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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォークⅡ №6 中央区・琴似発寒川から西野緑道を辿る自然豊かな散策路(平和の滝)コース 後編

2010-09-11 16:03:44 | 札幌ウォーク & Other Walk
 このコースのハイライトである「平和の滝」の周辺はなかなか興味深いスポットでもありました。また、帰り道にはちょっと風変わりな住宅にも出会った後半のウォーキングでした。

 「平和の滝」に到着して早速滝を見に行きました。二段になって高さ20mの落差を流れ落ちる姿は小規模ながらなかなか見応えのある滝でした。

        
        ※ 前編に載せた写真とは違い少し離れたところから撮ってみました。

 滝を見終えた後、駐車場になっている広場を見渡したところさまざまな建造物や石碑があることに気付きました。
 その一つが「韓国人殉難者之慰霊碑」という大きな石碑です。戦時中に強制連行によって連れられてきて命を亡くした人たちを慰霊する石碑です。

        

 また、近くには「北海身延奥之院 平和の滝道場」という寺院も見られました。現在道場として使用されているか否かは不明です。

        

 さらに「相沢良」という女性の小さな顕彰碑も建てられていました。相沢良なる女性について私は恥ずかしながら不明でしたが、戦時中に反戦運動に投じ札幌で治安維持法違反で逮捕監禁され命を落とした反戦活動家ということです。

 ところで「平和の滝」と印象的なネーミングの滝ですが、これは滝のある地帯の名「平和地区」からきています。この地帯は開拓時代に開墾に相当困難が伴ったとから願望をこめて「平和」という名を地名に付けたと資料は語っています。
 
 「平和の滝」を後にし、平和地区の住宅街まで戻ると、そこにユニークな形をした事務所を発見しました。事務所部分が4本の柱に支えられて2階にあり、1階部分は事務所の床を天井とした駐車場になっている構造でした。冬の事務所は上下左右から冷やされ、さぞかし寒いのではと想像するのですが、いらぬお節介ですかね?

        

 平和地区と福井地区を結ぶ「平福トンネル」に向かう途中に「平和幼稚園」がありました。この幼稚園は2年前に全国ビオトープコンテストの幼稚園の部で金賞を獲得した幼稚園です。その時、私は幼稚園に連絡を取りそのビオトープを見せていただいたことがあります。幼稚園児が喜びそうな水場が上手に演出されていたビオトープでした。

        

 その後、「平福トンネル」を抜けると、そこはたくさんの家族が憩う「五天山公園」でした。好天も相まって芝生の空き地が見つからないほど込み合っていました。

        

        
 
 五天山公園を抜け、住宅街を歩いているとまたまた変わった住宅が目に入りました。どうも入り口のドアにわざわざ錆びついた鉄板を利用しているようでした。家のエントランス全体もなかなかユニークです。

        
        ※ 中央部の茶色のドアは鉄が錆びたままのものです。

 福井地区を少し行くと、やがて先日も歩いた小別沢トンネルに向かう道路にぶつかり、ここからは先日と全く同じコースとなります。
 小別沢トンネルに向かう坂道に何軒かの野菜直売所が写真のようにありました。

        

 先日は小別沢トンネルの外から撮ったので、今回は中から外を覗いたところを撮ってみることにしました。

        

 最後の写真は宮の森地区にある某宗教団体の研修施設に通ずる私道なのですが、あまりに立派にために写真に収めてみました。

        

 そうして18kmを無事歩き終え、ウォーキングステーションのある「ボアネージュ」に還ってきました。

        

 途中の小休憩、平和の滝での昼食休憩を除いた実質所要時間は約4時間弱といったところでしょうか…。
 後半に上り下りが多いけっこうタフな18Kmでした。
《ウォーク実施日 ‘10/09/04》