田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

さっぽろ雪まつり懐古写真展

2022-02-09 14:58:30 | 作品展・展覧会等

 本来であれば今ごろ札幌の街は「さっぽろ雪まつり」に訪れた観光客で大賑わいのはずである。ところが昨年に続きコロナ禍に見舞われ開催は中止なってしまった。代わりではなく、協賛事業だった札幌資料館で開催されている懐古写真展を覗いてみた。

        

 それにしても今年の札幌の降雪は異常である。大通公園の西端に建っている「札幌市資料館」に向かう歩道はまるで雪の回廊のような様相を呈していた。もし「さっぽろ雪まつり」が開催されていたら、大量に降った雪の除排雪に大わらわであったことだろう。

   

   

 懐古写真展は札幌市資料館2階の研修室で開催されていた。「さっぽろ雪まつり」は1950(昭和25)年に高校生たちが大通公園に大雪像を作成したのが始まりとされている。写真展はその第1回から一昨年の第71回までの代表的な大雪像の写真を並べたものだった。

   

 掲示されていた写真のアトランダムに何点かを写してきたので、それらを並べて雪像の変遷を見てみたい。但し、ラミネート(?)で覆われた写真を写すのは条件が良くない。そのあたりはご容赦いただきながら見ていただければと思います。

◇第1回~第3回

   

   

   

 最初の頃は雪像制作の主体は高校生たちだったようだ。さすがに大きな雪像を作ることはできず、素朴な感じがして「雪まつり」の原点を見る思いがする。

◇第7回、第10回、第14回、第18回

   

   

   

   

 第5回からは高校生に代わり、陸上自衛隊が雪像づくりに参加することによって雪像の大型化が実現し始めたようだ。

◇第36回、第37回

    

     

 まつりもすっかり札幌市の冬のメインイベントとして定着し、雪像も単なる大型化だけではなく、その繊細な表現が毎回観覧者たちを喜ばせたようだ。

◇第58回、第59回

   

   

 地方在住だった私にとって「さっぽろ雪まつり」はテレビで見たり、新聞・雑誌などで観るに過ぎなかったが、2006年に札幌に居を移したことによって第58回のまつりが初めてリアルに雪像に接した回だった。

◇第71回、第72回

   

   

 第71回は実際に雪まつりが開催された今のところ最後の回である。昨年は当初から開催を断念したため回数呼称から外したようだが、今年は当初開催予定だったこともあり第72回と呼称したようである。

 懐古写真展の横では、雪像制作過程を映像で開設するDVDが流されていた。雪像制作を担う陸上自衛隊から提供されたものであったが、およそ10分程度にまとめられたものだった。一般人にとって制作過程を知ることは難しいが、DVDを見てそのあたりを良く理解することができた。   

   

   

   

 私が訪れた時、会場には誰一人として観覧者はいなかった。寂しいかぎりだった。もし、雪まつりが開催されていたら多くの人々が駆け付けていたことだろう。来年こそ、コロナ禍が収まって、あの賑わいが還ってきてほしいと願うばかりだった…。

《北京冬季五輪寸評》

 昨日のチームジャパンにとってグッドニュースは女子アイスホッケーが予選Bグループを1位通過を決めたことだろう。Bグループは世界のベスト6位以外の国々の戦いだったが、スマイルジャパンにとっては初のベスト8進出である。これからの戦いはいずれも格上であるが、臆せず強豪に挑んでほしい。

 さらなるグッドニュースは本日行われた男子ハーフパイプ予選で、出場したエースの平野歩夢選手をはじめ4人全員が予選を通過したことだ。4人の予選通過後のコメントに私は感動した。4人全てがインタビュアーの問いに真摯に答えていたこと、そして誰もが決勝戦での金メダルを狙っていることを口にしたこと(正確には平野海祝選手は直接口にはしなかったが)、とても意欲的で好感がもてた。特に歩夢選手の弟の海祝選手の兄をリスペクトする言葉に彼の素直な人間性を見た思いがして、「若いっていいなぁ」とお爺は感激したのだった。 明後日に行われる決勝戦で4選手の大躍進を期待したい!