田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

洞爺湖畔フットパス 財田・田園と湖畔を巡るコース

2017-05-05 18:54:37 | フットパスウォーク & トレッキング
 裏洞爺という呼称は聞いたことがないが、よく知られている洞爺湖温泉街とはちょうど対岸に位置する旧洞爺村の一帯を巡るコースである。洞爺湖を眺めながらののどかなコースだったのだが…。 

        

 洞爺湖畔の周辺には合計6つのフットパスコースが設定されている。私は昨年11月に、その中の2つのコースを踏破していた。(金毘羅山コースと四十三山コース)
 そこで残り4つのコースを踏破しようと3~4日に洞爺湖畔へ出かけたのだ。

 3日に最初に訪れたのが「財田(たからだ)・田園と湖畔を巡る」コースだった。
 スタート&ゴールは、「洞爺水の駅」に設定されていた。マップによると全長6.6キロとそれほど長いコースではない。

               
               ※ 「水の駅」とは珍しいが、食事処、物販、そしてイン補メーションセンターなど機能を果たしている施設のようだ。

 10時ちょうど、湖畔近くにある「洞爺水の駅」をスタートした。コンデションは快晴、絶好のフットパス日和である。
 スタート直後、湖畔を離れ、住宅街を抜けて小高い丘の方に導かれる。
 小高い丘を登りきると、眼下には旧洞爺村(現在は洞爺湖町財田地区)の市街地や洞爺湖が望まれ、遠くの丘の上には独特の形をしたウィンザーホテルも望見された。

               
               ※ コース上にはこのようなフットパスの案内標が立てられていたが、ところどころ欠損していたのが残念だった。

               
               ※ 小高い丘からは財田地区の市街地が一望できました。

               
               ※ そして遠くには独特の台形の形をしたウィンザーホテルが望見できました。
 
 道は砂利道、豊かな木々に囲まれ、時折り別荘風の建物が散見されるのどかな風景の中を往く。
 砂利道をしばらく行くと、丘の道から湖畔へ続く道に導かれる。イラストマップでは「財田の田園風景に心が落ち着きます」とある。確かに豊かな田園風景が広がっている。まだ田んぼには水が張られていなかったが、水が入るとまた趣が違ってくるかもしれない。

               
               ※ こうした砂利道を往くのがフットパスに相応しいコースのように思えます。

               
               ※ 丘の上の湖が望めるところにはあちこちに別荘風の建物が散見されました。

               
               ※ 財田地区の田園風景です。手前のビニール畑はトウモロコシのように思えました。遠くは水を張る前の水田です。

 そしてコースは洞爺湖畔へと繋がっていた。湖畔沿いには遊歩道が造られていた。何という素材なのかは分からないが、弾力のあるふわふわとした遊歩道は脚に優しく、観光客には人気の遊歩道だと思われる。何組かの親子が散歩を楽しんでいたが、微笑ましい光景である。

               
               ※ 素材は不明ですが脚に優しい遊歩道です。遠くに親子連れの姿が見えます。

               
               ※ 湖水沿いの木道も脚に優しい遊歩道でした。

 湖水を間近にしながらフットパスウォークを続けていると、インディアンカヌーを操る人たちがいた。湖上で話す声が聞こえるほど静かな雰囲気が素晴らしい。
 湖水の反対側に目をやると、きれいに整地された財田キャンプ場にテントを張る人たちの姿も見えた。まだ、キャンプシーズンには少し早いかな?という時期に思われるがキャンプが大好きな人たちにとっては、キャンプシーズン到来らしい。

               
               ※ インディアンカヌーが佇む湖水の風景は、まさにいっぷくの絵という感じです。

               
               ※ この日の午後に歩いた中島を裏洞爺(?)から見た図です。

               
               ※ 財田キャンプ場にはあちこちにテントが立っていました。

 ところがそこからしばらく行くと、そうしたのどかな風景が一変する光景に出会った。
 水上バイクがあげる爆音である。しかも1台や2台ではない。数を数えたわけではないが、相当数の水上バイクが爆音を上げながら湖上を疾走していた。
 さらには休憩をし、湖上に駐留している水上バイクもかなり数である。
 その傍には、巨大なテントを建てて、大宴会(?)があちこち始まろうとしていた。

               
               ※ 水上を疾走するバイクを撮り損ねました。駐留している水上バイクです。
 
 きっと、洞爺湖の中でも水上バイクができるところを限定して許可されているものと思われる。札幌からも比較的近い洞爺湖は、愛好家たちにとって水上バイクのメッカの一つになっているのかもしれない。
 彼らの楽しみに対して、私があれこれ言って物議を醸す気持ちはさらさらない。ただ、あの裏洞爺の静かな雰囲気を壊してしまうような爆音はどうなんだろう?と率直に思ったのだが…。

               
               ※ たった一羽、シベリアへ帰りそびれた白鳥です。さかんに羽のあたりを嘴で突いていたところを見ると、どこか怪我をして飛び立てなかったのかもしれません。

 私にとってはちょっと残念な思いをしながら終えた、この日の第一のフットパスウォークだった。


※ 昨日の投稿で一度寝てから投稿をなどと書きましたが、爆睡でした。