怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

夫孝行

2012年09月30日 | 
ドイツ人には珍しく仕事ばかりでたいした趣味も無く、旅行にもアウトドアにも興味のない我が夫。
日頃からかわいそうに思っているのだが、彼を喜ばせるのはときどき義母に許される私の料理くらいしかない。
去年ドイツ語教室で一緒に学んでいたスペイン人女性が招いてくれたこれ。

表紙の写真が示すとおり、彼女の勤める会社は航空機関連だ。いや、もっと詳細に表現すると・・・
戦闘機
ドイツ語のレベルは私と同じ彼女だが(たいしたことがない、という意味)エンジニアとして戦闘機に関する仕事をしていると知り、その才媛ぶりに驚いたものだ。数学とか物理とか、好きなんだろうなぁ、うわわ~
さて、夫は飛行機が大好きである。子供の頃はパイロットになりたかったとか。視力の関係で早々に諦めたらしいけど。
グアムに毎年潜りに行っていた時期があるのだが(結婚前だ、とほほ)空軍基地があるグアムで、浜辺から見える続々と飛んでくる戦闘機を「あれは○○だ、おっ!これは××だ」と解説してくれたものだ。
そんな彼のために、スペイン人女性に頼んだ。「夫が行きたがっているのでチケットをもう一枚手配して欲しい」と。
スペインからの両親や親族、彼女の親しい友人たちのためにだけでも忙しいことだろうに・・・・
いやいや、他人に気を遣ってばかりじゃあウチの家族の絆も強められないぞ。E子さん、お願いっ。

で、行ってくることができた昨日9月29日。
夫は狂喜乱舞。
あいにくの雨天で、寒いし、足元は濡れて気持ち悪いし、最悪っ、と思いながらも夫の嬉しそうな姿に癒された。
日頃、写真撮影は私の担当だが、昨日ばかりは夫にカメラを独占させざるを得なかった。
一般公開の行事とはいえ、一企業の、しかも秘密に満ちていると思われる戦闘機の写真、ここで公開は断念することに・・・

と思いながらも何気にネットで検索したら、出てくること、動画がぞろぞろと・・・でっかいレンズが付いたカメラを持ったおじさんたちが勢ぞろいしていたものなぁ。一番多く見たのはCanonさ、うほほ、日本万歳。

私の撮影じゃあないから、遠慮なく張り付け~


航空ショーを生で見たのは初めてだ。
テレビで観るほうが詳細がわかっていいものだが、轟音や振動を体験できるのはこうした機会しかない。
ヘリコプターを間近で見ることはここの生活でたびたびあるが、カニのように横に飛んでみたり、くるっと回転してみたりのアクロバット飛行はなかなか見ごたえがあって面白かった。

Cassidian Familientag 2012 in Manching
上の文字をYouTubeで検索すると他にも様々な投稿があって楽しめるぞ。

夫は数年分の休暇のない生活のストレスを解消した様子。
よかった、よかった。


普段外食や買い食いをあまりしない私たち、会場が寒かったのでいろいろなものを食べたのも楽しかった。
これはドイツ生活で初めて食べたクレープ。おいしかった。












薪作り2012

2012年09月24日 | ここの生活
今年の薪作りは9月13日に行われた。
親族から木材が届けられるのが、それを切るのはウチの仕事、いや、義両親の仕事。


おお、今年の薪割り機はいつか見たものと違うぞ。 2009年4月の薪作りの記録はこちら。
今回は小ぶりの木材が多い、ということで小さい機材を貸してもらったのかな。

刃が赤く塗られているのは注意を引くためかしら、それにしても怖いぞ。

なんだか、面白そうなので「やらせて欲しい」と言いたくなったが、我慢我慢。
見た目は楽そうでもかなりの重労働。この木切れ一つ持ち上げるのも私にはひどく大変ということは経験済み。


全部を義両親二人で午前中で終えていた・・・
私たち夫婦には2,3日かかるかもしれない。いや、こんな仕事、夫は絶対やらないだろう。
「セントラルヒーティングだけで充分」ってね。

実際のところ、ウチは灯油暖房とこの薪暖房を同時に使っているのだが、いったいどういう意味なのだろう?
灯油だけだとお金がかかりすぎるのか?確かに、木材は親族から分けてもらっているほとんど無料の品だ。
家計を管理していない私たち夫婦、この家の経済状態をほとんど把握していない・・・・うわわ、ひどい話??












ムヒは素晴らしい

2012年09月21日 | 日本
数日前から身体中が痒い。
不潔にしているから(シャワーは1日おき、バスタブを使うのは数カ月おき)
空気が乾燥してきているから(湿度計は40パーセント以上を指しているけど)
夫がシーツを替えたがらないから(犬のように自分の匂いがしみこんだ衣類や寝具を好む)
何か悪い病気か?(ネットは便利だ、病気情報はわんわんと出てくる)
と、考えてみたが、とりあえず痒いのをどうにかしなくてはならない。
で、一番安易な方法でとりあえず解決。

ムヒのおでまし~
こちらの薬品、特に塗り薬は肌に強すぎると感じることが多いので帰省時に買ったものを利用。


側面の使用期限を見て泣けた。もうすぐダメじゃん。
いや、義母は十数年前の薬剤も大事に使っているぞ。彼女にその古いものを大事に使う感覚を養われた私、
来月以降もこのムヒを愛用する予定。

って、痒いの治まってくれ~

姉妹都市カッラーラ インゴルシュタットの歩き方16

2012年09月20日 | インゴルシュタット観光案内
今日はインゴルシュタットそのものの話ではなく、姉妹都市のできごと。ウィキペディアで検索すると、姉妹都市は以下のように出てくる。
ウィキペディア「インゴルシュタット」より
イタリア在住のブログ仲間、ふぃのなさんが、この姉妹都市のひとつカッラーラに行ってきた記事を書いている。

なんと、インゴルシュタットから出張してきてビール祭りが毎年開催されているそうなのだ。

元の記事はこちら。
イタリアちゅうねん 2012年9月8日記事「飲めないのになぜビール祭りが好きなのだ!?」

姉妹都市が南ドイツだとビール祭りまでやっちゃうのだなぁ、と感心したわたし。
私はほとんど飲まないのでインゴルシュタットで開催されるお祭りの類で飲んだ経験は全く無い。
イタリア住まいなのに、インゴルシュタットからの出張ビール祭りでインゴルシュタットのビールを飲んだふぃのなさん、凄い。
そういえば2009年秋の帰省時に横浜オクトーバーフェストに行ってきた私。
別の場所で開催される物事は本場と違った面白さがあっていいものだ。このときはドイツからのドイツ人友人も一緒で、彼女もとても面白がっていた。
そういうわけで、このカッラーラのインゴルシュタットビール祭りも魅力的なものだろう。
9月にイタリア旅行をするときは、是非カッラーラでインゴルシュタットを感じて欲しい。




義母りんごケーキを作る

2012年09月18日 | ドイツバイエルン家庭料理

絶対に学ばないぞ、と秘かに誓っていた義母りんごケーキだった。
ところが、8月のりんごの収穫期と義両親の旅行が重なり、夫の大好物であるこのケーキを私が作らないわけには行かなくなった。
これは8月20日の記事に使った写真。私が一人で仕上げたりんごケーキ。
義母に習ったその作り方を日本語で自分用にメモしておいた。
これがそのメモ。

「箸等で混ぜる」などと、義母が絶対使わない道具が出てくるのは私流のやり方だから。
かなり乱暴なレシピだが、在独日本人仲間のsue-chanさんが欲しいと言うので送った。

どうせ読んで捨てられる運命、と思っていたのだが、彼女はこのレシピを使って早速何度も作っている様子だ。
その写真まで送ってくれたので、私のブログ記事に取り上げることとした。
下は1度目。「生地が薄く、硬く焼きあがる」という相談があった。なるほど、下の方がかなり焼けすぎているようだな。
私のはそんな風にならないぞ。うほほほ、義母直伝指導の差かい、とかほくそ笑んだ私。

以下は確か、3度目の作品だったか、ウチのより見た目が麗しく、おいしそうではないかっ!



義母にこの写真を見せると「りんごは皮をむかないと焼き上がりに時間がかかる」「ペーパーは敷かないほうが焼き上がりが早い」との意見。
早速彼女の意見をsue-chanさんに伝えると、彼女の言い分は・・・
「夫がりんごの皮の部分の栄養を摂りたいと言うので」
「天板を洗うのが面倒なので、紙を敷いた方がいいの」
というわけで、料理というものはそれぞれのものの考え方でどんどんやり方が変わっていくものだなあ、と感心した私。
ああ、こうやって私たち在独日本人主婦はドイツに慣らされていく運命なのだろうか、という恐怖も感じた一瞬。


















美しくない建築物見学

2012年09月16日 | 風景
「文化財公開日」なるものが毎年あって(ドイツ語堪能な方、"Tag des offenen Denkmals"はどのように訳したら適当でしょうか?)今年は9月9日だった。
日曜日に一人で外出はとても難しいのだが(主に義母がうるさい、一緒に昼食だの午後のケーキの予定だの、を破壊してしまうから)毎年行けずに残念に思っていたので、今年は行ってきた。

この日は、要するに普段公開されない改築工事の途中や、屋根裏などを見せてくれる日だと初めに訪れた場所で悟った。

この街で一番古い建物のひとつの屋根裏。建築家の男が解説をしていたが、全く理解できず、私は一人で歩き回った。
 
光が漏れているのは隙間があるから。屋根瓦は新品のようだが、その仕事ぶりは荒っぽい。
普段、人が立ち入らないということは、床に散らばるもうもうとした埃でわかった。

これは街の中心の民家。歴史的に価値がある家屋なのだろうか。じゃあないと、わざわざ公開しないって?
 
埃に弱い私、しばらくすると気管支が痛くなってくるのを感じた。

外から見た様子。なんてこと無い普通の建物なのだけど。

外壁はかなり厚いが、部屋を区切る壁はかなり薄いこの建物。
 


以下、少々閲覧注意。


って、この日いろいろ見たうちで一番衝撃的で面白かったもの。
古い時代にこちらに移住すること無くてよかった~、とか思っちゃった。余計な心配。使っている当時はもっときちんときれいだっただろうし、改装すればびっくりするほどきれいにしちゃうドイツ人だし。

これは数年前に閉館した映画館の映写室。

現在の映写室の様子を知らないので、これがすでに珍しいものなのかさえわからない。
まあ、普段観ることができないのを見学できるのは楽しいものだけど!

床に貼ってあったこれが証明。この映画館は「レミーのおいしいレストラン」公開時には現役だった。

来年はもっとちゃんと事前に調べて見学しよう。
埃だらけで汚いところを見るのはかなり面白い。マスクも持参だな。他の市町村もやっていることだろうから、ニュルンベルクやアウグスブルクのも行ってみたい。
日本からの旅行者たちも、9月の第一日曜日に当たったら、覗いてみて欲しいものだ。











指名手配

2012年09月13日 | ここの生活
数日前にバスの車内や街中の壁などで見かけるようなった張り紙。
(しばらく外出していなかったのでもっと前からあったのかも?)
まったくドイツ語ができなくても理解できるぞ、こいつは何か悪さをして指名手配だな。

実際、市内で殺人事件があったことを読んでいるので、彼はその事件の殺人犯なのだとわかった。
殺されたのも殺したのも60歳代の男。いったい、何が理由でこんなことになったのかな。金か女か。

2000ユーロ、現在のレートで約20万円の報奨金。
いったい、どんな情報を持っていればもらえるのかな。たいした金額じゃあないような気もするのでちょっとしたことでもいいのだろうか。
ちゃんと読まなかったし、この写真も鮮明に内容が読み取れないのでわからない。(カメラの具合が悪くてね)

もし2000ユーロを手に入れたら、重税国のドイツ、確定申告時に申告しなくてはならないのだろうか。
この男が外国に逃亡していたらどうなるのか。
たとえば、日本に逃げていて、日本の日本人やドイツ人が有力な情報を提供して捕まえることができたら国際送金でもしてくれるのかな。
犯罪実行後、すぐに陸路で東に逃げ、よくわからない国から日本に密入国すればどうにか逃亡可能かな。
白人ということで英会話教室で英語の先生をしていたりしてね。
くだらないことをいろいろ考えてしまった。考える余裕ができるドイツ生活か、とほほ。


トマトは豊作

2012年09月05日 | ドイツバイエルン家庭料理
今年は例年よりウチの庭のトマトが豊作の様子だ。もいで、その場で食べると青臭い香りに嬉しくなる。
日本在住時に近所の中国人に教えてもらった(ここでも何人かの中国人にご馳走になっている)トマトと卵の炒め物、これは大量にトマトを消費できるが、毎日これを食べるのも辛い。
新鮮なうちに食べきれないと判断したらしい義母はトマトソースの瓶詰め作りをしていた。

切ったトマトをしばらく茹でる。この古い調理器は結構趣きあってよろしい。西洋のままごとおもちゃにもこのデザインのものが多く使われていることだろう。

ハンドブレンダーでさらになめらかにする。調味料などは一切入れていない様子だった。

色が少々薄くなったのが気になる・・・。市販のトマトソースはやたら赤いじゃあないかい?
ペットボトルのお茶がきれいな緑色を保っているが、茶碗に淹れたお茶がしばらくすると色が変化するのと同じで、もしかして、市販の商品は色をを付けているんじゃあないかってちょっと不安になった一瞬。

濡らした雑巾の上にビンを置いて、仕上がったソースを入れていく。
この雑巾の色も気になる・・・義母はこの色に変化した雑巾を保存食作りに使って何とも無いことを知っているから大丈夫なのだろうけど、私は気になって仕方がない。
お義母さん~、新しいタオル、プレゼントしようかっ?

はい、できあがり。他の瓶詰めと一緒に地下の食料部屋にこれから何年も保存されることとなるだろう。

「ロルちゃんのブログ」の宣伝

2012年09月03日 | 交友関係
YouTubeで、その日本語会話力を顕示しているロルちゃん(ロルちゃんについての過去記事)が、ブログを始めたそうだ。
ロルちゃんのブログ←クリック!
おしゃべりだけでなく書くこともできる彼は、ブログ読者を増やしたいと鼻息を荒くしているようだ。
多少の字や文法の間違いは大目に見て、文章でも饒舌さを発揮して面白がらせるところを楽しんで欲しい。
私に「ドイツ語か英語でブログを書いて」と言われても、全く続かないことは明らかだ。
母国にいて、外国語でブログを書き続けるのは大変なことだろう。他人の目に触れない日記くらいなら私もドイツ語で書くことができるかな?いや、だめだろうな。

私のブログ読者の皆様、ロルちゃんのブログもよろしく、です。

ところでこの国際結婚がテーマの記事(2012年9月12日)、もしかして二例目は私のことかしらん、うほほほほ~


こ、これは・・・ちょっと、ええええええ・・・・

2012年09月02日 | 
夫から私への誕生日の贈り物。
 ええっ!なにこれっ
なんとか測定器

箱を開けるとすでに作動中。っていうか、スイッチが無い・・・
ビニール袋で包装されていないところがドイツ製らしくて、いいのやら悪いのやら。

いまやこれに関してはMade in Japanより信憑性のあるMade in Germanyさ。日本でもこのドイツ製をお持ちの方、いらっしゃることだろう。

今までなんとか測定値についてはあまり関心が無かったが、これからちょっと勉強しなくては。
シーボルトシーベルトシューベルト
決して安くは無いこの製品、習わなくなったピアノのような放置状態にならないよう気をつけなくては。
しかしねぇ、妻の誕生日の贈り物にこれって・・・・「わあ、嬉しい」と言うことができず、困ったものだ。


ハツカダイコンのオープンサンドイッチ

2012年09月01日 | ドイツバイエルン家庭料理
我家では夏場限定の夕方の軽い食事。
まず、庭に収穫に行く。
スーパーにもたくさん売られているが、義両親がそれらを買ったのを見たことは一度もないっ!
したがって、植えたものが無くなれば、その年のハツカダイコンを食べるのはお終い、という原始的な生活。

薄切りにして塩少々振り、10分ほどそのままにしておく。黒パンにはたっぷりめにバターを塗る。
コレステロール値が高い義父には代用バター。
一般的に欧州人のバターの消費量は半端でない。こんなのを見つけたぞ
日本にもコレステロール値が高い人のためのバターがあるが、欧州人の摂取量と比較しちゃうとそんな製品、必要ないのではないか、とも感じる。
欧州人との同居生活で私はバターをかなり摂取しているから、気をつけなくては・・・・これこれ・・・


これを食べるのは食堂ではなく、サンルーム。一家揃ってあまり飲まないのだが、こういうときには少々ビールをいただく。
私は150ミリリットル程度なら酔わずに飲みきることができるようになったぞ、ああ、ドイツ生活で鍛えられたか・・・
パンに大根を載せて食べる。

プレッツェルに載せてみた私。食べにくかった。半分に切って挟むのが適当だったかもしれない。

珍しく「まあまあよろしい」と断言できるお勧めドイツ料理、かな。