なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

おやじの夏休み 紀伊半島横断⑤

2008-08-04 22:26:34 | 自転車
2日目のさらに続き
尾鷲から串本(クリックすると簡単な地図がでます。)



熊野灘の七里御浜沿いに42を走る。太平洋を望みながら、とにかくずーーーーと浜だ。



かなり焦げててます。



エネルギー補給かねて、みかんジュースを飲む。冷たくて元気が出た。



太平洋を望む浜がずーーーと続く。



紀宝町海がめ公園で海がめを見た。(つづく)

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おやじの夏休み 紀伊半島横断④

2008-08-03 22:57:26 | 自転車
2日目の続き
尾鷲から串本(クリックすると簡単な地図がでます。)

山岳コースを堪能し、R311で海岸線を走る。



賀田からしばらく海岸線を走ると長いトンネルになる。曽根トンネル、梶賀トンネルである。午前中とはいえ真夏の暑いさなかに長いトンネルはありがたい。しかも、綺麗な歩道があり車も少ないときている。まったく車が通らない時間が10分くらいあり、ひとりで「おーーい」とか「おれだー」とか「涼しいぞーー」とか叫ぶと、ものすごい残響で何度もこだましてなんだか映画一場面のような気になる。映画の一場面と言うの変だけど、まあ「あなたの知らない世界」と言う感じなのであった。3キロくらいのトンネル内でどうも調子でないなあと思っていたのだが、トンネルを出たらこの景色。なんのことはない、結構上りだったのである。この旅初めてのどかーーん太平洋である。



次に突然見えてきたのがこのような、柱状の岩の絶壁の岬。思わず見とれてしまう。



この絶壁に降りてみたいなあと思っていたら、須野町という集落へ行くくだりの道があった。実はそこがこの絶壁の麓でこのように自転車でもそこまで行ける。きらきら光る海に、豪快な波が押し寄せていてほんとに雄大な場所でした。



そこからR311はこれでもかと上ります。



すると今度は楯ヶ崎の絶壁が見えた。これがまた絶景でして。



やはり日陰のない道路からしばし見惚れてしまった。



ここからはお待ちかねダウンヒル。ここでこの旅初めて「ばか者」とすれ違う。ローディーのおじさんが登ってきた。お互いに「こんなバカ暑い時に自転車に乗ってるなんて、ばか者だなあ」ということを自覚しているので苦笑して、「暑いですねえ」などと話をした。



下ったところは二木島湾の漁村で、山際に波しぶきがかかる道を通った。ここで久々にお店を発見し、アイスを食べた。店のおじいさんは寝転んでCNNのブッシュの演説を聴いている。今のTVのメインの客は田舎の老人かもしれないなあ。



ここからまた登って、その後紀伊の雄大な山を見ながらダウンヒル。雲が山に影を作っている。



ディズニーランドにでもありそうなトンネルでしばし天然のクーラーにあたり、ほっと一息。



さほど車も通らない快適な海岸線を走る。



シーカヤックが見えた。新鹿(あたしか)海岸である。これがまた白い砂浜に青会い海ととんでもなくいい海水浴場だった。



ここからまた登り。海水浴場で飯を食わなかったのが失敗。峠付近でかなり元気がなくなった。ちょうどこの写真の場所に売店があった。残念ながら弁当は売り切れていた。カップラーメンがあったのでおばちゃんに湯を沸かしもらい食べた。おばちゃんが自分の弁当用のホタテの入ったおにぎりと自家製の番茶をくれてなんとか栄養補給した。冷たい番茶はほんとにおいしかったので何杯もおかわりした。

ここから熊野市へダウンヒルし、濃い2日目は続く。
ここでちょうど12時位なのだが、アップダウンの連続で大方今日の足を使ってしまった。
自転車は熊野灘沿いのR42を進むのでありました。 (続く)

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おやじの夏休み 紀伊半島横断③

2008-08-02 20:14:38 | 自転車
2日目
尾鷲から串本(クリックすると簡単な地図がでます。)



朝6時起床。三重県尾鷲市を7時に出発。R42かR311か迷っていたのだが、目の前に見える緑の深い山を見ていると、上りたくなりR42で峠を目指すことにする。



朝一から急なのぼりに汗だく。道路に沿ってわりと大きな川が流れている。海沿いから簡単に山奥の自然に入っていけるところが紀州半島の自然の懐の深いところだなあ。



R43はこんな山道でも交通量が多い。ちっと良さそうな旧道があったので上ってみた。林道のようだが完全にR43とは別の方へ向かっていた。写真の右側の山の側面に見えるのがR43。また引き返して上りはじめた。



ほんとに緑が深かったです。山のボリュームが大阪の北摂の山の2倍濃縮って感じです。矢の川トンネルで峠越えるとR70へ左折して入った。



このR70がまたいい道で。車もほとんど来ないし路面も最高、それに下り。



道に沿って透明度の高いきれいな川が流れている。岩も苔むしてなくてきれいだ。



川原に下りてみると、水がほんとに透明でした。手をつけてみると結構冷たい。



天然のプールのようになっている所があった。写真ではわかりにくいが結構深そうだ。午前中とはいえかなり暑いので、飛び込んで泳ごうかと真剣に考えたが、降りるところがなく断念した。しかし、なんでここまで川の土手を固めて挙句に降りるところを作らないなんて、お役所の仕事はろくでもない。結局、川に下りて面倒を起こしてもらっては困るのでそうしているのだろう。これだけの自然がもったいない。



R70を5キロほど下ると賀田という町に出て、そこは海だった。北を向けば深い山、南を向けば穏やかな海と驚くばかりだ。

午前中だけでも今日は満足できるほど、充分見所を堪能した。やっぱり山はいいなあ。

ここからR311を海沿いに進んだ。ここもまた見所多しなのであります。(つづく)

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おやじの夏休み 紀伊半島横断②

2008-08-02 12:17:36 | ロングライド
前回から続き
1日目(その2)  賢島から尾鷲へクリックするとアバウトな地図がでます。後ほど修正します。



志摩市から南伊勢市を走るR260を走っている。R260は旧道を通ると、峠越えをするたびに小さな漁港が現れてくる。どこも水は透明で貝殻が見える。この漁港では平地がほとんどなく、家が小山の急な斜面に見事に建っている。漁港から漁港へつなぐ峠道は木が影を作って、浜風とあいまって非常に気持ちよい道だった。



次の漁港ではカキのいかだの上にある小屋でおじいさんが作業していた。今地図をみると七日島あたりだろうか。入り組んだ入り江と島々のおかげて、とても穏やかな海で波ひとつ無い。でも空気や水はよどんでいなく、すがすがしい。



R260南伊勢市の入り江を眺めながらの海沿いの道。



迫間浦という漁村に着く。タイの養殖が盛んなようだ。タイは好物なんだけど、朝っぱらからタイはないなあ。



トンネル前の木陰で一休み。木陰は空気がからっとしていてほんとに涼しい。



トンネルを避けて、旧道で海沿いの快適なルートを、スピードを上げて走る。



漁村をすぎて、田舎道を峠越えする。途中、古和浦を望むニラハマの展望所があった。のんびりした景色と涼しい風に、ここまで上ってきた苦労が報われた思いがした。



峠をダウンヒルするとまた、集落があらわれた。静かな入り江では、魚釣りのいかだがあって、この暑さの中釣り客数名がいた。



紀伊南島トンネルに着く。ここまで長い急なのぼりで今日はじめてのヒルクライムは、汗が大きな塊でぼたぼた地面に落ちた。ちょっと充実感を感じる。なぜかここまで物足りなかったのはきつい登りがなかったからか。トンネル内は車も少なく、ひんやりして天然の冷蔵庫のようでまさしく天国であった。



トンネルを抜けると山の中、交通量も少なく、最高に滑らかな路面を爽快にダウンヒルする。これからは山の中の道で紀伊長島を目指す。ときたま暑さで路面に陽炎が見える。



紀伊長島からはR42。この道は車も多く、路肩も狭い。道の駅でただの冷水を何杯か飲んだ。こういうときには冷たい水が一番ありがたい。尾鷲トンネルの前まで最後の力を振り絞って上り、熊野古道馬越峠につく。石畳の道が山頂まで続いているらしいが、もう6時を過ぎていて、時間的にも体力的に余裕がなくパス。

上りでママチャリの高校生が三人押して上がっていた。後ろから上ってくるぼくを見て急に激しく漕ぎ出す。しかし、こちらもそんながきには負けてられないので、20キロ以上でさくっと抜いてやったら、あきらめてまたおして上がっていた。脚力では負けるけど、おじさんだって結構鍛えているのだ。



結局19時前にホテル着。素泊まり5100円だけど。清潔で気持ちの良いホテルだった。さっそくシャワーを浴びて短パンTシャツになり、ほっと一息。
コンビに買出しして、思う存分麦茶を飲んだ後、地ビール熊野古道麦酒で一人無事一日目を終えたことに乾杯する。

紀伊半島横断ツーリング 一日目
9時30分賢島発18時50分尾鷲着。133キロ、平均時速18キロ

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