たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

6/30 朝焼け

2018年06月30日 | 自然

昨夜、気象庁は関東の梅雨明けを発表しました

平年では7月20日頃、これは異例の速さです

そんな梅雨明けの速さに驚いた今朝の空にも驚かされました

真っ赤に染まった障子を開けると東の空が真っ赤に燃えてます

これは一大事、カメラを持って外に飛び出しました


ユリと月と朝焼けの揃い踏み




増々赤みを帯びて最高潮に達します


少々肌寒い清々しい夜明けの一幕でした


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おしどり隠しの滝

2018年06月28日 | アウトドア
続き






近辺の案内板を見て滝まで行くべきか、どうしようか逡巡している所に

「明治館まで下ればおしどり隠しの滝は梯子を降りた所ですよ」

滝好きと思われる男性たちが私達の迷いを断ち切って下さいました

(もしかして、この方・・・いや違うな こんな偶然有り得ない)

明治館までの道は私有地なので宿泊者以外は車の乗り入れは出来ません

暑い日差しが照りつける中、坂道を下り明治館の脇に設置された梯子を降りますと


オー! 思わず声を上げてしまいました (冒頭の写真)

乙女の滝の様な迫力こそ有りませんが上部から下部までの長い距離を

岩を舐める様に流れ落ちている様は前者とは対照的に女性的な美が有りました




岩の赤さとのコントラストが美しい緑のこの苔は

酸性水だけに生えるチャツボミゴケだそうです

草津にしか無いと思っておりましたが此処にもあったんですね

光を受けてヌメヌメと輝く苔に手を当てれば、まるでビロードの感触でした




この滝は色んな角度から眺める事が出来ます

脇に道が有りましたので上流部へ行けるのかと思い草の繁る中を進んでみましたが

やがて道は左にカーブしその先は草の中に消えていました


思わぬ涼を戴いた私達は最後にもう一度、滝の全景を目に焼き付け

少々辛い坂道を駐車場へ戻ります

相変わらず御射鹿池はツアー客が列をなしておりました


この池は御射鹿池から車で10分ほど下った場所で見た名も無き池

誰一人、車を停める者も無く緑に包まれて眠っている様です

もしも、東山魁夷画伯がこの池をスケッチされたなら

ここに大きな駐車場が出来たのでしょうか


どんどん下って振り返れば八ヶ岳は屏風の様に連なって後退しておりました

こうして見ますと裏山の榛名山が其処に在るかの様です




天女山を巻く道からは甲斐駒ケ岳・鋸山 

富士見と言う場所からは淡く富士山が中天を飾ります

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



   

臼田町の川の端に造られたミニ公園で一息入れた時に道路の反対側の

こんもりした山に祀られた臼田稲荷神社に目を留めた私達 「行ってみようか!」


登ってみますと神社の裏手(南側)は広い公園になっており町の人の

憩いの場として親子や散歩をする人の姿が垣間見られました

「あれ!このロケット」

臼田を通る時に丘の上に建つこのロケットが何時も気になっておりましたが

高さ35メートルの宇宙ロケット展望台だったのですね

漸く謎が解けました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最後にもう一度、八ヶ岳の雄姿です

諦めかけていた場所に行け、計画に無かった二つの滝を廻った八ヶ岳ぐるり一周の旅

思いも掛けず日常を忘れた一日を過ごす事が出来ました


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東山魁夷が描いた「緑響く」の世界 

2018年06月26日 | アウトドア
(続き)

「綺麗な池です、見て行って下さい」

最後に道を尋ねた年配の男性が言った言葉が心に温かい

御射鹿池への期待が深まります

林道をどんどん登って行くと物凄い数の人・人・人

駐車場には一般車両と観光バスがズラリと並んでおりました

ひっそりとしたイメージを描いてきただけに只々驚くばかりです


この御射鹿池(みしゃかいけ)

日本画家の東山魁夷が「緑響く」のモチーフとした事から一躍有名になりました








しかし凄いものです

巨匠が描いたと言うだけでツアーを組み観光バスが次から次へとやって来るのですから

今夜はこの上に在る渋の湯に宿泊して明日、白駒池を廻って帰るのでしょうか








私達はそうした喧騒を避け池の水の掃出し口を歩いてみました

組まれた赤茶色の石と飛沫となって流れる水の白さが幾何学模様を描き

流れ下る様は静寂な御射鹿池の静寂とは対照的に

なかなか躍動感に満ちた景観を造り出します

そうした流れにヤマオダマキが色を添え其処に一服の涼を提供していました




私達は今一度、観光客の少なくなった御射鹿池に目を向け

駐車場に戻って、これからの行動に考えを巡らします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   





此処への道中や池周辺で幾つもの石仏を目にしました

調べてみますと池の直ぐ近くに在る明治温泉の湯の効能に感謝した客が

笹原集落から明治温泉までの道中の安全を祈り33体の石仏を置いたのだとか

当時は道路状況も悪い山道だったでしょうから道しるべの役目をしていたのでしょうね

(続く)


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乙女の滝 (八ヶ岳山麓ぐるり一周)

2018年06月24日 | アウトドア
梅雨の晴れ間、登山にしようか観光にしようか迷ったのですが

急な事でしたので前々から気になっておりました御射ヶ池へ行ってみる事に致しました




この池は御射ヶ池では有りません

標高1500mに在る八千穂レイクの釣り場であり周辺は日本一と言われる森林地帯

太公望やトレッカーが思い思いに楽しんでおりました

・・・・・・・・・・

白駒池&麦草峠(2127m)を過ぎ遠望するアルプス山群を満喫し茅野方面へと下りますが

肝心の御射ヶ池の表示が一向に表れません

地図にも無し、ナビにも無し このまま下ってしまったら茅野市外に出てしまいます

辿り着く事は出来ないのだろうかと半ば諦めかけていた時

ちょうど其処へ運よく市の女性職員がゴミ集積場の確認にやって来たのです

「私も先日、行ってきたんですよ、御射ヶ池へは・・・」と言う丁寧な説明を受けて

幸いにも私達は池への道を知る事が出来ました

暫く下って行った所で横川渓谷・乙女の滝入口の看板を見た私達はハンドルを左に切ります


乙女の滝駐車場を無視して滝入口に在る3台ほど駐車可能な場所に駐車し(上の写真)

長い階段を下りますと目の前に


水量豊富な滝が乙女の名とは裏腹にマイナスイオン2万をほとばしらせ

豪快になだれ落ちておりました




落差15m  滝の飛沫が容赦なく降りかかる中

私はレンズを気にしながら夢中でシャッターを切り続けました


まるで噴出しているかのような落ち口

乙女と言うより、やんちゃ坊主の様ですよね






教えて頂いた初めての信号を左折した所で、これはこれは、八ヶ岳が目の前に

赤岳、横岳、硫黄岳  北八ッに蓼科山

どの峰もあの日の風の囁き迄もが蘇って来る懐かしい山々です

あの時は怖い物も知らなかった、ただガムシャラに頂を目指していただけでした

   







この時期、1200m付近の山野は極端に花が少なくなります

そして地味です

でも懸命に咲く姿が健気に映ります

続く


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またまた赤城自然園へ

2018年06月23日 | 


   

赤城自然園は近いのでまたまた来てしまいました

と言いますか友人に連れて行ってと、せがまれてしまったのです

   


   

Tさんに車椅子は不要なのですが90歳と言うご高齢のため

疲れたら乗るという形で自然園サービスを利用させて頂く事に致しました

この時期はアザミを始めニッコウキスゲなどが点々と咲いております






おやおや! いい歳をして!

彼女は日航の元キャビンアテンダント

やはり高い所がお好きな様です

そんな彼女とは対照的な日本女性の代名詞ナデシコを此処へ持ってきたら

どんな顔をするでしょうと思いながら載せてしまいました




マンテマそしてヤナギランの群落も見事でした

   

シラネアオイは種子を付け始めています、どこかヒョウキンですね

マムシグサはKさんの所では「蛇のオッカサン」と言うのだとか

お嫁に来た時、何を言っているのか戸惑ってしまったと目を大きくして話していました

ところ変われば品変わる・・・ですね

  


   

ヤマオダマキやエビネ・ササユリ等を見ながら歩けば入園して既に

3時間半が経過 園芸コーナーを回っただけですが

散策路はアスファルトでは無く木っ端が敷き詰められた道ですので

車椅子を押しての散策は思ったより時間が掛かってしまいました


取り敢えず池の端のベンチで持参のコーヒータイム

ドンドンと言う音に目を上げれば園内清掃係りの女性が足を踏み鳴らし

その音に反応してやって来た鯉にポケットから出した餌をばら撒いておりました

寄って来るわ寄って来るわ、鯉の稚魚の凄い事

試しに私が板の上で足を踏みしましたが全く反応が有りませんでした


Tさんもお疲れになった事でしょう

高崎に戻り喫茶で本日の〆と致しましょう

(本日はコメント欄を閉じさせて頂きました)


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