のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

武士道

2020年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 台湾の李登輝総統が亡くなりました。97歳でした。

 武士道やノブレスオブリージュについて、李登輝総統の本で学んだようなものでしたが、シンガポールのリ・クワンユー、マレーシアのマハティール首相など平成時代のアジアの指導者が亡くなる時期ですね。

 台湾だってニーハオ大陸から逃げてきた蒋介石の国民党の一党独裁状態でしたが、その息子の蒋経国から引き継いだものの民主的な選挙によって総統を選ぶという相当難しい改革を成し遂げました。

 昨夜、断酒宣言をしたオヤジさんから電話で呼び出され、「李登輝ってのは俺と同い年なんだ。まだこれからなのに残念だいなぁ。一杯やりながら偲ぼうじゃねぇか。」じゃぁ、昨日もらった八海山持ってくると言うと「酒なら用意してある。」

 断酒宣言、22時間で破綻しましたが、自分のお通夜用の久保田あけるのかなぁ?と思っていたら、新たに白瀧を買ってきたようです。

 スーパーでおでん買ってきて、「李登輝って誰?」と言うしょうもないじい様たちとテレビ見ながら?偲ぶ会をしてましたら、小池都知事の緊急記者会見をやってました。

 感染拡大特別警報発令!今度は漢字の宣言だ。ロックンロールだったか?ロックフェラーだったか?この春の宣言とどっちが偉いのだろう?大雨なら急いで高台に避難しろって、堤防決壊直前に感じる。やっぱこっちの方がわかりいいよなぁ。

 今日は何とか天気がもったので、真田の高貞院殿のお墓を掃除に行ってきました。

 廃寺と言ってもアルプスの少女じゃないよ。

 お寺は沼田市に移転されちゃいましたが、その沼田城が見える場所に真田の妃のお墓が残っていて、たぶん形上は墓じまいになっているのだと思いますが、もはや歴史から忘れられています。

 それでも、たまに真田マニアがやって来るので荒らしておくのも忍びないので、我々が手入れに行っているのですが、昨年はここに来る余裕がなかった。

 昭和30年代に地元のガキどもが忍者ごっこをやっていて発見したのですが、当時は3mくらいの大きな法院塔があったそうです。それだけは移転したみたいですね。

 昭和49年ごろにNHKの人形劇で滝沢馬琴の「新・八犬伝」と言うのをやっていて、これは大人気だったんです。

 その番組が終わって柴田錬三郎の真田十勇士が始まったのですが、人気番組の後だったので評判は良くなかった。しかも、こちらは真田の悪政でおとりつぶしになった土地。祖母の一族なんかその時に百姓になることで生き延びた一族ですが、六文銭を隠れて祀ってました。なんたって真田の人気はなかった。

 ましてやこのお墓があるあたりは沼田真田おとりつぶしのきっかけの直訴をした杉木茂左衛門の地。その末裔のヒコちゃんと私が仲良しと言うご時世です。

 でも、真田十勇士あたりから世間の評判が変化してくるんですね。

 価値観なんてすし屋で言えば「時価」みたいなもので、その重さだってウニか干瓢か?いづれにしても時価。

 価値が分からないから「並」とか「上」が安心ですが、今やそれだってコンベアの上を回ってますからね。

 久々に大汗かいた。蒸し暑かったし。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする