なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

おやじの夏休み 紀伊半島横断④

2008-08-03 22:57:26 | 自転車
2日目の続き
尾鷲から串本(クリックすると簡単な地図がでます。)

山岳コースを堪能し、R311で海岸線を走る。



賀田からしばらく海岸線を走ると長いトンネルになる。曽根トンネル、梶賀トンネルである。午前中とはいえ真夏の暑いさなかに長いトンネルはありがたい。しかも、綺麗な歩道があり車も少ないときている。まったく車が通らない時間が10分くらいあり、ひとりで「おーーい」とか「おれだー」とか「涼しいぞーー」とか叫ぶと、ものすごい残響で何度もこだましてなんだか映画一場面のような気になる。映画の一場面と言うの変だけど、まあ「あなたの知らない世界」と言う感じなのであった。3キロくらいのトンネル内でどうも調子でないなあと思っていたのだが、トンネルを出たらこの景色。なんのことはない、結構上りだったのである。この旅初めてのどかーーん太平洋である。



次に突然見えてきたのがこのような、柱状の岩の絶壁の岬。思わず見とれてしまう。



この絶壁に降りてみたいなあと思っていたら、須野町という集落へ行くくだりの道があった。実はそこがこの絶壁の麓でこのように自転車でもそこまで行ける。きらきら光る海に、豪快な波が押し寄せていてほんとに雄大な場所でした。



そこからR311はこれでもかと上ります。



すると今度は楯ヶ崎の絶壁が見えた。これがまた絶景でして。



やはり日陰のない道路からしばし見惚れてしまった。



ここからはお待ちかねダウンヒル。ここでこの旅初めて「ばか者」とすれ違う。ローディーのおじさんが登ってきた。お互いに「こんなバカ暑い時に自転車に乗ってるなんて、ばか者だなあ」ということを自覚しているので苦笑して、「暑いですねえ」などと話をした。



下ったところは二木島湾の漁村で、山際に波しぶきがかかる道を通った。ここで久々にお店を発見し、アイスを食べた。店のおじいさんは寝転んでCNNのブッシュの演説を聴いている。今のTVのメインの客は田舎の老人かもしれないなあ。



ここからまた登って、その後紀伊の雄大な山を見ながらダウンヒル。雲が山に影を作っている。



ディズニーランドにでもありそうなトンネルでしばし天然のクーラーにあたり、ほっと一息。



さほど車も通らない快適な海岸線を走る。



シーカヤックが見えた。新鹿(あたしか)海岸である。これがまた白い砂浜に青会い海ととんでもなくいい海水浴場だった。



ここからまた登り。海水浴場で飯を食わなかったのが失敗。峠付近でかなり元気がなくなった。ちょうどこの写真の場所に売店があった。残念ながら弁当は売り切れていた。カップラーメンがあったのでおばちゃんに湯を沸かしもらい食べた。おばちゃんが自分の弁当用のホタテの入ったおにぎりと自家製の番茶をくれてなんとか栄養補給した。冷たい番茶はほんとにおいしかったので何杯もおかわりした。

ここから熊野市へダウンヒルし、濃い2日目は続く。
ここでちょうど12時位なのだが、アップダウンの連続で大方今日の足を使ってしまった。
自転車は熊野灘沿いのR42を進むのでありました。 (続く)

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