田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウィンドアンサンブルを聴く

2023-03-25 17:01:11 | ステージ & エンターテイメント

 私のコンサート三昧は続く。今度は社会人で構成する市民吹奏楽団のコンサートである。アマチュアゆえのさまざまなハンディを乗り越えながら、堂々の50名近くの編成による本格的な吹奏楽を楽しませてもらった。

        

 またまた少々時間が経過したお話で恐縮である。3月19日(日)午後、札幌コンサートホールKitaraにおいて「札幌ウィンドアンサンブル」28回定期演奏会を聴いた。この演奏会を聴くことができたのは、私が所属する「めだかの学校」の会員であるK氏が札幌ウィンドアンサンブルの後援会々員であったことから、K氏から招待されて聴くことができた演奏会だった。

 聴衆は広いKitaraからするとやや少なかった。そうした中、演奏会が始まった。恰幅の良い常任指揮者の松本寛之氏はジャズピアニスト・編曲家・指揮者として活動され、札幌ウィンドアンサンブルには1994年の発足当時から音楽監督・常任指揮者として指導に当たられている方だという。当日演奏された曲目は下のプログラムのとおりである。

      

 演奏会は指揮者の松本氏の解説入りで進められた。松本氏によると、第1部に取り上げたジェームズ・バーンズはアメリカの作曲家で、特に吹奏楽のために作曲された曲が多く、吹奏楽界においては相当に有名な方ということだ。ジェームズ・バーンズの曲は3曲ともに長い曲だったが、私は特に最初の「交響的序曲」が素晴らしく聴こえてきた。

 第2部はいずれもが軽い曲ではあったが、楽団員にとっては第1部と違って肩の荷を下ろしてリラックスして演奏していたように聴こえてきた。

 リード文でも触れたが、社会人の吹奏楽団の場合はさまざまなハンディを抱えながら音楽活動を続けているようだ。例えば、勤務の都合でせっかくの定期演奏会に参加できない団員もいたという。また、指揮者の挨拶の中で練習場所を確保することも大変な場合もあるという。また、楽器編成が理想通りには組織できないこともあるようだ。

   

 そうしたハンディを抱えながら続けている音楽活動だけに、理想的な音を求めるには苦労することもあると想像される。そのような社会人の吹奏楽団、あるいは管弦楽楽団が札幌市内にはいったいどれくらいあるのだろうか?たくさんの社会人の方々がそうした環境の中で音楽活動を継続されていることはとても素晴らしいことだと思う。彼らにとっては一生を懸けるに相応しい趣味なのだと思う。そんな彼らの演奏をこれからも追い続けてみたい。