない。ああ、原始的。
義父の書斎などで義父がコンピューター操作中に電話に出て、それが私へのものだと、えら~く面倒だった。
その部屋で長話はできないもの。結局、私の自室からかけなおさなくてはならない。

かけてくる人は自室専用の電話番号にかけられるから、わたしは安心して日本語ででるのだぞ。
「はい、こちら、りすですぅ」


つまらない一日

2010年08月13日 | ここの生活
8月になると、ここ周辺の学校は夏休みになる。
私のドイツ語コースも休みになるわけで、そうなると私には外出の機会が極端になくなるわけだ。
三回目のここでの夏、ようやく8月のドイツがなぜつまらないかを知った。
知人友人も、軒並み休暇旅行に出かける。ウチは家計の都合上、この3年間、旅行らしい旅行をしたことがない。

しかし、義父母にとっては毎日が忙しい8月。庭の手入れの最盛期。
今日は義父は義母に命じられ、古い書籍などの処分に勤しんでいた。
こういう仕事って、なかなか進まないものだ。懐かしいものがぞろぞろ出てくるので、読んでしまうのさ。
私が呼ばれて、見せられたのはこれ。英語の勉強の教材だとか。コンピューター用語のものらしい。これはおもしろいぞ。 

話が長い義父をどうにか切り抜け、義母の昼食の手伝いに行くと、
ああ、なんと、嫌なメニューのこの日。
ヨーグルトの油煮って言ったらいいのだろうか。
これにジャムなどを添えて食べる。義母は「甘いのを食べたかったのよ」と言った。
甘い食事、なかなか慣れない。わたしは皿に盛られた半分しか食べることができなかった。


気分を紛らわせるために外出。


スーパーの中にあるコピー機を使うことになった。
これって、一体どれくらい前の製品だろう。リコーのだぞ。
つり銭はまず、出てこないと用心し、慎重ににやらなければならない。
ああ、まず、用紙が入っていないぞ。店員を呼ぶ・・・・
以前はトナーが入っていなくて、しかも、予備が無くて、すでに料金を入れた分を返してもらったことがあったなあ~


仕上がったものを見ると、あらら・・・原稿には無い縦線が・・・・
ま、いいか、ここはドイツ。しましまでも、この楽譜、まだ読めるぞ。日本のようにはうまくいかない。
ああ、徒歩数分のコンビニでカラーコピーが何気にできたあの日々が懐かしい・・・



晩夏の風景

2010年08月11日 | 風景
カメラが復帰したので、再び毎日持ち歩いてあちらこちらを撮影しまわっている。
下は雨上がりの夕方にウチの屋根裏部屋から撮影したもの。



ああ、上手く中心が合わなかったのが残念。
虹など、コンンクリートジャングルの実家付近でも見られるが、こちらのは広大な畑がいっそう美しさ効果を盛り上げていると思う。
二重になっているのがこの写真でわかるだろうか?



さて、日本の人から「ドイツには雑草が無いのでは?」というメールをもらい、
そのお返事代わりに二日前に撮影したうちの周辺の草花を紹介。


歩行者と、自転車用の道路。両脇はあきらかに日本では雑草と呼ばれてもいいものと思われるが。


近影。除草する気配が無いところを見ると、これは雑草と認識されないのか?


これなどは、切り払ってもよさそうに思うのだが。


ウチの近所などは税金で除草をするようで、「Honda」と表示されてはいるが日本では見られないばっかでかい草刈マシーンを逞しさに満ち満ちた中年女性が操っていたシーンを目撃したものだ。
(カメラ故障中のときだ、残念~)

舗装の隙間から、雑草が。力づよい。


おまけ画像。
これはウチからの最寄り駅。徒歩80分くらいかな。
歩いたことが無いのでわからない、また、利用したこともなし。
上の右写真に写るのは駅舎。中に切符自動販売機がある。
駅ホームには、1時間に1本くらい来る列車が止まるときだけ入ることができる。

駅前広場。自転車置き場と自動車置き場がある。
どちらも無料~
ああ、田舎~



インゴルシュタットの歩き方⑧化石発掘

2010年08月07日 | インゴルシュタット観光案内
インゴルシュタット中心部から車で約1時間のところにこういうものがある~


ジュラシックパークかな~


眼下に広がる瓦礫の丘陵。
ここはジュラ紀に出来上がった地層だそう。ここから大量のアンモナイトの化石が発見されるのだ。
有名なところでは始祖鳥だ。
一般に公開されていて、発掘作業が可能なのであるぅ~



この掘っ立て小屋で料金を支払う。
入場料大人2ユーロ、子供6~18歳まで1ユーロ。
発掘作業をするためには道具が必要なのだが、その貸し出しもされていて、それは有料。
また、身分証明書の提示が必要なので(グループで一人くらいでいいみたい)日本人だけの場合はパスポートの持参をお勧めする。
のみとハンマー。さあ、出発。


数ミリから1センチくらいの層になっていて、これをはがすように作業を進めるのだ。
むか~しむかし、ここの周辺は浅瀬の海で、だんだんに積もった埃などでできあがっているそう。
間に挟まった海草や生物などの化石を比較的簡単に観察できる。




これはなんと、アンモナイト~。約9ミリくらいの大きさ。
日本から来た友人の子供が発掘したのさ~、A子ちゃん、よかったねぇ~

この日、わたしたちは日本からの友人二人と、その子供一人、合計5人でここに来たのだが、
発掘作業に参加したのは自然科学系の仕事をしていた夫と現職自然科学系友人Aとその遺伝子を受け継いでいるAの長女A子ちゃんの3人。
「かったるい~」
とかなんとか言って参加しなかった残り二人、友人Bと私は文系さぁ~あはは~。
「まったく、差が歴然としているなあ~」
などと言いながら久しぶりの会話を楽しむ友人Bと私。
服や手足を汚したくない人たちにはちゃあんと、飲み物の販売もあるのでご安心を。

この発掘作業、自然科学系人間でなくても楽しめるようだ。
「あのおじさん、近くで自分の子供が泣きわめいていても無視して作業しているぞ」
「手袋にゴム長靴持参かっ!!」「あ、あっちはビーチパラソル持参だぞっぉ!」
「お!弁当までもってくるやつらも!!」
周囲を観察する私たち。この発掘作業、相当に夢中になれるものの様子。

理系三人、なかなか終わってくれない。
「そろそろ昼ごはんに家に帰らないとお義母さんに叱られる」
と説得すると、やっと引き上げを決めてくれたぞ。

道具の返却は水洗いしてから。
ついでに収穫した発掘物も軽く水洗い。

料金所のスタッフは発掘した物の解説をしてくれる。英語もできるので旅行者も安心。
ただし、私にはドイツ語でも英語でもこ~んな古い生物の名前を聞いてもちんぷんかんぷんさ。

Das Museum Bergér(ベルガー博物館)
の施設の一つ、Steinbruch für Fossiliensammler(化石収集のための採石場)
住所 Kinderdorfstraße
   OT Blumenberg
   85072 Eichstätt
電話(携帯電話のみ)0157/73059806
ドイツ語のみだが、ホームページはこちらをクリック。
行きかたは非常に困難、夫も道に迷ったくらいだし。事前にドイツ在住者に問い合わせるといいと思う。
汚れてもいい服装、必須!