田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ただいま満開“天神ふじ”

2016-05-24 19:49:33 | 環境 & 自然 & 観察会
 「札幌市豊平区平岸の天神山の麓にある『天神藤』が見頃を迎えた」という道新の記事に誘われて訪れてみた。あたりに香しい香りを漂わせ、涼しげな薄紫の花が藤棚からこぼれるように咲き誇っていた。 

          
          
 今日(5月24日)午後、清田区に所用があったのだが、その帰りに天神山の麓にある「天神ふじ」に寄ってみた。今朝の北海道新聞で「満開を迎えた」と出ていたからだ。
 私たちが訪れたのは午後4時過ぎだったので、それほど多くの見物客はいなかったが、昼間は相当な見物客が訪れたのでは、と思われたので駐車場の整理員の方にそのことを質すと、うんざりした顔で頷かれた。

          
          ※ 「天神ふじ」がある藤棚のエントランスです。

 記事によると、最近までは個人所有だったものを、近年札幌市に売却して札幌市の所有地となったという。そのこともあって、一般開放がされたようだ。
 藤棚に近づくと、あたりに香しい香りが漂ってきた。そして藤棚にはこぼれんばかりに藤の花が咲き乱れていた。
 午後4時を回り、光はやや弱くなっていたが、花色が薄く明るい紫色のためか、それなりにきれいに撮ることができた。

          

     ※ この大きく太い藤の根元を見てください。長い風雪に耐えてきたことを伺わせてくれ、荘厳ささえ感じられます。

          

 驚いたのは、周囲25メートル四方に広がった藤の花が一つの株から伸びていることだった。その株の大きいこと! 傍にあった説明板によると樹囲が1m50cmということだ。
 その説明板の説明を写してきたので、転写することにする。
 
   天神ふじの由来 
 此の天神ふじは樹齢百五十余年を経た北海道最古の藤です。
 開拓に入植した先人が盆栽として内地より持ってきたのを、此の地に植えかえ、爾来風雪に耐え現在は樹囲一米五十糎、八米四方の棚に毎年見事な紫色の花を咲かせております。
 昭和四十年 時の札幌市長 原田与作氏がご来園の折この見事な藤を「天神ふじ」と命名された。
                                                      敬 白
   昭和四十五年六月壱日


 それではたっぷりと見事に咲き誇る「天神ふじ」をご覧あれ!

          

          

          

          

          
          ※ 藤の花も見事でしたが、周りで咲くツツジ類も色鮮やかにコントラストをなしていました。