ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

新旧いろいろなもの入れ替え(9/28)

2014-09-28 | 自転車
§カメラストラップの交換

山歩きの時もいつでも写真が撮れるように、斜め掛けにしてカメラをぶら下げているためだろうか、ストラップの裏側のスポンジゴムが剥げてきた。

Amazonで純正品として販売されていたので、購入した。

型番が同じなので、デザインも長さも同じなのだが、裏側がスポンジゴム製では無く、堅めの人工皮革に変わっていた。
掛け心地はそれほど変わらないから良しとしよう。

新しいストラップが届いた


旧ストラップはハゲハゲ


新旧で比較。裏の素材が変わったようだ



§自転車のタイヤとブレーキシューの交換

6年目になるクロスバイクのリニューアル作戦のため、タイヤとブレーキを購入。
wiggle.jpと言うサイトから初めて注文したが、ここは海外通販のサイトが日本向けに開いているものである。
最近、個人情報を収集するための変な日本語訳の偽サイトが多い中で、このサイトも大丈夫かなと不安ではあったが、問題無く配送されてきた。
しかも英国からの航空便で(10日ほどかかったが)。

明細を見て不思議だったのは、英国のVATも、日本の消費税も(関税も)付加されいないこと。
良いのかなと思ったが、きっと良いのだろう。

涼しい午前中の内に、交換を行う。
トレッドの向きを注意しながら、タイヤをリムにはめ込む。
チューブも細めの物に替えて、タイヤの間に押し込む。
最後にレバーを使って、慎重にタイヤ縁を入れる。
空気を入れると、死んでいた肴が生き返ったように、タイヤが輝く。

ブレーキシューの交換は、位置の調整、厚さの調整に若干時間がかかったが、ようやく完了。
家のまわりを回りながら、ブレーキの当たり具合やあそびを調整して、これで完成である。

タイヤは28C→25Cと一回り細くなったにもかかわらず、乗り心地はソフトになった感じがする。
劇的に変わったのはブレーキで、これまではゴムが固くなっていた為か、キーキー鳴るだけで効きが悪かったが、新しいものは、ゴムがリムを掴んでいる感覚が分かるくらい制動力が強い。
早速、遠出サイクリングをしてみよう。

旧タイヤ、MAXXISの28C


新タイヤ、Vittoriaの25C


ブレーキシューも4カ所交換





いち早く紅葉した南京ハゼ


今年初めてハナミズキに実が成った




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アスクルには驚いた(9/27)

2014-09-27 | その他
子供達の衣類整理に衣装ケースが必要になった。
自宅ではROXケースを愛用しているので、ネットで安く買えないか調べて見ると、アスクル(ASKUL)が比較的安いことが分かった。
同じ物を5個買うと1割くらい値引きされるのも嬉しい。
ASKULは法人向けだが、探すと個人向けのサイトも見つかった。

早速、氏名や住所を登録して、6個注文した。
注文したのは10:30。
すぐに自動応答メールで、受注受付メールが届くがよく見ると、配送予定日が”2014/09/27(土)”になっている。
今日は土曜日だし、本当に今日中に届くのかと半信半疑だったが、14:03に発送しましたのメールが届き、
なんと16:00ちょうどにチャイムが鳴って配達人が荷物を届けに来た。

配達人は、佐川の人でもヤマトの人でもなく、アスクルの人だった。
注文してから5時間半、その素早さには驚いた。
感心したのは、大手の運送会社を頼るのではなく、時前で配送手段を持っていることだ。

アスクルではなくキョウクル。
その迅速な受注・配送システムがどうなっているのか興味がある。

ROX6個が1箱に入って配送されてきた


我が家の定番、ROX



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富士風穴の洞窟探検(9/23)

2014-09-23 | アウトドア
§朝散歩

朝起きたら、珍しく外は霧がかかっている。
気温は10.5℃と寒くは無い。
富士山も見れそうに無いので、散歩に出かけるのはどうしようか迷ったが、出かけることにする。
今朝は、パディフィールドから氷穴方面へ。
氷穴までは行かずに畑のまわりをぐるっと歩いてきた。

所々で濃い霧に巻かれる。
良く言えば幻想的だが、悪く言えば見通しがきかないし、細かい水滴で顔が冷たい。

1時間も掛けずに戻って来た。

別荘地の中も少し霧が残って居る


左上に富士山が見えるのだが


キャベツ畑も霧の中


シロは相変わらず元気そうだ


頭だけ少し出している


今日収穫の予定だろうか


もう富士山は影も形も無い


ここの畑はキャベツの収穫中


行く先は霧の中



§鳴沢の水道工事
ジラゴンノの一番北よりの所で水道工事が行われている。
地下深く掘られた鉄の水道管を塩ビのような樹脂の水道管に替えているようである。
支線の水道管から、さらに各家への配管も、地下を掘って工事が行われている。
地中から掘り出された水道管を確認してみたが、錆びている様子は無かった。
鉄管から樹脂に替えることにより、凍結しにくくなるのだろうか。
砂の混じる我家の水道管も替えて欲しい所だが、交換は数年先だろうか。

約1月間だけの工事だ


キャノンアネルバの前の道のみの工事


取り替え後の樹脂製?の水道管


各戸へはさらに細い黒い管で繫ぐ


昔の埋められていた止水栓(再利用する?)


この辺りのコーンは富士山の絵柄になっている


古い水道管は太かった



§洞窟探検
大室山の麓にある富士風穴では、洞窟探検が行われていることを、前回風穴に来たときにツアー客に教えて貰った。
今回は是非探検したいと思い、探検に必需品であるヘルメットを購入しておいた。
持っていたヘッドランプを装着すると、如何にも探検隊員になった気持ちになる。

県道71号の大室山入り口の空き地に車を止め、樹海の中を10分程歩くと富士風穴に到着する。
ヘルメットと手袋を着けて、水を一口飲んで気持ちを静める。
未知の世界に入り込む前はどうしても緊張するものだ。

洞窟に入る前に、妻にメールしておこうとスマホを手にしたが、圏外のためメール送信は諦めた。
8:54 洞窟探検開始。入り口から直ぐ5mほどの手作りのハシゴを下る。
洞窟の中は真っ暗で、ヘッドランプの光がスポットライトのように狭い範囲を照らし出す。
ヘルメットの調整が悪かったためブカブカして、それに応じてライトも上下するため、うまく狙った所を照射できない。

特に、最初は下り坂なので、足下を照らすのにかなり首を下に向ける必要があり首が疲れる。
照射範囲が狭いため、両手も手探り状態で岩場を慎重に下って行く。
真っ暗だと平行感覚も保てなくなるようで、少しふらつきながら進む。

ある程度下に着くと地面に水が貯まっている。
足を入れて見ると水では無く氷だった。冬に氷ったものがまだ溶けずに残って居るのだろう。
最初は氷の範囲は一部分だけだったが、進むにつてれ氷の範囲は広がる。
幅も高さも10mくらいの空間の地面は一面の氷である。

深さもどのくらいなのか分からないし、氷の厚さも分からないので、これ以上進むのは危険なようだ。
加えて、先はなだらかな下り坂になっているので、転送して滑り降ちる危険もある。

立ち止まって全体の写真を撮ろうとするが、真っ暗であるためピントが合わずシャッターが降りない。
マニュアルフォーカルで対応しようとしたが、どうもピントがずれてしまう。
結局ヘッドランプの光を手前の氷筍に当ててフォーカスを合わせてシャッターを押すのが良い方法だと分かった。
だから洞窟全体の写真は撮れなかった。

真っ暗の中で方向が分からなくなるかと心配したが、ヘッドランプの光の狭い景色でも脳には記憶されているようで、道に迷うことはなかった。
(長い下りトンネルのようなものなので、左右の壁が分かれば、前後が分かるのは当たり前)

帰りは緩い上り坂。氷の表面に滑らないように注意しながら来たルートを戻る。
遠くに入り口の丸い光が見えたらもう安心だ。

地上に出たのが9:14 もっと長い時間いたような気もしたが、わずか20分間の洞窟探検だった。

氷柱がきっと立派に違いないを思われるので4月頃に、簡易アイゼンと明るめのライトを必ず持参して、もう一度訪れたいと思う。

風穴に向かう回りの樹海


この先に風穴がある


説明書き


風穴の底から見上げる


これで準備万端


いよいよ穴の中へ。直ぐにハシゴがある


入り口直ぐ、水たまりかと思ったら氷っていた


この下も氷面


氷筍の溶け残り。この上を注意して前に進む


ストロボを使っても全体は写らない


ヘッドランプの光で映し出す


出口の光が見えればもう安心


他の2台はキノコ狩りだろうか



追記

草刈り後の庭が寂しかったので萩を植えてみた


乾燥して出来上がった山椒



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庭の草刈りといろいろと片付け(9/22)

2014-09-22 | 別荘生活
§朝散歩

気温11℃、曇り。今日も休みを貰ったのでジラにいる。
道の駅までのお手軽朝散歩に出かける。
キノコ狩りシーズンが始まったのか、別荘地の回りには、朝早くから道路脇に車が駐められているが人気が無い。

ぼんやりとした曇り空の中、富士山は顔を出している。
平日なので、駐車している車は少ない。

ニュースで今年はドングリが不作なので里に熊が多く出没してるらしい。
ドングリの生長はどんなものなのか、活き活き広場の隅にあるドングリの森に観察に出かける。
ドングリの実は出来ているはいるが、たわわたに実っている様子は無く、例年に比べると少ない様な気がした。

ほんやりとした富士山


さすがに平日なので車は少ない


これは花なのか実かのか


今朝もハッピーおばさんと挨拶


活き活き広場には誰もいない


まだまだ青いドングリ


刈り取った後にまた葉が生えてくる



徐々に天気が良くなってきたので、衣類を乾かす。
手前は、山椒の実を獲ったのでトレイに入れて干している。



§庭の草取り→草刈り

草が伸び放題の庭が気になっていたので草取りをする。
草を取っていて気になったのは、3mくらいに伸びだ草木たちで、今年の大雪で垂れ下がったままなので庭全体を暗くしている。
この際なのでまとめて刈ることにする。
これらは、元は草だったのだろうが、年月が経つに連れて成長し、今は幹が太い所で5cm暗いになっている。
多くの草木は鎌で刈ることが出来るが、5cmともなるとノコギリの出番となる。
しかし、密集しており曲がりくねった草木の中でノコギリを引くのは難しい。
結局、鎌を使ってギコギコするのが効率が良いことが分かった。

最初は地上の茎の部分を刈っていたが、なかなかきれいに刈れない。
この辺りは土の下は直ぐに溶岩の岩盤になっているので、草木の根は奥に深く伸びることは出来ず、水平に広がるしかない。
(だから太い木も簡単に倒木する)
今刈っている草木も同じで、根が横に広がっている。
この根を、それこそ根こそぎ取ってしまえば毎年草が生えてくることは無くなる。
幹の下の土の中にカマを入れて根を切って行く。意外と根が太い。
幹を持ち上げては、回りの根を切るを繰り返して、格闘すること10分、やっと根を掘り出すことに成功。

こんな作業を午前中一杯繰り返す。
お陰で庭が明るくなった。

草刈り途中の庭


根こそぎ掘り起こす


随分と明るくなった


ガレージの箱の中の植木鉢を地下室に移動。これで何があるか一目瞭然



§ペンキ塗り

人は一生に何回ペンキ塗りをするのだろうか。
ペンキを塗る対象が無ければ一回も無いかもしれない。
しかしそれは寂しい人生かもしれない。なぜならペンキ塗りは楽しくて奥深い作業だからだ。
私もジラに来るまでは殆どペンキ塗りなどしたことはなかった。今は年3回は塗っている。

また、このジラが無ければキシラデコールを言う名前も知らなかっただろうし、石油系のツンと来る匂いにも出会うことはなかっただろう。

と言うことで今回は雪かきなどで木の地肌が見えてきたデッキの部分にキシラデを塗ることにする。
キシラデを塗るのは綺麗に色を塗る以外に、木材保護のためでもある。
一部腐りかけている場所もあるが、27年間頑張ってきているので、あと20年以上は持ちこたえてくれと言う祈りを込めて、刷毛を動かす。

デッキは3年ぶりに塗装


玄関までのアプローチも部分塗装



§燻製料理

燻製料理をするつもりで、冷蔵庫の中に肉を乾かしていたことを忘れていた。
キシラデを塗った後なのでデッキで燻製つくりをすることはできない。
急所、キシラデの匂いは残るものの、玄関前で燻製つくりを行うことにした。

あまり時間も無かったので、少し温度を高めにして短時間で燻す。
今日は、バラ肉が無かったので、ロース肉を使ったベーコンと明太子入りかまぼこである。
出来上がって直ぐには食べない。風味が落ち着く明日まで待つことにする。

玄関の前で燻製準備


肉を吊ってガスを点火


ちょっと色が薄いような・・・




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紅葉台と樹海一周ハイキング(9/21)

2014-09-21 | 山歩き
§紅葉台、三湖台から樹海一周へ

毛無山に登ろうかと思ったが、昨日のサイクリングの疲れとそれほど晴れ渡っていないことから、紅葉台&三湖台に変更した。

そろそろキノコ狩りの季節も始まるので、樹海を歩けばなにか見つかるかもしれない と思い樹海散歩もセットで歩くことにした。
たから、飲み水と軽食を入れたデイパックを用意して、紅葉台の麓まで車で移動する。

結果的に、以下のルートで、三湖台まで上り、樹海を一周して駐車場に戻ってきた。

木曽馬牧場の駐車場→紅葉台→三湖台→竜宮洞穴(入らず)→樹海(東ルート)→野鳥の森→樹海(西ルート)→富岳風穴→鳴沢氷穴→東海自然歩道→木曽馬牧場の駐車場
ルートマップ

§紅葉台、三湖台へ

若干腿のあたりに疲れは残っているものの、ストックを使ったお陰もあって、紅葉台までは問題無く登れた。
そう言えば9月末で工事が終わるはずの三湖台はどうなっているのだろうか。
上り坂に来てみたが、片方の道は歩行者通行止めのままで、道路は何も整備されていない。

頂上まで登ると、ローラーで固められた土の広場が拡がっている。
更に奥の西湖に近い所まで歩いて行くと、前回は一段下がっていた場所が盛り土されて、手前の広場との段差が無くなっていた。
しかも半分くらいがコンクリートで固められており、今は柵も何もないので、目の前に鬼ヶ岳、真下に西湖、西に樹海が拡がって、よく見える。
(柵が無くても、下は斜面になっているので、高所恐怖症の私でも怖くは無かった。)

この上に昔有った羅針盤台は設置されるのだろうか、気になる。
それと、どこかにトイレも作って貰えると嬉しいのだが。
次回、来たときには完成しているだろうか。

紅葉台碑からの富士山


草の先が結ばれているのは何かのトラップ?


紅葉台レストハウスから、PLフィルター使用


かなり工事は進んだが右側は通行止


標高は1206.16mと書かれている。白線は何のマークだろうか


コンクリートの見晴らし台からの、樹海と三湖台の影


西湖の上の雲海に光が差す


鍵掛山方面


ススキを入れて一枚


紅葉台碑まで下って一枚



§樹海散歩、野鳥の森公園へ

紅葉台の下りの道を、西湖民宿村方向に右折すると、かなり急勾配の下りの九十九折りの坂になる。
色々なキノコを発見するが、キノコ図鑑を持参するのを忘れたの失敗だった。

竜宮洞穴を過ぎて道路を横切ると樹海へ突入する。
木々の間から日が差してきて緑が明るく、陰湿な感じはまった無い。
ちょっと期待していたキノコは明らかに毒キノコとわかるものしか見たらない。
昨年たくさん見つけたタマゴダケは1つも無い。
もしかしたら昨日の土曜に採られてしまったのかもしれない。

30分程で野鳥の森に到着。思った以上に日差しが強い。空は青空が拡がっている。
昨日自転車で立ち寄った時とは天気が全く違う。

8時前ではほとんどここを訪れる人はいない。ビジターセンターも未だ開いていない時間である。
既に2時間半も歩いているので、この緑の絨毯を見ながら休憩する。
休憩中に、ルートを確認する。来た道を戻るか、別の道を行くか。
樹海には西側を回って風穴に繋がるルートがあることが分かった。
初めてなので、挑戦してみよう。

樹海の中は明るい


昨日と打って変わって青空の野鳥の森


コスモスが逆光で鮮やかだ


芝生と青空。ぼんやりと眺めていたい



§再び樹海、富岳風穴へ

西側ルートのはじめ10分くらいは、起伏が激しい岩が連なっていて、時々この道で良いの?と思うような散策道だ。
それでも直ぐ横に県道21号の線道路が見えるので、心配することは無い。
しばらくすると道幅の広い散策道になる。溶岩の起伏も無い。しかし、ずっと上りである。
所々に風穴まであと何mという案内版あるので助かる。
約30分ほどで、国道139号に出る。ここの歩道は日陰が無いので直射日光が顔に当たり暑い。
帽子を被ろうか迷ったが、風穴までは5分ほどなので、木陰のある端の方を選んで歩く。

今は9:10頃、先ほどオープンしたばかりであろうに、数組の家族づれがすでに園内にいる。
入場料はこの4月から290円になったようだ。
入場券売り場の前のベンチに腰掛けて休憩する。

所々に看板があるのは助かる


途中、道がわかりにくくなる


風穴に到着。日差しが強い



§鳴沢氷穴を通り紅葉台入り口に戻る

風穴から氷穴までは、歩き慣れた道である。
しかし、今日は若干疲れが出てきたのかスローペースである。
ここも日が差し込んできて明るくジメジメした雰囲気は無い。
気温も15℃くらいと丁度良い。

氷穴はすでに観光バスが3台ほど駐まっており、観光客がまさに入場仕様としていた。
涼しくなったので、氷穴に入る時の気温差に依る感動は少ない様に思う。

氷穴から東海自然歩道を上って、紅葉台入り口の馬牧場に戻る。

ほぼ10時。約4時間半の長い朝散歩だった。

氷穴は人気スポットだ


紅葉台に向かう上りで倒木が行く手を遮る


相変わらず犬が吠える


途中で拾ったキノコ。今日は少なかった




§軽水林道から野尻草原へ


ジラに戻ってゆっくりしていたが、この青空をこのままにしておくのは勿体ない。
8/5に偶然見つけた野尻草原からの富士山を撮影したいと思い立って、車に自転車を積む。
前回は大室山の横を歩いて2時間掛けて野尻草原に着いたが、今回は車は通行止めの軽水林道を自転車を使ってたどり着く計画だ。
ふじてんリゾートの横から鳴沢林道を車で走り、軽水林道との交差点の空き地に車を駐める。
目の前には車両通行禁止のマークが付いた頑丈なゲートがある。
車両の中には自転車も含まれているの書いてある。ゲートの下に自転車を潜らせることは可能だろうが、禁止と書いてあるので止める。

歩いて野尻草原に向かうことにする。時計代わりに使っている万歩計を忘れてきたことに気づいた。
スマホで時間を確認する。もうすぐ15時だ。
山旅ロガーをスタートさせ、地図ロイドで位置を確認しようとしたが、ドコモの電波が弱いらしく地図がされない。
野尻草原までの距離は分からないが、30分歩いて着かなかったら諦めようと決めて出発する。

両側が背の高い杉木立のため日が差さず暗い。
林道と言っても舗装道路である。しかし車は通らないので、道路の継ぎ目には草木が伸びている。
最初は緩やかな下り坂だが少し坂が急になる。その下りがずっと続く。
自転車で来なくて正解だった。この坂を上るのはとても大変そうだ。
しかし大変なのは歩きの場合も同じである。帰りは疲れそうだなと思いながら下って行く。

そのうちに大室山らしき形をした山が見えてきた。その手前が野尻草原である。
出発して約20分で到着。

想像していた通り、野尻草原は一面がススキで覆われていた。
日は差したり陰ったり。富士山は雲の谷間からくっきりと見えている。

草原の中をぐるりと回りながら写真を撮る。
急に足に痛みが走る。野アザミの葉に触れたからだ。野バラも咲いているので注意が必要だ。

もう少し富士山の姿が大きく見えたら最高なのだが片蓋山が邪魔をしている。
ススキの穂が風に靡いてうねっている。片蓋山が紅葉で赤くなったらもっと良い画が撮れるかもしれない。
この草原は私のお気に入りの場所になりそうだ。

ルートマップ

軽水林道の途中から富士山を振り返る


ススキと富士山①


ススキと富士山②


チクリと刺された野アザミ


日が陰るとスーッと暗くなる


二匹のシカと遭遇



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山中湖と西湖でサイクリング(9/20)

2014-09-20 | 自転車
§山中湖サイクリング

クロスバイクを買って丸5年になる。
買って直ぐに、ハンドルを5cm切ったり、ビンディング付きペダルに買えたり、サイクルコンピュータを付けたりと色々と改造したが、それ以降は全く手を加えていない。

買った当初は、荒川の河川敷や多摩川に良く出かけていったが、ジラハウスを手に入れてからは、サイクリングする回数も随分と減ってしまった。

考えて見たら5年間タイヤも、ブレーキシューも替えていない。
これでは自転車もかわいそうだ。
少しでも乗る回数を増やそうと,自転車のリニューアルを考えた。

思い立ったが吉日、早速タイヤとブレーキシューをネットで注文。
タイヤは28C→25Cと一回り細い物にした。

タイヤが配送されるまでに10日間かかるとのことなので、今回の山中湖は、古いタイヤでのラストサイクリングになる。
朝4:00に自宅を出て、山中湖に5:40に到着。
天気は曇りで気温10℃とかなり涼しい。

自転車を組み立てて、ヘルメットと手袋をして5:50に出発。サイクリングロードは風も無く走りやすい。
富士山は顔を出しているが、青空ではないのが残念だ。逆に日焼けを気にしなくて済む。

所々で写真を撮りながら、時計回りに山中湖を一周する。
その後、花の都公園から忍野八海をまわり、山中湖に戻る。

もう一周、山中湖を回る。
途中、バラ園として有名な「MFガーデン」まで、かなりの坂を上って場所を確認する。
また、「山中湖ハム」に立ち寄る。
7月に笛吹市で買った「にんにくトマトらー油」が美味しかったので、河口湖近辺で購入できるかどうか問合せたところ、この山中湖ハムで「富士ヶ嶺ポークトマトらー油」のみ販売していることが分かった。
ここの肉(ハム?)が使われているのだそうだ。
意外と大きいスーパマーケットを兼ねた店。朝9時から開いていたので助かった

駐車場に戻たっら9:25。走行距離は意外と少ない44Kmだった。

ルートマップ

お決まりの親水公園から。雲の多い空だ


平野から。風が無いので湖面が鏡のようになっている


花の都公園から。百日草はそろそろ終わりの時期を迎えている


今年のひまわりはどうしたのだろう。この時期なのにまだ咲いていない


コスモスは今が見頃か


今朝の忍野八海は観光客がいない


再び山中湖一周。平野から


ここまでがかなりキツい上り坂。


さらに上ってMFガーデン。中に入れなかったが回りから庭を眺める


意外と立派だった山中湖ハム


ハムとラー油を購入


お昼は白須うどんに立ち寄る。あれ味玉に味がない



§ジラの庭

ジラに着いたら、庭には秋明菊以外に、見慣れない鮮やかなピンク色の花が咲いていた。
2ヶ月ほど前に、妻が植えたグラジオラスがやっと咲いたようだ。
しかし花の重さに耐えかねて3本ほど倒れているので、支え棒を立てて直す。
華やかな花だが、この庭にはちょっと不釣り合いかもしれない。

ひょろひょろと伸びて来たグラジオラス。この庭には不釣り合いだ


秋明菊も大きく育っている



§西湖サイクリング

山中湖を回ったのだから西湖に行かない訳にはいかない。
西湖からジラまでの長い上りがしんどそうだが、ゆっくり走れば大丈夫だろう。

1時間15で往復、走行距離20km。西湖一周が10Kmなので、西湖までの距離が片道5Kmと言うことになる。
腿には程良い疲労感が残る。
いきやりの湯でゆっくりともみほぐすことにしよう。

ルートマップ

西湖でも花が咲き乱れている


茅葺きの家にはコスモスが似合う



§炭火BBQ
今日は珍しく川魚でニジマスを焼く。
シチュー用の三沢牛が美味しそうだったので、焼いてみたがスジが多かったので、ナイフで細かく切って焼き直したところGood!
炭の中にヒッコリーのチップをパラパラと入れてみると、少しスモークされた焼き肉になった。

特に今日の「味研」の焼き肉タレはゴマが隠し味になっていて抜群に美味しかった。

ニジマスの塩焼きは珍しい


美味しそうな肉だがスジっぽい




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草木に囲まれて(9/7)

2014-09-07 | バラ・盆栽
珍しく朝はしとしとと雨が降っていたので、朝散歩は無し。
パソコンで富士登山の写真を整理を行っていた。
8時には雨は上がった。

§道の駅
首都圏では野菜が高くなっているので、道の駅に野菜を買いだしに出かける。
トマト、キュウリ、ナス、ブロッコリー、ピーマン、ニラなどに加えて葉っぱ付きの大根も。
(私は大根葉の煮物が大好きなのである)

野菜を車に置いて、盆栽屋に顔を出す。
自宅近くのオザキフラワーパークで、安い何個かの鉢を仕入れてきたので、それに植える小さな木を求めていた。
結局、適当な草木は無かったので、知り合いのおばさんが持ってきた「角トラノオ」と言う花と、岩に根ざした岩レンゲを購入。
2つで900円の買い物だった。

ジラに戻って、妻は「角トラノオ」の鉢が貧弱だったので、バラ用の鉢に植え替える。
しばらくは自宅で楽しんだ後にジラに地植えする予定だ。
角トラノオの葉は、同じ節の部分から交互に2枚でており、上から下まで綺麗に十字に整列されている。
茎が四角いから「角トラノオ」と言うらしい。

私は、家のまわりに生えていた一本の木を抜いてきて、苔と合わせて即席の盆栽造りは、10分ほどで完成。


今年も秋明菊が咲き始めた


植え替えが終わった秋明菊


花全体の形は虎の尾に似てる?


葉っぱの出方が直角


エイリアンに似てる?


岩付きの岩レンゲと即席盆栽


今日もヤマガラが遊びに来る



§早めに離荘

午前中の内に離騒。
お昼は水琴茶屋で、軽くお昼。
スタミナ雑炊を作る時のジューッと言う音は、回りの人からの注目の的。
甘辛い出汁が何とも言えず美味しい。

おにぎり定食には甘味が付く


なんどもリピートする定食の一つ




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今日はゆっくりと過ごす(9/6)

2014-09-06 | 別荘生活
§朝散歩

気温18.5℃、薄曇り。
心配していた登山後の筋肉痛やひざの痛みは、予想していたよりもずっと少ないものだった。
階段も少しふくらはぎに痛みはあるものの、楽々と降りることができた。
なので、今日も道の駅まで散歩に出かける。
下りはひざに痛みが来るかなと思ったが問題無かった。
でも足の疲れは残っている。ゆっくりと足を進める。

低い雲か霧のようなものが流れてきていて、紅葉台も富士山も何も見えない。
少し疲れたので、道の駅の富士山が眺められるベンチに座りながら富士山が顔を出すのを待つが、逆に霧が濃くなってきた。
だから、疲れていたこともあって、珍しく展望台には上らなかった。

帰り道に、ゴルフ場の横の道で奇妙な鳥と遭遇した。
ふわりと飛んできて落ち葉の多い場所に降りたかと思うとツカツカと歩きながら餌を探している様子。
よく見ると首が変だ。短いかと思ったら急に長くなる。こんな鳥は初めてだ。
器用に首を伸び縮みさせる。変だと思ったのは、その首の太さと長さだ。
鳥としてバランスが悪い。

カメラを構えて近づいても、全然逃げる様子が無い。
1mほどまで近づく。ファインダーから覗くとくちばしが鋭くとんがっているのが分かる。
これ以上近づくと、長い首を伸ばしてくちばしで突っつかれそうな気がして、危機感を感じたので、近づくのを止めた。
こちらの方から退散することにした。

※後で"首が伸びる鳥"で調べたら「ヨシゴイ」と言う鳥だった。

紅葉台は雲で見えない


道の駅のベンチに座って富士山が顔を出すのを待つが・・・・


活き活き広場でも全く見えない


収穫後のキャベツ


なんという草木だろう


近づいても逃げない


合成では無い。異常に太くて長い首



§バラの植え替え

最近買ったバラ2鉢を一緒に車に積んできた。
大きな鉢に植え替えるためである。

東京の自宅は日当たりが良くないので、バラを日が当たるところに移動できるように、地植えではなくバラ用の鉢に植えている。
妻がネットで鉢とバラ用の土を買ったので、それも一緒に運んできた。
自宅で行うよりも、ここの方がずっと作業がしやすいらしい。
(お陰でジラのガレージの一部がバラ用品で占領されている)

植え替え前のバラ


植え替え完了のコンテドシャンボールとアブラハムダービー


真ん中の地植えのバラも元気に育っている



§山登りの後片付け
日中は晴れてくれたので助かる。
富士登山で濡れたレインウエアやデイパックなどをデッキに広げて乾かす。
残った高濃度酸素水や圧縮酸素缶はどうしようか。

レインウエアやスパッツを乾かす


高山病に効果があったかどうかは分からなかった




§夕飯

昨日は簡単な夕飯で済ませたので、今日は少し豪勢に溶岩焼きBBQ。
メインはイチヤママートで購入した平田牧場のポークと牛100%のハンバーグ。
野菜もいろいろと。

ハンバーグは初めての挑戦で、ホイルに包んで岩の上で蒸し焼きにする。
さらに、残ったホイルの上で、チーズとトマトをのせて、トロトロになった所を食べる。
赤ワインに最高のつまみだった。

豚肉が美味しそう。ホイルの中身はハンバーグ


ホイルの上にチーズとトマトをのせて焼く


カリカリになったチーズが美味



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急に富士登山を決行(9/5)

2014-09-05 | 山歩き
§はじめに

今日、富士山に登ることを決めたのは1週間前である。
今日にしたのは、スバルラインのマイカー規制が終わった最初の金曜日だからである。
土曜は渋滞が予想されるし、翌週では寒さが増からだ。

今週の日曜日に、急に妻が「私も富士山登れるかな」と言い出した。
妻はほどんど山歩きはしない。登ってもせいぜい尾瀬とか駐車場から歩く三ツ峠くらいだ。
でも子供でも登れるのだから、時間を掛ければ妻でも登れるだろう。

問題は当日の天気である。先週から富士山天気予報をチェックしているが、登山指数は9/5はAだが、翌日はCとなっている。
もう1つの問題は、妻の装備である。カッパやザック、スパッツは2組あるので問題無い。
新たに購入した物は、靴下、ザックカバー、速乾シャツ、スポーツタイツと高山病予防の酸素缶くらいである。

しかし、妻は昨日まで登るかどうか迷っていた。
天気予報も、朝6時と15時が登山指数がBとなっている。
山頂まで行けなくても、ハイキング感覚で行ける所まで行って帰ってこようと割り切ることで、登ることを決めたようだ。

昨晩22時にジラに到着。ジラに置いてあるスパッツや手袋などをバックに詰めて準備する。
家の中を探してもザックカバーが見つからないので焦ったが、自宅から持ってきた妻のカバンの中から見つかった。
缶ビールを飲んで就寝。

§五合目駐車場へ

朝4時に起床。洗面とトイレを済ませて、真っ暗の中4:15頃に出発。
朝食の用意は済ませてあるので、コンビニなどは寄らずにスバルラインに向かう。

スバルラインに入るが、前も後ろも車は1台もいない。
でも料金所のおじさんが言うには、
「40分ほど前に駐車場は満車になったので、1Kmほど手前の路肩に止めて貰います」
こんなに朝早いのに満車とは、我々と考えることが同じ人々が大勢いると言うことだろうか。
行きは良いが、帰りの15分余計に歩くのは辛いなあと思いながら、スバルラインを快調に飛ばす。

ようやく東の空が明るくなって来た5時頃に、五合目に到着。
駐車場は満車に近く、5,6台くらいの空きしかなかった。
1台分の幅が狭いので、駐車の時もドアを開ける時にも注意が必要だ。
右隣の車はエンジンをかけながら横になって居る。薄い空気に体を慣れさせているのだろう。

さっそく調理パンとコーヒーの朝食を取る。
朝食の後、高山病予防のために、五合目で1時間ほど体を慣らすのが良いと言われているので
周りの写真を撮ったり、トイレに行ったり、準備運動を行って時間をつぶす。
※本当は娘へのメール送信に時間が掛かっただけなのだが。

5時過ぎの五合目駐車場からの富士山


朝日が当たって紅くなってきた


駐車場はもう満車


5:50頃の富士山


山中湖方面は雲の中


二人で2000円の入山料を払う



§六合目まで

出発時間は縁起の良い5:55。
山中湖は雲海の下だが、六合目までの天気は晴で、気温は13℃くらいだろうか。
スマホの山旅ロガーのスタートをONにする。

この時間に出発する人は多くない。
たまたまだが、モデル系の女性2名が富士山に登る様子をビデオ撮影する10名くらいの団体と出発が一緒になってしまった。
実はこの団体と抜きつ抜かれつで、結果的に山頂までご一緒することになった。

上りは登山素人の妻のペースに合わせて進むことにした。
だから六合目までの上りも大股でなく、小股で少しずつ進むように心掛けた。

しかし突然草むらの中から子シカが現れたのには驚いた。
山道近くの草を食べているが、写真を撮ろうと近づいても全く逃げようとしない。
とても人に慣れているように思えた。

約30分で六合目に到着。これくらいの上りならば妻でも大丈夫だろう。
さあ、これからは私も未知の領域に入る。どんな試練が待っているのだろうか。


六合目手前の森の中にえさを求めて子シカが現れる。人間に慣れているのか近づいても逃げない


出発した五合目辺りに虹が架かる


§七合目まで

なだらかな坂と階段を繰り返して徐々に高度を上げて行く。
朝日が否応無しに当たってかなり暑い。
100mほど歩いては、一息つき、一口だけ水を飲む。
高山病予防には、大きな深呼吸と水分補給が欠かせないらしい。

何名かの下る登山者の人達とすれちがう。
何合目まで登ってきたのか気になるところだが、お互いそんな余裕はない。

七合目の手前に小さな岩場がある。妻にとっては軽い練習といった所。特に問題無くクリアできた。
六合目から約1時間ちょっとで、七合目の花小屋に到着。ここで小休止。
五合目が2,305mなので、400m登るのに1.5時間かかった計算になる。
あと1000m登るのに4.5時間くらいだろうか。


まるで飛行機からの眺め


我々のような二人も頂上をめざす


小雨の中、カッパを着て急な岩場を登る


§八合目まで

花小屋から少し登ったところに日の出館があるが、妻はここでも一休みしたいとベンチに腰掛ける。
休んでいるうちに小雨が降ってきた。慌ててレインウエアとザックカバーをを取りだして着る。
私は上だけで下はスパッツを履くことにした。妻はズボンをはくのに手間取る。

小雨の中出発。ここからは岩場が長く続く。岩場に慣れていない妻はルートの選択に時間がかかる。
幸い後ろから追いかけてくる人はいても1,2名なので、ゆっくりと登ることにする。
気がつくと片方のストック先端のゴムが取れており、後ろから近づき過ぎると、目の前にストック先端が近づいて来るので注意が必要だ。

雨はあがったので、次の山小屋でレインウエアを脱いでバックの外ポケットにつっこむ。
途中スマホで山旅ロガーから起動される地図ロイドで現在地を確認する。電池の減りが多いのが気になる。


晴れた空の下、長い岩場を登る


麓を望む


たぶん河口湖方面


意外とヘッドライト2500円は安いかも


妻には雲海を眺める余裕も無い


遥か向こうに河口湖が見える



§とんだハプニング

雨がひどくなったので、高度3250の元祖室でレインウエア上を着る。
出発して階段付きの登り坂を10分ほど登って行くと、山頂の方から叩きつけるような雨風が吹いてきた。
妻を先に行かせて、レインウエア下を履く。
両スパッツを外して、登山靴を履いたままレインウエア下を履き、またスパッツを着ける。
斜面で立ちながら着替えているので少々時間がかかった。
この時、胸ポケットに入れていたスマホが無くなっているのに築いた。
今、落としてたのかもしれないとので、回りを探したが無い。

元祖室まで探しに戻ることを決めたが、先に進んでいる妻に連絡する必要がある。
早足で山道を上がって、妻に追いつく。
息を切らしながら、事情を説明し、自分は下の山小屋まで探しに行くので、上の山小屋で待つように指示する。

急いで下る。下りは小石が多いので滑りやすい。路上に黒いスマホが落ちてないか注意しながら下る。
元祖室までの途中には見つからなかった。
念のため元祖室の関係者の方に落とし物は無いか聞いてみたが、期待した回答は無かった。
落としたのはもっと下の方だろうか。最後にスマホを触った場所も覚えていない。
今は、スマホを探すよりも頂上を目指すほうが優先であると判断し、来た道を戻って本八合目に向かう。

今度は全力を掛けて、倍以上ののスピードで登る。前を行く登山者を次々と追い越す。
レインウエアのズボンを穿いていると、大股で歩こうとする時には腿に引っかかりがあって窮屈な感じがする。
今日初めて、額から汗が流れ出し、息が上がってゼイゼイする。
それでも足にだるさはないし、頭も痛くない。至って元気である。

ようやく、息をキラしながら本八合目の冨士山ホテルに着いた。
少し疲れた様子でベンチに座っている妻に、スマホが見つからなかったことを伝える。

妻に私のスマホに電話を掛けさせたところ、体やバックの中から着信は聞こえない。
電話は繋がるので壊れてはいないようだ。


登るにつれて天気が悪くなる


天気がよければ見晴らしは最高なのだろう


行き先は雲に覆われている



§頂上まで

九合目手前で白い鳥居が見えてきた。この風雨に晒されてどのくらいの年月建っているのだろうか。
よく見るとツルツルの柱には縦に何本もの亀裂がある。その亀裂には10円玉や5円玉が刺さっている。

九合目の広場で休憩。雨では無いが、強い風にながれる雲の中である。
強風の中、水と芋饅頭を食べる。丁度良い甘さが嬉しい。
腕時計をしていないので、これまで余り時間のことを気にしていなかったが、時間を確認すると、もう12:40過ぎだった。
いつの間にかお昼の時間を過ぎているが、不思議と空腹感は無い。
頂上までは、もう一息のはずである。「もう少しだから頑張ろう」と妻に声を掛けて、九合目を出発する。

九合目からはさらに大きな岩が多くなり、上りも急になる。
数10m歩いて一休みすることの繰り返し。どのくらい時間が掛かったか分からないが、雲の中に狛犬と鳥居か見えてきた。
まだ階段が続いているから頂上では無いようだが、何名かが狛犬と鳥居をバックに写真を撮っている。
きっと頂上に近いに違いないと思い、我々も写真を撮ってもらう。

ここまで岩場は少なく階段坂が延々登ってきた


一瞬の雲の切れ間から


ほとんど視界が無い


雲の中をヨタヨタと歩く


やっと九合目だ


九合目の上の広場で悪天候の中、休憩する人が多い


九合目からは大きな石が多くなり体力が消耗する


やっと頂上の鳥居が見えてきた



§頂上にて

鳥居をくぐって10段くらい上ると、富士山山頂の石柱があった。
その横にあるのは、浅間神社の奥宮のようだ。
やっと山頂に到着したようだ。時間は13:20、7時間半くらいかかったことになる。

但し、周りは雲だらけで、これまで以上に強い風が吹いている。
当然、麓の景色は雲に隠れて全く見えない。
山頂に着いたと言う達成感があまり無いのは、この天気のせいかもしれない。

神社の中に入り祈祷する。併せてお守りと絵馬を購入し、娘の来年の受検合格と家内安全を願う。
絵馬を奉納してる間に、モデル二人がお参りとおみくじを引いている様子のビデオ撮影を行っていた。
つまり、この撮影隊も7時間半掛けて同じペースで登ってきたことになる。

お昼にコンビニおにぎりを持って来たが、外は強風のため山小屋に入り、豚汁(800円)を注文して、それをすすりながらおにぎりを食べてお昼とする。
なぜかモデル二人撮影隊も同じ山小屋に居てカレー等を注文して食べている。

八合目と本八合目の一部を1.5急いで往復したが、私はその往復でスイッチが入ったらしく、殆ど疲れていない。
一方、妻の方は慣れない岩場が続いたためか山頂到着時は疲れた様子だったが、お昼を食べて回復したようだ。


これが神社と思いたくなるような建物


中はちゃんと神社


紙に記念スタンプを押す


外は強風なので山小屋の中でお昼を食べる


カップヌードルが700円


お腹もふくれて出発準備



§下山

富士山の本当の山頂は剣ゲ峰であることは知っているが、今日の天候でお鉢巡りするのは無理である。
時間も遅くなったこともあって、2時過ぎに山小屋を出発して砂走りを使って下山する。

途中、可能であれば八合目-本八合目間の山小屋に立ち寄ってスマホが落とし物として届けられていないか確認する予定である。

出だしの砂走りは、砂礫も小さくて坂も緩かったので下りやすかった。
徐々に砂礫は大きくなり、少し坂が強くなり、気を付けないと滑って尻餅をつくことになる。
ストックを使ってブレーキにしながら降りるが、ストックに慣れていない妻は、2,3回転んだ。

強風のためお鉢巡りは断念


下り坂が続く。この辺りは石が小さいので歩き易い


雲海①

雲海②



§スマホ探し

八合目付近の山小屋数件に立ち寄ってスマホが落とし物として届けられていないか聞いて見た。結果は何処も無し。
先ほど妻に私のスマホに電話を掛けさせたところ、電源が切れた状態になっていた。
考えられるのは、①バッテリー切れか、②人手で電源OFFになったかだ。

スワイプパターンロックが掛けているものの、単純なパターンなので破られないとも限らない。
悪用防止のため、妻の電話からDocomoにお願いしてSIMをロックしてもらうことにした。
オペレータとの会話で、スマホの位置を探索してくれるサービスがあり、それをお願いしたが
電源が落ちているので反応するはずが無い。
落とした時に直ぐにdocomoに電話すれば良かったのにと思ったが、後の祭りである。
電源をONにした時に、本体もSuicaもロックできるという事なので、お願いした。
ただし、本体に差したSDカードのデータはロックできないので、中を見られてしまう危険性がある。
と言っても気になるのは写真データだけだが・・・・

とりあえず気持ちを切り替えて下山に集中することにする。

雲海③


雲海④


石が大きくなり滑りやすい


雲海⑤


雲海⑥



§ひざの痛みが悪化
ここ3年ほどはなんとも無かったのだが、この長い単調な下り坂で、八合目を過ぎた辺りからひざが痛くなってきたあ。
予防のために、スポーツタイツを穿いているがあまり効果が無いようだ。
この痛みは徐々に強くなってくる。
しばらく妻のストックを借りて、ダブルストックでブレーキを掛けながら下ったが、幾分膝への負担は減るものの、痛みの軽減にはならなかった。
少し休むと一旦痛みは無くなるが、10m程歩くとまた痛くなる。
屈伸をすると一瞬痛みが消えるが、歩くと直ぐに痛みが戻ってくる。
妻も、痛みはないものの、下りはかなりつらそうだ。
二人して急に歩くスピードが遅くなった。

我々の歩きをあざ笑うように、何人かの若者は、半ばジャンプしながら駆け足で下って行く。
できれは君のひざを貸してもらいたい、そんな気持ちである。

下りのジグザグコースはまだまだ続く。
やがて、日も落ちてきて、富士山の影が雲に写り、その影がどんどんと伸びてくる。
上りはたくさんの山小屋があり、椅子があって休むことが出来たが、下りは休むところが無い。

なんとか七合目までたどり着いた。
(下りは汗をかかないためか、トイレが近くなる)

雲海⑦ 雲に富士山の影が映る


雲海⑧ どんどん暗くなってくる


七合目の公衆トイレで休憩。青空に月が浮かぶ


§遠すぎる五合目

七合目を過ぎて、ジグザグ下りが無くなっても、六合目までは距離の長い下り坂が待っていた。
後ろからどんどんと我々を追い越して行く。
その中の数人は、あの撮影隊の人だった。
その一人もひざが痛いのだろうか、面白い歩き方で下っていた。
後ろ向きになって下る方法だ。早速やってみた。
これだとひざに負担が掛からなくて痛くない。顔を後ろに向けながらそれなりに早いスピードで下ることができる。
なかなか良い方法だと思ったが、妻はこの歩き方は苦手のようだ。
逆にスピードが遅くなってしまう。

我々を追い越す人もほとんどいなくなってしまった。
もしかしたら本日最後の下山者?

やっとの思いで六合目まできた。
ここまで来ると、これから上る登山者とすれ違う。
この時間に上るのは学生が多いようだ。
暗い中岩場上りは大丈夫なのだろうか、何合目の山小屋に泊まるのだろうか と心配していまう。
しかし、人の心配をしている暇は無い。
暗くなる前に五合目に着けるだろうか。

六合目からも下りが続き、途中から上りになる。
赤色ランプを持った警備員のような格好をした案内人?に、「お帰りなさい」と声を掛けられた。
「ただいま。下りはとてもつらかったです」と返答。

どんどん暗くなって足元が全く見なくなった。
真っ暗の中、10個ほどのヘッドライトが蛇のように繋がってこちらに向かって来る。
ライトが眩しくて異様な威圧感を覚える。LEDライトも進化したものだ。

ヘトヘトになりながらやっと五合目に到着。時間は18:45。
下りに4時間半、こんなに時間が掛かる予定では無かったし、これほどつらくなるとは思っていなかった。


登っているのでは無く、後ろ向きに降りているところ


六合目から。夕日で雲が赤くなる


五合目にやっと到着



急いでスバルラインを下って、フォレストモールで夕飯の総菜を買い、ジラに戻ったのは20時頃。
汗を流すため、どうしてもいきやりの湯には行きたかったので、慌てて準備をして温泉に向かう。
なんとか間に合った。
温泉の中でゆっくりと足の筋と筋肉をもみほぐす。痛いけれどとても気持ちが良い。


フォトアルバム 「夫婦で富士登山」



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