千一夜第3章第33夜 被害甚大

2017-04-22 18:58:46 | サーフ

2017.04.22(土)

春ガレイを求めて今日も釣行する。何時も寝坊してまずめ時を逃しているが、今朝は4時45分に起床、しかしゆっくりし過ぎて出掛けるのが少々遅れる。釣り場に着いたのが5時10分、まだ辛うじてまずめ時だった。餌を付けるにはまだヘッドライトが必要だった。

旧暦:3月26日
場所:徳山築港
時間:05:20~11:40
天候:曇りのち晴れ
風  :無風のち南風
月齢:25.0
潮  :若潮 満潮05:51潮位254cm 干潮12:08潮位112cm
狙い目:カレイ
釣り方 :サーフ
餌  :アオムシ・ホンムシ
釣果:27cmカレイ1・木っ端ガレイ3・23cmマダイ1・23cmアイナメ1R

今朝は5時20分に釣行開始し、6時20分、あけぼの丸が出港する時に一時中断、後述するが7時30分~8時過ぎまで中断、11時40分納竿という展開だった。

最初のアタリはあけぼの丸出港後の6時28分で、23cmのマダイが釣れた。それにしても、折角早起きして来たのに開始後1時間程度は何も釣れなかったのは痛い。 今日のカレイ以外の外道は、このマダイと小さいアイナメの2尾のみ。アイナメは1尾持ち帰ってもしょうがないので納竿時にリリースした。

この後、イイダコを揚げる直前に針から外れて海に戻したが、丁度、常連の散歩老人がギャラリーとして居て、昔は良く船で釣りに出たもんだがと前置きし、最近はマダコが市場でも少なくなったが、漁師もあまり獲れなくなったと言っていると言う。そこで、マダコのオス、メスの見分け方を知っているかと聞かれたので、知らないですと答える。老人は得たりとばかりに、マダコのオス、メスは吸盤で解ると言う。吸盤が並列に綺麗に並んでいるのがメスで、ごちゃごちゃと順不同に付いているのがオスだと言う。味はメスの方が良いらしい。吸盤が付いている方がタコ足の表になるとのことで、スーパーでは大抵吸盤が見えるように並べてあるとのこと。そう言われればそんな気がする。だから購入する時は吸盤の並びを見てメスの方を買った方が良いとのことである。

6時45分には竿先に小さなアタリを認め、約30秒後に竿先に深いお辞儀の本アタリを認める。これは99%間違いなくカレイのアタリである。久し振りに竿先がゆっくりとお辞儀するのを見た。リールを巻き戻す前から既にカレイと確信したが、サイズが気になる。お辞儀するくらいだから木っ端はオーバーしていると思ったが、尺クラスに期待が高まる。巻き戻す時には確かに重かったが、揚げてみると木っ端とのダブルだった。大きい方も27cmしか無く少々気落ちした。この後、9時30分から40分に掛けて木っ端ガレイを2枚追加、納竿前の11時20分にも木っ端ガレイ1枚追加した。しかし今年は釣れないなあ。春ガレイ、花見ガレイは何処行った?

7時30分頃、湾内に290トン級の貨物船が入港してきて、船首から錨を降ろし、180度旋回してバックで港の方に着けようとしていた。港からは丁度漁船が出た所だがこの漁船、左方向に回り込んだ。通常、対抗船がいたなら右旋回が常識である。それに船が港から出航する時は右側通行が常識である。常識と言うよりもこれはルールである。湾を出る時には対岸の私が居る方へ真っ直ぐに来てしまい、左岸壁にぶつかりそうになるくらいに埠頭すれすれに通過してしまった。そのため、私の竿は全部薙ぎ倒されてしまい、内2本は海中へドボン!船頭も気付いたのか、直ぐに私の方を振り向き船を止めた。

私は竿を回収するよう船頭に指示し、船頭は船を旋回させて回収してくれた。老人の漁師で何度もすいませんでしたと謝りそのまま沖へと出て行ったが、時間の経過と共に次第に腹立たしくなってきた。ラインは竿5本全て切れた。勿論、仕掛けも全てパ~である。リールも2個海水に浸かった。メンテが大変である。ラインを巻き替えるだけでも甚大な損失を被った。漁船が帰ってきたら請求してやろうと思ったが、私が帰る方が早かったようで遂に出会わなかった。一昔前にも、釣友Sと釣行した時に同じようなことがあった。この時は2人分の竿を全部薙ぎ倒された。まあ、今年はそういう年回りかも知れない。

仕掛けを作り直していた8時頃には台船が帰って来た。竿は全部引き上げさせられていたので、慌てることも無かった。タイミング的には丁度良い頃合いに帰って来たということだ。台船が完全に着岸してからサーフ再開した。

納竿直前の11時20分には20cm程度の木っ端ガレイとキスのダブルが釣れる。今日はキスの引き釣りを試してみようと思っていたが、色んなことがあり過ぎて試すのを忘れていた。キスの姿をみてそれを想い出した次第である。

11時過ぎには朝方出港して行ったあけぼの丸も帰って来た。今日は船員で一番若い機関長と長話をする。彼は岩国市出身で家族は皆岩国に住んで居て本人だけが徳山(周南市)に住んでいるとのことだ。今日は仕事は終わったので岩国の実家に帰ろうかどうか迷っているという。

私は、あけぼの丸はエンジンオイル等の潤滑油だけを給油するのだと思っていたが、彼が言うには、あけぼの丸は完全な給油船だと言う。私は何を勘違いしていたのだろうか。A重油、C重油と言う燃料を給油していると言う。AとCの違いは重油の成分に硫黄分が多いか少ないかの違いだと言う。Aはガソリンのように綺麗な重油で、Cはどろどろのアスファルトのような重油とのこと。当然、Aの方が高価であることが解る。内航船の290トンクラスの船は殆どがA重油を使用していて、外航船などの大型運搬船がC重油を使用しているのだそうだ。徳山港に繋留されている輸送船、運搬船などは殆どがA重油を使っているようだ。

ところが、2020年からは環境問題等からC重油の使用が禁止され、A重油のみの使用になるらしい。昨年10月に決定されたようで、全世界一斉に行われるとのこと。既存の船舶のエンジン等の交換など莫大な設備資金需要も発生するだろう。C重油はℓ@35円程度だったものが、A重油使用となると50円程度に跳ね上がるとのこと。大型船は一度に何千kℓも消費する。当然のことながら輸出入の大型船のコストも跳ね上がる訳で、物価上昇に繋がっていくものと思われる。海運業者よりも一番儲かるのは石油業者か。

今日の総括、釣り場の選択を誤ったという一言である。早朝にこの釣り場に着いた時、フェリー乗り場の釣り場に行って見ようかと迷いが生じた。昨年はフェリー乗り場の釣り場で37cm以下5枚のカレイをゲットしているのだから。この迷いは今日の釣行を暗示していたのかも知れない。

【4月22日過去の釣行記録】
・2006年第2埠頭東側、07:15~11:15、長潮、釣果=カレイ10・キス2
・2012年粭島小瀬戸、19:00~22:00、大潮、釣果=メバル8
・2016年徳山築港フェリー乗り場南端、06:40~15:30、大潮、釣果=カレイ5(37、27、25、24、18cm)

【この日の釣り情報】
・2006年庄の浦港防波堤、07:00~11:00、長潮、釣果=カレイ3・キス1

【旧暦3月26日釣行記録】
・2004年05月14日、第2埠頭東側、昼間、若潮、釣果=チヌ大漁
・2006年04月23日、第2埠頭東南端西側、9時まで、若潮、釣果=チヌ2・アイナメ1
・2006年04月23日、笠戸深浦、昼間、若潮、釣果=アジ・木っ端ガレイ
・2006年04月23日、第2埠頭東側、06:50~16:30、若潮、釣果=カレイ26・キス2・タナゴ3
・2006年04月23日、笠戸寺崎、夜、若潮、釣果=アジ2・メバル5
・2007年05月12日、櫛ヶ浜港防波堤、19:15~00:00、若潮、釣果=メバル3
・2007年05月12日、第2埠頭東側、05:30~15:00、若潮、釣果=カレイ6・キス2・アイナメ1
・2013年05月05日、徳山築港、05:30~11:00、若潮、釣果=カレイ3・キス3

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