怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツ語ができなくても稼げる職種の一例

2019年06月30日 | ドイツ在住難民・移民
知人宅の留守番が数日続いた。
風呂場改修工事は予定より長く続いていた。そのために仕事を休むわけにも行かない知人夫婦はわたしを激しく利用した・・・・あはは、いいんだよ、自宅で義母料理を食べて過ごすよりは。

次第に仕上がっていく様子を見るのは、他人の家のことながら楽しいものだ。

だが、朝から晩まで彼らのことをちょいと気遣ったり、たまに発生する激しい騒音に耐えるのは大変だった。

例年にない気温の高さも、不快な気分をもっと盛り上げてしまった。
この業者はルーマニア人だけで構成されているようだった。

まともにドイツ語を駆使できるのは社長と思われる40歳前後の男一人だけで、他の人々は片言、あるいは全くドイツ語ができなかった。

飲み物を提供しようにも困難を極めた。
ごく簡単に「コーヒー?紅茶?コカコーラ?」と単語の羅列をしてみた・・・
のだが、彼らは「No」だけを示せばいいものを、わざわざ飲めない理由を説明したがるものだから、話が混乱した。
「私はカフェイン摂取がダメで」というような内容を言っていた男性は、朝一番にエスプレッソを喜んで飲んでいたし。
全部断れよっ、わけわからないじゃあないかっ

ドイツの伝統どおり、時間には不正確だ。知人夫婦にはきちんと休息時間を守っているかどうかなども観察するように頼まれていて、それもストレスだった。守っていなかったら「どうして注意しなかったんだ」とか責められちゃうかも、という恐怖があった。

また、日本のような作業の正確さも求められない。

以下はこの家の別の部分だ。
去年、この夫婦や私をはじめとする友人を使って壁を塗ったりしたものだ。

日本の感覚からみると、非常に荒っぽい仕事ぶりだ。

ドイツはこんなレベルでいいんだ。

こういう時思うんだ。
日本の職人の皆さんが、ドイツに乗り込んできたらきっと売れに売れるんじゃあないかって。
時間には正確だし、仕事もそうだ。
言葉だって、一人だけドイツ語に堪能だったら他の人たちはテキトー英語でどうにかなるかもしれないぞ。(ただし、生活するにはある程度のドイツ語が必須な場合がある。この職人たち、いったいこんなにドイツ語できなくて、まともな滞在許可をもっているのかとも疑ってしまう)

知人夫婦が、わたしに手作り昼食を置いていってくれるのは嬉しかった。

ギョウジャニンニクをペースト状にして生地に練りこんだシュペッツレ。
野菜を切らずに長いままで使っているところに斬新さを感じた。食べ易いように切る、という固定観念を打破してくれる。
見た目の楽しさ、端っこから食べていく楽しさを味わえた。



何のお招きかわからないことが多い

2019年06月29日 | ドイツ在住難民・移民
近所のアフガニスタン人難民A子さんが電話をくれた。
「12時にウチに来てください」
昼食のお招きだろうと勝手に思った。会話の途中で「食事に招いてくれるのですか」と尋ねるのも気が引ける。
かなり親しい間柄になっても、食事を乞うような質問はしにくいものだ。
ミルクティーだけの朝食で、かなり腹をすかせてA子さん宅へ行った。
出てきたものは、菓子類・・・
茶色くて平べったいものは、ナツメヤシの実をペースト状にして油脂類を加えて加熱したものだ。とてもおいしい。
だが、これを食事にするのはきつい。

普通、12時に自宅に招くのは食事が絡んでいるだろう、と予想しないのだろうか。
アフガニスタンの昼食は遅いのか?
そういえば、すでに長く仲良くしているポーランド人M子さん宅には、なぜか15時に招かれることが多い。
お茶程度だろう、とそのたびに予想し、失敗するんだ。
盛大な食事が待っているんだ。義母料理を食べた後、2,3時間ではとても苦しい。
食事にするのなら、招くときにはっきり伝えてくれ、と言ってみたいがやはりこれも失礼極まりない質問に思える。

A子さん宅ではコーヒーとお茶と、菓子類で2時間を過ごした。
「14時過ぎに夫が帰ってきます、今日の夫の昼食はスパゲティよ」となんのためらいもなく言うA子さん。
うううう・・・
家に戻った私は、自分の分の食事を用意するのが面倒に思った。
在独日本人仲間のN子さんの差し入れ、大事に食べようと思っていたしるこサンドを開けた。

一度食べ始めたら、止まらなくなり、あっという間になくなってしまった。
その日の昼食は、菓子で終わった・・・

さて、A子さん宅には平日にもかかわらず、幼稚園に通っている四歳児E子ちゃんがいた。
具合が悪いのかと思って尋ねたら、お母さんのA子さんは説明してくれた。
幼稚園で苛められているのだそう。
一歳年上の女児が近づいてきて「あんた、うんこ」というような内容の暴言を耳元で囁くのだそう。
それ一度だけではなく、テーブルで食事をしようと思うと「あんた、そこに座らないで」とも言われるのだとか。
たまたまその場にいたA子さんは、そう言われた自分の娘をそっと観察したそうだ。
E子ちゃんは、言われたとおりに別の席に移ったが、ショックで食べられずに呆然としていたそう。
もちろん、職員にはそうした状況を説明して改善を求めたが、日本のそれと同様に面倒に感じるらしく放っておかれるそうな。
子供たちはE子ちゃんを除き、すべて金髪か金髪に近い茶髪で、彼女の髪が黒いのもいじめの対象になるのだとか。
こちらに来て何度もちょいと人種の違う子供たちが苛めの対象になることを聴いていたものだ。だが、実際の被害者を目の前にしたのは初めてだった。

10年先には、大きな瞳やつややかな黒髪を自慢できる美しい少女になるだろうと予想される。
さすがに「殴ってやれ」とは言えなかったが「言い返すことを学ばせたらどうだ」と私が提案すると、A子さんは、「娘にはひどい言葉を教えたくありません」とキッパリ言った。

日本在住時、修行のためにパリのレストランで働いた日本人の記事を読んだ。
職場では、やはりいじめの対象になったらしい。
ところが、あるとき殴り合いの喧嘩になって、勝利してから彼は一目おかれるようになったらしい。
男の世界では、時に腕力が強いことが有利になるという原始的な法則があるのはわかりやすくてよろしい。
女同士では、取っ組み合いになったところで問題解決はしないとも思われる。乱暴な子、で終わってしまうだろう。

4歳にして、人生の難関にぶちあたってしまったE子ちゃん。
盛大な難民受け入れをしているドイツ中に、あるいは世界的に人が移住している世界各国で起こっている4歳児の悩みかもしれない。


生食はほとんどしないイチゴ

2019年06月28日 | おいしいもの
一日おきにイチゴの収穫をしている義母。

そのほとんどは冷凍保存される。
余ったものが私に回ってくる。
「りす、食べませんか」
と義母が尋ねるので、喜んでいただく。
旨い!
採取してから数十分のイチゴはおいしい。
もっとおいしいのは、採って数秒後のイチゴだ。
義母の手前、庭で直接イチゴを口に持っていく行動は避けている。義母の大事な作物だ。
許可があったときだけ食べていい、と勝手に決めている私。

天然縦ロール

2019年06月27日 | 子供たち
街中で見かけた子供の髪が凄かった。
おそらく、天然の縦ロール。あまりに見事なので、もしかしたら親が綺麗に整えたのかとも疑った。

だが、他の部分は荒れているので違うだろう。また、親子で軽装なので、髪だけ気合を入れて巻くのもありえないと予想した。

検索すると、日本人でも天然縦ロールの人々がいるらしいではないか。
私の観察では、ここドイツでは、あまり見ない。
いや、今までのここの生活で目に入らなかったのかもしれない。
人々の髪型まで気が回らなかった、ということか。
まあ、これからはよーく観察して、また縦ロールを見つけたら撮影して報告することにする。



日本とその周辺の食事

2019年06月26日 | ドイツ在住難民・移民
今日も仕事に行かなければならないK子さん宅の留守番だ。
地下で仕事をしているルーマニア人職人に気遣いながら、PC作業をしている私。
K子さんはわたしに弁当を作ってくれた。

うっかりして、上から撮影するのを忘れてしまった。
手作りと思われる海老入りギョウザと春巻き、スパゲティを使った焼きそばだった。
おいしかったぁ~
ギョウザのような料理、スパゲティを使った料理など、義母も作るのに、どうしてこんなにも旨さが違うのだろう。

こんな弁当を食べられるのなら、毎日留守番に来てもいいぞ~。
いつかは終わってしまう、しかも、早く終わって欲しいだろうこの工事。
もう、食べられないだろう。
ああ、自分で作るか、ギョウザと焼きそば・・・
義両親も夫も食べないしなぁ・・・・やっぱり、作らないっ

一階の居室の窓から見える風景。

隣近所が実家のそれと同じくらい近い感覚。

うっかりすると、近所の家の中が覗けそうな。

ちょいと気になるシャツの柄

2019年06月26日 | 義母
義母のTシャツ。
ここの高齢女性たちは柄物シャツが好きだ。義母が好む理由は「汚れが目立たないから」だそうだ。
なるほど、うっかりつけてしまったシミがきれいに取れないこともあるよな。

後ろ側のこの柄が気になる。

なんとなく仏像風に見えるのは私だけか?
袖の部分の白黒ストライプはかなり気になる・・・
ちょいと、欲しいな、とも思えるこの柄。

日本食を外国人にもらう贅沢

2019年06月25日 | 家屋
台湾人友人の一人のK子さん、彼女の住まいは風呂場の改築工事中だ。
夫婦で働いているため、平日日中に来る職人たちのために私がいることになった。
この浴槽はかれこれ1週間以上も庭に置かれている・・・
職人たちはすべてルーマニア人で、なかにはドイツ語が全くできない人もいた。
世界中で急速に人種、国籍が違うものが一緒に暮すようになってきているのを感じる。

K子さんが私に作った炒飯。
炒飯はどんなにへたくそに作っても、おいしく仕上がる料理の一つだと思う。
日本では「ご飯がパラパラに仕上がるのがよろしい」などと言われていたけれど、実際そういう仕上がりにしている人たちはどれだけいるだろうか、とK子さんの料理を見て思った。
特に、日本のように粘りのある米を好む地域でパラパラに仕上げるなんて、至難のワザではないか。

K子さんは中国出張のときに、そこで売られている食品を買ってくるようだ。
中国食品だけでなく、日本食もあるようでふりかけを大量に持っている。

いやぁ、高い品だな。日本から中国へ輸出され、そこからドイツに渡ってきたこのふりかけ。
「何袋も買ったので、ひとつ差し上げますよ」
と、K子さんに言われて、遠慮した。
こんな高くつく品、もらってしまってはいけないと・・・
いや、もらっちゃった。

外国人に日本食をもらってしまうなんて・・・立場が逆なような気がするが、まあ、甘えてしまおう。

いま、気づいたが、このふりかけの賞味期限は今年4月までと記載されている。
賞味期限などあまり気にしない日本人以外の人々。大らかさはいろいろな面で感じる。
日本人どおしだったら、期限切れの品を贈るのはためらってしまう人が多いのではなかろうか。



日本食を食べない究極の節約

2019年06月24日 | 頑張って食べる
日本人に招かれて、手作り料理をごちそうになった。
数年ぶりで肉じゃがを食べた。ここは薄切り肉の入手が難しい。小さく切った肉でも充分おいしい。

白アスパラガスを茹でて、めんつゆに浸したもの。
ここに留学している日本人学生に教わったものだそうだ。とてもおいしかった。
ウチでは義母がアスパラガスを食べないので、一切料理をしない。

日本食をきちんと作ることが全くなくなってしまった今の生活だ。
手作りの日本料理をごちそうになるたびに自分でもやらなくては、と思ったのは数年前までで、今じゃあどうでもよくなってしまった。
自分のためだけに作る、というのがなんだか非常に贅沢なものに感じてしまう。また、日本食の材料のほとんどはアジア食材を専門に扱っている店やネットで購入する手間がある。しかも非常に高価だ。
そこまでして日本食を食べるメリットを見出せない。
義父は私が米飯を食べることさえ不快に思っている。これ以上彼の神経を苛立たせることもよくないと感じる。

たまに手に入る日本食材は、日本好きなドイツ人や在住外国人と一緒にいただくようにしている。
日本文化を広めるために作るのは意味があるので喜んで料理できるものだ。

台湾人知人たちは、玄米食にこだわっている。
「りすさんも白米ばかりではいけませんよ」とうるさいので、食糧小部屋に数年眠っていた長粒種玄米を炊いてみた。

私も20歳代の頃から、ときどき玄米を食べていたものだが(家族は嫌がるので自分の分だけ炊いた)数日続けると胃腸の具合が悪くなるので長期に渡る摂取が難しかったんだ。

肉じゃがをごちそうになって数日後、肉なしの肉じゃが風を作ってみた。
和風だしは入手が面倒なので、義母が普段使っているスープのもとを使った。醤油はここの普通のスーパーで手に入る品だ。

長粒種米飯と普通の米飯を混ぜて添えた。
この写真、不味そうだな・・・・実際はおいしかった。


義母のチーズケーキ。

以前は温かいところを食べていたものだが、最近は冷まして食べている。
考えが変わってくれて嬉しい。



モスクワで日本食を食べるドイツ人

2019年06月23日 | 交友関係
6月半ばの現在、バイエルン州の学校は二週間の休暇中だ。
学校関係者、つまり教員をやっている人々や子供を持つ家庭の多くが外国旅行を楽しんでいる。
たった今届いた写真はモスクワからだ。
ふたりはドイツ人。結婚も同居もしていないカップルだ。男性のほうはロシア生まれだ。なんだか、アーノルド・シュワルツネッガーに似ているんだ。お見せできないのが残念。
義父と同様に、古い時代に先祖が東欧へ移住したその子孫だ。

さて、モスクワ滞在中に彼らがしたことのひとつは日本食レストランへいくことだ。

きっと、日本食が恋しくなった・・・・
いや、日常的に彼らは日本食を食べていないぞっ。好きなんだろうなぁ、日本食。

来年は日本旅行を計画しているようだ。
日本食、食べ放題だ~

ヒコーキ野郎フェスト

2019年06月22日 | 
近所で開催された飛行機愛好家によるお祭り。

個人所有の飛行機を飛ばせてみせたり、希望者を乗せて飛ぶ催し物だ。

この開催場所は飛行機愛好家のための場所らしい。

それなりの経済力がある人々なのかな。
夫はせいぜいシュミレーションソフトで我慢。

乗機体験は30ユーロだった。
「20ユーロくらいだと思っていました」と夫は残念そうだった。

もちろん、見学者はビールが必要だ。

こんな品々が・・・

飲まない私たちはちょいとつまむだけの量を食べた。

アイスクリームは子供たちが売っていた。

めったにない夫と外で食べる機会。

舞台さえあるぞ。飛行機が趣味の人たちの場所に必要なのか?



結婚すると、あるいはドイツに住むと生活レベルが下がる例かい?

2019年06月21日 | 物品
おそらく、5,6年前まではドイツの生活では扇風機はそれほど必要なかっただろう。
寝苦しい夜も、ひと夏に数日あったものだが、そういう夜には地下室へいくんだ。
ところが、気温の高いことに比較的強い私でもここ数年の夏の室温の高さにはちょいと苦しむようになった。

知人宅の扇風機。この夫婦は30歳代。扇風機は昭和のものか、と観察してしまった。

ホームベーカリー。

日本在住時は私も持っていた。


扇風機もホームベーカリーも、ウチにはない。
どちらも実家生活では普通にあった・・・
ドイツに住むと、物資という面で非常に貧しくなるのか。それは私だけに起こっているのだろうな。
義両親たちは私が扇風機が欲しいなどと言おうものなら、ガンガン反対するだろう。もちろん、ホームベーカリーだって。
「暑い時は地下室に行きなさい」
「パンは私の半世紀前の器具で捏ねて、オーブンで焼きなさい」
って言われるのが予想できる。
ああ、のた打ち回って我慢してやろう。
それが私のここでの仕事だ。

ところで。
私の重要な仕事で失敗をしてしまった。
夫の朝食作りの時間だ。彼は毎日深夜の帰宅で、私は大抵眠っている。
眠っているにもかかわらず、脳のどこかがちょいと目覚めていて、夫が帰宅後に私に話しかけるのを聞いているんだ。
つまり、日常的に熟睡できていないということだ。
ところが、先日は脳全部が休息してしまったようで、夫の話しかけ、翌朝の朝食時間を聴いていなかったんだ。
指定した時間に朝食ができていなかった夫は、一気に不機嫌になり、朝食抜きででかけてしまった。

ああー。
クビになったらどうしよう・・・
再就職は非常に難しいぞ。
人生、一瞬先さえまったくわからない・・・・などと憂鬱になってしまった。

今の世の中、メシの準備の不手際を一度だけで解雇になることはないだろうし、また、そんな男はすぐさま解雇しろ、という論理が通じるだろう。
次回は、熟睡しないよう、普段から過度に疲れないよう気をつけようっと。




夏はタトゥー自慢の季節

2019年06月20日 | ひとびと
今年も見に行ってきた国防軍の日の催し物だ。
本物戦車を目の前にしても、以前ほど興奮しなくなってしまった。毎年見ているうちに見慣れてしまった。

いろいろ撮影した。私もユーチューブのアカウントを持っているのだけれど、10数秒の動画をアップするのに30分以上かかるという貧しいネット環境なので最近は断念している。なので、他のユーチューバーが挙げているこの日の動画を検索してみた。
よくまとめられている。Tag der Bundeswehr Dillingen 2019 私が見れなかったところもきれいに撮影されている。

実のところ、もっとわたしに興味深かったのは人々だ。
好天に恵まれて、薄着のみなさんは肌を盛大露出して、冬中隠していた自慢のタトゥーを披露していた。

なんだかねぇ・・・・。はっきり言って、美しいとは思えないのだが。

せめてブラの肩紐の色をどうにかしてくれれば・・・いや、ブラが食い込んでいるのが見える服装も美しくない。

普段は見えないふくらはぎ。男性にはいい位置かもしれない。

日本ではタトゥーを入れた外国人観光客を温泉にいれていいかものかどうかを論議中らしいではないか。
要するに、温泉業者がもっと稼げるかどうかという問題なのだろう。その時、タトゥー入り客を許して、日本のその業界の本物さんたちも常連になってしまい、将来の稼ぎに影響がでるかが賭けのようなものかな。
そういえば、日本の「本物タトゥー」を私は見たことがない。
日本の日本人にはタトゥーを見るいい機会かもしれないぞ?

ここでの生活での印象では、ここの人々のタトゥーが素晴らしい、とは思えない。
図案がなんだかテキトーっぽいのも変に思える。やたらと漢字を使いたがるのも怖い。「鼠」と首に入れていたお兄さん、彼の干支なのかもしれないけれど・・・・なんか、違うんじゃないか、と思っちゃう。
日本だったら、もっと綺麗なものを考えるのではなかろうか、と期待する。



ドイツ語を教えて私もドイツ語を学ぶチャンス

2019年06月19日 | ドイツ在住難民・移民
親しくしているアフガニスタン人A子さんに頼まれた。
「来月ドイツ語の試験があるので、勉強を手伝ってください」
喜んで引き受けた。彼女のドイツ語のレベルとたいして変わらない私だ。だが、教えることで勉強になることは確実だ。
朝八時に、一緒に朝食を食べる約束をした。
アフガニスタンはもちろんのこと、イランでも約半数の結婚している女性は専業主婦だそう。
専業主婦の家庭では、朝から品数の多い朝食を食べるとか。画像は来客のための特別なものではないらしい。
フライパンにはトマトと卵の炒め物だ。これは中国人の料理と勝手に思っていたが、材料のシンプルさとおいしさであちこちで好まれているのは容易に想像できる。
右の籠に入っているものは、アフガニスタン風クッキー。材料はまったく普通のレシピと変わらないが、カルダモン粉を入れるのが違いだ。スパイスを入れると、ここのクリスマスクッキー風になるものだな。

朝食を終えると、早速勉強。
学校で使っているプリントで動詞と前置詞の関係を復習。私が読み上げて、A子さんにその文章の動詞に適切な前置詞を答えてもらった。
コーヒーは、アラビア風。トルコ風コーヒーを、牛乳で作ったものだ。粉はトルコ風同様、漉さないでそのままカップに注がれる。

勉強途中で、幼稚園から電話が入った。
子供の具合が悪いので引き取りに来て欲しいという連絡だった。幼稚園に行く機会などめったにないので一緒について行った。

幸い、A子さんの娘4歳E子ちゃんは、軽い下痢で普通に元気な様子だった。
子供の具合が悪いと、迎えにこなくてはならないのは日本もドイツも同様だ。まだ専業主婦のA子さんは迎えにいけるけれど、働いている母親たちはいったいどうやってその難関期間を過ごしているのだろう。
私が小学校低学年のときは、具合が悪いと一人で歩いて帰ったものだ。歩けるくらい元気なら、家に戻す必要もなかったはずだろうに。伝染する疾病の可能性を考え、周囲の子供を守るためにそうしたのだろうな。
働いていた私の母は、迷惑そうにしていたものだ。

元気なE子ちゃんは、私が自分の家にいることに機嫌をよくして、一緒に遊んだ。
女児の遊びは楽だ。男児を相手するのは体力勝負のようなところがあり、もう、私にはできないかもしれない。
E子ちゃんとはカード遊びをした。
かなりテキトーな神経衰弱をイラストカードでやってみた。ネットで検索すると3歳児でもやっているようだ。
4歳のE子ちゃんにはもっとまともにできるだろうに。説明のドイツ語が不自由な私と、E子ちゃんのバイリンガル環境がきちんとルールを守れなくしているのか、と予想。
すべての子供にバイリンガル教育が上手く行くとは限らない。どちらかの言語がおろそかになる確率は高く、在住国の公用語を優先した方がいい場合が多いと感じる。

遊んでいる間に、A子さんは昼食を作ってしまった。
ううう・・・まだ、朝食が胃の半分以上を塞いでいた。仕方がない、食べるか!
おいしい料理だった。
バスマティ米に混ぜ込んであるのは炒めた細いスパゲティだそう。サラダとヨーグルトを添えた。
本来なら、肉料理がメインで飯を添えるのだろうが、A子さんは肉料理が余り好きでないらしい。
旦那さんのためにはちゃんと肉を入れるとか。

自分のためにも、A子さんの試験前までにもう何度か一緒に勉強したいものだ。
ただし、食事は要らないのだけれど・・・断るわけにもいかないなぁ・・・ドイツ人と違って、彼女の文化背景は来客を盛大に飲食物でもてなすようだから。嬉しいけれど、やはり、私の胃には負担がかかりすぎる。


食器洗い機がない珍しい家庭、ウチ。

2019年06月18日 | 奉仕活動
ドイツではもしかしたら普及率99パーセントかもしれない食器洗い機。
ウチにはない・・・・
高齢者世帯には無い場合が多いらしい。
義母の妹宅にはあった。義母の弟の嫁さん宅(義母の弟は50歳代で急逝、彼女とその娘は近所在住でときどき逢う)にもあった。
・・・ってことはドイツ中でウチにだけ食器洗い機がないのかもしれない。

ほとんどの人が所有していて、自分だけそれがない、というのは子供の頃は非常にストレスだった。
それを購入することができないほど、自分の親に経済力がないという不安が子供のストレスになることを断言していい。
自分が経済力のない親と一緒に生き延びていけるか、という潜在的な恐怖に怯えることになるのだ。
また、教育上、子供にあまり物資を与えないという可能性もあるが、その場合は子供ながらにそれを感じるものだ。
さすがにティーンエイジャーになると、多少そうした恐怖から解放されるものだが、小学校の頃は劣等感にさいなまれたものだ。

で、成人してだいぶ年月を過ぎた今では、他のみんなが持っているものを持っていないことを得意に感じるようになった。
・・・・てのはウソ。
だからと言って、欲しいとも思えない。
なんだか、この道具の手入れも大変そうで。
写真は知人宅のだ。開けたら、ムッとにおいがした。ある程度食器が集まらないと可動するのがもったいないからだろう。
毎食後に使う家庭はかなりの大家族ということだな。
下洗いが必要らしいし、大きい鍋を入れることもできない様子だ。
汚れの残りはしょっちゅうのようだし。

義両親が買えば、是非使ってみたいけれど、無ければそのまま生活できる。
こうして、私は一生食器洗い機を所有しないのかもしれないぞ。
なんてったって、義両親より長く生きることができるか自信がなくなってきているし。

訪問先の食器洗い機を観察していて、自分の寿命まで思考が及んだ今日の記録さ。



文化は国境を越えるとその土地の好みにアレンジされる・・・焼き寿司

2019年06月17日 | 奉仕活動
台湾人K子さんが一人で作った巻き寿司。
ちょいと試食してみたら、不味かった。寿司酢をきちんと作っていない様子だった。酸っぱいだけの寿司飯。
「味はどう?」とK子さんが私に尋ねた。ちょいと躊躇したけれど、正直な感想を言ってみた。
「ご飯の味が、日本で生まれ育った日本人には違うように感じます。あなたがよければ、この味で構わないと思います」
K子さんもそれを聞いて食べてみた。
「私にはこれがおいしいと思います」
ああ、作った人がそれでいいなら、その味で行けっ
すでに寿司は世界中で好まれていて、その土地の人々の好みに合わせてどんどん変化をしているだろう。
日本人が「これはいけない」などと論じている場合じゃないんだ。

K子さんはベルリンでベトナム人が経営するレストランで衣を付けて焼いた寿司を食べたそう。
とてもおいしかったので、是非、再現したいと言った。

パン粉に卵を混ぜて、刷毛で寿司の周りに塗って焼いた。ちょいとワイルドなやり方だが、今までにも日本食を凄まじい方法で作ってくれる人々を何人も見たので、たいして驚かなくなった。

驚いたことに、結構おいしかった。
酸っぱすぎる寿司飯は、加熱で変化したのだろうか、気にならなくなった。
油分が適度に付いた飯は、日本人以外にはさらに食べ易いだろう。

一緒に食べて、台湾人との違いをさらに認識。
私は醤油が必要だったが、K子さんはなしで食べていた。
ドイツ人は、寿司をどっぷり醤油に浸して食べる。日本人にもその光景は信じられないが、台湾人には「味覚なしのドイツ人」と失神ものの事件だろう。