たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

山古志から魚沼へ

2018年05月31日 | 
続き

朝のビューポイントから前方に見えた鉄塔の建つ山に行ってみようかと車を走らせますと

行きついた其処は山古志唯一のスキー場だったのです

展望を求めてやってきたのですが歩いて登る道も無く

此処から先の林道は幅員も狭くなる気配でしたのでUターン

帰路を急遽、変更し魚沼への道をとります






山古志、最後の棚田です

ここからも越後三山の一部を望む事が出来ました

外気に温められた水が盛んに揺らいでいます

棚田の右側の山肌に中越地震の爪痕が有るのがお分かりでしょうか

あれから14年の歳月が流れても尚、この状態です

自然の驚異を見せ付けられ足が竦む想いでした


魚沼地方に入りますと平地が多くなり棚田は姿を消してしまいました

何の変哲もない風景ですが何故か行き過ぎるには勿体なく

車を脇に停めて、しばし長閑な山村風景に身を置きます

どこか懐かしい気持ちがゆったりする光景でした


尚も車を走らせますと突然、目の前に・・・・・・・・・・・・

何と言う景色でしょう!  私が榛名や赤城を眺めて

生活しているよりも数段、素晴らしい景色がここに広がっていたのです






「ここはチゴ三山が最も美しく見える場所だよ」

草むしりをしていたご主人がそう話しかけて来ました

立派なお屋敷を持ち山から流れる水を利用して造られた小滝の中には

クリンソウが今を盛りに咲き誇っているではないですか

この絶景を眺め農事の合間に庭を楽しむこの贅沢さを

私は羨ましく思いながら今一度、景色に目を向けました




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山古志・棚田の朝景

2018年05月29日 | 
続き




4時半、行動開始

山古志には、こうした棚田が彼方此方で見られます

5時近くになれば辺りはもうこんなにも明るいんですねぇ

おっと、間違い この羽黒トンネルは潜らずにすぐ手前を左折します


油夫(ゆぶ)を抜け虫亀の集落に入った所で左折

目指すは金倉山

手前に在る小広い空地に一旦、車を停め周囲を見渡せば

越後三山である駒ヶ岳・中ノ岳・八海山が雲海の上に浮かんでおりました

冷たくも澄んだ空気に包まれてしばし佇んだあと金倉山展望台へと移動



   



村の人が教えて下さった花一杯の金倉山は清掃会社の奥さんが

数年かけて育てあげた物なのだとか

近くには小さな薬師堂が建ち追分地蔵が祀られておりました

この地蔵さん、旅人の道案内役として置かれているのだそうです

良く見れば「右ハやまみち」「左ハこぐりやま」と刻まれた文字が確認されました








何処を歩いても出るのは溜息ばかり こんな溜息でしたら、もう何度でも・・・

   

小さな祠が村を見下ろす小山で何とも奇妙な藤蔓を見つけました

どうしたら、あんな形になるのか

ふと、ミケランジェロの人間に絡み付くラオコーンを思い出してしまいました




数人のカメラマンの姿が見えた所で私達は展望台を後に

最初に停めた小広い空き地に移動し、そこで朝食とします

   



期待した朝景は残念な結果となりましたが、それでも私達は満足でした

車外に出、もう一度 棚田に目を向け

帰りは小千谷に戻らずに魚沼方面へと車を走らせます


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ちょっと休憩 「庭の花」

2018年05月27日 | 
棚田の写真の整理が出来ませんので今日は庭の花の紹介です






一昨年、Tさんに戴いたエケべリアの花が咲きました

2㎝位の小さな花ですが蕾をたくさん持ち次から次へと開花しています

おちょぼ口の様な何とも愛らしい花

開花しても、ずっと咲き続ける息の長い花です

   

黄花と赤花のオガタマは今年もメロンの様な甘い香りを放ってくれました


しずやしず しずのおだまき くりかえし・・・

義経を慕う静御前の下向きな愛が、そこはかとなく感じられます


鉄線と言う漢字名とは裏腹に優しい花ですねぇ




何時の間にかシランが咲いておりました

ポピュラーな花ですが近づけば何と美しい花なのでしょう


サツキ庭を彩ります

我が家は花後に選定し晩秋にもう一度、選定しますので花付きは今一ですが

今年は晩秋の選定を我慢してみようかな!とふと・・・


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(1)新潟・山古志と言えば鯉と闘牛と棚田 5/20

2018年05月25日 | 
“田植えが始まる前の朝と夕景の棚田風景を写したい”

天気と相談していましたら5月20日になってしまいました

此処まで来ますと既に田植えも終わってしまったかもしれません

まぁ、それはそれとして16時半までに着くよう

今夜のお弁当を作って14時、出発



   

小千谷IC手前のSA越後川口で小休止をしましたが

ここには蛇行する魚野川を見下ろす展望台が設けられております

裏に回りますと越後三山の一つ駒ヶ岳が頂に雲を纏って鎮座しておりました



   



「闘牛を観に来られたのですか?」コンビニの店主

それは頭に在りませんでしたが山古志では今日、大会が催されていた様です

時間が時間でしたので、もう無理だろうと思いながらも会場に行ってみましたが

やはり既に遅しで1時間前に終了していました  月に二度開催されるこの

牛の角突きは国指定重要無形民族文化財に指定されているのだとか

最後の写真は会場に貼られていた写真を借用させて頂きました


山古志は何処を通っても棚田風景は見られます

でも私達が目指す棚田は此処では有りません




村の途中に「あまやち会館」を見つけた私達は資料を戴きに立ち寄ってみました

さすが鯉の村・山古志 来る途中でも至る所で目にしましたが

ここでは水槽の中で悠々と泳ぐ鯉がお出迎えです

近くに在る「おらたる」復興交流館は中越地震の体験を風化させない為に

建てられた資料館なのだそうですが本日は既に閉館しておりました

「おらたる」とは「私達の場所」と言う意味だそうです

案内所の女性の丁寧な夕景スポットの説明を受け山古志小学校をナビに登録


何となく夕方の雰囲気が漂ってきた中、居ましたね~、カメラマン




近辺を歩いてみましたが日没までは未だ1時間半は有ります






車の中で読書して待つ私の所へ「奥さん、虹が出てますよ」と教えに来た女性

カメラを構える者同志、棚田が取り持つこんな一体感もあるんですねぇ

外に出て見ますと虹では無く彩雲でした・・・と言う事は・・・夕景・・・望みナシ






カメラマンの中には三脚をたたんで帰って行く者もおりました




初めて来て絶景に在り付こうなんて、そもそも間違った考えですよね~

それでも僅かに、ほんの僅かに水面をオレンジ色に染めてくれたのでした

明朝、朝景スポットに期待です

吉と出るか凶と出るか・・・・・

(同じ様な写真が並んでしまいました、捨てられなくて・・・
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(4)霧訪山 最終章

2018年05月23日 | 登山
最後の仕上げが中々手に付かず今日になってしまいました








宿泊した「たつのパークホテル」をチェックアウトし南アルプスを眺めながら

ホテルの裏の斜面に広がるお花畑を抜けて農業用水として築造された全国ため池百選に

選定されている「荒神山ため池」に下りてみました

鵜や白鳥、鴨が戯れ 犬を連れた女性や私達の様にノンビリ散策する者

マラソンを楽しむ何組かの家族が周囲約700mの池を楽しんでおりました


ホテルの駐車場に戻り併設されている会館で開催されていた山野草展を覗き

ついついエンレイソウの八重咲きを一鉢購入してしまいました(1500円)

ふと何処からかブラスバンドの演奏が耳に響きました






体育館に受付が用意されているところを見ますと明日当たり大会でも有るのでしょうか

体育着を見ますと県外のネームも見られましたので関東大会なのかもしれません

許可を戴き二階へと上がり、その模様を見学させて頂きました

運よく観られた最後のブラスバンドの後は体育講師による細やかな指導です

その指導宜しく1時間余りの内に見事な迄の完璧な揃いを見せる様になりました

その時の事でした

ガシャガシャ・カシャカシャ・・・と言う音と共に大きく横揺れ

1分は続かなかったと思いますが地震が発生したのです

体育館の中と言うのは音が凄まじいものです

後で解った事ですが松本で震度5を記録した様です

「地震が有ったみたいだね」指導者の言葉に練習は再開されました

気が付けば、2時間 夢中で観ておりました










岡谷を通りかかった時に「つつじ祭り」の看板を目にし立ち寄る事に




このツツジは説明書きにも有ります様に車3台と火車台を勘違いして

送られてきたツツジを片倉製糸の社長が無駄にするまいと植えた物が育ち

今日、人々の目を楽しませる観光名所になったという訳ですね




お茶の接待を受けていた時「これから片倉製糸の2代目が挨拶に参ります」

と言うアナウンスが流れました

実際、何代目の方かは知りませんがヨロヨロとした足取りで階段を登って来る老人の姿

カメラを向けますとシャンと腰を伸ばし「こうにも歩けます」と

スタスタと歩きだし皆の笑いを誘います


こちらは我が家の当主、片倉製糸には何の関係もございません


一昨日、望月の道の駅で眺めた時には雪の帽子を被っていた浅間山でしたが

僅か3日間で綺麗に雪は融けておりました


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